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暗夜行路 (角川文庫クラシックス し 1-3)

感想・レビュー
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しも3
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ネタバレ特に前編は散漫な感じが 頭にはいらないので読むのに休憩を要した。文章の展開がなく 前編では特にだった等の作文調の単調な文章になれるのに時間がかかる。理由は ストーリーが 茶屋にいく 尾道に行くがすぐ帰る等その必要があるのか やはり冗長な事か。興味を持続するのに困難を感じた。 後編になると ストーリーの展開含め普通に読みやすく自然の描写がいきいきと光る。しかし 起伏に富んだストーリーとは反対にある内的で紀行文的要素のある変わった私小説風の話であった。やはり 志賀直哉は短編で その良さが光るのかなあと思った
0255文字
犬猫うさぎ
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「全体、自分は何を要求しているのだろう?」 こう思わず思って、彼ははっとした。これは自分でも答えることのいやな、しかし答えることの出来る問だったからである。
0255文字
秋はeuglena
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文章がとても読みやすかった。/文学の事知らないので笑われてしまいますが、19世紀の終わりから20世紀初めに生まれた作家の物はみんな同じ味わいを感じてしまいます。いくらも読んでいないから、何もわかってないのに、つまらない感想を書いて恥ずかしいです。
0255文字
Y2K☮
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太宰治とは同族嫌悪だったのでは。主人公時任謙作は本当の意味での生活の苦労を知らぬお坊っちゃん作家。不義の子であるという苦悩とそこから派生した運命の呪いに対する不安には同情するが、それで放蕩や男尊女卑、妻への暴力を正当化するのは違う。が、ああいう心持が己の内に潜んでるのも認めたくない事実なのだ。時代性もあるにせよ、強い振りをして実は独りでは何もできぬ甘ったれ男(著者自身がモデルか)が持ち続ける身勝手な幼児性(自己憐憫や暴発癖、お金や科学に対する潔癖な憎悪など)を曝け出した点に今作の凄みがある。嫌いだが好き。
Y2K☮

マテリアル「すべては自分から始まる。俺が先祖だ」「お前のは強迫観念的に金のことというと損をしておきたがる潔癖がある。欲の深いよりはいいが、利口なことじゃない」「人間が鳥のように飛び、魚のように水中を行くということは果して自然の意志であろうか。こういう無制限な人間の欲望がやがて何かの意味で人間を不幸に導くのではなかろうか」

04/04 15:52
0255文字
サンデーエレファント
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自分の出生について苦しみ、妻の過ちについて苦しみ、許したい気持ちを理解しつつ気持ちが追いつかない心の葛藤を感じました。 京都編は知った風景で位置関係もしっかりしていてより小説に入り込めました。また時代設定が今と違うのも面白く読みました。
0255文字
O
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主人公時任謙作の心情を強烈に描写していることが特徴。謙作の目、耳、心、その他すべてを読み手に貸し与えようとしているかのよう。苦悩やそれからの回復、かつての日本の景色などが直に伝わってくる。
0255文字
まさお
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唯一の長編。不快を不快として認める、人と人とのかかわりを保とうと、円滑に進めようとする中では外面だけでなく内面においても飲み込まねばならない、誤魔化さねばならない感情を肯定する。そういった肯定と観察は志賀直哉にも葛西善蔵にも通じるが、志賀直哉の文章は感情が薄い。勿論、簡潔な志賀直哉の文章だからこそ際立つのだろうが、文章で描かれている以上に、主人公の消化不良な感情が表に現れてくるように感じる。
0255文字
N_dept
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これが何故、図書館の閉架書庫にあるのか。書かれた時代の良さと欠点、生活感、男女の思考の違い、などなど色んな意味で興味深く読めた。志賀直哉って子沢山で、長生きだったんですね。
0255文字
はな
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文章がとても繊細で読みやすかった。
0255文字
なおぱんだ
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日本の近代文学を代表する長編作品の一つです。やっとの思いで読み終わりました。というのも、前半部分の物語が主人公の内にこもる思いとあいまってなかなか前に進みにくいものでした。でも、後半は引き込まれてスムーズに進みました。この頃の作家の作品って、自己を見つめ直すことをテーマにしたものが多いです。この作品の主人公も、他人を信用せずにその心を疑うような自分の性格に愛想を尽かし、遠く山陰に移って家族から離れて暮らすことを選択して、大自然の美しさを感じる中で自己の再生に目覚めるというものです。
なおぱんだ

追記です。読み進むうち主人公の性格と人生に一抹の不安を感じるようになりますが、それがタイトルの「暗夜行路」に昇華していることに、思わず納得してしまいました。

01/12 23:56
0255文字
めめたそ
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志賀直哉の文体が好きなので、長編に挑戦。でも、きつかった…。なんていうか、ふらふらといろいろ考えてるうだうだした男だな、と。でも、志賀らしい唐突な話の展開に驚きの連発であった。話全体が、結局どうなったん?って感じではあるが。
0255文字
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暗夜行路 (角川文庫クラシックス し 1-3)評価42感想・レビュー12