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バートラム・ホテルにて (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-14)

感想・レビュー
44

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baku
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発売時、アガサ74歳のミスマープルシリーズ。古き時代の格調を重んじるバートラムホテルが舞台。本物のスコーンや英国四季朝食が出るホテル。支配人、ドアマンや給仕、フロントの女史もかくあるべき、という脳内で想像しながら読む。隠された犯罪組織とそのボス。多大なる財産を受け継ぐ美少女の恋心。ひと味違うアガサを堪能した。また、牛を感じさせるという描写のデイビー警部も良かった。
0255文字
barcarola
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本作がマープルものである必要があったのか、やはり疑問。一方で、ホテルの描写がなかなかに良い雰囲気。
0255文字
meg
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面白かった。 マープルの祈りがとどきますように。
0255文字
ばたこ
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牧師の失踪に強奪事件の犯罪組織の匂い等々事件自体の輪郭が終盤までハッキリせず、どうつながるのかな?と読み進めていくと殺人事件が起こります。そこからバタバタと展開が進んでいった印象が。マープルは探偵というより関係者という立ち位置がぴったりくるかな?バートラムホテルの内装やロンドンな街並みが素敵だし、やっぱり出てくる食べ物飲み物が(バターたっぷりマフィンを始め)どれもこれも美味しそうで困ります。笑
0255文字
DD410
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ネタバレ偶然が多すぎるような。部屋でたまたま聴いたとか、公園でたまたま出会ったとか。映像向きの話かも。組織犯罪ものはあまり好きでないかなぁ。ミスマープルもあまり推理したとは言えないし。刑事のキャラクターもイマイチかなぁ。
0255文字
Frederick
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再読。ミス・マープルのロンドン回顧旅行の筈が……『予告殺人』で過去を共有できる友人はもう一人もいないと言ったミス・マープル。思い出に浸れる場所すらもこの世からは消えてしまった悲しみが切ない。タイトルとは裏腹に、今回はホテル以外の場所で何かが蠢いている、かと思いきや。マープルものには珍しい大規模組織犯罪ミステリだが、ラストはやはりマープルさんらしい。
0255文字
Koloron
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ネタバレロンドンにあるバートラム・ホテルは、今は忘れられた古き良き時代の面影を残し、そこだけ昔のままの様な品格を持ち続けていた。このホテルに滞在中のミス・マープルは最初はこの完璧な雰囲気に満足していたものの、何かおかしいと感じ始めその最中に事件が起こる。昔ながらの格調高いホテルの描写やイギリスのお茶の時間や食べ物についての描写にとても惹かれた。ただ、事件については最後になって何かバタバタした感じだっのと、ミス・マープルの出番が殆どなく残念だった。デイビー主任警部は味があって、彼とミス・マープルとの場面は良かった。
0255文字
本木英朗
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ロンドンのバートラム・ホテルに行きたいわ。姪から気分転換の旅行を勧められたミス・マープルはこう答えた。そのか古き良きエドワード王朝の面影を今なお残す格調高いホテル。この数年ロンドンを荒らし回っている強盗団の脅威とも無縁であるかのごとく、優雅な雰囲気を露見するホテル内の錯綜した人間関係。果たして巻き起こった驚愕すべき犯罪とは……という話である。大学・社会人と今まで2回読んでいて、今回で3回目であるが一応、途中で真犯人が分かったかなあ。まあ、それもミス・マープル、そしてクリスティーのおかげであろうが。(→)
本木英朗

