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新釈 遠野物語 (新潮文庫)

感想・レビュー
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やどかり
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ネタバレとてもおもしろかった。何といってもオチがいい。遠野物語の雰囲気を味わいながら、主人公と一緒に民話を聞いているような気持ちになる。もっと話が聞きたかったなぁ。
0255文字
KAZOO
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井上さんが遠野物語を現代に置き換えて学生で休学して釜石近くで働いている人物がある老人からその経験をもとにした話を聞きとる物語です。最近絵本(京極夏彦さんの)でも遠野物語を読んでいますが、ここに書かれている9つの物語も愉しませてくれました。河童らしき人物や馬と人間の恋物語らしき作品もあります。また最後の終わり方が非常にうまいという気がしました。
0255文字
本を読むのは寝室派
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(良作)質のよい昔話を読んでいる感じになれる、というか、その話の世界観にあたかも自信がいたかの様に没入出来る。話の読ませ方が上手い。
barueko

こんにちは。あ~確かに質が良いって感じですよね。共感。コメント失礼しました。

01/21 08:52
0255文字
barueko
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ネタバレこれは面白かった。たった270ページに9個の短編。遠野物語にならって聞きとりの体裁、ちょっとパロディ的?になっている。それでも読み応えあるし、解説にもありましたがサスペンスを読んでいるような戦慄感。狐に馬に猿、夢か現か過重労働に花街の美人。手数に多さに手が止まらず飽きなかった。
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sansirou
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九つの短編の連作ですが、犬伏老人の話を国立療養所の青年が昼休みに聞く形で進みます。狐に騙されたり、馬が人と心中したり、鰻が沼を守ろうとしたり、民俗的な話がとっても素敵でした。
0255文字
775
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★★★
0255文字
ショーン
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最後のオチがたまらない。短編集形式で読みやすい
0255文字
kthk arm
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2024年95冊目。笑える話もありつつ、怖い話もあり。
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友蔵
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最後の最後を読んだ時、著者のにっと笑った顔が頭に浮かんだ。してやられたり!(笑)どの話ひとつを取っても、人間臭く味わい深い作品だった。
0255文字
(ま)
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柳田版への井上ひさし流大ホラオマージュ遠野物語 本編も読んでみないと...
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kabosan
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面白かったです。語り部と聞き手による短編がいくつかあるのですが、全て最後にまとまっていきます。 この本とは関係ないんですが、この前この方の原稿というか、文字をテレビで見たんですが、とても魅力的だと思いました。
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gkmond
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たあいもない話がならんでいたが、昭和のはじめの不況を語る老人が「浅草公園のベンチで三日ばかりただ横になって過した」と言ったのがやたらに印象に残った。今なら横になれるベンチがあるかどうかもわかんねえよなあ、みたいなことを考えたためである。第一話はそれなりに面白かったけど全体に薄味ですぐ忘れちゃいそう気がする。
0255文字
もっち
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井上ひさしによる柳田 國男「遠野物語」へのオマージュ的作品。現代口語文で書かれているので読みやすい。なかでも気に入った話は「冷やし馬」。井上さんらしいユーモア、そしてエロティックさが、エロティックさがあって良かった、エロティックさが(笑)
山猫

「大事なことなので繰り返しました」byもっち🤣

01/18 19:49
もっち

おっしゃる通り(笑)

01/18 20:56
3件のコメントを全て見る
0255文字
きんかん
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お酒飲みながら読んだけど胡乱でかなりよかった
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柴犬ドリル
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箸休め
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島の猫
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ネタバレ遠野物語を遥か昔に読んだので内容を比べることができない。ありのままの物語をそのまま描いていたと思うのだが、こちらは一つの物語としてながっている。繋がっているというか、最後の終わり方もキツネに摘まれたようで。読者も主人公も同じ気持ちを味わうことができる。いつの間に人と動物人と人ではないものというふうに大きく分断されてしまったのだろうと思う。いろんな価値観は真理ではなくその都度創り上げられていくものだ。本当の人の自然物としての繋がりを思い出させてくれる。そんな世界のお話。
0255文字
読書遍歴備忘録
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老人から語られる奇妙な話を集めたもの、という点では確かに『遠野物語』のオマージュではあるのですがそこまで原典が深く関与しているわけでもないので未読でも楽しめるかと思います。軽妙な筆致で昔話として語られる奇天烈な内容は時に面白く時には不気味、時には悲劇的とバラエティに富んでおり最後のオチまで含めて楽しめました。
0255文字
おしょうゆ
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旅立ちの日に祖父に本を薦めてほしいと言ってみたら本棚から渡された。読みやすく、読後に少し心がひやっとする。柳田國男の遠野物語は民話が取り上げられていることがどうにもしっくりこなくて遠ざけていたが、こういう妖怪話も面白いもんだなあ。茶色く色褪せてカバーも無いこの本をめくっているとき、過去に私の母姉妹に毎晩読み聞かせていた若き祖父の存在を感じられてよかった。
0255文字
全縁
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本家の『遠野物語』自体が、単なる伝承の聞き書きというより、文体などに柳田邦男が手を加えた「物語」であることはよく知られているが、それをオマージュして滑稽艶笑譚に仕立て上げたのが本作品。これぞ井上ひさしのユーモアという感じでじわじわ笑えてくる。「冷やし馬」が一番好きだった。
0255文字
ちゑ
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ネタバレお茶を一杯よばれるつもりで入った先は、遠野につながる異世界か。この結末の予見はありながら、見事に楽しく騙された。情緒なく言ってしまえば、エログロありの大人の童話。決して明るく楽しい話ではないのに妙に滑稽、それでいて艶っぽく、ついつい先を急かして聞きたくなるほど面白い。この青年と同じ心境で爺さんの前に座っているようだ。読友さんオススメのこの本、あちらの世界から帰って来られるかと危惧したけれど、いつの間にか帰ってきていて、気づけば夕暮れのススキ野原にポツンとひとり。そんな風情で、懐かしさと妖しさを感じる逸品。
one_shot

