読書メーター KADOKAWA Group

雪国 (講談社文庫 か 2-1)

感想・レビュー
4

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
Seirēn
新着
再読。序盤で、指が曇った窓を拭いてつくりだした「鏡」の語につよくアクセントを置いたり、駒子初出時の会話のズレ感など、必要な道具立てをそれとなく揃えている(これについてはどこか別所で書いておきたい)。句点を起点にした前後の言葉遣いが、奇というほどではないが虚を突かれて、「天衣無縫」だと思う。駒子の言葉と肉体感、葉子の声、視線が「哀れ」「徒労」を見ようとする島村のまなざしに寄り沿った三人称の文を破り、世界観を結論するのではない、真剣にただ存在する彼女らの「すがた」をあらわす為の小説は、かくも詩に近しいのか。
0255文字
あんのん
新着
じっくり読んで良かった。
0255文字
Holden Caulfield
新着
以前の記録
0255文字
全4件中 1-4 件を表示

この本を登録した読書家

今読んでいる読書家全0件中 新着0件

登録しているユーザーはいません

積読中の読書家全1件中 新着1件

読みたい本に登録した読書家全2件中 新着2件

雪国 (講談社文庫 か 2-1)評価55感想・レビュー4