とにかく読むしかないってば、うん。またいつか4回目に挑戦かなあ。

08/28 19:51
0255文字
ニャンコ先生
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クリスティーのよくあるやり過ぎた感が否めないと思ってしまった。風呂敷を広げ過ぎた。最後の最後まで母と娘のちゃんとした物語にして欲しかったかも。結局、犯罪組織の詳しい逮捕劇もない。マープルは、やっぱり田舎町で謎解きの方が合うみたい。どちらかと言うとポワロかトミーとタペンスの方が物語に合ってたかもしれない。ポワロならあの結末にならなかったし、トミーとタペンスなら引っかき回して自分達が監禁される展開とかで面白いと思う。今回はマープルの見せ場がほとんど無くて、最後の展開を防ぎようがないようにも思える。
0255文字
geshi
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端的に言うとクリスティーにこういうのは望んでいない異色作。古き良きホテルの底に流れる不穏と牧師の謎の失踪で、何かが起ころうとしている感がずっと漂うが、謎の焦点は見えないまま進む。ミス・マープルがほとんど書割としてしか登場せず捜査をするのは警察でシリーズの型を崩しているのも、全ては「本物らしく見える偽物」というお得意のトリックを舞台設定ひっくるめた形で成立させるため。意図としては分かるんだけど、自身の強みを全部捨てちゃってる。あまりにモヤモヤする幕切れにも不満しかない。
0255文字
±
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ネタバレミス・マープル再読長編第十弾。ロンドンのホテル滞在を愉しみそして惜しむ老嬢が可愛い。犯罪はさほどピンとこなかったけども(〆の主任警部の決意は良い)。…1965刊の犯罪捜査には硝煙反応は用いられないんだなぁと業界の歴史に興味が湧く。そしてジャムやバターをやたらとこぼして美味しそうな「マフィン」、スコーンでなくてやっぱりイングリッシュマフィンなのかしら。などと。
0255文字
きんじろう
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古き良き英国のホテルの素敵なお茶の時間。を信じて裏切られた。スコーンがたいそう美味しそうだった。スミレ・クリームなるものが出てきてそれにも興味を持つ。ビートルズが、最近出てきたチャラチャラした若者のように書いてあったシーンが確かあって、彼らとアガサ・クリスティは同じ年代なのか、と。ちょっと訳が古くさいというか、ひっかかるところがあった。
0255文字
黒い森会長
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ロンドンのバートラムホテルは、古き良きエドワード朝時代の雰囲気を残していて、昔を懐かしんだ人々が集っていた。 マープルもまたその一人だった。そして事件が起こる。ただ、後期のクリスティらしくP313中でp228目でようやく殺人が起こる。読みどころは、ホテルの人間模様。そして、そこに起こる不思議なズレ。ただ、昔の英国を知らない自分には、もう一つわかりにくかった。
0255文字
すみの
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物事は変われば変わるほど、ますます同じであり続ける
0255文字
いと
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ネタバレ何十年かぶりで読んでみた。古き良き英国を再現した夢のようなホテルを「素晴らしい」ではなく「なんか変だ」と思う所がミス・マープル。今読むと訳文がずいぶん古臭いが、これも時代か。
0255文字
くみ
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ネタバレ主人公はミスマープル。タイトルが粋な感じで冒頭も非常におしゃれ。アンティークな調度品、午後5時のお茶、バターたっぷりのマフィン、、ここからして全部伏線だったとは。。時折何の関係もなさそうな事件がぽんっと挟み込まれるのも、タイトルからどんな事件が起ころうとしてるのかも不明でしかもなかなか事件は起こらず不安感ばかりが募る。そこからの最後の展開に圧倒されるばかり。しかし事件解決の晴れ晴れしたものから最後の1pで読後感は最悪に。。クリスティは女性に厳しい。
