読書メーター KADOKAWA Group

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Yoshi
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弓道における禅の話。 ドイツ観念主義の方が禅という真逆のそれに浸っていくその経過はなかなか読んでいて興味深い。 「それ」と呼ばれるものは確かにあり哲学の範疇で言われる「それ」が中々言葉として思いつかないがseinとか存在とかハイデガー的なものなのか?とか、、 頭の中が完全に空になるあの感覚が禅なのだろうなと漠然と思っていたが、「それ」を紐解くための文章としてとても良い本で有意義な読書だった。
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m
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「読書する人だけがたどり着ける場所」で紹介されており興味を持った本。昨年4月に読みたい本に登録して以来ずいぶん後回しになってしまった。ドイツ人哲学者による弓道修行の体験記。頑ななルールと一見遠回りに思えるプロセスに私だったら無理とすぐ匙を投げてしまいそうだが、ヘリゲル博士は必死に喰らいつく。簡単には体得できない感じが魅力なのか。ちょっと難しかった。
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ehirano1
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いやはや合理主義の西洋人をも凌駕してしまう東洋の教えの凄さに感服。一方で、その頭でだけ考えてもわからない(=合理主義者には理解不能?)東洋の教えを結果的に体得した著者にも感服です。
ehirano1

「経験だけが教え得るものを、何ゆえ思想の中で先取りしようとするのであろうか」はとても印象に残りました。

01/06 22:09
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孤岳
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禅に関心を持ったオイゲン・ヘリゲル博士は、東北帝国大学で哲学史を教える傍ら、弓聖・阿波研造師範の下で弓道を学ぶ。ドイツ哲学の論理に凝り固まった論理主義者が、愚痴混じりのような問答を繰り広げながら、6年間の修練を経て神秘主義へ飛躍していく過程が面白かった。「正しく待つことを習得せねばなりません」はその通りなのだけれど、根気がなく、すぐに結果を求める現代の日本人には難しくなってきているように感じる。自己からの離脱。精神の練磨。これらは武道以外でも可能で「目標に至る道であり、補助に過ぎない」はその通りだと思う。
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田中一郎
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読みやすいけど中々に示唆に富んだ名著だった。 「経験だけがおしえうるものを、何ゆえ思想の中で先取りしようとするのであろうか」は自分の悪癖を看破されたようでギクリとした。 思えば禅の教えは最初から「不立文字」って言っている訳で。 「ヨーロッパ人は日本について余りに無知である。いや日本人自身でさえ、日本について無知である」は重い。
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illy
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ネタバレ日本の伝統的な芸道の根底に流れる禅の精神。 これらの目的は奥義を理解することにあって決してスポーツ的意義ではない。 この、神秘主義的な実感の世界を、論理的立場の哲学者である著者が実際に6年の修練を経て感じた精神的側面を叙述した本作。 当たり前に神秘的な感覚の記述が多くて、共感性が低かった。 けど呼吸法とか、それによってもたらされる精神現在の感覚をうまく言語化していて、いわゆる「ゾーンに入る」ことを筋道立てている。 実際に6年の修練をしないとこの精神現在には至らないと思うと、長えなってなる。
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papico
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人間の根底にある思慮深さは、禅の真髄とも通ずるのだろうか。ドイツ人哲学者ヘリゲルが弓道を通じ禅の精神であり本質を見出していく。的は考えて射るのではなく、その精神が射るのだと。呼吸力、無我であり無心の境地に達することの重要性を弓と禅の精神に気付かされます。きっと社会生活を送る上でそれは生き方のヒントでもあるのかな。今の自分の生活に置き換えてみると「物事の全体像を掴み、広い視野で物事を捉える」ということだろうか。日頃から心掛けたい。
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モート
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離れは時間が知っている。体を一つに使える正しい呼吸法に基づき、無理無駄がなく四肢の筋力を使わず引いて準備しろ。。 目的はもつなブリコラージュしろ。「野生の思想」のブリコラージュの結果は、次にフィードバックされる素材となる。これは「オートバイの修理技術」では小さな円を描けと言われる円環運動。さらにニーチェの「永久回帰の思想」ともなり全ては肯定され、成否の区別は溶けて自他の境界も曖昧になり、オキシトシンが分泌され、的を射ることになる。。 つまり的は一つではないし、正しい答えもひとつではないから安心しろ
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eche
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大学時代に国文学を研究していた時から論文の参考文献などで目にしていました。そのため、ずっと頭の片隅にはあった本で、いつか読みたいと思っていた一冊です。今回、弓道について知りたいと思うタイミングでもあったので、偶然立ち寄った京都の本屋さんにて本書を見つけ、購入した次第です。私も未熟者でありながら武道を嗜んでいます。そのため、オイゲン・ヘリゲル氏が阿波藩士と共に到達した域にはほど遠いですが、本書の言わんとするところが分かった気がします。私も学生時代は頑張ろうとして力が入ってしまっていたのですが、大人になって
たいぱぱ

