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嵐が丘 (上) (光文社古典新訳文庫 Aフ 8-1)

感想・レビュー
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かふ
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『嵐が丘』は影響力は、最近読んだ韓国の小説でも『嵐が丘』が出てきた。最初に読もうと思ったのも音楽からでケイト・ブッシュのデビュー・アルバムを聞いたからだった。どこにそんな引き付ける物語があるのだろうか?それは聞き書きのスタイルで侍女であるネリーの語りではないだろうか?ネリーはキャサリンに反感を持つのだが、倫理的にネリーの意見は正しいけれども、それでもキャサリンに魅力があり、ネリーも死ぬときはそれを認めてしまう。ネリーが成れなかった姿にキャサリンは成るからだった。自意識ばかりが強くてなんでも思い通りにする。
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トレイルかめ
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一度 上巻で、挫折したので再読 今度は、間を、おかず下巻へ
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dokusyotyu24
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良い意味で先入観を裏切られた。荒野のお屋敷を舞台にした恋愛小説というイメージがあったが、全くもって「恋愛小説」ではない。いや、小説が描いている事象としては身分違いの恋なのだけれども、恋愛小説を読んでいるような感じが全くしない。語り手含め、誰一人共感できる人間が出てこない。全員が全員、びっくりするくらい自分のことしか考えていない。相手のことを思いやらない恋愛小説とでも言おうか。
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ま
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辛いが良い本だ。
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こより
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燃える命 喪失と芽生え
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大豆
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「ただ、天国はあたしの住む場所じゃないって気がしただけだって話をしたかったの」からの一連のセリフを読めただけで、本作を読んでよかったと思えた。「彼の方があたし以上にあたしだからなのよ。魂というのは何でできているのか知らないけど、彼の魂とあたしの魂は同じものなの」。そしてまた、この一連のセリフの中のたった一言が、ヒスクリとキャサリンが袂を分かつきっかけになってしまう、というのもなんだかすごい。
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momo
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モームの「世界十大小説」の一つ。混血の孤児ヒースクリフは嵐が丘と呼ばれる屋敷の主人アーンショウに拾われる。しかしアーンショウの息子ヒンドリーに苛めを受け心を許していたキャサリンにも裏切られ復讐に燃える。人を寄せつけない偏屈なヒースクリフしかし他にも性格が歪んだ人物のオンパレードだった!ヒステリー、恥知らず、高慢、冷淡…これでもかと人間の悪の部分が出てくる。まともなのはロックウッドに話を聞かせる召使いのネリーくらいかと思いきや彼女もなかなかの曲者で。この作品の主題は復讐なのか赦しなのか。期待を持って下巻へ。
ガラスの文鎮(文鎮城)

『嵐が丘』大好きです✨

08/04 22:52
momo

コメントありがとうございます♪「嵐が丘」いいですよね。読み始めは名前を憶えるのに苦労しましたが(^^;)

