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くう・ねる・のぐそ―自然に「愛」のお返しを

感想・レビュー
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たろーたん
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人が生きていくために欠かせないこと、食べることと寝ること、そして排泄である。食べ物は肉でも野菜でもすべて命ある生き物なのだから、多くの命を頂いている私たちが、自然に感謝して何かを犯しするのは当然のこと。そして、人が自然に返せるものといったら、ウンコしかない。のぐそしようという本だ。実際、ウンコはトイレに流せば厄介なゴミに成り下がるが、実は人以外の生き物にとっては大変なご馳走なのだ。そして、この本ではそのやり方もレクチャーしてくれる。(続)
たろーたん

穴を掘って埋めることや、夏場は蚊対策、お尻を拭くための良い葉っぱ(春夏は、ふんわりとした軟毛がある、フキ、クズ、キウイ、ヨモギ、ササ、ハッカ、ヒマワリ。秋冬は、ウルシ、ヌルデ、ヤマブドウ、枯れ葉、フユイチゴがいいらしい)。え~、と思うものの、実際、著者がのぐそをした後を掘り返してみると、多くの生物たちがキノコやミミズやネズミなどによってしっかりと土に還っているのだ。それを見ると、結構馬鹿にできない説得力があった。

07/03 09:59
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Hikaru Motomura
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かなりの奇書。というかノンフィクションなので、どちらかと言えば奇行か?今のところ、半分くらい読んだところで挫折している。興味深い本ではあるのだが、筆者の野糞にかける「愛」が強すぎて、あてられた感じになり、読み続けるのがしんどくなった。「もう、お腹一杯」って感じ。こういった形で、読書を中断したのは初めてかもしれない。
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MOKIZAN
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2008年刊行のSDGs指南書。男言葉で「キジ撃ち」、女言葉で「花摘み」、人間が自ら地球環境に還元出来るもの。この国でも江戸時代まで"じんぷん"は有効活用されていた。長屋の大家さんが店賃溜まっても、強引に店立てしなかったのは、店子のそれを売り物にするためだった、というのは落語ファンなら誰でも知ってる通説。今この"衛生大国"は生物としては"健やか"な環境じゃない、とうことでしょうか。。。チリ紙の生分解性の悪さは、私も折に触れ、目にする度に思っていたことです。腐らない!
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かみしも
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「糞土師」(ふんどし)を自称する著者の半生と野における人糞の分解過程の綴られた一冊。山小屋の図書コーナーに文庫版が置かれていることもたびたびあったので読んでみたが、トイレを使わないことを信念とする著者の日々の記録は思った以上に強烈だった。今日、登山中のトイレ以外での排泄行為は自然にダメージを与えるためNGとされている。一方で本書で指摘されている通り〈下界〉での下水処理に水資源をはじめとした膨大なリソースが費やされていることも事実であり、SDGsを考える際に補助線を引くための本にもなると思う。
かみしも

こういう評価はあれだけど、ビブリオバトルで映えそうな本だなあと思った。ビブリオバトル、見たこともやったこともないけど。

06/13 23:25
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Roco
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「ヒトが生きていくために欠かせないものがある。食べること、眠ること、そしてウンコ(排泄)をすることだ。 他の多くの命をいただいている私たちが、自然に感謝して何かお返しをするのは当然のことだろう。 しかし、ヒトが自然に返せるものといったら、ウンコしかない。」 本書は、環境保護運動、キノコ写真家を経てたどり着いた著者の思想を収めている。 三十五年にわたる経験と哲学。妙に具体的な実践方法に、“拭き心地”を解説した葉っぱ図鑑と、充実した内容だ。また、童心に帰ることもできる。 刺激的で人を引きつける、希有な作品だ。
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タナカ
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葉っぱの拭き心地を紹介する内容かと思っていたら、大違い。30年以上に及ぶ野糞観察から考察した生態系とそこに身を置くことの素晴らしさの話。
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ヱロ本Gメン
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これは酷い。冒頭の犯罪を見て見ぬ振りから感じる嫌悪感は単なる言い訳に過ぎない。反体制を気取った挙句果てに鏡写しの嫌悪すべき存在になったことに気付かない最も醜い存在。本人的には自己満足的善が世間的には唾棄すべき露悪的偽善であることに気付かない不思議、本当に不思議。似非左翼、いいや自称リベラルな存在すべての嫌悪感がここに。「食う寝る遊ぶ」ならぬ「食う寝るのぐそ」…俺カッコイイな意識が気持ち悪い。駅のゴミ箱に捨てた本。凄まじく酷い。
石橋貴明そっくりおじさん・寺

