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壊色 (ハルキ文庫 ま 2-1)

感想・レビュー
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田氏
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仕事忙しいのはかめへんけどな、読まれへんやん、本。時間なくて。せやから、なんか読めそうやな思って町田康、本棚から抜いてん。読まれへん。全っ然読まれへんねん。すぶやんはこう言われるし、キーオは死罪なるし、純粋急行は駅などという些細な存在にかまけることなく驀進して終点の駅ビルに突入して爆発炎上。素敵、おほほ。あとな、語彙。ぼけなすデベロッパが開発放棄した辞書アプリが俺のスマホに入ってたからええようなもの、なかったら三割方が謎熟語。いや、良い意味ですぜんぶ。本当に。踊れば信じてくれますか。振りましょうか、腹を。
0255文字
Ryu
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才能がある。
0255文字
ダイキ
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「私の歌は邪道に堕ちたようだ。それは恰も夏のバーゲンセールのようなインチキだ。美へ至る道はあまりに多岐多様で、私の如き愚人には一体どの道を通ったら良いやらさっぱりわからない。しかし滅びに至る道もまた多岐多様である。が、この道では、よく知人と会うものだ。そして互いに名を呼んだり『お前もやっぱり来たのか。それもよしとしようじゃないか』などと衆生は虚勢を張っているのだ 夏期根の夏期根の/曲り歌道/多岐、美だ/多岐、美だ/堕ち場、多岐/『アタローかぁ』『アタローよぉ』『来たか。是』/ピープル吹いている」(たきび)
0255文字
きょん
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町田康はやはりパンクだ。ビートはシンプル、楽器なんて下手で構わない。勢い言葉は鋭い断片となって飛び散り、撒き散らされる。我々はそれを浴びるのだ。
0255文字
A.T
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落語のような下町なのか場末なのかの貧乏長屋の会話の節がついていたり。それがほぼ全部1人語り、独り言。途中で話が方向転換して飛ぶので、起承転結などの論理的な進行にはなっていない。が、半ばも過ぎると町蔵節がのり移ってくる。第3章は趣向を変えて、町田町蔵のバンドマンとしての活動が日記形式で綴られる。1990年頃、町蔵のように貧乏をしながら活動していたバンドがたくさんあった。フィッシュマンズ、ザ・フールズ…などのいっとき輝きながら消えていったミュージシャンもこんな世界の住人だったのかも…などと懐かしむ。
A.T

25年ぶりの再読。そろそろ他人手に渡してしまおうかと思っていたが、惜しくなった。

04/17 17:05
0255文字
黒井
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20-138】93年発表って事は作家デビュー前か。既読の詩集で読了済の作品もあったものの、それらも全部ひっくるめてひたすら尖ってらっしゃるマーチダワールド。あまりの先鋭さにこちらが理解を放棄するより速く刺さり抉ってくるゆえ満身創痍なんですがそれはそれとして何回読んでも『こぶうどん』が好きです。しかし一番印象深いのは唱歌注解。最初はくだらないと斜め読みしてた筈なのに、だんだんのめり込んで終盤に向かう程注解の後にどんな唱歌がやって来るのかわくわくしていた事を悔しいが認めざるを得ない。でも次は詩集を読みます…。
0255文字
じょ~い小川
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町田康による散文や詩をまとめた物。とにかくぶっ飛んだ表現はシュール過ぎて且つねじれにねじれていて意味不明な奇っ怪な文に仕上がっている。パンクバンド「犬」の町田町蔵らしいし、これが後の『きれぎれ』や『パンク侍、斬られて候』に繋がってはいるからぎりっぎりの線で楽しめはするが、ライトな文体のわりには何度も咀嚼しないと先に進みにくい。
0255文字
白色うさぎ
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「貧乏はそれ自体が創造的(クリエイティブ)なジャンルで、あらゆる行動が肉体中心に行なわれる。何しろ金はない。だから、肉体を酷使するしかない。」「さらに酒でも飲めば、商店街をドンツクドンツク練り歩く勇気も湧いてくる。通行人に何の騒ぎですかと聞かれたら、答えてやるのだ。一揆です。」――久しぶりに再読しました。島田雅彦の巻末解説もノリノリで良いですねw
0255文字
メタボン
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☆☆☆★ 町田康は詩そのものよりも、散文中に現れる呪文のような関西弁とドタバタぶりの表現が面白い。「休まずにごんせや まがごとを払え 休まずにごんせや つみけがれを払え」「さらばでごんす 明石海峡に橋を架けておるが 人柱は足りておるのだろうか 祟りますよ 祟りますよ 排気ガスを浴みせかけて 走り去る者 祟りますよ 海底に響くたわごと」(うどん玉・バカンス・うどん)
0255文字
白色うさぎ
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「可哀相に。麩を買う金がないのだね。おまえも鯉に麩をやりたかろう。さあこの金を取りなさい。そして思う存分、気の済むまで麩をやるのです」 ――ちょっ、こんなん絶対笑うやんww
白色うさぎ

>ユパ様&翼殿 この本ね、ストーリーとかないよ。内容は…うん、なんてゆうか…攻めてるっていうか、めちゃくちゃだお(;´∀`)

09/11 23:36
つばさ

な、なるほどね!

