形式:文庫
出版社:新潮社
映画は上海がメインの舞台で、原作とはまた違った雰囲気に感じました。素敵な映像でしたよ。
じいじさん。☺️ 仲直りとはいきませんが、まあ大人ですから。まあまあ普通に会話はしています。少しだけまだ、なにげにギクシャクしていますけどね( *´艸`)
雨季さん、「ギクシャクが解けたよ!」のコメをゆっくり、楽しみに待っていますよ。
◇印象深い場面◇ p188「愛情なんてみじめなものなんだな」(中略)「最近、ようやくわかってきたよ。嫌になるくらい惨めで、笑っちゃうくらいに馬鹿馬鹿しくて、それでも僕はそれに少しだけ救われる」 p189「僕はこれからも色んなものを失っていくだろう。けれど、僕はそれらを一日の小さなかけらの中に集め続けるだろう。小さなかけらはやがて結晶となって、僕を形作ってくれるだろう」
終わり方は、まあヒロインの正体はどっちつかずにするしかないだろうという意味では予想の範疇だった。個人的にはゆかりなんだろうなと考えている(事故後に結婚指輪をしていたと尾崎が発言したことと、記憶があるとはいえ主人公に接触してこなかったことから)。ヒロイン本人にも分からないと開示するのではなく、どちらととれるようなことを言わせて匂わせ、読者にどっちなんだ!?と謎を残すやり方でも面白かったかな。しかし、それだと主人公の意思で決別するシーンが弱くなっちゃうので、これで良かったんだろうな。
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