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真夜中の五分前―five minutes to tomorrow〈side‐B〉 (新潮文庫)

感想・レビュー
605

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カメ
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ちょっとよくわからなかった。
0255文字
ポルコ
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200ページにも満たない今作だけれど、終始胸にしみるのがsideB。学生の頃に亡くした恋人、水穂とようやく向き合うことができるようになったことも、かすみを本当に愛していたということに気づけたことも、要領がいいだけでこなしていた仕事に気持ちを入れることをできるようになったことも、主人公の思考を徐々に人間的にしていくファクターがずっとそばにあったのだと気づかされた。今作ではどの帰結がハッピーエンドかわからないけれど、私的には満足なラストでした。
0255文字
エイキチ
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ネタバレ文庫の古本 本多さんは5作目 かすみの突然の事故死から始まるsideB いきなりのこの展開には度肝を抜かされる 以前に恋人だった水穂も亡くしてるし 僕の人生って最悪じゃん こんなところにかすみの双子の妹・ゆかりと結婚してる尾崎から ややこしい話を切り出され まったく見分けがつかない一卵性双生児の 姉妹故にそんなことってありなのか ましてや尾崎に恋心を抱いてたかすみなら そんな話もありなのかと妙に納得 でも実際はあってはならないことなんだから その辺は誘惑にも負けず 最後の五分間は有意義に過ごせてるわ
0255文字
たくみ
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ネタバレサイドAを読むと冒頭から「ええっ!」となる。虚無的ででも要領と頭の良い主人公。全てを外から観ているような人間だけど、こうもことごとく好きになった人が死んでしまうのは呪いかなんかではないかな。私はこの主人公の切り替えができない男性的弱さが好きで、自分にダメージを与えることを防ぐためになんともないふりをし続けているのはAの頃からわかっていた。大学時代の恋人を失ったことが辛いともっと早く認められればマシな生き方が出来ていたのかも。終わり方もなんとなく予想通りで女性は上書きで生きれる強さがあるんだよね。男は弱い。
0255文字
圭介
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スタートから衝撃を受け、ぐいぐい引き込まれ、あっという間に読了。 自分の中ではかなり綺麗な物語。読後も深い余韻に浸れた。そして、、なんていいタイトルなんだ、、。
0255文字
涼木
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side-Aを昨日読み、この温度感が消えないうちにと帰りの古本屋でside-Bを購入。虚無感の漂う主人公の言動は時に理解し難く、鼻につくこともあるけれど、そんな主人公だからこそ人間の本質的なところを見つめながら人を、そして恋や愛と付き合っていく。恋愛小説でありながら人生観みたいなものも映し出される作品で、ページ数からは想像もできないほどの密度。何度も栞を挟んで咀嚼しながら読みました。読みながら飲んだコーヒーがすごく美味しかったです。
0255文字
naoyukie
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ネタバレ鉄道事故で死んだのは姉妹のどちら?本人が混乱しているのか、混乱しているフリなのか。最後までわからなかった。それほど長い小説ではなくて一冊でもいけそうだけれどもSide AとBを分けるのはなるほどとは思った。
0255文字
Asami
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ネタバレ『真夜中の五分前〈side-A〉』に続き、『真夜中の五分前〈side-B〉』を読みました。 可愛げのない主人公。 頭の回転が速く、人間関係も器用でそつなく立ち回り、仕事も出来て、さらに、きっと外見は女好きするクールでカッコいいイケメン。 そんな主人公の「僕」がどうしても好きになれないまま、全体の十五分の十四ページまで読み進めました。最後の十五分の一ページで、「僕」の内面があふれ出てほっとしました。「僕」はずっと苦しかったんだと思う。自分の中の本当の気持ちを出せてよかった。読んでいる私も救われました。
0255文字
シチュー当番
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何故かSFだと思って読み始めたんだけど恋愛小説だった。 私的どんでん返し。
0255文字
Nissy
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タイトルもかっこよくて、初読の時から忘れられない小説です。双子のかすみとゆかりに意外な展開が訪れて、、、最後は、余韻の残る終わり方で好きです。
0255文字
諭吉
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ネタバレsideAが序章でこちらが本題といった印象を受けた。 双子の姉妹の姉だった恋人が亡くなり 妹が生き残り、そこから主人公の僕が愛する人を失った苦しみを生き、生きている妹の夫もまた悩み苦しむ。切ない話だが、sideBの方が、先を知りたくなる構成だったのであっという間に読了
0255文字
しおり
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何の気なしに読み始めて2時間ほどで読み終えてしまった。 登場人物一人一人に愛着というか、親近感を感じる。 side-Aで電話越しに登場した水穂のお父さんがなんとも言えず気に食わなかったけど、side-Bを読んで好きになった。 唯一、あまり好きになれなかったのが双子。一卵性双生児だとそんなこともありうるのか…かわいそうなのかもしれないけれど、こちらを選んで捨てられたから違う方に縋り付くというところがイマイチ。 最終的にはみんなそれぞれハッピーエンドな気がしてスッキリした。
0255文字
遥かなる想い
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一卵性双生児のかすみと ゆかり…スペインの 事故で亡くなったのは 本当にかすみ だったのか。side-Aから続くかすみの尾崎への想いが 不気味に蘇る。 本作をベースに映画化もされたようだが、 ひどく切ない恋のミステリーだった。
たまご