ちゑさま お帰りなさい…いや、それ帰ってきてないですよ笑

06/25 00:30
ちゑ

one_shotさん、ただいま〜と言いたいところですが、さっき三平が…あっ!

06/25 02:56
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OHモリ
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本家の柳田「遠野物語」は聞き取った民話を記述した社会学的作品だけど、さらに本質に近づけるために老人から話を聞きとる形で書かれているのが井上ひさし流か。 ・語るのは元交響楽団でトランペットを吹いていたが今は山中の岩屋に住んでいる犬伏老人、老人のもとに通って話を聞くのは東京の大学を休学して国立療養所でアルバイトする「ぼく」。この「ぼく」の経歴は著者井上ひさしさんの経歴に重なるらしい。実は語り部の犬伏老人が実は狐で「ぼく」は騙されていたという結末はある程度予想通り、何というか妙に安心してしまうラストだった。
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林芳
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ネタバレなんだか妙ちくりんな話を読んだな~と思うものの、惹き込まれていたことに気がつく。ということは・・・自分も狐に騙されていたってこと?う~ん、面白かった。
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あしぶえ
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本歌取り大成功。著者の熱い地元愛が伝わります。主人公と古老の対話が狂言や夢幻能のように立ち現れるのはさすが劇作家。いつものエロ表現も健在で笑いも絶えません。おすすめです。
くみ

岩手県に旅行に行き、立ち寄りはしてませんが遠野を知り、どんな話か読みたいなと思っていました。読みやすそうですね☺️

05/10 20:53
あしぶえ

くみさん。コメントありがとうございます。岩手に行かれたのですね!この本は面白いし活字は大きいし(笑)で、あっという間に読めてしまう。背筋が凍ったかと思えば胸キュンになるし、唸ります。

05/10 21:20
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Jun
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「あんたらは大自然とまともに向き合うのを避け、人口のものばかり相手にしている。おかげで動物たちのことがすっかり分からなくなってしまっているのさ」
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one_shot
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可笑しくてやがて恐ろし短編9篇。柳田の遠野物語の向こうを張って井上ひさしが説話収集したのかと思ったが、全て創作だった。演劇人らしく語り手(犬伏老人)と聞き手(ぼく)が登場し「語り」を状況的に再現する。これが構造的にこの作品の成立に大きく寄与しているのだが、それは読んでのお楽しみ。美人に化けた狐の艶笑譚、池の水全部抜いてみた的な与太郎噺、山間に出没する話売りの予言の話。ニヤニヤ笑読して終話近くの一行で、肝を捻り潰される。この山並みは水木しげるの傑作「河童の三平(中公愛蔵版)」につながっているようだ。
ちゑ

(^O^)/いただきますっ!

