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天動説 1 江戸幻想編 (カドカワノベルズ 86-3)

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紫
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時代劇版吸血鬼小説の上巻。『吸血鬼ドラキュラ』以来の伝統にのっとりまして、乗員が全滅した船が見つかり、その船から吸血鬼が上陸するという展開があまりにお約束通りで素敵。基本的に江戸市中で起こった怪事件にこうもり鉄太郎と岡っ引きの仙三のコンビが首を突っ込み、吸血鬼(さたん)の手下の甲賀忍者との対決で〆のパターンの繰り返し。どうも山田先生、吸血鬼対侍のチャンバラ活劇というテーマだけを決めておいて先々の展開は考えていなかったらしく、後付けの説明が意味分かんないレベルで苦しいことになっているのであります。星4つ。
紫

二編目の「玄冶店伝奇」は歌舞伎の「切られ与三郎」をパロディ化したトチ狂った内容でして、「死んだはずだよお富さん」が本当に死んでから生き返った吸血鬼だったという展開がバカバカしくて楽しい。これ、最近の若い人には分かるのでしょうか……? 初出は昭和六十二年ですけれど。物語は吸血鬼が江戸に飽きて蝦夷へ帰ることを決めてしまい、鉄太郎の兄の主馬、兄嫁の加津が犠牲になって、本当の戦いはこれからだ!というところで下巻に続く。

09/06 02:09
0255文字
狂人29号
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棺を載せた舟。蘇り。さたん。夜だけ剣が冴える主人公。蝦夷から帰った武士。甲賀忍者。異形者たちが入り乱れた娯楽作品。テンポが速く、描き込みが抑えられ、薄く読みやすい。長所でもあり、短所でもある。次巻に期待。
0255文字
冬至楼均
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蝦夷から江戸にやってきた吸血鬼。主に戦っているのは眷属ばかりでご本人は全く姿を見せません。
0255文字
魔魔男爵
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大江戸ヴァンパイア小説。4つの短編のオムニバスである。ヒロインに思われた美少女が呆気なく死ぬのはさすが正紀。主人公は鉄太郎かと思ったら、主馬が主役張る話もあって、二人主人公かと思ったら、主馬はなんと! 次巻が楽しみである。
0255文字
けいちゃっぷ
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天保の江戸に「ヴァムピール」や死体をも操る忍術遣いが。同心・小森主馬、岡っ引・仙三、昼行灯・鉄太郎は深く事件に関わっていくが。次巻で完結。201ページ
0255文字
1977年から
新着
1990年
0255文字
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天動説 1 江戸幻想編 (カドカワノベルズ 86-3)評価80感想・レビュー6