読書メーター KADOKAWA Group

感想・レビュー
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コリディ
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9点。吉村龍一さん、花村萬月さんや河崎秋子さんを彷彿とさせるが、これが45歳でのデビュー作とは、すごい!若干の説明不足も、ぶつっと終わるラストも、これで良いのかと思うほどだが、壮絶。タイトルも素敵。
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禅
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第6回小説現代長編新人賞。吉村龍一さんのデビュー作です。昭和初期、東北の貧しい山で暮らしていた主人公の鉄。大切な者を失い、怒りに任せ人を殺す。受けた恩を返す為、仇を打つ。法律もあって無いような時代、無法者が渦巻く中、生きるために人間が暮らしていた。何で鉄だけがこんな不幸に巻き込まれていくのか読むには少し重い一冊だった。
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ちょこちん
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★★★☆☆ 言い様がない・・・
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しーちゃん
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…絶句。「生きる」ことに、こんなに執着する物語があっただろうか。つかの間の幸せが、一瞬で地獄に変わる。目まぐるしく移る展開に、「もう、良いよ。もう十分だよ。」と問いかける。昭和初期に、こんな差別がまだあったことにも驚く。残酷な描写が苦手な方は、ご注意を。差別、貧困と格闘する、一人の男の魂の叫びのようだった。
しーちゃん

やっさん、時代背景と方言に、やや読みにくさはありますが、ぜひ読んでみて下さい。唐突な終わり方が少し残念です…

04/14 13:15
mirai.R 

そーなんです。方言ちょっと読み難いですよね。やっさんも是非!!

04/14 14:43
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まさえ
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ネタバレ…あれ?この本、半年くらい前に読んで読書メーターによんだ本登録して感想も書いたはずなのに、なぜか登録されてなかった。。。なんでだろう…操作ミスったかしら
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miww
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小さな村で、生まれながらに蔑まれ底辺の生活を強いられる鉄。村を出てからも彼を待っているのは過酷で壮絶な運命だった。心を通わせた人を失い絶望しながら、生き抜く鉄の強さに終始圧倒された。あまりの生々しい描写にくじけそうになるが読む手が止まらない。凄いお話でした。
miww

かいちゃん、あまりの壮絶さに折れそうになったけど‥それでも「生きていく」って事考えさせられた。読んでみて〜(^^)

03/01 09:41
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シルバ
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☆4
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モルク
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読みごたえのある作品だった。村八分の家に生まれ育った主人公鉄。あまりの仕打ちに殺人を犯してしまい、故郷を離れ逃亡。猟師であったスキルをいかし、生来の器用さもあって他の地、仕事も対応できる逞しさ。それ故周りの人にも恵まれ好かれるが、次から次へと襲ってくる禍。よくこれで根性がねじまがらながったなと思う。そして情を通じたおミツやあや子の生い立ちや短い生涯が悲しみを誘う。そして最後の息がつまるような壮絶な闘い。圧巻である。このような世界を描ける吉村さんの力量を感じ、他の作品も読んでみたいと思った。
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mirai.R 
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ネタバレ薄いながらも濃い壮絶な物語だった。最初は、方言、文章読み辛くて戸惑いました💦東北の村で貧しい環境、悲惨な村八分を受ける主人公。彼の唯一の慰めの「おミツ」と言う村の女。その慰めも村長の息子たちによって殺され、彼は村長の息子を殺害し逃亡。生きる事の意味を問われ、考えさせられる。《図書館*読友さんオススメありがとう》
★Masako★

そそられるレビュー!重そうだね〜!頂いていきます( ˊᵕˋ )♪

03/16 14:11
mirai.R 

お~!!まさこさん。壮絶な物語。まさこさんがなんて言うのか楽しみ(*^^*)

03/16 14:13
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大福
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村で悲惨な差別を受けていた若者が正当防衛的ではあるが、殺人を犯し逃げながら生きる意味を探す物語。なかなかに重く熱い作品だった。時代設定、ロケーション的にセリフが若干分かりにくかったが、一気に読むことが出来た。同じような境遇にあった青雲海に救われた鉄、さらに同じよう境遇の鉄に救われた作次。この輪廻が途切れることを願う。「光る牙」も良かったし、今後も応援したい作家。
大福

miraiさん、楽しんで貰えて良かったです。文庫で購入派なんでなかなか新作読めないのですが、私も頑張ってレビュー書きます!

