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源氏物語 5 (新潮文庫 え 2-20)

感想・レビュー
10

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タテヨコ
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匂宮、紅梅、竹河、橋姫、椎本、総角、早蕨、宿木まで。薫14歳から26歳までの話。薫、しつこくてイマイチな人柄だなー。恩着せがましいのもちょっと。想いを寄せられた大姫も恐怖であったろうに。薫の片想いが全然終わらず、ストーカー的気質に引いた。光源氏の方が憎めない部分もあったかなと。
0255文字
shimachip
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ネタバレ光源氏はすでに亡く物語の中心はその遺児たちに移る。執拗なまでに心の襞を辿って人の真意に踏み分け入る「宇治十帖」の始まり。出生にコンプレクスを抱く内省的な青年、薫の君が恋に悩むさまは数百年後の近代ヨーロッパ小説の主人公を思わせる。失った恋人と瓜二つの娘に薫が出逢ったところで待て次巻!
shimachip

「匂宮」「紅梅」「竹河」「橋姫」「椎本」「総角」「早蕨」「宿木」

02/15 01:51
shimachip

ここまでと比べて訳文が現代文に近くなって(動作主が明快になった)読みやすくなった。これは原文そのものの変化か、訳者の技か。

02/15 01:57
0255文字
クラムボン
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前巻の最後41帖幻では、源氏が紫の上の一周忌を執り行い、侍女や家臣に形見分けして出家の用意をした処までが描かれ、その後題名だけの雲隠で終わる。…なので紫式部はここで物語を終えたのだろう。そして第5巻の巻頭42帖匂宮では源氏は既に亡く、兄の朱雀院、弟の蛍宮、盟友頭の中将や髭黒も無い。変わって彼の孫の代の話になる。源氏の最晩年に北の方.三の宮が生んだ《薫》と娘の明石中宮の三男《匂の宮》が物語の中心となる。登場人物が一変したので先ず3帖かけて人物の背景をガッチリ抑える。そして45帖橋姫からは宇治十帖が始まる。
0255文字
マーブル
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片や、陰気で堅物。あれこれと考え過ぎる。  一方、陽気で好き者。細かなことは考えぬ。  薫と匂の宮はあらためて読んでも少女マンガの対照的タイプの王子さま二人という印象。どちらも完ぺきではなく、ツッコミどころがあるのが光源氏よりも親しみやすく、物語もぐっと読みやすい。  源氏の血筋の者のうち、とくにその眩い面影を残す二人と紹介されているが、読者は知っての通り薫は本当の子ではない。源氏のキャラクターを陰と陽ふたつに分けた様な二人ではあるが、実子ではない薫にその役を与えたのは何故なのだろう。
マーブル

もう少し長く書いています。続きはこちら。https://marbletakarabako.blog.fc2.com/blog-entry-819.html

08/10 15:07
0255文字
maekoo
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再読。 雅でありつつ読み易い円地訳。 光亡き後を引き継ぐ貴公子と女達の様相を描く匂宮から宿木まで。 柏木の弟である按察使の大納言(北の方は真木柱)が色々な所で関り、玉鬘は前の尚侍、又は尚侍の君で子は5人、その中の中の君は既に明石中宮がいるが今上帝の妻、薫は源中納言→大納言、匂の宮は兵部卿の宮と今回も通り名でなく官位や住まいでの呼び名が多くあります。 その諸々の繋がりさえ克服できれば、光と関わった人々のその後の人生を観れるマニアックな紅梅・竹河を愉しめます! 橋姫以降はついに →②
maekoo

② 宇治十帖に突入! 言ってる事とやってる事がちぐはぐな薫の恋愛模様と出生の秘密のドラマを愉しめます! ここでも円地氏の絶妙な訳を楽しめ、特に宿木は、浮舟の登場と、宮廷の有識故実や牛車の種類等々、年中行事絵巻を観る様な雅さがあります! 次巻はクライマックスである東屋から夢浮橋。

10/05 21:41
0255文字
竹香庵
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文が堅くややぶっきらぼうにも感じるが、瀬戸内源氏と各帖毎に読み進めるから引き比べてしまうだけかも。帖毎に系図を整理し直すのもよく、何と言っても和歌が語釈ではなく観賞になっており訳が短いだけにスパッと切れていて分かりやすい。月や花が何(誰)を喩えたか味わえ、お陰で文意が取れる。式部がそう書いたのか円地源氏の訳なのか匂宮はどうも好ましくない。薫の中性的な草食系を平安貴族は当時どう読んだのだろうか。きっと挫折すると思っていたが、思いの外面白い。いよいよ浮舟登場。式部が筆を取り直し宇治十帖で著したかった事とは…。
0255文字
JR関内駅より徒歩2分 ☆ 永遠番長
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様々な解説書で絶賛されている円地源氏!…と、めちゃくちゃ期待して手に取ったものの、終盤になるに連れて冗長で退屈で四巻・光源氏編最終巻は耐久レース参加者の気持ちで、苦痛と共にほぼ惰性で読んでいました。そういう次第で長らく積んでいた本書、ようやく手に取ってびっくり!宇治十帖はとても面白くて、あっという間に読み終えてしまいました。最終巻もとても楽しみです。/與謝野源氏の解説でも余韻をぶち壊してくれましたね…
0255文字
うっちゃん
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高校時代以来、2度目の読破。
0255文字
amanon
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冒頭の匂宮三帖はやや退屈したところもあったが、宇治十帖からは俄然面白くなってきて、貪るように読んでいた。最初与謝野訳で読んだときは、薫の大君に対する一途な思いに心を打たれたが、訳文の違いからくるものか、今回は大君の融通の気かなさに苛立たせられることのほうがむしろ多かった。また、自分の幸福よりも信仰や妹を重んじるありかたには『狭き門」のアリサを思い出させられる。
0255文字
そーだ
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現代語訳には現代語訳なりの役割や利点があるだろうが、自分には不要だった。自らの不明を恥じるばかり。
0255文字
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