09/12 00:06
4件のコメントを全て見る
0255文字
中山りの
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なんかよくわからなかった。もともとわかる気がそんなにあったわけでもないけれど、いつも以上によくわからなかった。 【唱歌注解】はおもしろかった。あと、島田雅彦の解説もおもしろかった。
0255文字
おにぎりの具が鮑でゴメンナサイ
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いまや神となったマチダコー(敬称)の、若さという容器の圧力で濃縮された魂の原典である。驚愕すべきことにマチダコー(敬称)の文学はこのとき既に完成されており、魂というマグマによって沸騰した言葉たちが溢れている。そのときに掘り当てた源泉を加水して人肌を潤してみたり、温泉卵をこしらえて売ってみたり、まんじゅうなどの土産物のラインナップを増やすなどして研鑽を重ね、彼は今もあぐらをかいてめしを食っているのである。なんという神業、なんというあきんど根性、もはや老舗旅館か越後屋である。ガイアの夜明けも近いにちがいない。
0255文字
曰
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ネタバレキーオって誰だろう……面白い。
0255文字
桜もち 太郎
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反体制側で生きるには、というと大袈裟だけど、どうしようもない日本で愚民どもにまみれ貧乏人として生きるしかない。反逆の狼煙を上げるのか。いや上げない。すべて長いものに巻かれ生きていく。そんな町田康の正しい生き方の教本でした。
0255文字
;
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「まぬけ面を全世界にさらして/大通り公園でむつかしい顔面/ターミナル駅でちょっとへらへらしてから/更に方角を定めよ/怨念をポップに散らかして/でたらめの限りを尽くせ/もうこれ以上俺に何も言うな/俺は今ここですべてのことがわかった」(「僕と共鳴せえへんか?」)
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gerigari
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天才
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あもすけ
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最初に読み始めたときの何を読んでるのかがわからない感覚が面白いのと、有名な童謡とかの歌詞を勝手に解釈してしまう章が笑えてよかった。これが出たのが1993年らしい。ここからさらに鋭さを増していくなんてどういうことなの。
0255文字
天城春香
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エコロジーなんて金持ちの道楽なんだよ!
0255文字
メルコ
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エッセイ、詩、歌などジャンル分けを拒む一冊。けれど、濃厚な町田康ワールドを味わえる。まだ小説家としてデビューする前に書かれたものだが、日常から非日常への飛躍<パンク>が病みつきになる。
0255文字
ビター
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そうだひとりでに壊れていくのだ。ひとりでに滅びていくのだ。ひとりでに終わっていくのだ。それを止めることはできない。
0255文字
SKH
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★★★☆☆/再読。200X。
0255文字
kera1019
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最初、「全く意味が分からん。何やねん!!」って思て読むも 次第に面白くなってくる... 不思議。意味は通じてなくても面白い。 「第4章[唱歌注解]全アジアの女性たちよ」に至っては声出して笑ろてた。 改めてMachida Kou Group Live 2004 Oct 6thは名盤やと思う。
0255文字
ねこきのこ🧠マーチダ教
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これは町田康の作品の中でも特にぶっ飛んでいた。とてもとても好きだ。最後の章の替え歌的なものには、やはり天才的な才能を感じる。本当に魅力的な文章だった。これは、図書館で借りたが、購入しようと思った。
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シミバチョフ
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単行本で読んだ
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サラ.K
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ぶっ飛んでいる。パンクだ。しかし文学だ。はっきり言って意味が分からんときもある。しかし、それが何だ!?
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パム
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本書に収められた詩や短編小説における思考の無秩序は、非常にリアル。そして、その無秩序を束ねるリズム感溢れた優れた言語センスには脱帽。アルバム「腹ふり」を聴きながら、リズムを伴わせて読むことをお勧めする。また、「第4章【唱歌注解】」は、町田康(町蔵)の思考法が見えるようで面白い。
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逸
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言葉が踊る。ひょいひょいと、なのかゆらゆらと、なのかわからないけれど、目に入った言葉の連なりがあたまの中、変拍子のリズムで跳ね回る。すげー。貝の砂吐きだとか、ポップコーンの弾けるさまを見ているときとおんなじトリップ感。長編とはまた違う軽やかさもオツ。
0255文字
sayzk
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大阪弁の使い方が無理なく”自然なベタ”な感じでよろしいかと。詩、妄想、随筆、お笑い、最後の方がアルバム「腹ふり」の歌詞本と、薄い本ですが色々盛り合わせになっております。で、”腹ふり”が小説「パンク侍」へと・・・
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すらん。
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すごい破壊力。言葉が攻撃してくる感じ。
0255文字
発起人
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町田康の原石コレクション
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藍兒堂
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★★★
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出世八五郎
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物語のような随筆のような形で詩を書いた作品だった記憶あり。物凄く面白いのだけどインパクト瞬発力のみで物語としての内容がないから、途中で読むのを断念した記憶あり。売却したと思う。
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