01/26 15:09
mirai.R 

大福さんの読む本!いつも楽しみです。レビュー待ってますね( *˙ω˙*)و

01/26 15:22
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kurousagi
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いや…一体、地獄の何丁目のお話しなの?話としては、地獄を舞台に鬼にいじめられている亡者が文字通り地獄に仏と出会い生きる喜びを見出すも鬼とラストバトルに挑む(敵はラスボスではない)も、アウェーでよく善戦したね…という結末で。そうまでして生きなくてもいいやんと思うのだが…
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古泉智浩
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 猟師のスキルで他の仕事に適応していく様子がとてもたくましくてわくわくした。一つの仕事で一人前になると他の仕事にも応用が利くというか、他の仕事にも役立つような仕事に従事しておくといいなと思った。特に山で身一つでサバイブできるのがかっこいい。主人公がどんな悲惨な状況にあって決して弱音をはかず、一発くらわせることを投げないところがいい。  山形弁や新潟弁が活き活きとしていてよかったのだが、お坊さんが出てきてからは標準語になって寂しかった。
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ach¡
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人間はどこまで残酷になれるのだろう…主人公を襲う千辛万苦が見るに堪えない。尊厳もクソもあったもんじゃない。これを運命と割り切れるなら、ただの不感症ですよ。この際ハッピーエンドじゃなくてもいい、せめて報われない炎は鎮火して欲しかった。不完全燃焼だっていい、やがて火は衰え一筋の煙となって烏有に帰す穏やかな最後を見届けたかった。が叶わず。よくもまぁ次から次へと禍難をくべたもんだ!しかも最後に収集がつかないほど大炎上するカオスな展開。一体、この焔火の向こうに何を想えばいいというのか。ヨッスィーのドSだけは確定でつ
雨季💘なきうさ

ポチ!、と言うより完全に買いですね。お手数かけました~。楽しみ~。

03/06 21:22
ach¡

わぉ(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎責任重大ʬʬʬ次の帰国の際にブックオフあたりでお安く入手してくださいまし♡

03/06 21:50
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ゆりあす62
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図書館本。★★★☆☆ 切なくて苦しい。
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じゅん
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★★★★☆読みやすくておもしろかった。東北〜北海道の作家は皮膚感覚に秀でているというか、描写が妙に生々しい傾向があると思う。生活描写の細部も、吉村昭ばりに徹底されていて素晴らしい。プロットは若干ゆるいというか、息継ぎしながら類型的な展開を書いている感があるものの、豊かな細部のおかげであまり気にならない。野外での鍋をはじめとした食事シーンなど、とにかく描写で読ませる作家でたいへん好みだった。個人的にはオチが弱く、ちょっと悦に浸ったような書き方をしているのが残念だったのだけど、それでも十分楽しめた。
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こっち
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閉ざされた小さな村の底辺に生まれたふたりの男女。虐げられ、目を背けられ、それでも互いに生を貪っていた。望むのは彼女と過ごす平凡。ただそれだけだったのに。奪われ奪い、逃げた先で再び訪れる安寧も束の間で。それぞれに背負った辛い過去と、幸せになりたいともがく姿。なぜそれすら叶わないのか。死へと誘われるような絶望の中でも生きることを選び、糧を見出だしていく鉄の強さが美しい。生きるためだった。それしか手立てがなかった。不条理であったとしても、それが彼らの正義だった。匂い立つような濃密な生がそこにはある。
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ケイ
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読み始めるまで、漢字二文字のこともあり、吉村昭氏の作品かと思っていた。しかし、この作品にも、この作品のもつ読み応えがある。村八分の悲惨さが、ひしひしと伝わる。田舎はいいなんて軽々しく言うもんじゃないなと、子供の頃に繰り返し聞かされた母方の親戚の田舎の話でを思い出す。終盤は読んでいて痛かった。早く反撃しろと、憎いだろうにと、早く振り回せと彼らに心で叫んでいた。
Yukiko