08/05 08:00
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鯉
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ネタバレこれまた好きなゲームの元ネタなので読んだ。ネリー視点。孤児で引き取られたヒースクリフとその家の一人娘キャサリンの恋愛話かと思いきや、キャサリンの兄であるヒンドリーからのいじめやエドガーとキャサリンの結婚、そこからのヒースクリフのヒンドリーやエドガーに対する復讐。人間ドラマ。ヒースクリフがずっとキャサリンのことを思ってて、思いすぎてちょっと妄想こじらせたストーカーみたくなってる。思ったよりキャサリンの性格悪くて人間味が強い。面白かったし早く下巻も読みたい。
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カフェラテ
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こんな面白い本だったのか、もっと早く読みたかった。感想は下巻も読んでから!とりあえずヒースクリフもキャサリンもいろんな意味ですごい性格。
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界烏
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復讐と悲恋の悲劇の記録、後世になって評価された不世出の女性作家の英国小説です。拾われてきたヒースクリフは屋敷主人の娘キャサリンに恋をする。しかし彼女は隣家の資産家の青年と結婚。失踪後、富、暴力・奸智を得て戻ってきたヒースクリフは不遇の身に陥れたもの全てを憎悪し、奪い・貶め、己の舐めた苦杯を味わせるつもりでいた。(当時としては突き抜けた)道徳・理想的でなく人格的に長短(温厚だけど臆病、有能でも根に持つ、活発でも高慢など)がある登場人物達の生臭いドロドロ昼ドラマが続く。捻くれた気分の時におすすめ。癖アリ。
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オレンジ
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ネタバレ登場人物の性格がのきなみ破天荒 この人たちが後にどう破滅しようとなんら意外性が無い。 むしろ当然の帰結に思える上に、同情を覚えることもないのでなかなか読み進められなかった。 キャサリンがヒースクリフのためを思ってエドガーと結婚したのはわかるけど、ヒースクリフVSエドガーになったらエドガーの味方をしてあげなよと思ってしまう。ヒースクリフの前で、ヒースクリフを王、エドガーをウサギの赤ちゃんと例えてなじるのは酷すぎる。
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タペンス
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 小説だけれども、登場人物たちの性格の悪さ、家族仲の悪さはとても現実味がある。ヒースクリフとキャサリンの強い結びつきは、良い意味で現実味が全く感じられない。こんなに他人に執着することってあるだろうか。狂気じみている。2人の結びつきは愛情とも思えないし、むしろ憎み合っているような。読むたびに2人の関係ってなんなんだろうと思う。
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押さない
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9/10 “いかれた家庭がみたけりゃ嵐が丘に来な!” 優秀な翻訳で読みやすい。
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ZEN僧
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荒涼とした土地の中で、登場人物の生きざまが強烈だった。最後の場面では時代(人)の移り変わりも感じるものがあった。以前このあたりに旅行したことがあるが、もう一度行ってみたい。
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まこ
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ネリーは関係者を嫌っているからディスりは話半分に留めておいたほうがいいんだけど。このギスギスはどこから来るのかロックウッドの好奇心の元になってる。リントン家、アーンショウ家の負の連鎖はヒースクリフが来てから始まったのか、ヒースクリフにヘイト押し付けて増大したのか。作中の犬が自分の縄張りに入ってくるものには攻撃的で、関係者の鏡写しになってる
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至
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予想以上に暗い話、かつ、全体的に少し暗めな性格の登場人物たち。 田舎に越してきたロックウッドによる、過去の探索。厭世家の彼でさえ、比較的明るい印象。 家から出て3年あまりで紳士となるヒースクリフ。何をどうしてそうなったのか。 ロックウッド、ネリーの話を訊いて→「しまりのない退屈な話だな!」作者の言い訳をロックウッドに吐かせているのか
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moka
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登場人物の誰にも共感できないと思いました。そう言えば、学生時代にこの作品を読みかけて、あまりの陰鬱さに途中でやめてしまったことを思い出しました。ただ、今回は、なぜブロンテはこの作品を書いたのだろうと考えたり、登場人物の激しい言葉のやりとりや無慈悲な行動に、誰しもこのような感情をもつことがあるかもしれないと思ったりしました。何の明るい兆しも見えない感じですが、下巻も読んでみようと思いました。
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nami
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聞き手役であるロックウッドが嵐が丘を訪れる場面から物語は始まる。しかしそれは、好奇心から聞いてしまったことを後悔するような、二つの家庭の崩壊の歴史であった。複雑に絡み合った呪縛のような荊の蔓は、一体どこから生じてしまったのか。狂気に染まり攻撃的になり、やがて衰退していくこととなる彼らが陽光の下へ行く道は無かったのだろうか。互いのことを罵倒し合いながらも、他の者の命さえ厭わぬほどに、大切に想う感情とは何処から来るのだろう。本心とは何故、上手く伝えられないものなのだろう。多くの謎を抱きつつ、下巻へ。
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アンコ椿
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どいつもこいつも勝手なことをぬかす人たちだ。まともなのはネリーさんぐらいか。
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Yasunori Hosokawa
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上下巻分です。猛烈な小説。自分が知る作品で比較できるとしたら『カラマーゾフの兄弟』くらいでしょうか。全然まだ消化できてませんが、ヒースクリフに表現される、全てを徹底的に破壊した後に奇妙な静寂に至る、それは同時にこの世からの離脱なわけですが、それが悲惨な末路というのではなく、無残さがそのまま救済として肯定されるような、しかし一方で諦念とも少し違う、そういったところに感銘を受けました。
Yasunori Hosokawa

登場人物のヘアトンはヒースクリフの精神を受け継ぎ、しかもキャサリンと同じ目をしている。そのヘアトンがキャサリンの娘と結ばれるわけで、この悲惨な物語にある奇妙な肯定感はこの二人の存在から来るのかもしれないです。ある種ヒースクリフとキャサリンの生まれ変わり、再びの受肉という感じで。

01/15 20:18
Yasunori Hosokawa

今回読んだのは光文社古典新訳文庫の翻訳ですが、この作品はザ・名作ということで翻訳がかなり沢山あり、特に新潮文庫のと迷いました。新しい翻訳であることと分かりやすいという評判から選択しましたが、新潮文庫版なども今度読んでみたいと思います。誰もが文句なしに名作と断言できる作品かと思います。