映画は上海がメインの舞台で、原作とはまた違った雰囲気に感じました。素敵な映像でしたよ。

03/03 13:26
0255文字
いち
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転職、かすみの死。双子の妹だけ生き残るが、それは本当に妹なのか?本人さえも自分がどちらなのか分からない。1日の最後の5分だけ、失くした恋人の事を想い、それ以外の時間は自分の為、今愛する人の為に使おう。
0255文字
tomchin_man
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なんだか騙されたようにスルリと読んでしまった。コイツの名前何だっけ?発する台詞は何故か馴染むのは、頭の中が似てるのか?それは自分が壊れないための防御策だったりするのだが。なんとも表現しにくい空気だけど、面白く読めた。5分間だけ自分を解放して、またいつも通りを演じる。
0255文字
まひはる
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gyaoで映画を鑑賞しながら読了。かすみとの偶然の出会いは、過去の恋に縛られていた僕の人生を大きく動かした。あれから二年、転職した僕の前にひとりの男が訪ねてきた。そして、かすみとその妹ゆかりを思い出さずにはおかぬこの男が、信じられない話を切り出した。物語は、驚愕のエンディングが待つside-Bへ。今日と明日をつなぐ五分間の隙間を破り、魂震わす極限の愛が生まれる。
0255文字
ひろ
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若い時の恋愛は、その人を作るんだろうなぁ。そこに戻ることはできないし、普段は忘れてるんだけど。
0255文字
本みかん
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side-AとBを分けた意味はよくわからなかったけれど、面白かったので深くは考えない。side-Aから2年進んでいる。驚きの連続だった。いや、そう来るとは思わなかった。最後、主人公が自分と向き合って結論出すところがとても良かった。
0255文字
一条
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衝撃の展開。読み終えた今頭が真っ白になっている。「真夜中の五分前」というタイトルを凝縮し濃密にする壮大な前振りとして物語が存在していたような気がした。
0255文字
りょう
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ネタバレ仕事辞めたと思ったらかすみちゃんまで亡くなってかと思いきや死んだのはかすみちゃんではないかもしれないという驚きをたたみかけてきたなと感じた。最後はその選択で良かったのかなと思った。1日の288分の1という表現が好き。
0255文字
希咲(きさ)
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たぶん10年ぶりくらいの再読。決して嫌いじゃない、むしろ全体的に好きな話・雰囲気ではあるが、不完全燃焼感が否めない💦side-Bまで読んで成立する物語ではあるものの、Aで終わっていてもそれはそれで恋愛小説として良かったんじゃないかな。Bでもう少しミステリっぽい感じになってたら、より好みな話だったかも…!
0255文字
雨季💘なきうさ
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実はアタシ今朝、夫と喧嘩をした。朝からずっと口を利かず、ずっと本を読んでいた。薄い本だったから早い時間で読みきってしまった。読み終えたいまも謝る気はまったくないけれど、普通に会話しても良いかなと思ったりする。夫もアタシも互いに言い分があるから、多分どちらも謝らないだろう。でもそれで良いと思う。猫の事をダシにして話かけてみようか。こんな時、猫が居てくれて本当に助かる。
雨季💘なきうさ

