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春秋の檻 (講談社文庫 ふ 2-3 獄医立花登手控え)

感想・レビュー
38

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京橋ハナコ
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再読。この作者の本の中で一番好きかもしれない。読みやすいし、多少おせっかいだなと思わないでもないが主人公が溌溂としている。
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しゅーみ
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藤沢周平。どんな内容でも、根底にあるあたたかな目線にほっとします。ドラマの方を先に見てましたが、小説の世界観がちゃんと表されているのですね、良き良き。藤沢周平の連作短編、他作品も含め全てが秀逸で甲乙つけ難し。
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大阪魂
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ひさびさ藤沢さん。獄医立花登手控シリーズ1冊め。7つの短編集。用心棒シリーズと同じく人情もんで、最後は悪がやられる勧善懲悪もん。叔父の家でおばさんや従妹・おちえに下男扱いされプンプン怒りながらもなんやかや面倒みてやる牢医・立花登。牢屋の中でも囚人たちからも頼りにされて、いろんな事件にまきこまれてく。柔術の達人やし、フットワーク軽いし、岡っ引きとか新谷とか仲間も多い登。このシリーズも楽しめそう。にしても「女牢」で処刑されるおしのといい「落葉降る」のおしんといいかわいそすぎ…おちえと登の今後は楽しみやけど…
うさ丸

大阪魂さんおはようございます。 この作品は去年春にBSで放送されてて面白かったから読みたい本登録してます。 牢医師で柔術の達人てところが又、惹かれるんですよね(*^^*)

06/25 06:01
大阪魂

てまちゃおはよっ!去年テレビでやってはったんやね!!悪人をばったばったとなぎ倒しまくりやもん!おまけにかしこいし優しいしほんまヒーローって感じやしね!テレビにぴったりやと思うわー!2巻だけまだゲットしてへんねん!みつけたら即続きよんでくつもりー!