03/05 01:19
one_shot

ちゑさま 行ってら!そしてちゃんと戻ってこられますように。

03/05 02:41
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KEI
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柳田國男の「遠野物語」にインスパイアされた短編集。岩手県遠野山中でひっそりと暮らす山伏老人が近くの療養所でバイトする青年に語った怪談話の数々。老人が語る1つ1つの怪談話は面白くもあり、怪しくもあり、切なくもある。そして、山伏老人は何者なのかという謎。それぞれの話が伏線となっていて最後の最後で見事に回収される。一気読み必至の作品。
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オワ
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シュルレアリスム
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Teppei Sakano
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一気に読了。自分も一緒に気持ちよく騙されたような爽快な気持ちになった。まだ夜が暗闇だった頃は物語がたくさんあったんだろう。
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erie
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ネタバレよくまあこれほど色々思いつくなあと感心する。主人公から古老の昔話に対するもっともなツッコミも入れられつつなので、身近な感じで読める。
0255文字
みさどん
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古いかなと思ったけれど、9つの短編はどれも珠玉だった。不気味で密やかで、でも落ちを知りたくてたまらない。ぼくが犬伏老人から聞かせてもらうという形で次々思出話が出てくる。女が関わったり怪しが出たり散々な目にあったり、井上ひさしさんの筆力がすごく感じられた。昔は怪異が近かったのだよ。
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棕櫚木庵
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随分前にここで教えてもらった本.山中でラッパを吹く謎の老人が語る彼自身の9つの体験談.『遠野物語』に素材を得たものもあるらしいけど,同じ地方を舞台とした別の怪奇物語.怪奇といっても,奇怪で不気味というより,不思議で,少し滑稽なようで,でも,よく考えるとかなり悲惨で残酷な奇談集.ああ,だからあのオチなんですね.面白く読みました.
0255文字
Ichi Koma
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図書館本。とても面白く読みました。遠野物語のように不思議で神秘的?な昔の言い伝えのような短編が九つ。話に引き込まれました。井上ひさしらしいというと、上から目線ですが、オチが面白かったり、驚かされたり考えさせられたりしました。1度も遠野に行ったことはないのでいつか行ってみたい。
0255文字
だいふく
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釜石、遠野地区を舞台とする民話。 自然と人間が地続きだった時代。 様々な怪異が、臨場感をもって語られる。 緩急をつける老人の語りが何とも面白く、引き込まれます。
0255文字
力士
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遠野物語は未読。短編ですが、最後にきちんとまとめ的な話が収録されていて完成された1冊。冷し馬は脳内にて手塚治虫で漫画化再現可能。大変楽しめました!
0255文字
藤井宏
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岩手県にちなんだ一冊として読み始めたが、本書をそれにあげるのは差し控えます。ちょっと下品だから。でもオチは面白かったです。
0255文字
奏
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遠野の山の中に住む犬伏老人が、著者の井上さん(であろう)「僕」に語る物語。不思議なもの、残酷なもの、怖いもの、卑猥なものまで、大人が楽しめるお話。最後のオチはそうだったか!と夢から覚めたような気持ちになりました。井上やすしさんのユーモアのある文章に引き込まれます。
0255文字
浦島の亀@南メキシコ
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これは昔、日本人から流れてきた本で読んだことあるような気はするけど、表紙(安野光雅)もいいので購入。内容はまったく覚えてなかったです。柳田の遠野物語を読み返してからのほうがいいか?とも思ったけど、その必要はなし。これはこれで独立した作品。風の又三郎の河童バージョンも。しかし、最後のオチがあるとしても、意外とどれも陰惨というか悲惨というか、戦争や飢餓、身売り、人や動物の死がまつわる話ばかりで、「腹の皮がよじれるほど奇天烈な話」ではなかったような……。え、それは私が化かされすぎ???
0255文字
ヒラP@ehon.gohon
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井上ひさしさんに見事にやられました。犬伏老人の正体。それぞれの話の緊張感。どこか聞いたことがあるような話はパロディですよね。
0255文字
佐々木 一博
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再読。口語訳 遠野物語(河出文庫)を読みたくなった。大型書店なら置いてあるかなぁ。
0255文字
みゆき・K
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20年ぶりくらいの再読。何度読んでも面白い。遠野近くの洞穴に住む犬伏老人が語る体験談を、青年「ぼく」が聞く。不思議で艶っぽくて哀れで、それでも悲壮感がなくどこかユーモラス。登場する生き物は、河童、雉子、馬、狐、鰻。人間とそれぞれの関わり方が興味深い。生き物が関わらないのは「笛吹き峠の話売り」「水面の影」、この二篇が特に好き。トランペットの音色で始まりトランペットで終わる。そうか、辻褄が合わなかったが納得。オチも良かった。社会的弱者に対する著者の優しさが感じられる大人のための童話集。天才の筆力、ここにあり。
まつのは

う〜ん、同じ本の感想とは思えない。。😅

09/27 18:23
みゆき・K

まつのはさん、こんばんは。お疲れ様でした。本編最後に『読者番外編』として、まつのはさんの創作童話を載せてもらえたら最高なんだけどなぁ。傑作ですよ〜 👏あのレビューは!😆

09/27 18:58
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新釈 遠野物語 (新潮文庫)評価95感想・レビュー198