たとえ時間があったとしても、集中して8時間も読む気力がないわ…

01/19 21:15
ケイ

けどね、こんだけ本読む母を持つ息子の超苦手科目が国語だからね…。あの方は、小説よりナショナルジェオグラフィックらしいわ。。。

01/19 23:40
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ASnowyHeron
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虐げられても、真っ直ぐに生きていこうとする主人公に痛々しさと美しさを感じた。弱いものは限りなく弱く、強いものに理不尽な仕打ちに耐えていくしかないのだろうかと思うと、人が生まれてきた意味が分からなくなる。
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トミザワ
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ネタバレ昭和初期の東北の寒村が舞台。肺病の家系で、村八分にされている家で育った鉄。同じく盗人の家に生まれて差別されているおミツ。お互いに惹かれあっているところに、村長の息子のグループに襲われる。そしておミツは。。復讐心に燃えた鉄は村長の息子を。。それから罪を背負った逃亡生活が始まる。天国と地獄が交互にくる壮絶な展開。ここまで落とすか・・。あまりに描写がグロすぎて心臓に悪そう。体力消耗度マックス。終盤で、そんな彼もやっと人間の尊厳を取り戻したかに見えたが・・・。久々の骨太の小説で、読後はヘロヘロでした。
トミザワ

ナイス有難うございます。作者の吉村さんは、悲惨なシーンを多く入れることによって、闇が深いからこそ一筋の光が輝くということを表現したかったようです。ロードノベル形式で、彼の安住の地はいかに・・。確かに吉村さんの熱量は伝わりました。しかし疲れた。。

12/20 07:35
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あっちゃん
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昭和初期の貧しい村で村八分の家に生まれた男の話!とにかく、不幸がついてまわる!故郷を追われ行く先々で順調に行くかと思われる人生が狂わされる…でも主人公、仕事に一生懸命に取り組める資質のせいで上司には恵まれてるなぁ(笑)時代が時代なら、彼ももっと穏やかな人生が送れただろうな!波乱万丈の生き様に一気読み!
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will
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壮絶という一言ではすまされない凄さに圧倒されます。ここまで過酷で不幸な人達をよく書けましたなあ。登場する人物すべてに生きることの厳しさを知る。もう悲しいとかいいようがない。でもなぜこんなに話に引き込まれるのか。読んでいられるのか。それは必死に生きる姿、うちに秘める愛に感動しているからかもしれない。
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FKtaro
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花村萬月風のバイオレンスグロ小説。時代背景やら設定とかも、ものすごマニアックで、これでもかという鬱展開だけど、一貫した優しさがあって読み応えあり。
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ナミのママ
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第6回小説現代長編新人賞受賞作。著者の『光る牙』『オロマップ』が野性的で好きだったのですが、その後の作風が好みでなくなってしまいました。デビュー作のこちらにさかのぼってみました。これは良かったです。昭和の初期、貧困、生まれながらにして平等ではないことが当たり前だった時代に生きた男の話です。身を削って生き、食べるために働き、抗えない運命に翻弄されながらも、人として成長していくその過程。現代にはないモノがすべて書かれているようで魂をえぐられるような作品でした。
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maiQoo
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第一章の村八分にされている場面は不穏すぎて押し潰されそうだった。人を信じて心通わせて幸せを手に入れた途端に壊されてしまう、何度も何度も。鉄に基本的人権などありはしない。だからこそこれだけ強く生きられるのか。中でも第二章の鮭獲りの場面が印象的で、男たちの逞しさに圧倒され鉄の成長を見守るのが楽しく、ページをめくる手が止まらなかった。
ミカママ

あたしゃ、永遠の33歳なんで( ´Д`)y━・~~

09/03 12:09
maiQoo

あい承知いたしましたm(_ _)m

09/03 12:11
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0255文字
鬼灯の金魚草
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血と獣の臭いが漂ってくるほどの迫力に圧倒された。その後も運命に翻弄されるが鉄の生きる力に脱帽。青雲海様の名前でお線香を思い出したのは私だけではないはず。
ぷっくん

青雲海‼︎確かに‼︎これ良かったですね^o^

08/02 23:50
鬼灯の金魚草

お勧め頂きありがとうでござる。本来ヒトはこんな風に生きていたんだなって思える作品でした!