06/25 06:25
0255文字
ラスカル
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叔父のかわりに獄医をしている立花登。ミステリー要素もあり叔父の家族のバタバタ感ありで事件に反しておもしろさもあり楽しめる一冊。
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ろし
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獄医立花登手控え① 羽後亀田藩の微録の下士の次男に生まれた登は、叔父の小牧玄庵に憧れて、藩の医学所で学んだあと江戸で開業する玄庵を訪ねる。しかし肝心の玄庵は、酒好きの怠け者となっており、小伝馬町の牢医の仕事も押し付けられる。さらに、金に渋い叔母に嫌な思いをさられたり、跳ねっ返りのの従妹おちえに振り回されるトホホな毎日である。そんな登だが、鴨井道場でならした柔術と機転で牢屋の囚人たちや、おちえの面倒を解決していくあたりが面白い。最後におちえの頬を張り倒した登にスカッとした【海坂藩城下町 第3回読書の集い冬】
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あられ
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再読 以前に読んだときには登に気持ちが寄り添ったけれど、今回は叔父夫婦に理解の範囲が広がった。荒れる娘に手を付けられない気持ちなどは、なんかじんわりきてしまった。
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どきん
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獄医 立花登手控え(一)  「牢破り」良し
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りつか
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ネタバレ春からNHKで放送が始まったらしいときいて、そういえば母から借りていたぞ…と思い出したので。田舎から江戸に出てきて、叔父の家に下宿しつつ牢医として勤務する立花登の物語。牢医とは言いつつも、彼らの頼みを引き受けたりトラブルが舞い込んできたりして、親しい岡っ引きたちとも協力しあって解決に導いていくのが各話の基本的な流れ。柔術の道場に通っているという設定なので、捕り物の過程でやわらを使うシーンも毎話のようにあり、動きを感じられる描写がよかった。4巻まで借りてるので、どんどん読むぞー。
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kagetrasama-aoi(葵・橘)
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ドラマ化に触発されて、発掘して読みました。この”獄医立花登る手控えシリーズ”、かなり前にもドラマ化されています。現在のドラマを観ながら懐かしく思い出しました。先ず、登役は”中井貴一さん”でした。そしておちえが”宮崎美子”さん。それがあの口煩い叔母さん役を演じているんですから、歳月とは……と染染しました。お話は如何にも藤沢周平氏って感じのしっかりと筋が通っている展開です。若い頃(二十歳前後)読んだ時に比べ遣る瀬無さをより感じました。特に「落葉降る」は涙しました。
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Ryoichi Ito
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現在NHKで放映中なので,どうしてもイメージが固定してしまう。主人公の若者・獄医立花登がちょっと出来過ぎなのが難だが,気持ちのよい時代小説だ。
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岩田覚由
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人情系だけど、しっかり現実のやるせなさも表現してあった。一話完結だから読み易かった。
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Nan
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再読本。 医者の叔父を頼って江戸に来た立花登くん。ダメダメな叔父の代わりに獄医としても働く。従姉妹のおちえは不良娘だし、叔母は登を居候としかみていない。刑の執行が明日に迫った女囚人が実は登が少しだけ思いを寄せた人妻だったり、不良娘のおちえが誘拐されたりとまあいろいろ起こる。登を助けてくれる岡っ引の藤吉やその手下直蔵もまた優秀でやってほしいことをキチンと素早くやってくれる。
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AICHAN
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吟味方与力、鍵役同心、打役同心、世話役同心、下役同心、平番同心…。いやはや、たくさんの警察役人がいたわけだ。江戸時代に来日した外国人が驚いたのは役人が同じ仕事を2人で受け持っていることだったという。戦国時代が終わり武士はみな役人になった。あんまりたくさんいるので、1つの仕事に2人などという組織になったのだろう。そんな武士たちを百姓が養っていたのだから百姓の苦労は並大抵のものではなかったろう。江戸時代、遊郭だけでなく宿場にも遊女がいたのは、年貢が払えなくて娘を売った家がたくさんあったからではないかと思った。
0255文字
AICHAN
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牢医であり柔術家でもある青年が罪を負った病人と向き合い真の悪党どもと闘う。主人公が剣術家ではなく柔術家というところがこのシリーズのミソだと思う。医者なのに剣でバサバサと人を斬っては「おいおい」となるけれど、柔術で倒すなら「まあそれなら許せるか」となる。柔術家が主人公の時代小説なんて他にあるのだろうか。そういう意味でもこのシリーズは貴重だ。スポーツ化された柔道ではなく古武術である柔術の冴えが見所。危険技を取り除かれる前の柔術は現代にも残っている。藤沢さんはそれをよく取材していると感じた。
AICHAN

俗に「剣道三倍段」という。武器を持たない武術家が剣道家と闘うにはその剣道家より数倍の段位のある者でないと勝てないということだ。剣道の足運びは武術の中で突出して速いので、その点でも剣道は強い。空手しか知らなかった私はそう思ってきたが、柔術の一派から分かれた合気道を習ってから考えが変わった。刀を持つ相手と闘う術を修得できたからだ。主人公は刀や匕首を持つ相手の手首を手刀で打ったり足で蹴ったりするが、それよりは相手の出鼻を捉えて入り身するほうがいい。相手が力を出し切る前に入り身して相手の動きを封じるのだ。

