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新装版 乳房 (文春文庫) (文春文庫 い 4-86)

感想・レビュー
86

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こだま
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いい話だったな。流石、池波先生。
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tengen
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ネタバレお松は自分を捨てた勘蔵を殺害後、縁あって倉ヶ野の徳兵衛に囲われ一時京都で暮らす。女中失踪と煙管職人殺害事件を平蔵が耳にしてから幾年か過ぎる。実は徳兵衛は大盗賊の頭で最後のお務めに江戸を選んだ。お松と手切れし錠前外しの名人岩五郎を仲間に誘う。だが岩五郎は筆頭与力・佐嶋の密偵であった。火盗改め長官となっていた平蔵は倉ヶ野一味に網を張る。お松は不遇な女だったが京の暮らしで生まれ変わり、回生堂の主人に見初められ女将さんに収まる。そんなお松を久しぶりに見かける平蔵。鬼平は彼女のかつての犯罪・勘蔵殺しを見抜いていた。
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NB8
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B
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snowbird
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Audible にて
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yonemy
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鬼平犯科帳シリーズなんですけど、松という女性の再生を主軸に、平蔵とその周りの人々との良好な関係も描かれています。読後「いいな~この人間関係というか付き合い方」と思いましたけど、他の鬼平シリーズにもありましたが「私心を持たない」というのがコツなのでしょうか。そしてオチが心晴れ晴れします。女としての自信て、男に求められてなんぼ、なんでしょうかね☆
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KAZOO
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再読です。鬼平犯科帳の番外編で、「お松」という女性を主人公にしたもので、それにからんで長谷川平蔵が火盗取締改めに着く前後の話となっていて結構長い期間についての話を長編にしたものです。本体に出てくる密偵ではなく別のいわゆる「豆岩」といわれる人物が活躍します。この主人公の女性は不幸せな生い立ちですが、その後にいい人との出会いがあったりして幸せになります。人間の弱さなどがうまく描かれていると感じます。
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nicky_12345679x63
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ネタバレ鬼平犯科帳の番外編で盗賊改や鬼平なども登場しますが、本筋は一人の女性の半生を描いた人情噺です。 関東風の蒸した柔らかいうなぎが食べたくなりました。
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優希
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『鬼兵犯科帳』の番外編になります。散々弄ばれた挙句、棄てられたお松は、偶然出会った勘蔵を殺害してしまいます。お松は「不作の大根」の言葉を胸に数きな運命をたどるのですね。そんな折の鬼平の乳房が女を強くするという一言はささります。鬼平は本当の強さを知っているのかもしれませんね。面白かったです。
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Kira
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ネタバレ図書館本。読むのは三回目だが、今回初めてこの作品のよさを味わうことができた。「不作の生大根」と自分を侮辱した男を殺したお松の生きざまを描く。罪の意識を背負いながらも、後に出会った男によって女として花開いていくお松の物語に、鬼平と火盗改の捕物ストーリーが巧みにからむ。一読で二度おいしい作品だった。
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ぶんぶん
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【図書館】鬼平シリーズの番外編。 ひとりの女の数奇な人生に鬼平を絡めて描く作品。 「不作の生大根をかじってるようだ」と言われ続けた女、それが男の手によって生まれ変わるマイ・フェア・レディ的な物語。 お松の人生に影を落す男たち、それに関わって行く長谷川平蔵。 平蔵の火盗改めに任命される当初にスポットを当てて、人殺しの女の紆余曲折の人生をサスペンスフルに描くスペクタル・ロマン。 「男には無い乳房が女を強くする」と鬼平は言うが・・・長編の傑作と思う。
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大根院
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★4。
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山内正
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倉ケ野の旦那と名乗る五十過ぎに お松を素人女と話を付ける 顔に傷がある女なんですがと 隠れ遊びの旦那は所在を知らさない 暫く江戸に居るとだけ お松は親に傷付けられたらしいんだが、店番の婆さんは旦那女の嘘は 切がないもんですよと言う 女が十日余りで こんなにと女の強さを見る 相手を気に入らなけりゃ断っていい どうしてなのか 訳が解らない 男を刺し殺した事は言わないが 二度目に茶屋で身体をほぐされ 抱かれたが若い男の勢いだけの 男は皆そうだと思いが違った 何もかもが 帰り際どうだぇ 大阪見物に行かないかと
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りったー