のぐそイヤ(。´Д⊂)

01/06 21:39
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やま
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この本は傑作なのか駄作なのか?判断に迷う。でも、面白い。ここまで「のぐそ」にこだわる人も珍しい。その分解工程まで調べるバイタリティたるや脱帽ものである。
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けんた
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人がバカにするようなうんこへの思い入れも突き詰めて、極めて、自分なりの道を開いていく話で感動した。
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犬養三千代
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2008年12月25日発行。いまは、文庫化されている。 キノコ、カビ、コケ、変形菌などの写真家が35年にわたる野糞の記録。 著者は記録魔だなぁということ。 仲間達との交流、キノコなどの学者との出逢いなど。そして、意志を持って野糞をしている。アンデスの高地や、代々木公園まで涙ぐましい努力(?)埋めた野糞の観察など面白おかしく飽きさせない。一気に読んでしまった。
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おつぼねー
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最初、「貴重な時間になぜ私は他人の野グソ日記を読んでいるの?」と、中断するか進めるか迷っていた。フツーの小説が読みたいと…。でも縁あって自分の手元に来た本と思い直し読み進めていく内にハマってしまった。とにかくユーモアのセンスがキラリと光る言い回しは非常にうけた。電車での読書はヤバいかも?そして、これは野グソをするための立派なハウツー本であり、兼、生態系を学べる学習書であると感じた。
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ぽんつく(まんじゅう)
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ネタバレ図書館本。よかった。TVで著者を見たことがあり、そのときは「面白い人もいるもんだ」と思っただけだったが、彼にとって野糞とは単なる行為ではなく、生き方であり哲学であり人生である。若いころから自然保護活動にのめりこみ、自然破壊の記録として撮り始めた写真の魅力にはまりキノコなどの写真家として生計を立てる一方、他の生物の栄養となる人間のウンコがゴミとして資源を消費して処理されることに疑問を抱き、そこから40年にもおよぶ「糞土師」の道に入る。キノコとウンコが深い関係にあるのも天啓のよう。1万回を越える野糞の記録。
ぽんつく(まんじゅう)

なんと袋とじで、伊沢さんの野糞が土に還っていく過程の写真を収録。また、表紙や見返しなどは「新バフン紙」という紙を使用していておおっとなったが、残念ながらバフン由来の紙ではなく藁を漉き込んだ紙をそう呼ぶそう。そういえばゾウさんのウンコから作ったノートを持っていたなあ。