難解そうですが、読んでみたい一冊です。「道」が付く競技の真の意味(あるかどうかわかりませんが)を知りたい気持ちがあります。

04/12 22:33
eche

私もまだまだですが、「なるほど~」と多少は思えるようになりました◎ 心に刻みながら、また稽古に励みます^^

04/13 20:34
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yes5&3
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会社の先輩からの推薦。ドイツの哲学者が1920年代東北大講師として日本滞在中、弓道を通じて禅を理解していく話。約5年間、何と根気のあるご夫婦であることか。奥様は先に墨絵も修得していたというくだりも。当てたい当てたいでなく呼吸から入る、そして無の境地。暗闇で矢の上に矢が刺さったという神秘もありえそうに感じる。そこから約百年経って、帯にはスティーブ・ジョブスの愛読書とある。鈴木大拙とともに日本文化を西欧に広めるのに貢献したとのこと。
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katsumi
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弓道に呼吸は大事だと思うけど…。この息づかいは無理じゃね。何回やっても無理。出来る人がいたら教えて!
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nori
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哲学者オイゲン・ヘリケルが、弓聖と称えられた阿波研造に師事し学んだ記録。 "呼吸力"だとか"結ぶ"とか"筋肉の力を抜いて手だけに任せて呼吸力を使う"という考え方は、昔習った合気道とも相通じるものがある。古武術全般に共通するところもあり興味深い。 師と弟子の関係が、"決して出しゃばらず、でも等閑もせず"という感じで、ほどよい距離感が👍理想です。
nori

僕はこれまで出逢えて良かったな〜と思う人が3人います。そのうちの1人が合気道の先生でした!どうでもいいでしょうけど…😅

06/03 21:33
papico

人生に影響を与えた恩師...そういう方と人生巡り合えるのは幸せなことだと思います😊たまにはnoriさんの元気な顔を見せにいってあげて下さいね♪

06/03 21:36
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jabrafcu
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1920年代に来日し東北帝大で教えたドイツ男性哲学者が,自ら弓道を習得した過程を自伝的に記した書物。弓道を始めとする武道は禅が思想的前提になっているとされており,そのため禅の入門書として鈴木大拙『禅と日本文化』とともに西洋でよく読まれたという。全くの異文化へ飛び込んで,なかなか勘所がつかめずに苦労を重ね,ついには無心で射ることを習得するという苦難と成功のストーリーであり,一種のビルドゥングスロマンともいえそう。クライマックスで示される師範の腕前もマンガじみた凄さで,読み物として面白く読むことができた。
jabrafcu

ある研究によれば[^1]著者はドイツ帰国後にナチスに関与していたという。ハイデガー同様,あれだけ深遠な思想を著せる人でさえもがと感じてしまうが,現代本邦右派のスピリチュアル好みを見るに,もともと神秘主義に傾倒していた著者が同様の道を選んでしまうのもありえないことではないのだろう。自己超越するにも貢献しようとする先の倫理に適切な距離を取る批判精神は失ってはいけないという教訓を読み取るべきなのかもしれない。フランクルとヘリゲルが収容所の内と外で同様に自己超越(に類すること)を考えていたというのも皮肉である。

02/08 23:13
jabrafcu

[^1]: 山田奨治 2002「オイゲン・ヘリゲルの生涯とナチス――神話としての弓と禅(2)」『日本研究』国際日本文化研究センター,vol. 24, pp. 201-226. https://nichibun.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=698&item_no=1&page_id=41&block_id=63