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佐嶋と鬼平が出会ったころの物語。こうやって部下の信頼を得ていくのだなあ
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山内正
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叔父の見舞いの帰り雑木を入ると女が 男に襲われそうなのを大声で助けた 女は胸を開け乳房を見せてた 後で煙管師勘蔵の女で遊ばれたと 店番お兼婆さんにお松を見てくれと 頼み倉カ野の旦那にお松の話を付けた お松を気に入り京都に付いて来るかい 誘われ旅経つ 勘蔵の死体が見付かったと一年程して分かる 京都に行ったら他人だからねと念押し されてお松は泣いた 六年経ち長次郎の店にお松が来た やがて一緒に暮らす事に 長次郎の用事で大店の松浦やと馴染みになり後添いにとせがまれ嫁ぐ 五年経ちお松は夫の墓参りに歩く
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さざなみ
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へそ曲がりの私は鬼平シリーズの1だけ読んで作者が62歳の時に書かれた番外編のこの小説を読んでみた。 鬼平が活躍する前の若かりし頃のことも紹介されており、今後のシリーズを読むためには参考になったようだ。 そのことから外れても単独の小説としても面白かった。 読後の印象もさわやかだった。
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uekata
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鬼平番外編。本編よりも以前の話。捕物色は薄めで一人の女性を中心に話が進む。ゆったりと話が進んで綺麗に話が終わるのが良かった。24巻が未完だと知らなかったから、キッチリと完了した番外編があってスッキリした。 もしかしたら蒸した鰻って食べたことないかも。
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fudl
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すでに鬼平シリーズ読了しましたが、もう一度読み返したくなりました。綿密に練られたストーリー、池波正太郎先生の独特の語り口が最高です。
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RFMJUVE
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我欲を捨てたから目の前に起こる事象を受け入れつつ、結果として人の為に生きていくお松ですが、そりゃどんな理由にせよ最初の罪が罪なので、ここまで良い流れに乗れるのかと言う疑問もありますが、善悪なんて表裏一体と思えば時効成立と言うか刑期満了と言うか、それでいいのだろうと思います。絡みそうで絡まない、長谷川平蔵と最後に接点があるのかと恐れてましたがお咎め無しで良かった。
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たまぞうオヤジ
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池波さん61歳の著作。 シリーズだろうが番外編だろうが池波節が鳴り響くど演歌に変わりないのです。まあそこがいいのですが。ところで、名字なら松たか子の例もありますが、この巻の主役女性の名前は「松」。あらためて時代の流れを感じます。今ならかえって新鮮ですね。「お松、鰻食いにいこう。」なんてね。
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Ryoji
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鬼平番外編。長次郎も徳兵衛も闇社会の住人だけど、それがお松を生まれ変わらせるんだからね。面白かったです。
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kawara26
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鬼平犯科帳の外伝ということでしたが、鬼平色は薄めで、でも池波節は心地よく、主人公のお松を丁寧に描かれていたのはさすがでした。面白かったです。
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タカシ
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昔の男を絞殺してしまったお松はあほうがらすのアゴに助けられるが…。面白かったですね。鬼の平蔵が出てきて鬼平犯科帳番外編で良かったです。
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RK59320
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鬼平犯科帳はテレビで見ていたが、池波正太郎の本は初めて読んだ。近くの図書館の、「ご自由にお持ちくださいコ一ナ一」にあったのでご自由に持ち帰って読んでみた。鬼平ドラマも面白かったが、本で読むのも味わい深い。運命に翻弄されたお松の「若い時に我欲を捨てきることができた。その報いはすべて、お松に幸福をもたらしつつある」という下りがこころに響く。これは、他の鬼平シリーズも読むしかない。
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まさのぶ
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「鬼平」シリーズの番外編。殺人を犯した女が周りの人達に何故か助けて貰って幸せになっていく。やはり我欲を捨て切る事が良い結果になる。私も少しは見習いたいと思う。
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taku
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鬼平番外編。善悪綯交ぜ登場人物がそれぞれに魅力的。余韻がやっぱり「鬼平」ならではですね~。
0255文字
さら
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ネタバレ「まるで不作の生大根をかじっているようだ」と初めての男に、もてあそばれ捨てられたお松。ある日偶然見かけて、お松はその男を絞殺してしまいます。男のその言葉が頭から離れないお松は自分に自信が持てず、危機を救ってくれた長次郎の勧めで“倉ヶ野の旦那”の世話になることにします。並行して話は鬼平と呼ばれる前の平蔵に移ります。平蔵はお松の話を耳にし興味を持ちます。そして勘蔵を殺したのはお松だと気付くのですが…。お松が捕まってしまうのか、平蔵がどうするのか気になりましたが、落ち着くところに落ち着きました。 →
