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絶叫師タコグルメと百人の「普通」の男

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CCC
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オタク批判、文壇批判、責任を忘れた反権力気取りの権力者批判、ルッキズムへの皮肉などがないまぜになっている怒りの一冊。ただ文脈が分かるのもオタク(批評家含む)だけかもしれない。よくわからないという反応は、オタクではないか、受け取りたくない気持ちがあるかのどちらかではないか。素直に受け取るととても心穏やかには読めない内容だし、その文圧にたじろぐほかない。顔の醜さにアイデンティティを持つ部分も面白い。ただ気軽に同意や共感とかは言えない。他人事として切り離せるとも思えないから。
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ぽんぽこ
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ブスというだけで白い目で見られる現代、庄野頼子さんみたいに毅然としたブス(失礼)になりたいなあと思うこのごろ。共感する部分は多々ありますが、ロリコンのくだりは耳が痛かったです。18歳になったら御役御免、21歳は熟女…。ほんの一部の人ですが、そういう「おんたこ」が蔓延るのも事実ですもの。
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記憶喪失した男
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そんなに面白くはなかった。だが、「説教師カニバットと百人の美女」が好きな人は後日談として読むと興味深いかもしれない。
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あ げ こ
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そこはもう、地獄のようだ。トンデモ感満載、稚拙さ爆発の。大いに笑い、大いに引く。元々の禍々しさを際立たせるために施した強化と着色。結果そこは地獄であり、敵なぞはもう、皆その何もかもがおぞまし過ぎて見るに耐えない。酷いと言いつつ笑う。笑いつつ確かに混じる事実に引く。しかし当然のように続く猛攻に安堵。悲嘆や叫び、或いは決意と言う形をした、煽り効果抜群の揶揄。憤怒、呆れ、嘲り、悪意…たっぷりと含み、言葉は最早武器。爛々と輝いている。凶悪なまでに。毒々しく。白々しく。笙野頼子がいるので大丈夫。最後は結局そう思う。
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たま
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痛快!もちろん全員の男性がそうでないことは分かっているけれど、自分に歯向かわない物分かりの良い若い女が好きな"知完野労"は確かに存在するわけで、そこを痛烈に皮肉った描写にスカッとしました。力強い筆力に圧倒され、飲み込まれるようにして読んでいくのが楽しかったです。
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くままつ
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カニバットからタコグルメを読んだ。「がんばることなく認められたい、存在価値を得ていたい」というのは耳が痛くて…何かのキャラになるというのはそういうことなんだろうなあと思う。既存のキャラをかぶって済ますんじゃなく、自分が見えなきゃ世界とか敵は見えてこないんだと。飼いならされて死んでいくんじゃ虚しい。そんな風に煽られる。
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ヒルデ
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実に壮大なシャドーボクシングであった。そして水晶内制度へ……
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Q_Q
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笙野先生がVIPPERになってしまった…
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モヨコ
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現行国家を解体させた最高権力者タコグルメ擁する「知と完成の野党労働者会議(略して知完野労)」に軟禁された作家八百木千本。政権を掌握しているのに「反権力」を名乗り、「普通」の男で文学が一行も読めない、その分野の知識が全くない、興味のない人間が「評論家」を名乗る国。笙野頼子の一連の「論争」が背景にあるもの凄く皮肉に満ちた小説。『徹底抗戦!文士の森』、『水晶内制度』、『説教師カニバットと百人の危ない美女』を読んでいると2倍楽しめる仕掛け。八百木千本さん、またいつか逢いたいですね。
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お気楽さかい
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★☆☆☆☆
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逸
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ああもうほんとうにわけがわからない!わけがわからないけれど、そのわけのわからなさが素敵だ!八百木千本万歳。笙野頼子万歳。わたしはあなたの言葉に翻弄され湧き上がる得体の知れないこの感覚の中毒患者であると認めよう。認め、あなた達を称え信奉することすらやぶさかでない。後書きにも似た、笙野から八百木への私信で横っ面殴られた感も、また絶品。
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penguin
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ネタを知ってたらさらに面白かったんだろうな~。周辺がとても気になるので、色々読んでみたくなりました(笑)
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symphonycogito
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「知感野労」に爆笑。純文学論争の流れを受けて書かれたことを考えながら読むと、また違った世界が開けてくる。なんか、近作を読んでから読み返したらもっとグッとくるネタがあるような気がする……。底が無いね、笙野さんは。
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ganiesuta
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ブサイクさに私も寛容になれない。ニッポン子供私。笙野さん万歳。ファンです。
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ホレイシア
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好き嫌いが分かれる作家さんだが、一度はまったものはクセになる文章。佐藤亜紀氏が「彼女が大好きだがストーカーをしないのは豊富な語彙で罵倒されそうだから」と言っていただけのことはある。
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未然
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「だいにっほん」三部作の前哨戦にして『カニバット』『水晶内制度』ともリンクする笙野頼子の新たな宣戦布告。
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