08/03 05:58
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ぷっくん
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圧倒的な筆力で綴られる残酷で哀しい、それでも生き抜く男、鉄。恵まれない環境に育ち、追われながら、様々な人と出会いながら成長していくが…救われる事のない話だった。でも、久しぶりに一気に読んだ‼︎初めての作家さんだったが、ぐぐっと引き込まれてしまい、血生臭い人間の生きる力を描いた作品に出会えました^ ^違う吉村さんも読みたいと思います!
鬼灯の金魚草

私もポチるよ〰♪

06/27 06:36
ぷっくん

金魚草さん、おはようございます^ ^生きる事は殺すこと…楽しんで下さい(((o(*゚▽゚*)o)))

06/27 08:44
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クリママ
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狸や鮭を獲って命の糧にすること、殺られる前に殺ること。生きることは殺すことだ。山に住む者、海辺に住む者、瞽女、僧、そうやって生きてきた。「供養だよ、供養。それがわしの人生のすべてだ。」 塩以外はすべて生きていたものを食べているのにそれが見えない今。生きることとはどういうことなのか気付かされる。荒削りで直截的な表現が力強い。唐突な終わり方に、「なぜ人は生まれる。なぜ差別は存在する。富める者と貧しい者はなぜ区分けされる。・・・どうすれば平安が訪れるのかを。幸せの意味を。」そう問う、若者の未来を想像する。
0255文字
taka0808w
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世の中そうなんだけど、なんか救われないなぁ。と思ってしまう。
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kawa
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骨太な圧倒的描写。吉村龍一凄すぎる。
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ゆみねこ
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東北の寒村で差別され続けた鉄は、おミツを殺され、村長の息子らを殺め逃亡生活を送る。川・夫婦ごぜ・山の石切り場、放浪生活を追い続ける魔の手。運命に翻弄され続ける鉄の運命の過酷さ、一気に読み切れる力強い筆致。吉村さん、追いかけます。
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ハミーネス
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ドロドロと救いようのない感じが大好き。簡潔でぶっきら棒な語りもいい。逃亡以降の流れがややもたつき、後半は失速気味。読み終えた後であらすじをみるとそのまんまだな。
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konaka
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3
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ちょっぱー
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村八分にあっていた鉄はミツを助けるため村長の息子を殺し逃亡する。辿り着いた港町で盲目の遊女あや子と出会い逃亡を謀るもオオカミに襲われあや子は亡くなる。あまりの失望に自死をはかるも破戒僧青雲海に助けられ、青雲海に仕え人生をともにすることを願うが放火によって寺が倒壊、下敷きになって青雲海は死す。鉄は放火犯を追って復讐を遂げるが償いの人生は続く。 掴みかけた幸せは続かず、巡り会う人たちと次々と死別してしまう。なんの因果なのか。遊女あや子の死はあまりにも悲しすぎる。鉄と人生を共にしてほしかった。
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hrmt
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図書館本。過酷な話でした。昭和初期、凄惨な差別に曝され鉄は村長の息子を殺し逃亡する。逃げた先で漁師や盲目の遊女、山の修行僧らと思わぬ穏やかな日々を送るが、その幸せも束の間に消えていく。表裏一体である人の善悪が因果を紡ぐのか。その狭間にある人の苦しみは尽きる事がない。神仏の不在を思い生きる意味を疑うのも道理に思える。この世では業から逃れられないのに、やはり生きる事に執着する。さらなる業を抱えて鉄と作次がこの後どう生きたのか…悲しみも憎しみも浄化され心穏やかな日々がいつか訪れるように願わずにはいられなかった。
mirai.R 

hrmtさん。前に遠田さんの作品でお話しした方だと覚えてます。遠田さん「お葬式」で コンプしました(^^)/話それてすみません。「焔火」壮絶な作品でしたよね。

02/04 03:08
hrmt

あぁっ(゚o゚;;miraiさん‼︎そうでした。申し訳ない。気づかないまま『生きる事の意味を問われ…』に共感しておりました(^_^*)遠田さんコンプ、お疲れさまでした。吉村さんの『清十郎の目』も良いですよ。やっぱり重苦しいんですけどね(^^;)

