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死刑囚永山則夫

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turutaka
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まず永山事件をそれぞれ時系列毎にまとめてあるので理解がしやすい。永山事件入門編にぴったり。 逮捕後の永山が次第に知恵をつけて自分勝手な理論を構築していく過程もわかりやすい。 犯罪は無知のせいではなく、己の怠惰な心が原因であることがわかる。 獄中結婚・離婚についても己の身勝手さが存分にでており、興味深い。 綿密な取材と端正な文章で記録文学として一級品。さすがのお仕事でした。
0255文字
キャサ
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ネタバレ1/9才の永山則夫、ピストルで4人も殺害する。
0255文字
kikizo
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衝動的に、次々に射殺した「永山則夫」の人生を、克明に調べ上げて著している。裁判記録も記載され、読みごたえがあった。著者は「フィクションです」と語っているが、限りなくノンフィクションだと思える内容だ。未成年ながら実名報道され、獄中で著作に励んだ永山則夫。今生きていたらどう感じるだろう。名著です。
0255文字
spica☆
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友人にすすめられて。今でも少年犯罪がおきる度、耳にする事がある「永山基準」その元になる事件を基にしたノンフィクション。生まれる前の事件で全然知らなかったのですが、この本を読んで始めて概要がわかりました。少年時代の劣悪な環境は同情すべき点が多々ありますが、それで連続殺人を正当化できるものではない。獄中でやっと勉強して、小説を書いたり、独自の思想を展開していたようですが、個人的にはこの方に感情移入することはできませんでした。
0255文字
Tomoaki
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ネタバレ昭和の連続殺人事件、その後の裁判、死刑確定までを記したノンフィクションの傑作。苛烈な環境で育った少年犯罪者が、皮肉なことに勉学へ集中できたのは獄中だった。そして孤独の中での本との対峙はやがて辺境的な思想へと永山を導いていく。子供のころに与えられていればそもそも短絡的な犯行にも至らなかったのではないかと思われる落ち着いて勉強できるる環境、しかしそれを彼が得られたのはあまりにも遅すぎた。遺族への対応、獄中、裁判所での振る舞い、死刑囚は本当に反省に至っていなかったのか、それは遂に明らかにされたとは言えなかった。
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