11/01 17:24
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今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
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巻頭にある「とある事件」、事件の被害者となった方のその後を思ってなかなか読み進められなかった。本書のテーマとはまったく関係ないことであるがゆえに、書く必要あったのかな、と。触れられていることの重さにひょっとして気づいていらっしゃらないのではないか。それゆえにご自分のテーマとしたものにこうものめり込めたのではないかと、うがった見方をしてしまった私を許してください。
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ochatomo
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1950年生まれの著者が人間不信から自然保護運動、キノコ写真家とすすむ過程で、し尿処理場反対運動への反発から大便を自然に還す野糞を始める 記録をとり、方法も紙を使わなくなる等極めていく 書籍化にあたり分解も検証し夏は1か月冬は4か月 都会の貧相な生物相をかえって豊かにする可能性、日本国民全員が行える面積ありと知れてよかった 2008刊
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furutpp
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平素は内緒の話も中学の同級生が三人集まれば宴の肴になりえる事実は、限界点までの猶予が加速度的に短くなってきた中年男の大腸に快く響いた訳だが、強固な信念の思想の下に実践された1974年からの43年1万3760回の野糞記録は、我々が為してきた公共地域におけるやむにやまれぬ脱糞が地中から仰ぐ天使の階段のようだ。
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ヘタレ女王再び
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題名通り 自分も食物連鎖の1つに加わり穴を掘り野糞する菌類キノコ研究家の本。この本を読むまで、有機物の分解は土壌動物とバクテリアが担っていると思っていたが無機質まで分解するには菌類キノコの働きがかかせないと知った。糞にキノコが生える様とか、実に面白かった。巻末に生々しくフレッシュ糞、ほぼ団粒の土に還った事を確認する為に掘り出した糞まで写真が掲載されている。苦手な方は巻頭の美しいキノコや変形菌、尻拭きに適した葉っぱ図鑑のみ鑑賞いたしましょう
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templecity
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トイレを使わないことを主義として結果として自然環境を守るみたいな考えだが都会で野糞にこだわるのはいかがなものか。田舎でも全員が野糞をすることになったら、それはかえって環境破壊であろう。
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takao
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☆自然に還る。
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三平
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自然から恵みばかりを受け取っているばかりの人間の現状に疑問を持ち、大いなる自然の循環に貢献できないかと考えたキノコ写真家による野糞35年の記録。 モノは必ず穴に埋め、自宅でもよおしてきたら自転車で近くの林に走り、野糞困難な場所に出かける前日には「明日出る分は今日出す」技を駆使するなど、とにかく自然へ還そうと「正しい野糞」にフン闘。更にお尻拭きに分解しにくい紙ではなく葉っぱを使用。より良い葉を見つける為に数百種類を体験。産毛がある柔らかい葉が良いらしいが、仕上げは爽快感が味わえるハッカがおすすめらしい。
三平

傍から見たら一見馬鹿馬鹿しいことをやっている姿に爆笑しつつも、信念を持って野糞道を追い求める求道者としての姿には感嘆。ところで自然に還る成果のほどは…と、ええ、ばっちり巻末にフルカラーで著者のモノが分解されていく過程が掲載されております(全部読み終わって覚悟が出来てから開いてください)。人間にとっては汚物でも動植物・菌類にとってはグリム童話のお菓子の家のようなもので大饗宴。自然の面白さと凄さを思い知られました。

02/21 00:16
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ハパナ
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本来であれば、人間も自然サイクルの立派な一部である事を実感します。 表題に”くう・ねる”が無く”のぐそ”だけだったら、おそらくこの本を手に取る事は無かったでしょう。 大きな声では言えませんが、是非お勧めしたい一冊です。
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Noriko Ishii
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野外でトイレを35年続けている菌類の写真家。実施場所や葉っぱの選び方など体験を踏まえた独自の作法を語る。分解され土に帰るまでの観察もすばらしいです。
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linbose
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★★★★★
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ふぇるけん
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野糞歴35年、野糞 1万回以上という著者による魂の一冊?最初は笑いながら読んでいたが、この著者の熱い想いに次第に心を揺さぶられた。後半のウ○コがどのように土に還っていくのかの過程の研究は必読。巻末の袋とじの部分は食事中に見てはいけません(笑)
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yoneyama
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凄い本です。「ヒトが自然に返せるものと言ったら、ウンコしかない。ウンコはトイレに流せば厄介なゴミに成り下がるが、じつはヒト以外の生き物にとってはたいへんな御馳走なのだ。私がそう断言できるようになったのは、長年試行錯誤を繰り返し、さらには百以上の野糞を掘り返し、見て触れて、嗅いで味わった経験があってこそだ。」(序文より) キノコ写真家の著者は野糞歴35年、一万回、今世紀に入ってからは一度もトイレでやっていないそうです。
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isaribi11
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野糞1万回以上。野糞に情熱をかける伊沢氏の怪著。正気にては大業ならずという言葉もあるが、ここにあるのは純然たるサイエンスであり、哲学であり、徹底的な正気の帰結である。この本の文章は、どこかの誰かの借り物ではない。全て、氏、自らの言葉である。正に自身の血でもって書かれた書物と言えよう。ニーチェも大満足するに違いない。
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mkisono
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著者の野糞に対する執念が凄まじい。プロローグで「これまでにした野糞は優に一万回を超え、二十一世紀に入ってからというもの、ただの一度もトイレでウンコをしていない」と始まる本書は、全編野糞中心である。なぜこれほどまでに野糞に拘るのか、読んでみてのお楽しみである。野糞がどのように自然に帰って行くかの研究が一番すごかった。ついに「味をみる」ところまで行ってしまうとは! キノコやカビ、葉っぱの話もおもしろいが、やっぱり野糞。すごい本です。
isaribi11

良ければ是非貸してください!