0255文字
まなな
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ネタバレ古風なホテルの描写がいい うっかりおばさまのうっかりが重要という罠
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_Stroszek
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ネタバレ1976年間11月15日初版1990年12月31日26刷。原題"At Bertram's Hotel"(1965)。エドワード朝時代を懐古させるような演出が注意深くなされた老舗ホテル、バートラム・ホテルを中心に、ロンドンを騒がす強盗団の事件、成人すると多額の遺産が入ることになっているエルヴァイラの命が狙われる事件が展開。数々の男性との関係が「冒険」と見なされている女傑が重要人物。1909年、14歳のときに母、叔母とホテルに滞在したミス・マープルが探偵役だが、立ち聞き、盗み聞きという捜査手法は感心しない。
0255文字
紅はこべ
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『静かな炎天』を読んだせいで、久し振りに読みたくなった。富山店長は駄作と切り捨てたが、キャラも殺人動機もいかにもクリスティらしい。ベスセジウィックはクレイグライスのマローンものに登場する女傑モーナマクレーンにイメージが被る。ビートルズの名が出るのと、警視庁の警部が5時のお茶の習慣なんて英国にはもうないみたいなことをつぶやくのが衝撃。
0255文字
アルクシ・ガイ
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「古き良き時代」をしばしば回顧するクリスティーだけに、読後は切ない。
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はね
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1960年代、ロンドン。世間の喧騒(「例の髪を長くしたビートルズとか何とかいった連中」とか)とは時を隔てたようにひっそりと建つ、バートラム・ホテル。「古き佳き英国」を体現したかのような佇まい。ロビーには、英国式ティータイムを愉しむ貴婦人や聖職者、退役軍人たち。彼ら込みで「英国流」を味わいにやって来る、アメリカ人観光客。霧の深い夜に起こる発砲事件。事件そのものは別にアレなんだけど、とにかく舞台設定が好きな作品です。
0255文字
Gen  Kato
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クリスティは本当にいろいろな「手」を繰り出してくるなあ、と感心。
0255文字
雛子@結果の出ない努力はただの言い訳
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過去に戻ろうしてはいけない。人生は一方通行なんですね。…ミス、マープルの口から発せられると、しみじみと胸に迫る。新訳も読んでみたい。
0255文字
Millet.K
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“聖歌隊の少年とどこかへ行っちまったようでもないな”(P142)登録1000日目の780冊目。女王にお付き合いいただくとは感慨深し。たくさんの真理!手に取るきっかけ〈料理で読むミステリー〉に触れられた通りのすんばらしいバートラム。この舞台装置自体が◎。無害で古風な人たちが愛してやまない感じの良いホテルが実は…オートレーサー崩れや女性冒険家とか今なら珍しくないけど当時は斬新さすが女王。デヴィッド・ニーヴンとかシャルル・ボワイエが出演しそうな洒落っぷり。大変ごちになりました(20141101記)。毒毒度:5
Millet.K

