形式:単行本
出版社:ポプラ社
形式:Kindle版
ずっと、透明になってしまいたかった。 でも本当は、「ここにいるよ」って言いたかったんだ。居場所のない少女と少年、そして早くに夫を亡くし過去に生きる女。 三人の出会いが、それぞれの人生を少しずつ動かしはじめる―――『四十九日のレシピ』の著者が放つ、 あたたかな感動に満ちた物語。「もう、泣かないで」父を亡くし母に捨てられ、祖父に引き取られたものの、学校ではいじめに遭っている耀子。夫を若くして亡くした後、舅や息子と心が添わず、過去の思い出の中にだけ生きている照子。そして、照子の舅が愛人に生ませた男の子、立海。彼もまた、生い立ちゆえの重圧やいじめに苦しんでいる。時は1980年、撫子の咲く地で三人は出会うこととなった。
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