01/15 20:18
3件のコメントを全て見る
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masabi
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【あらすじ】嵐が丘の謎めいた男ヒースクリフが現在の地位にのし上がったのかが語られる。【感想】バージニア・ウルフの著作から。作者の激情が登場人物に投影され純粋性を損なっているという評価だったと思うが、それを抜きにしてもキャサリンとヒースクリフの応酬は苛烈だ。お互いに罵倒し傷つけながらそれでも相手を自身の魂だと感じ取る深い愛には凄味すら感じる。復讐譚とロマンスではあるが登場人物に共感も同情もできず、かといって展開に没頭するのでもない。罵声と感情の奔流に押し流されて下巻へ。
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amanon
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以前新潮文庫で読んだものを別訳にて再読。ここまで殆どの登場人物に共感できない小説も珍しいのではないか?という気にさせられた(笑)。とりわけヒースクリフとキャサリンという互いにエゴ剥き出しで、時に激しく罵り合いながらも、途轍もないレベルで愛し合っているという複雑な在り方には、想像を絶するものがある。また、一見、第三者的な立場から物語を冷静に語っているかのように思えるネリーも、結構エゴイストで、それに時折判断を誤り、状況を悪化させるような場面も見受けられるし…また、物語の背景にある社会状況がふと気になった。
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おにぎり
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都会からイギリス農村部に移住してきた青年ロックウッド。隣の集落に軽い挨拶に訪れただけなのが、寝ても覚めても嵐のような騒動に見舞われる。日記に書かれたキャサリンの気難しさを閲読しただけで脳裏に深く刻まれる。ネリーの能書きによると、十時まで寝ていたら午前中の貴重な時間を失ってしまう。朝十時までにその日の仕事の半分を済ませておかないと残りの半分はやらず終いだ。と言われたら立つ瀬がない。下巻もこの調子でロックウッドは目眩がするようなネリーの長話しを聞いているだけなのだろうか。
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L
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訳者によって全然印象が異なるなと思いました。8年ぶりに再読。
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さとまる
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登場人物全員のクセが強すぎる!読んでいてぐったりと疲れてしまう。物語は女使用人ネリーによる昔語りの形式をとるが、彼女の言うことが本当なのかも疑問。続きの下巻を読みたいけど元気な時じゃ無いと無理だな……。
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ころこ
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一族の生き残りはヒースクリフとヒンドリーとキャサリンの子供の3人である。人質なのか、虐待で精神的に支配されているのか、精神疾患なのか良く分からない。なぜ最初の3人から現在の3人になったのか。この間に何が起こったのか。そもそもヒースクリフがなぜ一族に入って来たのか、明確な理由は語られていない。彼は一族に憎悪と暴力をもたらす。他方で一族の中心にキャサリンとの愛がある。存命の2人がヒンドリーとキャサリンの身代わりなのは想像が付く。このままだと近親婚で、人間関係の距離の近さの一方で実際のコミュニケーションは上手く
ころこ

いっていないのが異様に映る。認知的不協和は個人同士の関係というよりも、嵐が丘の家および土地に根差しているようにみえる。ポー『アッシャー家の崩壊』を想起させる。そして、同じ兄弟関係の一家が2組あって、それが重なっている。小説内に語り手がいるのもホラーやミステリーの要素のひとつで、話者から聞いた情報でだんだんと世界がみえてくるが、同時に情報が不完全であることも知る。知っていることよりも、知らないことに読者は惹き付けられる。何をテーマとしているかはっきりしない。多義的で解釈の余地があり、何かが滓のように残る。