05/06 20:19
mkisono

了解! そのうちお届けしますね

05/06 21:41
4件のコメントを全て見る
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monge
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世の中にはいろんな人がいる。袋とじには笑った。改めて考えると江戸時代には利用していたのに今は捨ててるだけ。しかもお金をかけて。うまく回せば太陽光発電よりは将来性があるような気がしてきた。
0255文字
rebanira_itame_man
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0255文字
健康平和研究所
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野糞する時にキノコを見つけるみたいに、自然に近づくのが良いと思う
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けじ
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野糞率100%や野糞千日行などの「野糞原理主義」とも言える過激な行動には、はっきり言って狂気さえ感じる。しかし、くだらないことを真剣に追求して極めていく姿には、求道者のような神々しささえ感じる。
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もりお
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読了。信頼している書店さんオススメの一冊。衝撃の?袋綴じ付き!
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めだかクッキー
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知らないこといっぱいで感動。奇書と括られるであろう本だけど、内容はどんな本よりも生命に密着してる。こういう素晴らしい本は小学生の教科書とかにして、人々の意識を改革すべき。人類はうんこにもっと感謝しなくてはならないのに、うんこのパワーを軽視しすぎ。講演いきます。
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みい⇔みさまる@この世の悪であれ
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☆×4.5…この方はきのこの世界では超有名人。もちろんきのこ大好き人間の私は知っております。しかしこの「愛」はものすごいものがありますぞ。とにかくにおう話題がずらっと。でも下品さはありませんでした。ここまで追及する人も早々いないでしょう。巻末にはそのものがありますのでコーヒー片手になんか読んじゃダメよ(笑)
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富山 繁樹
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都内の都心部はそりゃ苦労するだろうなあ。
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fu-ko
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いや~伊沢さん、変人です。どうして野糞にそこまで執着するのか理解不能。自然に貢献したいという気持ちは分かるけど、そこまでしなくても・・・。とっても真面目な人なんでしょうね。古本で買ったので袋とじのページをうっかり食前に見てしまいげんなりしました。しかし立派にトグロを巻くもんですね。
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ジョニーウォーカー
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チリ紙が乗ったウンチはとても汚らしく見えるのに、お尻を拭いた木の葉が乗ったウンチには、ある種の完成された趣を感じる不思議。著者による見事なトグロ巻きウンチが、獣に食べられ、虫に住まわれ、微生物に分解されていくさまを見ているうちに「ああ、汚く見えていたのは土に還れぬ文明なのだ」と気づいた。野糞歴35年、世界中のいたる場所で自分のウンチを地中に埋め込んできた著者が世に問うた、人間と自然の究極の関係…。これまでのウンチに対する認識をちょっとだけ改めてくれる一冊だった。
エムコ

ジョニーウォーカーさんのうんちブームに便乗してしまいそうですw

05/03 00:07
ジョニーウォーカー

(笑)この著者も語ってますが、何だかんだいってもみんなウンチって大好きなんですよね。これまで何冊かウンチ本を読んでみて、自分のなかでのウンチ観が(いい意味で)かなり変わりました。エムコさんもぜひw

05/05 14:46
4件のコメントを全て見る
0255文字
katta
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☆☆☆☆☆ まさに奇書。きのこを専門に撮るプロの写真家の著者は若い頃から野糞を愛していた。人間の体から出る栄養を自然に帰すというという使命感を持ち、出来る限り外で大便をする。やがてその愛は高まり、土中に埋めた大便はどのように分解していくのかを実験し、その有用性を証明するのだ。本の最後に付いた袋とじがすごい。食事の前後には絶対見ちゃダメ。でも下品になっていないのは科学的で茶化してないからかな。
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