じいじさん。☺️ 仲直りとはいきませんが、まあ大人ですから。まあまあ普通に会話はしています。少しだけまだ、なにげにギクシャクしていますけどね( *´艸`)

08/13 09:07
じいじ

雨季さん、「ギクシャクが解けたよ!」のコメをゆっくり、楽しみに待っていますよ。

08/13 09:13
7件のコメントを全て見る
0255文字
えりっく
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時間はかかったけど、水穂と向き合えて良かった。父が優しくて泣いちゃった。本薄いからサラッと読んじゃお!と思ったけど、思った以上に心にしみる。愛ってなんだろう。"名前"って概念とっぱらったら、見えなくなっちゃう愛はあるのかな。
0255文字
だん
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一気に読み切れる綺麗な文章。 結局、ゆかりさんだったのかかすみさんだったのかが不明。 なかなか不思議な感じの小説でした。
0255文字
ふぅ
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薄い本なのもあるけれど、すぐに読み終えてしまった。双子には不思議な部分もあるようだけれど、この作品のような感じ方をする双子もいるのかもと…分からないけれど。ラストはこれが良かったと思い、その後を知りたい、アルバイト君はマンガ家になっただろうか。
0255文字
彩良
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イニシエーションラブみたいな話なのかなと思って読んだけど違った。自分でもよく分からないけど、水穂を偲ぶシーンで涙が零れた。恋人を亡くした現実と恋人を心底愛していた事実に気付かされる。ゆかりとかすみの人格は本人も混乱しているのだから、読者としても共感もできないし不思議だった。ただ、真夜中の5分前の意味は何となく分かった気がするし、予想していた話と全く異なっていたけど、読んでよかったと思う。
0255文字
なおみ703♪
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ネタバレ喪失したものを「昇華」できたんじゃないか、と。ハッピーエンドとはいえないがかなりいい読後感。一日のラスト五分に過去に愛した人を想い、残りの時間に今を生きる。彼の仕事の向き合い方も、過去を全部切り捨てて新しいものを作りあげるのではなくて、過去からの積み重ねで今を足していくような仕事ぶりになるのかなと、そんないろいろなことが想像できて余韻に浸れてとても良かった。本多さんの他の作品も読んでみたいと思った。愛した人との記憶、ぬくもりが大事。
0255文字
Ree.
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★★★☆☆前編の方が面白かったなー。
0255文字
GORIRA800
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ミステリアスで不気味な作品だった 双子のうち、片方が死んで生き残った方が双子のうちどちらなのか疑問に感じるようになる 愛に疑問を持つって悲しいことだと思う 馬鹿げた妄想でしかないとしても一度だけでもそんな疑問を抱いたら素直に愛しづらくなるってことを考えると愛って硬くるしいものなんだな
0255文字
こなつ
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3/1→ 2
0255文字
あまね
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流れる文体が心地いい。個人的にはAsideでは「かすみ」。Bsideで「ゆかり」だったんじゃないかなと、予想しているのですが如何なものか。水穂の墓参りに行ったシーンはグッとくるものがあった。
0255文字
A3
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ネタバレKindleにて再読。秋月氏、バーのオーナー、野毛さんなど出てくる大人がいい。
0255文字
moma
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結末は映画とほぼ同じだけど、その先のことも少し書かれていて逆に後味は良くなかったかな。映画の方が好み。だけど、その後味の悪さがこの本の魅力だと思う。読み終わってからちゃんと気づいたけど、主人公はずっと「僕」で、名前がない。0か100の仕事ぶり。休みでさえも、ただ目の前の時間を潰すだけの無欲さ。最後の最後に、ずっと目を逸らしてた現実と向き合えた瞬間もあったけれど。彼にとって愛ってなんだろう、ともやっと。ただやっぱり、村上春樹っぽさは否めない。
0255文字
あい
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ネタバレ「side-A」のその後…あまりにも辛い。同じ遺伝子を持った二人。二人だけど一つだった二人。その一人がいなくなった。同じ二人なら一人いなくても同じ?「A」ではかすみの苦悩が、それだけが、描かれた。ではゆかりはどうだった?「B」で初めてその部分を考えた。かすみはゆかりで、ゆかりはかすみ。同じだけれど二人いた。"愛"とは難しいものだ。私は必ず終わりが来ると思っていた。出逢い、愛し、そして別れる。結末があるのに、誰かを愛していた。だから尾崎さんの言葉に救われる。「side-A」もそうだったが、終わり方が綺麗。
あい

