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“It”と呼ばれた子 (幼年期) (ヴィレッジブックス N ヘ 1-1)

感想・レビュー
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かんた
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ネタバレ似たような虐待を受けたことがある人には胸が苦しくなるかもしれません。何人かの大人が登場しますが、ほとんど何もない大人ばかりです。 主人公も命を落としてもおかしくない虐待を受け続けます。 虐待を受けていない子どもは興味のあることに取り組み、うちに秘めた可能性を伸ばせます。しかし、主人公のような虐待を受けている子どもは、虐待から心身を守る為の術を考えたり、親の機嫌を損なわないように注意しながら生活をしています。 教育や指導という言葉を盾に人権侵害を正当化しようとする大人はいつの時代もいるのでしょう。
0255文字
今ちゃん
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ネタバレ虐待に関する話でここまで酷いことが出来るとはと思わず言葉を失ってしまいました。周りの人もどうにかしたいけれどもどうにもすることが出来なくてもどかしかったと思います。このようなことはもっと多くの人が理解していくことが大事だと思います。
0255文字
YUKA
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ネタバレこの「幼年期編」は信じられないほど酷い描写が続いて読むのが辛かった。 なぜ母親がデイヴを目の敵にして虐め抜いたのか、それを知りたくて読み進めたがはっきりとは明かされない。 今でも信じられないようなニュースが時々流れてくるが、実際には理由は本人にもわからない場合が多いのかもしれない。 だからこそ、個人の問題にせず社会全体の仕組みを整える必要があるのだと思う。 私には何ができるのだろう?辛いニュースを見るたびに思うのに何もできない。 せめて忘れずにいたい。そして、できることを模索し続けたい。
0255文字
ふわり
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ネタバレ資料本。幼年期。幸せな家族がいっぺんしてディヴを虐待するように。母からのゲームのような仕打ちの数々。弟のオムツの中を食べろ、火傷、お腹にさされたナイフの傷は母の応急処置のみで病院に連れてってはもらえない。唯一の味方だった父は最後には離婚する事でディヴを捨てる。母に何があったのか、どうしてディヴではならなかったのか。悲しくてつらくて。空腹を満たすために盗んだり、嘘をついたり。誰かこの境地から救って欲しい。少年期は母から脱却。幸せになれるよね?
0255文字
satsukinoko1111
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ネタバレ壮絶な虐待の中、それでも生きる気力を持ち続ける主人公が印象的だった。虐待の内容も残酷だが、愛されていた幸せな記憶があることと、兄弟たちの中で自分だけが虐待されていることが1番残酷に思えた。またあの時のように戻れるのではないかという淡い期待が活力にも、1番の深い傷にもなっていたのではないかと思うと心が痛んだ。 また、虐待をされた本人だけでなく、兄弟も深い傷を負ったことだと思う。1番つながりの深いはずの兄弟との関係が変わることへの困惑、学校のいじめのように自分を守るために兄弟に何もできないことへの自己嫌悪
satsukinoko1111