さら

続き → 大店の後添えや医者の養女に、と望まれるお松は謙虚であり、罪を犯した分償いのため何事も一生懸命やる姿勢が幸せを呼び込んだのかもしれません。お松は“倉ケ野の旦那”の正体も行く末も知りません。火盗になりたての鬼平が如何にして自分の配下を心酔させたか。お松の話と並行して平蔵の活躍も見られて面白かったです。

06/04 22:54
0255文字
navyblue
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 鬼平犯科帳の番外編。一度読み出したらとまらない。長谷川平蔵が火盗改めのお役目に就く前の物語。お松という一人の女性の人生と鬼平の人生がところどころうまく交差していく。お松はなんだかんだといいながら、自分の身の上に起こるできごとを受け入れ、しっかりと自分の足で立って生きていくある意味とてもたくましい女性だ。そして、そんなお松を遠くからあたたかく見つめる平蔵の大きな心が、読者にもよく伝わるのではないだろうか。読み応え有り、読了感も清々しい。
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kazukitti
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剣客商売でいうないしょないしょの位置に近いのかな。あっちはヒロインと小兵衛の繋がりはあったけど、こっちは平蔵のみが主に伝聞で見聞きしてる感じ。ラストでちょっと二人のラインが倉ヶ野の旦那を介してちょっと交わったくらいで、ほぼ描写は並行してるから、別に鬼平出さなくてもいいっちゃいいんだろうけどもって感じw ファンサービスみたいなもというよりも、鬼平の長編とするには平蔵の位置がメインじゃないからやっぱり外伝としたってとこか。外伝なんて書いてないけど、どっかに書いてあると分かりやすいんじゃないかなw
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Kyo's
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本編を読み終わってしまったので番外編へ。エンターテイメントの要素が強い本編とはまた少し趣が違う。お松という一人の女性の半生を何年にも亘って追いかける様が味わい深い。お松は流されているように見えて、少ない選択肢の中から選んだ人生をしなやかに生きている。最初の頃のお松に魅力がなかったので勘蔵の発言は謎ですが、このオチもよかったし、全てを分かった上で飲み込む平蔵の懐の深さもよかった。
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miicha
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ネタバレ我欲を捨てた果てに真に生きる道が…という話かな、と思いつつ、我欲を捨てるのは難しいですよね。最初のほうのお松さんは全く魅力がなかったので最後のほうでの「たった一人、忘れられねぇ女がいる」発言にはちと驚きが…。捨てられて荒む前は魅力的だったというのなら勘蔵は本当にしょうもない男だな、好きな女を自分の手でぶち壊しにしてどうする。一度壊れても再び色々な出会いを得てお松さんがもう一度人生を取り戻せて良かったです。長谷川様と佐嶋様の出番が多くて嬉しい。いつかまた最初から読み直したいです。
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tonaka47
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鬼平犯科帳,本編も全巻読みます!
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Kenji Misaki
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鬼平の火付盗賊改方長官就任前後の活躍と、本編の主人公お松の紆余曲折の生涯が交錯します。 若き鬼平の活躍に期待して読んでましたが、お松の生涯が何とも味わい深い物語で読み応え十分です。 一気に読了しました。
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天笑院たか姫
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鬼平犯科帳番外編。男に捨てられたお松が右余曲折を経て薬種問屋の内儀となり、平蔵もそれと並行して火付盗賊改方に就くまでを描いている。若かりし頃の平蔵の放蕩ぶりもみれてよかったです。
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Piro
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男の家 阿呆鴉 十一屋語り草 倉ヶ野の旦那 再・十一屋語り草 五年後 〔豆岩〕の岩五郎 回生堂主人 縁 月夜饅頭 雑司ヶ谷・鬼子母神境内
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Shoko  Ochi
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なんだろう、このほっこり感。池波正太郎の著作は全てにおいてじんみり、しっとりくる。鬼平シリーズを挫折していただけに、余生にしっくりとしました。女性の流される生き様。しみじみよかった。
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数奇屋
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再読。
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日本たらこ産業
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鬼平犯科帳外伝。 2015年最後に読み始め、2016年最初に読み終えました。 火盗改就任直後の鬼平の姿が見られます。 鬼平本編とはまた違うものの、同様に惹きこまれる作品でした。
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Emi  Tanaka
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これもまた鬼平の。 犯科帳の1.2巻と話がリンクしてて楽しく読めた。あっしもその件、聞き覚えがございますよ旦那…。とか思いながらの(笑)
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