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神谷美恵子日記 (角川文庫)

感想・レビュー
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ゆきらぱ
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ネタバレ読み友さんのレビューを読んで読みたくなりました。神谷さんの20代からの日記の家族による抜粋です。働く女性は常に妻、母親、娘役との兼業を強いられるというのが実感としてありますが神谷さんも「完璧でありたい」と願っていました。才能や生まれが恵まれていても、いや恵まれているからこその願いなのでしょうか。常に進む道を悩みつつ歩いているかのようでした。感想としてやや外れるのかもしれませんが「行く道を悩んでる人はいつまでも若々しい」と思いました。(逆に諦めている人には老いを感じます)(自分のことだ)
0255文字
Gotoran
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ネタバレ著作からも神谷美恵子氏の在り方の素晴らしさ・偉大さを知ることができるが、本書(25~65歳までの40年に亘る日記)では、飾らない生の言葉での思索と表現することへの強く熱い思いがひしひしと伝わってくる。自分を信じて自分らしく自己実現を果たした神谷美恵子氏の謙虚さと自省的な葛藤の軌跡を綴った貴重な記録。 付箋で一杯!感銘を受けたフレーズを以下に。「丁度花が太陽に向う様に。だから私は人と、人の心を、体を、社会を、健全にするために一生を燃やしつくしたいのだ」(1939年、25歳)「ベルグソンを読んだ。↓
Gotoran

つづき>・・哲学を読むことは一生止めまい。哲学は思考硬化を防いでくれる。たえず新鮮に「自分の頭で」ものを考えさせてくれる。思索のためには哲学、感性のためには詩が絶えず血液の循環を新たにしてくれるのだと思う。」(1943年29歳)他 本書底本『神谷美恵子著作集10日記・書簡集』も機会を作って読むことにしよう。

08/12 00:34
0255文字
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神谷美恵子日記 (角川文庫)評価69感想・レビュー2