01/09 00:03
0255文字
AICHAN
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江戸時代の牢獄はかなり悲惨で、身体が弱い者は1年も入れられていると死ぬと何かで読んだことがある。でも、このシリーズを読むと小伝馬の牢は意外に進歩的である。ぎゅうぎゅう詰めでその点は大変だったろうが、食事は与えるし湯にも浸からせるし医者も付いている。現代でも刑務所はそんなに悪い環境ではないようだ。ところが市井の中には毎日の食事さえ摂れない人が大勢いる。彼ら困窮者を現代の日本は救おうとしない。そんな底辺の国民を睥睨して公僕のはずのアベはゴルフを楽しみ高級料理に舌鼓を打ち海外で税金をばらまいている。何この国?
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けいこん
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 いや、物語は結構切ないと言うかやるせない話も多くて、しんみりって感じで、藤沢作品ですねぇ。良い作品ばかりです。それとは別に、登さん、カッコいい!可愛い!きゃあ!って言っても良いですかね。最後、おちえを平手打ちしたときは、フィギュアの羽生君が女子を叩いたくらいショック。まあ、おちえは叩かれて当然なんですが。彼等はこの後どうなるのかしら。あっさり改心されて、結婚されても、なんだかいやなんだけど。
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AICHAN
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配役変更。しかもドラマでなく映画にしてほしい。立花登には市原隼人、叔父には三谷幸喜、その妻には宮沢りえ、娘おちえには清水富美加、その友達のおあきには桐谷美玲、新谷弥助には佐藤健、おしんには土屋太鳳、岡っ引き藤吉にはたけし。このキャストの映画を観たい。映画には同じく藤沢さんの『暗殺の年輪』の「黒い縄」のストーリを盛り込んでほしい。藤吉が冤罪を着せた宗次郎を登場させ、彼には三浦春馬、彼を慕うおしのには南沢奈央を配せば、実は藤吉は…ということになって盛り上がるぞ。たけしははまり役だと思う。タイトルは『小伝馬』。
0255文字
AICHAN
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日本語は平仮名だけでは読みにくいしわかりにくいが漢字を散りばめると読みやすくわかりやすくなる。漢字だけを拾って読んでもだいたいの意味を掴めるわかりやすい言語だ(斜め読みしやすい)。熟語や名詞は漢字にするのが基本だが一部の動詞等も漢字にするとよい。例えば「押した」「高ぶる」「満ちて」「見張る」「集まる」等だ。それを藤沢流に直すと「捺(お)した」「昂(たか)ぶる」「盈(み)ちて」「瞠(みは)る」「聚(あつ)まり」となる。その漢字を見ただけでより正確な行動や情景を読者は理解できる。職人技だ。
0255文字
AICHAN
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このシリーズは藤沢さんには珍しく青春小説とも言える。私がこのシリーズを短期間の間に繰り返し読むのは、読む本が15册程度しか残っていないせいもあるが、希望に満ちて田舎から都会に出てきた青年が凶暴な敵や残忍な犯罪に立ち向かいながら真っすぐに成長していく物語だからかもしれない。私も若いころは正義感に燃えていて、男に迫られる女性やカツアゲされている少年らをずいぶん救ってきたしヤクザとも暴走族とも渡り合ったが、頑なすぎる正義感や病気のため初心の目標に向かって歩み続けることはできなかった。無念。
0255文字
AICHAN
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この連作小説をドラマ化してくれないかと前回書いた。映画化でもいい。その場合なら、『暗殺の年輪』の「黒い縄」を組み入れてくれないか。「黒い縄」だけで映画はできると思うが、この「獄医立花登手控え」と掛け合わせることによってもっと奥深い物語になると思うのだ。
0255文字
mattya
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主人公の立花登の出身は羽後亀田藩。我が家からそう遠くない所なので、親近感ハンパないです。セリフにあまりお国訛りが出なくて少し残念なか。連作の中で一番好きな作品になりそうです。
0255文字
AICHAN
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あんまりにも何度もこのシリーズを読んでいるので、小伝馬町を中心とする神田や両国や日本橋や浅草界隈の地理が大方飲み込めてしまった(本には当時の地図が付いているのだ)。しかし昔の町と今の町とではかなり違っているだろうと調べてみたら、何とあまり変わってなくてびっくりした。街並や川が当時とあまり変わらず残っているし、当時の地名がそこかしこに見出せるのだ。江戸は何度も大火にあっているし大正時代は関東大震災で壊滅したし戦時中は大空襲で焼け野が原になったのに、昔の人は懲りずに同じところに家を建てていったんだね。
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AICHAN
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主人公の立花登は羽後亀田藩の出身。これが初読のときから気になっていた。秋田の亀田は松本清張の『砂の器』に出てくるのだが城下町とは知らなかった。それと島根県の亀嵩。殺人犯が口にした言葉をバーの女給が「カメダ」と聞いた。しかし犯人は「カメダケ」と言ったのだ。そこでは東北弁に似たズーズー弁が使われているという。島根は出雲。大陸から渡来した弥生人は縄文人を北へ南へと駆逐した。出雲に逃れた縄文人もいたのかもしれない。東北と似たズーズー弁が出雲地方に残ったのはそのためではないかというのは楽しい空想だ。