02/08 23:14
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banjo
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「あなたが弓をひくことができないのは、呼吸を正しくしていないからです。呼気は結び、結び合わせる。息をいっぱいに吸ってこれをぐっと止めるとき、一切がうまく行く。また呼気は、あらゆる制限を克服することによって、解放し完成する。一切を忘れてもっぱら呼吸に集中しなさい。ちょうどほかには何一つすべきことがないかのように。一射 = 一生と。」 悟りの真髄は文字にできないので教えることが出来ない。自分自身で体験し、本質を見つけなければならない。 水の味は、飲んで体験しなければわからない。
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ミー子
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再読。この読書メーターのお陰で、前回読んだのが9年前と判明。この9年の間に私は坐禅を始め、仏教瞑想を学び実践し、継続している。読書だけでない仏教の実践・体験を経て再読すると、前回とは全然違い、書かれている著者の体験がよく分かるし、学ぶ所が多かった。私はピアノをやっているが、ピアノも無我・無心の境地で弾くといいと思い、やってみることにした。禅の初心者が修練して無我の境地に達し、熟達するまでの体験を、事細かに記録したこの本は本当に貴重。こんなふうに逐次記録した本は、僧による本も含めて他にないように思う。
ねこさん

岩波文庫青の『日本の弓術』も内容ほとんど同じですが良いですよ。

01/09 23:44
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Yusuke Omata
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ドイツ人哲学者オイゲン・ヘリゲルが弓道を通して禅を学んで行く内容です。 旧漢字のオンパレードで慣れるまで時間がかかりましたが、なんとか読了。思考して読んでるはずですが、旧漢字に苦戦し自我が一瞬一瞬なくなり無の境地に。。。ヘリゲル氏も本書で同じような心境になっていて、「こ、これが禅?これが無?」っと一瞬勘違いしました。
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tamagokun
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ドイツ人の哲学者が1920年代に日本に来日して、弓道をします。そこで出会う禅の考えを伝える話。本筋とずれますが、作者が禅を知るために、その時代にわざわざ日本に来て弓を練習する行動力に感動しました。
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おんぼーだー
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○○道の根源は同じなのだろうか。その状態に達したことが無いので、分かるような分からない内容だった。 ただ"それ"という感じはありそうな気がする。○○道がやりたくなる。
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よう
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ネタバレ筋肉を使わずして弓を引く。呼吸による精神の集中をもつ。矢を放つには、これを放とうという意志を全く持たないで放つこと。的を見ないで的を射ること。
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Tadashi_N
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斎藤孝さん推薦の書籍。禅と弓道と呼吸は、大いに関係がある。
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ぎゃり粉(ぎゃりこ)
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いい本だった。西洋哲学者が「禅」について弓道から学び得ようとする。非常に抽象的な内容であるような具体的な体験であるような、著者の得たものが詳細に記されていると感じる。読み進める中で、勘違いかもしれないが禅の精神に触れたように思う。精神の自在や思考の限界か、陳腐な表現になるが無我の境地への道筋を見つけることが禅なのか。
ぎゃり粉(ぎゃりこ)

読みながら中島敦の「名人伝」を思い出した。名人伝では弓の技術は最終的に弓を射なくなることで完成していたのだが、これは同じことだったのではないかと思う。他、これはスティーブ・ジョブズの生涯の愛読書だったらしい。

02/23 02:28
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Hiroki  Nishizumi
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阿波研造範士の言う、頭を下げよう、お辞儀しなさい、は日本語でどのような言葉だったのだろうか。その通りだったのだろうか、それとも別の言葉だったのだろうか。悩む
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フーモン
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西洋出身の著者が日本で弓道の一流の人の元で修行して、禅について学んでいく話。 外面的に表れるものではなく、無我という内面的な達成が本質。外面的に表れるものは副次的なもの。 侍が名声、勝利、命よりも大事にしているものについて著者は気づいた。 自分も表に現れる結果に捉われず、力を抜いて淡々と内面的な達成をしていきたい。
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たこ焼き
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射るためにそこに存在するが、その目的から超然として成功も失敗も考えずにただひたすらその行為を行う。無意識が勝手に正しい動きをするのを待つ。「心の現在を失う」ように動き、的など存在しないかのように振る舞うことが理想。目的を達成するには、目的を忘れるほどその目的達成のための行為と一体化しなければならない。そのためには訓練が必要だが、その過程で無心ゆえの多くのやり損ねの経験が必要である。(頭でやろうとしているうちは大きなミスはないが、極致にいたることはできない。)達人は恐怖を失う。
たこ焼き