◇印象深い場面◇ p188「愛情なんてみじめなものなんだな」(中略)「最近、ようやくわかってきたよ。嫌になるくらい惨めで、笑っちゃうくらいに馬鹿馬鹿しくて、それでも僕はそれに少しだけ救われる」 p189「僕はこれからも色んなものを失っていくだろう。けれど、僕はそれらを一日の小さなかけらの中に集め続けるだろう。小さなかけらはやがて結晶となって、僕を形作ってくれるだろう」

12/29 10:13
0255文字
&
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愛しているからこそ、別々となることが驚いた。 人によってこの物語の受け取り方はバラバラとなると思った
0255文字
ぬりかべ
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side-Bということで、side-Aとは別視点かつ同一時間軸の 物語かと思いきや。 この主人公が本当に必要としていた、とある出来事にたいし 向き合うことで色々物語が動いてきた感じになりましたね。 結末に向け、そんな隠し玉(それでもそんなことを夢想していたかもね)な内容をぶつけてきつつ、主人公はやはり ぶれなかったね。 これを見るに、内省は必要なんだな、と思うことしきり 自分?内省する前に寝落ちしたりw
0255文字
まみむめまー
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★★★☆☆
0255文字
YAS
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ネタバレ面白い作品だった。前巻に引き続いてラストの余韻の残し方が素晴らしい。分かりやすく一番感動できるのは水穂の墓参りをするシーン。やっと愛していたことを認めて涙を流せたんだな…と感慨深くなる。タイトルの『真夜中の五分前』の意味はラストページで回収される。最終的に、主人公は毎日日付が変わる前の5分間に失われたもの(かすみ、水穂、当時の自分)を想い、その積み重ねによって自らを形作っていく。他の時間は現在の自分と愛する人のために使う。美しい対比であると思う。
YAS

終わり方は、まあヒロインの正体はどっちつかずにするしかないだろうという意味では予想の範疇だった。個人的にはゆかりなんだろうなと考えている(事故後に結婚指輪をしていたと尾崎が発言したことと、記憶があるとはいえ主人公に接触してこなかったことから)。ヒロイン本人にも分からないと開示するのではなく、どちらととれるようなことを言わせて匂わせ、読者にどっちなんだ!?と謎を残すやり方でも面白かったかな。しかし、それだと主人公の意思で決別するシーンが弱くなっちゃうので、これで良かったんだろうな。

11/10 06:25
0255文字
ぽぽんた
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ネタバレうううーん‥はっきり言ってこれはどうなんだ?裏表紙のあらすじで「驚愕のエンディング」とあっただけに期待していたので、ちょっとガックリ。本当に本人なのか。双子だから入れ替わってるんじゃないのか。だとしたら彼女は本当に恋人なのか?そもそも彼女を愛していたのか。主人公たち男性がどんどん愛に懐疑的になっていく。結局彼女は誰なのか。ふわふわしたまま終わった気がする。
0255文字
アーノルド
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ネタバレ再読 Side-Aの続き…と言うより、Side-Aは本作品の為に書き起こしたような印象でした 本筋とは違いますが、秋月氏の『水穂の短い一生の中に君がいてくれてよかった』の台詞が、初読時同様心に染みた 若くして娘を亡くした父親の想い…、その立場になるコトはありませんが、心情の伝わる一言でした 他にも着目点の多い作品でした
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真夜中の五分前―five minutes to tomorrow〈side‐B〉 (新潮文庫)評価55感想・レビュー605