デイヴは強かったが、救い出される前に命を落としてしまう子どもも多いのだろうなと悲しくなった。

08/12 14:43
仁烏

「救われた」と大人になった人は、救われなかった・救いを求められなかった人よりも、うんと少ないんだろうなぁと思いますね。

08/12 17:09
4件のコメントを全て見る
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ぽむ
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ネタバレ殴る蹴るは当たり前、食べ物もろくに与えてもらえず、吐瀉物や赤子である弟の排泄物を食べろと命じられ、非人道的な扱いを受ける。アンモニアを舐めさせたり、浴室を毒ガスで充満させ閉じ込めたり、ナイフで刺したりと、殺人スレスレの虐待も受けている。唯一の味方だった父親は徐々に虐待を黙認するようになり、兄弟たちも母親に倣って著者を蔑むようになり、家庭に居場所はないが、その上学校でのいじめにも耐えたのだから、本当によく生き抜いたと思う。 極限の飢餓状態や虐待の恐怖は想像するしかできないが、それでも、ただただ辛かった。
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仁烏
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ネタバレ再読。 父親はなぜ子どもを連れて出ることができなかったのか。異常を感じ、逃げようと考えているのに下の子が次々と産まれるさらなる異常。 母親1に対して他多勢。 度重なる殺人未遂なのに、誰も助けられなかったのはなぜなのだろう。 どんなにひどい扱いを受けても、憎むと言いながらも元の家族の姿を夢に見る、親を愛する子どもの思いはその子自身を追い込んでいく。 過去の経験が今の自分を作ると聞くが、必要ない経験もあると思う。 助けを求めた子どもが悲惨な最後を迎えた事件があった。それこそあってはならない事だと改めて思った。
satsukinoko1111

こんな状況下で新しい兄弟ができる異常さ私も感じました…父としても昔の姿に戻って欲しくて機会になると思ったのか…それでも4人目が生まれて何も変わらないのに5人目が生まれたことは謎でした… 元の家族の姿を夢見るところが1番残酷だと思いました…

08/12 14:49
0255文字
いゆは
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ネタバレわかりやすい虐待だ。昨今はわかりにくい虐待も多いから。ただ周りは気づいていても結局は助け出すことなんて不可能なんだ。この時代も今の時代も。母親を病院に連れて行くことが先決だったけれども、それさえも難しい。無理やり病院に連れて行ったら、帰宅後お鉢がデイヴに回る。はあ、どうすりゃいいんだ。父親が母親とグルになり、暴行されなかったことだけが救いだ。
0255文字
ねこねこ
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ネタバレ父さんと母さんが幸せになることを神様がお望みなら、僕は死ななくちゃならない、と。それでもいい、と思った。
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ひらけん
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ネタバレ親の虐待でこれだけ赤裸々に書かれた本を俺は読んだ事ないよ。内容はかなり酷くて、読むうちに吐き気がして途中で読むのを止めようか本気で思った。でも、現実は綺麗事ばかりではない。作者がこれを書いた心情を考えるときちんと最後まで読む事こそ読者の責任かなと思ったよ。本の中で「お前なんて、それよ。いないのと一緒よ。死ねばいいのよ」この言葉をよく自分の子供に言えたな。子供はどんなに母親に虐待されても母親の愛情を望んでいた。それなのに、その気持ちを踏み潰すようなあの言葉にはこんな親に子供を育てる資格ないって言いたかったよ
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楠楊
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ネタバレ読んでいて何度か涙ぐんだ。母親の命令が凄まじく、家族やその周囲の人々が「彼はお仕置きをされて当たり前、彼にだったらどんなことをしてもいい」と洗脳されていくのも怖かった。あんなに綺麗な母親が心変わりをしてしまった理由はわからず、もやもやしてしまうけれど、救いがあって本当によかった。子供に食べ物を与えず、「食べ物がない」と盗みを働こうとする子供にお仕置きするのは、子供に薬を与えて故意に体調を崩させて入院させ、そんな子供に甲斐甲斐しく世話をして「悲劇の母親」を演じようとするのと近しいものを感じた。
0255文字
elkcopoloc
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ネタバレ再読。虐待の残酷さと虐待被害者の心理を垣間見ることができる。描かれている虐待はかなりひどい。母親がなぜ狂ったのか、その辺が詳しく知りたい。
0255文字
ジョージ
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ネタバレ人の知恵や勇気は、その人が幸せな生活を送る為に使われるものである。残酷な環境から心を守る為に使われるだなんて、読んでいて怒りが込み上げて仕方がなかった。
ジョージ

matunさんから薦められた1冊ですので、本読みの仁義として感想をこちらにアップしました。

09/12 00:14
matun

仁義確かに受け取りました。ありがとうございます!

09/14 01:52
0255文字
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“It”と呼ばれた子 (幼年期) (ヴィレッジブックス N ヘ 1-1)評価75感想・レビュー14