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三尾公三の裸婦デッサン (アート・テクニック・ナウ)

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tacchiniyan
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父の本棚より。父が教員だった頃、同じ学校の教員だった三尾公三氏から学校新聞の作り方について、相談を受けたという。もっとも写真週刊誌「FOCUS」の表紙を手がけるずっと前の話。後年、高島屋で「心象空間への誘い 三尾公三展」で再会したと聞いた。本書はデッサンから完成までの過程が詳細に書いてある。写真を使っていると思われがちだが、モデルを前にデッサンした下絵を歪ませて、トロンプルイユや錯視・幻覚的な画面をエアブラシによってリアルに描いている。シェイプド・キャンバス(変型パネル)を使うから表現に広がりが感じ→
tacchiniyan

られる。エアブラシを使うのは、アナログ写真のフィルムを印画紙に焼くような、手仕事の痕が残らないようにするためだという。技術を習得するため京都市工業試験場(現在の京都市産業技術研究所)へーー昼間は中学校の勤務があるので夜間に通った。ご尊父様は婦人科の医者で、ご長男は画家だった。ご次男は歯科医。三男の公三氏も医者になるべく受験したが不合格だったので、ご尊父様に好きな道へ進むのを許されたというが、婦人科の画家になったと「あとがき」にユーモアをまじえて書いてある。1924年、名古屋市生まれ。京都市立絵画専門学校→

01/17 15:05
tacchiniyan

日本画本科卒業(現在の京都市立芸術大学美術科)。帰郷して中学校の美術教員になる。1950年に京都に移り、洋画に転向してからは、1964年まで光風会に出品した。一時期はセメントを使った抽象表現を試みていた。1968年、アカデミックな場から離れ、裸婦などを描く独自の世界を築いた。2000年、死去。

01/17 15:06
0255文字
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