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白疾風 (文春文庫 き 27-3)

感想・レビュー
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酔ちゃん
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再読本。北重人さんも亡くなられて10年以上経ちましたね。本当に素晴らしい作家さんを亡くしたと思います。 活動期間が短かったので作品数も少なく残念。 本作は開闢期の江戸がよく描写されていて興味深い。 このころの時代を背景にした小説は読んだことが無いので、開拓されていく江戸を知るのに役立つ(小説ですけどね) 金山をめぐってやたらと忍者が出てくるので、そこはもう少し整理してほしかったな。ちょっと死人が出すぎるのも嘘っぽいと思う。
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yamakujira
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信長の侵攻で伊賀を追われた三郎は、家康が天下を治めた頃には戦を離れて篠とふたりでおだやかに暮らしていた。静かな生活を隠し金山の噂が脅かす。村を束ねる武田の旧臣は埋蔵金を知るのか、数十年ぶりに接触してきた礫も金山を狙っているのか、風魔や武田忍者の影も入り乱れ、村を不穏な気配が包む。前半はいささか冗長に感じたけれど、敵の姿が明らかになってからは怒涛の展開で一気読みだった。伊奈道、平川の源流、多摩川、小仏の山並み、鎌倉道などのヒントを駆使しても、三郎の村がどこだかわからないなぁ。 (★★★☆☆)
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雪乃
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【図書館本】面白かった。
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はつばあば
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たった一人の天下人を出す為に戦った特殊集団・忍者の疾風が平和になったはずの村で、遊び女・桔梗が来たことに寄って起る不穏な動きから禍を取り除こうと。お金と云うものはいつの時代の人をも狂わせる。歴史で習った大久保長安のお金の行方、徳川家でなくても気にかかったものだ。戦うことより、田を耕し、家族平和で憩う事が戦場で生き残った人の想い。江戸が拓けていく様は人々の力強さを物語る。自然災害の多い昨今、人や国が争うことなく地球を大切にする方向に持っていけないものか。
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キムチ
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とあるお気に入りさんからの紹介で手に取る。標題の疾走感がいいと思いきや、武蔵野に走る白髪老人の舞台。武蔵野の原野は行ったことがないだけに、読み手を妄想の世界へいざなっていく力がなさそうで、有った!これには 我ながら笑えるところ。でも江戸期、若いサムライだけでなかったはずのリアル感設定が面白い。筆者夭折合掌編。。。
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デンティスト
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面白く読みました。何となく話の展開は読めましたが、平和な村の生活に、ひとつ、ふたつと不吉な事が起きてくる描写に引きつけられていきました。篠と三郎には生き残ってもらいたかったです。
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徳川の世が定まり敗れた主家を離れて拓いた村に忍び寄る魔手!共に暮らすリタイアした忍者に安息の時は来るのか?ってお話。
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ふぃすか
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途中からかなり湧き肉踊る展開で、バンザイ忍び!と思いました。池波正太郎氏の小説読んでるときと同じ気分。桔梗さんの存在感にビビる私。普通の男じゃ太刀打ちできませんわ、コレ。実際に血を流して戦ってる者のことなんかこれっぽっちも考えてないあたり、謀臣って厭だわー。人がコマにしか見えなくなるのは良くない。
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三田主水
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良い意味で派手さのない、地に足の着いた忍者もの。滋味のある文章を、じっくり味わわせていただきました。結末は、別の描き方があったようにも思いますが…
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kyoumonanikao
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楽しんだけれど、人に勧めるほどではないな
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italiaria
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★★★★★ この著者の丁寧な文章に大変惹かれる。時代背景を知る面白さに加え、ミステリアスな要素が伏線となってストーリーが進むのもついついページを繰らせる要因。お気に入りの作家の一人となったが、新しい作品にはもう出会えないと考えると非常に残念。
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正太郎
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谷深い村で静かに暮らす元忍者が、村を救うために風魔の残党相手に戦いを挑む・・・・ありきたりなストーリですが、細かい描写が良く、歴史的な背景もしっかり書かれていて面白いです。ちゃんと映画化すると面白いと思うんですがね。やっぱ監督は、黒澤明がいいなぁ。
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こらっと
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一般的な小説なら、ジャンルを問わず読みますが、私には少し読書のクセがあります。洋物→現代モノ→時代物を順番にくるくるまわりながら読むというクセです。上の本は、俗に言う時代ものですが、もと忍びだった男のお話です。作者の文章のかたちが好きでよく読みます。ちょっとだけ速読を意識して読みましたが、1日で読了できたのは我ながら驚きでした。(ふだんなら2~3日かけて読む量ぐらいです)
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