02/04 05:37
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taro
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昭和初期、貧しい東北の山奥で人を殺してしまった青年の逃亡の話。何もかもを失い身一つで何も望まず生きる生き方に憧れてしまう。本当は孤独で辛いのだろうけど。医療保険、年金、その他の公共サービスがない生活は大変だ。ケガをしたら治すのも大変だ。歯が痛くても歯医者にも行けない。でも、この孤独こそ人生の本質かも知れない。
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文庫フリーク@灯れ松明の火
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ネタバレ初の吉村龍一さん。読み始めは熊谷達也さん『邂逅の森』感じさせる。スマートな文章とは真逆、荒れ地に立つ樹が節くれだった根を荒々しく伸ばすような、地を這う生命力に満ちた泥臭い描写・文章。昭和初期の寒村での差別は、罵りと共に理不尽極まりない暴力を呼ぶ。同じ人間とは見做されない故に、死に至ることすら頓着しない暴力。愛した女を慰みものとして殺され、復讐のため闘った村長の息子と共に崖から川へ落ちる鉄。村を離れ網元の惣領息子の下、鮭漁を始め川の民として生きる鉄が愛したのは色町で春をひさぐ盲目の女。元・瞽女のあや子が→続
いつでも母さん

文さん、私のレビューでなくとも、きっと文さんならいずれ『出会う』作品だったと思う。(*^_^*)ナイスレビュー!

03/20 04:58
文庫フリーク@灯れ松明の火

母さん☆過分な言葉ありがとうございます。これは・・本当に感想に悩む作品ですね。凄さをどうすれば伝えられるのか。途中唱えられる光明真言無ければ【悪人正機】の言葉も浮かばなかったです。(^^ゞ

03/20 07:16
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0255文字
サンディK32
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ネタバレ重く深く、昏くて酷薄な物語が突き進み、縋る御仏にも突き放される様な中に同様の境遇からか、生きる術を見出してくれた石切り場の存在、青雲海様。作次という次代の光明は主人公に未来という灯りをもたらすが、最後は… 話しが山で終え、余計な展開が無かったのは心地良かった。然し、変態三兄弟とのクライマックスは、ホラーとバトルゲーム並みでした。 官憲の追跡が中途だったのは意外でした。
baba

サンディさん、おはようございます。昭和初期の時代設定としても過酷な生き様です。最後の描写は正視できませんでず、斜め読みしてしまいました。でも読んで良かったと思います。

03/18 03:39
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マーガレット
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読友さんのレビューに誘われて手に取る。噂通りの骨太小説。差別から生まれる憎しみ、つかの間の平穏な日々も、さらなる転落が待ち受ける過酷な運命に翻弄されながらも、生きたいという欲望、輝く命…。真面目に働いても這い上がることのできない、人権など存在しないかのような100年ほど前の日本の話ながら、現在の格差が広がる社会、子供や高齢者の貧困問題…過去の話と言い切れるのか…。
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みー
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閉塞感・疎外感そして差別、偏見・・・人間の深い業をこれでもかと付きつけられ、突き落とされる。一点の光を見出し、邁進精進しても、不遇の連鎖を断ち切ることが出来ない・・。どこまで行ってもあるのは、地獄・・。それでもなぜ、生き・進み、愛を求めるのか・・それは彼が獣ではなく、紛れもない人間だからだろう。だからこそ、苦しみ・葛藤し、己に問いながら人生を歩むのだ・・。血生臭く、泥臭い。その姿こそが、生々しく生きる人間の姿なのだろう。鉄と少年の未来を願ってやまない・・。濃く、深く迫力ある物語だった。
0255文字
美月0217
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もう、なんとも言えない…主人公、鉄!閉鎖的な村で、虐げられ、更にもっとひどいことが起き…逃げて行き着いたところで、平和に暮らしていけるかと思うと、また…どんなにどんなに普通の暮らしを求めても、こんなことが起こるの?となってしまう…読んでいて想像を絶するようなことが多くて、辛かった…最後は…なんとかなんとかなってほしい…ただそれ
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焔火評価100感想・レビュー78