09/19 21:18
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フラチキさんです
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★★★★★ 初読み作家さん。私が読みたい本の元ネタだったので読んでみました。今のところは登場人物にあまり共感できないし、急にヒステリックになったりと掴みどころがなくて困惑。しかし何故か面白い。家系図を把握した瞬間から読みにくさを克服し、一気に読み終えていました。復讐譚的な側面が見えてきたところで上巻は終わり。とりあえず下巻へ。
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めっかち
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 訳文は非常に読みやすい。上巻は、怪談のような不気味さが漂っていて頁が進む。で、途中から、回想という形式で事実上の本編になるわけたが、やはり外人の名前は中々覚えにくいなぁ……。三人以上の会話となると多少混乱する。
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アナーキー靴下
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20代の頃、別出版社版で読んだが、登場人物が罵り合うばかり、情景も真意も掴めない話に心底疲れた記憶がある。今回新訳で再読したが、訳のおかげは勿論、朧気ながら筋書きが頭にあるためか、非常に読みやすく、心に強く触れる物語だったとわかり驚く。語り手は人間嫌いのロックウッドと使用人のネリー。善悪も好き嫌いも強いフィルターがかかっている。特にネリーにとっては、世話のかからない人間程好もしく、その評価は対等な関係においてはまったくそぐわないだろう。人を惹きつけるのは上っ面ではなく、奥にある、時にどろどろとした何かだ。
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長尾
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どこを向いてもどいつもこいつも人間剥き出し。恋愛についての話ではあるが、ロマンスについての話ではないのがよく分かった。すごーく不穏な前振りで上巻が終わったので、下巻がどうなるか結構楽しみ。
0255文字
setera
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とりわけ台詞は、人物がそのまま喋っているような息のある見事な訳文である。
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ICE-A
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語り手の一人である使用人のネリー、知りすぎでは(笑)。読み始めたら止まらない物語。富裕層の女性は使用人が身の周りの世話をする時代。人間関係も狭くほとんどが二つの屋敷で起きる出来事。烈しく罵る場面が多い。閉ざされた場所で自由もなく人間関係も上手くいかなければこうなるよなぁと納得させる力のある作品(それが当然ということではなく)。そのうえ人種差別、階級差別、女性差別も酷い。こんな時代/環境では心の健康は保てないでしょう。下巻もすぐ読む。
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uchiyama
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今更ながら初めて読みました。狂気と罵倒の嵐が丘、どの人物もキャラが立ち過ぎですが、なかでもジョウゼフ。この小物な偽善者感が秀逸な人物を、「悪党の爺ですが嘘はつきません」と評する、無慈悲と慈愛を併せ持ち、手厳しくも苦難にへこたれない、フランソワーズを彷彿とさせるネリーを語り手に設定したところに、この小説の強みがあるなと思います。アル中ヒンドリーに殺されそうになって、「肉切り包丁は嫌でございます」「それは、鰊の燻製を切った包丁でございますからね。いっそ、ズドンと撃たれた方がよろしいですわ」には、笑いました。
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pika
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世界三大悲劇と謳われていてビビって読み始めたが驚くほど読みやすく、夢中でグイグイ読まされてしまった。ヒースクリフの言動の説明が酷すぎて笑ってしまう。激しい感情の噴出や恐ろしいほどの悪言が一周回って清々しいほどで、その裏にある何か、大きな影が身に迫って時折ゾッとさせられる。キャサリンのヒースクリフへの想い、ヒースクリフの静かな熱情など、魂の片割れという言葉や愛について今までとは全く違う視点から見させられているような感覚。過去の語りがゆえのドキドキもあり。先が気になる。
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起死回生の一冊を求めて
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こ、こんな話だったとは!!!良い意味で予想裏切られました。というか、とてつもなく面白い!一気に下巻へ!
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じゅ
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ガラスの仮面の予備知識しか無かったけどすごい話だな、まともなロマンスが微塵も感じられない……続きも読みたいけど下巻がunlimited になかった 探します
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maru
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上読み切った!上下巻分かれているものは初めて読む。語り手が優秀。少し傲慢さや、偏見等が垣間見えてしまうけど、話がよく入ってきた。キャサリンちょっと謎、、恋の愚かなさ側面も見れた。皆が反対する人とは付き合っちゃダメね。
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ぷよ吉
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英米文学の三大悲劇のうちの一つ。他の二作品は読了済みのため、最後の一作である本作品を読んでみたけど、どの登場人物にも好感がもてない。誰も彼もエゴと気まぐれ、ヒステリックに渦巻いていて、もうちょっと思慮深く行動しようよって言いたくなった。それとも実際、人間ってこんなもんなのかな…。イマイチ納得できないまま下巻へ進みます。
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ぼや
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二つの家しか出てこないし、意外にも読みづらくはない。登場人物の誰にも共感できないけど、かといって語り手のネリーも信頼できない。自分がこの家で唯一まともな人間だと思うような人間は(確かに周りみんなおかしいけど)、ちょっと疑ってしまう。こんな「家政婦は見た」みたいな構造の話だったんだな。でもこういう図々しい世話好きのおばさんいるよな。出てくるやつ全員軽蔑しながら読むという、新しい楽しみを覚えた。この家は風水的に良くないんじゃないか?でも面白かった。
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P弼三太郎
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古い本で翻訳ということもあり読みづらい。
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