形式:文庫
出版社:新潮社
念のため: 「カール・エドワード・セーガン(1934年 – 1996年)は、アメリカの天文学者・作家・SF作家。元コーネル大学教授、同大学惑星研究所所長。NASAにおける惑星探査の指導者。惑星協会の設立に尽力。核戦争というものは地球規模の氷河期を引き起こすと指摘する「核の冬」や、地球工学を用いて人間が居住可能になるよう他惑星の環境を変化させる「テラフォーミング」、ビッグバンから始まった宇宙の歴史を“1年という尺度”に置き換えた「宇宙カレンダー」などの持論で知られる。」(ウィキペディアより)
本書は同氏の最後の著作。最後の章では、「自らの肉体に見つかった異常、その経過と治癒への希望が述べられ」、「さらにエピローグでは彼の死後、夫人のアン・ドルーヤンが夫の代わりに執筆する」という驚きの構成。まさに白鳥の歌の書なのである。 それにしても、地球環境危機が大国の我儘で今や未曽有の危機的状況に陥っている。 カール・セーガンならどんな警世の声を発するだろう。
仕事の車中で読む本ではないが、再読なので。懐かしさもあって、書架の奥から引っ張りだしてきた。
エピローグは博士の闘病と最期について、奥様のアン・ドルーヤン博士が書いておられます。 ゴルバチョフとレーガンの歩み寄りを驚きを持って書いておられたセーガン博士が、2020年のコロナ禍とそれがもたらした地球環境の変化をご覧になったら、何と仰ったでしょうね……。
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念のため: 「カール・エドワード・セーガン(1934年 – 1996年)は、アメリカの天文学者・作家・SF作家。元コーネル大学教授、同大学惑星研究所所長。NASAにおける惑星探査の指導者。惑星協会の設立に尽力。核戦争というものは地球規模の氷河期を引き起こすと指摘する「核の冬」や、地球工学を用いて人間が居住可能になるよう他惑星の環境を変化させる「テラフォーミング」、ビッグバンから始まった宇宙の歴史を“1年という尺度”に置き換えた「宇宙カレンダー」などの持論で知られる。」(ウィキペディアより)
本書は同氏の最後の著作。最後の章では、「自らの肉体に見つかった異常、その経過と治癒への希望が述べられ」、「さらにエピローグでは彼の死後、夫人のアン・ドルーヤンが夫の代わりに執筆する」という驚きの構成。まさに白鳥の歌の書なのである。 それにしても、地球環境危機が大国の我儘で今や未曽有の危機的状況に陥っている。 カール・セーガンならどんな警世の声を発するだろう。