“紋章つきの銀製盆にジョージ王朝時代の銀製ティーポット。茶碗は、本ものロッキンガムやダヴェンポートでないにしても、それらしくみえる。無差別のサービスがまた時に好ましかった。茶は最上のインド、セイロン、ダージリン、ラプサンなどであった”(P10) 〈料理で読むミステリー〉としてはお茶の時間が最高潮!ヘンリーの給仕でスコーン食べたし!

11/01 15:20
Millet.K

“また君はここにいるのかね?、美人君?”(P211) 美しい車にこのように話かけることができるデイビー主任警部に激しく共感。しかもこの人、まるで写真のように文字を記憶する能力があるとは!

11/01 15:21
0255文字
びわ
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初めてのアガサ・クリスティー。読むまでは、ミス・マープルは、もっと昔の人だと思い込んでいたけど、現代の人だと知ってびっくり。自分一人でも旅を楽しみ、悪を見抜いて戦う気概のある方。とっても素敵なおばあちゃんだったんですね。
0255文字
illsign
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前半はよかった。あの懐かしい古きよき時代を描写することで、なぜか何かが起こりそうな感じが高まっていく。その後も失踪事件が単なる失踪だったとわかったのになぞは増えていくばかり。と、高まってきたのを最後スバェっと解決するくだりはいまいちだったので、読後感が微妙になってしまった。たぶん舞台と真相があっていないっていうか、広げてない風呂敷を無理やりたたんだら中身が入ってないように見えたって感じか。新旧の対比に徹してほしかった。あと雰囲気がマープルを要請したのだろうが、ストーリー的には警察だけでよかったと思った。
0255文字
nashi
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古き良き失われた英国が残る場所、バートラム・ホテル。懐古にひたる上品な老人たちや、「本物の」英国を見たい外国からの観光客が、次々に留まっては去ってゆく。だが、現実的なマープルは、このホテルの完璧な演出にさえ酔いたくても酔えず、隠された舞台裏を見抜いてしまう。一見現代的なもののなかに古き良きものが残っており、一見古風なもののなかに現代のドライさがあるという結末は、ホテルの虚実と表裏一体となって見事だ。
0255文字
迷い人
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 物語の中で語られるホテルの描写には、まるで香り豊かなコーヒーを飲んでいるような感じにさせられた。  そしてその外で起きている犯罪。しかしその拠点がここまで大規模な舞台でかつ、犯罪とは縁遠い場所とは最初は思いもよらなかった。  平和な世の中だと、どうしても冒険は憧れるだけの存在でしかないだろう。大半の人にとってはそれは物語の世界でしかないと思う。しかしこの物語で出てくる冒険家の親子にはそれを実際に行ったのだ。そして、最後の結末には一体娘はどんな人生を送るのだろうかと、不安になってしまった。
0255文字
ひめやさくら
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この話がマープルものの中でも結構気に入っているのは、タイトルにもなっているバートラム・ホテルの描写が好きな所為だと思う。室内の様子や、お茶の様子などが実に細かく書かれていて、憧れる英国のひとつの形がそのまま体現している。どうして、こんな雰囲気を維持できるのかという、序盤のタネあかしは、どこか遊園地のスタッフのよう。やってくる一部の客はそれと知らずにキャストにされてるわけで・・・ただ、それだけの話には留まらず、仕掛けが二重三重に施されているのは、流石クリスティというべきか。
0255文字
みのにゃー
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いつの時代も10代の美少女は残酷。クリスティは古くなっても色あせない。
0255文字
shion
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イギリス旅行に持って行ったら、イギリスのホテルが舞台だったのでタイムリーだった。クリスティはブラウンズホテルによく行っていたらしいけど、そこでお茶をしながら考えたのだろうか。面白かった。
0255文字
りん
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ミス マープルの滞在したホテルにての事件。魅力的なこのホテルに惑わされず真実を見つめる彼女にやはり脱帽。
0255文字
めた
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何度読み返したか覚えていないくらいの再読。エドワード王朝時代を彷彿とさせる雰囲気を持ったホテルを舞台に、殺人事件や強盗の謎をミス・マープルのヒントをもとにヤードが解き明かしていくという趣向。ミス・マープルの観察力や好奇心は何歳になっても衰えない。ある意味、これが若さの秘訣か。
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みい⇔みさまる@この世の悪であれ
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○…一見して普通に見えるホテルでの憎悪渦巻く事件…終盤に出てくるある事実には驚愕させられました。
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りゅっく
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ポワロよりはミスマープル押しの私。古き良き英国の完璧なホテルバートラムホテルにて起こった事件簿。とにかくアフタヌーンティーの描写がお腹すくのよね(笑)
0255文字
えむむ
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これを読んで、イギリスのアフタヌーンティーに憧れが…。 昔ながらのシードケーキ、イギリス式のマフィン、たっぷりのジャムなど、老婦人達が楽しんでる様子が目に浮かびます。
0255文字
May
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読了28作目 S57.7 10刷 380円
0255文字
1977年から
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1982年
0255文字
ゆりまま
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ずいぶんむかしに読みました。マープルが子供の時に泊った思い出のホテルに数十年ぶりに泊って事件に遭遇します
0255文字
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バートラム・ホテルにて (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-14)評価65感想・レビュー44