初めは恐怖なく、経験して恐怖が生まれ、やがて恐怖から自由になることで人は目的を達成する。

11/16 02:08
たこ焼き

成長し続ける人は達成したあと、初心者に戻る。挑戦し、恐怖を覚え、恐怖から自由になるという行為を繰り替えすのである。

11/16 02:11
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taiju
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記録
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kazuchan1209
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書き溜めた日記は死ぬ前に焼いてしまおう。残そうとした言葉は残らない。残そうとしない言葉こそ残るのだ。
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ヘッジホッグ@Wheezers and Dodgers
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ネタバレ日本の「〇道」は全て無我の境地に通ずる。ドイツ人哲学者の筆者が日本の弓道を通して、禅の奥義を体得する過程のエッセイ。「我思う、ゆえに我あり」に代表されるように、個人を意識する西洋思想。自分自身はなく自然の一部と理解する東洋思想。思想背景が全く異なる筆者が弓道の稽古を通して、日本の禅の奥義を体得するまでの体験、感情が克明に記載されており、自分自身が追体験できる。今でも読み継がれる理由が分かる。
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キジネコ
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「弓」に限らず「茶」も「華」も「香」も又然りで、およそ「道」に踏み出し歩む者の目指す思索修練の昏迷は、老子を濾過した仏教の極東の結実「禅」的アプローチから紐解く能を可とする、とヘンゲルさんが得心。道元さんは只管に座ることで無の心境地にて自己を忘却し真理との邂逅を待て、と諭す。その難路道程をドイツ人哲学者は「弓」の師父の膝下にて辿る。徹底した様式の踏襲の先、全てから自身の意識が解放された瞬間に、本質「それ」が昏迷を照らす。その実践と経験の至る日々。矢は放たれる時を待つ。道に殉ずれば奥義の的は悟りと同義なり。
キジネコ

量子の世界には時間も空間も全く違う様子があるらしい。私らも量子の塊、小さい単位が覚えてるコトの呼び声が聞こえるんと違いますやろか?

02/13 21:27
ユウキ

そうかもしれません。キジさんの言う通り知ってどうするんとも思います。種族の役割が知れたなら人類の進む道も決まるのになぁ。動物はただ自分の生命を謳歌してるだけに見えるけど対地球に関してはみな大事な役割担ってるし。蚊なんて居なくなったら生物が滅ぶくらいの事聞いた事あるし人は居なくなったら地球が甦るとも聞いた事あります。なんなんでしょね😅ボイジャーになっているの良い考えと思います。