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マリン妻
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江戸時代の獄医のお話。ちょっとした事件を解決したり、ミステリーほどのひねりはないけど、昔の様子を垣間見れるのが面白かった。助さん格さんがでてきそう笑
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AICHAN
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江戸時代の監獄のありさまがよくわかるし、どんな医療をしていたのかもわかる。おまけに江戸時代の警察制度までわかり、とてもためになる。いずれも想像していたよりはマトモだったんだなと思った。主人公が柔術の達人というのがいい。藤沢さんは昔の柔術のことをよく勉強していると思った。今の柔道と昔の柔術は大きく違っていたから、勉強しなかったら書けるものではない。江戸時代の制度、医療、風習、人情、街並の雰囲気など、藤沢さんはよく調べているが、監獄や柔術のことまで調べたとは恐れ入る。これでもう3回も読んだが面白い。
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ヘブンリー
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青春者と言う意識はあまりなくて読んだ。医者でありながら捕り物にも首を突っ込むところが面白い。従妹との関係がこれからどうなっていくのか?ちょっと楽しみだ。
0255文字
oika
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面白かったけれど、後味が苦い、という気が。そうゆう意味では、青春物語、なのかもしれないと思ったり。まるっきり接点はないのだけれど、都築道夫氏の女泣川ものがたりを思い出したりして。
0255文字
AICHAN
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これもBook-Off。柔道は昔は柔術といい、講道館が柔術を統合して柔道に改めるまでは凄く実戦的な武術だった。当て身(突き・蹴り)もあったし危険な関節技もあった。その柔術使いが主人公なのがいい。本職は医者だが、いろいろな事件に巻き込まれて柔術の冴えを見せる。なかなか面白かった。ところで、津本さんの小説を読んだ後に普通の小説を読むと、これがメッチャ読みやすい。津本さんの書き方がいかに読みにくいかだ。
0255文字
きょう
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「落葉降る」が良かった。他はほどほどといったところかな。
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北の親父
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獄医立花登の活躍話。短編連作シリーズ
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hinasaki
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母のコレクションより、藤沢周平。学生時代に勧められたときには、面白いとは思えなくて全然読み進められなかったけど、今回は違いました。年を重ねたということでしょうか。ほかにも読んでみたいと思います。
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ブチ
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やるせない気持ちになる話もあるけど•••それでも読みたくなるそんな本。登さんが強い!
0255文字
s-kozy
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この作品は初めて読みました。やっぱり、藤沢周平はうまい。人生は薔薇色ではないけど、捨てたものでもないとしみじみ感じさせられる。主人公が柔道の達人という設定で(剣ではなくて)柔道で相手を倒す場面が多数出てくるのがとても新鮮な感じがして、これもよかった。
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おりほむ
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10数年ぶりの再読。やはり面白い。場面転換や人物の出し方など、表現の無駄の省き方が素晴らしい。
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みょん
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★★★★ 何度めの再読かなぁ。このシリーズ大好きだ。 まさに職人芸。 駆け出し獄医の目を通して、人間の哀切が細やかに記されている。何度読んでも飽きない。
0255文字
犀門
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#025★★★★☆
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隼人
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0255文字
バンスライク
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☆☆☆☆
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春秋の檻 (講談社文庫 ふ 2-3 獄医立花登手控え)評価73感想・レビュー38