02/13 21:43
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leo I
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師が日本哲学入門書を読んだ際、哲学者に弓道を会得することが極めて困難に違いないといった場面、学問として徹底的な論理性のもと成り立っている哲学と弓道などの様々な道というものは一見すると似ているように思われ、哲学的アプローチで道を辿ろうとしてしまう。しかしそこには大きな間違いが潜んでいて、哲学の範疇を大きく外れた禅的な観点において自らがそれと一体になることで、求道者としての大きな一歩が踏み出せるのではないか。ロジカルシンキングというものが絶対的ではなく、自分がそれに毒されていたのかを気づいた作品。
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おぐら
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ネタバレ禅=精神の鍛錬である、弓矢を使わず自分自身から離れて打つことが奥義(弓・矢・人が一体となる) 剣道の極意は死を恐れないこと 呼吸>離れ>的に当てるだが当てることを目標にしない 自分の目標に目を向けよう、勉強が目的ではない
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あーさん☆㊗️22222冊達成!!(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)
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弓道について語られた本。
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Hiroki  Nishizumi
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尨犬の正体と”それ”は未だ到達せず。精進せよ俺。
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Uncle.Tom
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日本の武道にはスポーツを超えた精神性が含まれていますね。これに関しては日本の誇るべき点といってもいいのではないでしょうか。〜道と名のつくものは組手や試合においても相対する対峙者を超えたところにその境地があります。本書からはそのことが強く伝わってきます。近年ではスポーツにあまりにも勝ち負けが重視されすぎている傾向があるところが、個人的にはあまり好きになれません。技術の向上を超えた精神性の練磨。それは何においても最も大切にされるべきものなのではないかと思います。本書はそれを気づかせてくれます。
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ののこ
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最後まで目を通したものの、読み解けない箇所が結構あり難しかった。 現代語訳で読みやすくしたとのことだったが、それでも文章が折り重なったり、翻訳機で変換されたような訳が多くすんなり入ってこなかった。 実践できることは呼吸法。
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たかこ
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茶道を習って25年以上経っている。茶道も禅と関係が深いので、精神の修行についてはすんなり入ってきた。改めて私の師匠が教えたいこと、伝えたいことがわかったし、私も人を育てる人として何を教えたらよいのか、考えさせれた。技術を伝えるのではない、精神を伝える。西洋の文化とは程遠い禅の教え、ここまで探求されたヘリゲル先生の粘り強さと奥深さとそれを伝えた師匠のすばらしさ。日本の文化や精神をくみとってくださったことをありがたく思う。
たかこ

茶道や華道…これらの芸術はすべてある精神的な心構えを前提していて、この心構えをそれぞれの芸術の特性に従って育成する。日本の弟子は三つのことを身に付けてくる。善いしつけと、自分の選んだ芸術に対する情熱的な愛と、師に対する批判抜きの尊敬とである。弟子の独立心や創意工夫を期待しないが、弟子が成長し成熟するのをじっと待っている忍耐心をもっている。両者ともに時間をたっぷり持っており、師はせきたてず、弟子はあわてて手をさし出さないのである。

07/24 18:42
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kaho
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「日本の弓術」を先に読んだが、あちらが講演録でこちらがより詳細な記録。いずれも本来ドイツ人に向けられた著作なので元はドイツ語だし、ヘリゲル博士自身がドイツ哲学の専門家。西洋思想に対し「禅」の思想とは何なのかを追究すべく、射撃を得意とした彼は 来日数年間の間に阿波研造範士の下 弓を習うが、精神集中「待つ」/呼吸/的を狙わない精神の覚醒… 馴染んできた西洋物理的な思考と試行からは全く得られない その苦心と発見の稽古の記録。洋の東西が混ざる今の時代の自分にとってはこの阿波範士の教え方に非常に共感と興味を持つ。
あさいやす

脱力、呼吸。大切ですよね。ぼくは空手。

08/02 15:14
kaho

みんな健康的だなぁ・・・!!

08/02 17:16
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一彩
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「あなたは正しく待つことを習得せねばなりません。」待つこと・・・むずかしい。
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nukadango
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こんな良い本があったんだ。 ジャッキー・チェンが師匠に酔拳を学ぶやベストキッドが師匠に習う。子供が東洋思想をベースに師匠の難解言葉に向かう、子供は馬鹿なので先生に言われ通り頑張りやすいといえばやすい。頭でなく身体で覚え、師匠を超え敵を倒す簡単な我々の話。このストーリーが、生徒が西洋哲学の先生で頭の偉い大人だったら、こんなに奥深いストーリーに。それも日記で回想しながら禅哲学の本質に迫る。 めちゃ面白い。 東西哲学の融合。 無意識が織りなす世界。 教育。 論理と体感 久しぶりに読んで感動した。 殿堂入り。
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スダタロー
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友人に勧められてKindleで読了。 弓道を中学から始めて10数年になる僕ですが、こんなに深く考えて弓道をやったことはない笑 でも自分が弓道をやる上で大事にしていることは大凡本著に書かれていると感じました。筋力や運動神経というものが上達の要因ではないところが弓道が幅広い年齢層の方を受け入れられる要因であるとともに簡単には上達しない難しさだと思っています。 個人的には格式高いものにせず、親しみやすいものになって欲しいなと思うんですがね。。
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