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溺れる人魚 (講談社ノベルス)

感想・レビュー
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Chili
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結構、難解な話が続く。最後の『海と毒薬』が一番良かった。他作は、スケールが大きすぎてちょっと現実感が薄く感じた。
0255文字
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ネタバレ『溺れる人魚』ハインリッヒが主人公。医学の世界は進化が速いからこそ怖い。今の段階ではそれが最先端でも、あとから欠陥が判明することもあるしね……。ロボトミーもチングレクトミーも本当に恐ろしい。『人魚兵器』キヨシが主人公。あの人体実験があったからこそ今の医学があるとはいえ、やはり非人道的な行いは恐ろしい。『耳の光る児』キヨシとハインリッヒがメイン。赤児の耳が光ることの裏に隠された真相でのDNAの話が勉強になる。『海と毒薬』石岡くん視点。前半の異邦の騎士についての石岡くんのモノローグがなんだか本当に切ない。
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たちばなあやか
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表題作を含む4編からなる書籍。御手洗さんが、名前だけというか、トリックのヒントになるものだったり、あとは直接、推理したりと、活躍の場は少ない本になっています。「溺れる人魚」に関しては、あぁ、そういうことだったのか〜、というか、人間の怖さのようなものを感じました。「海と毒薬」には、石岡さんが直接的ではないものの、手紙の中の人物として登場しています。男ってズルいよね、というような作品でした。それにしても、御手洗さんの過去。どんな生活を送っていたのかなぁと思い返す作品となりました。
0255文字
yk
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ネタバレけっこうヘヴィな短編でしたよ。トリックとかどうとかってか、お話としてずっしりですね。最後の海と毒薬は異邦の騎士の思い出話、それを読んだ方のお話ということで、ノスタルジックな雰囲気がいいですね。思い出したら泣いちゃいそうってか異邦の騎士をまた読みたい!
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藤宮はな
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ネタバレ最後の話は、石岡君と御手洗の歴史の積み重ねが感じられて、冒頭で泣いてしまう。もう石岡君の所には戻ってはくれないのかなぁ。そして女性の手紙も泣ける。そんな風に異邦の騎士が慰めになって、聖地巡礼もしたなんて。更にそこで流れていたウェザー・リポートのブラック・マーケットがそこまで思い出の音楽になるなんて。やはり島田さんはストーリーテラーだ。表題作も病気の治療が当時の間違いにクローズアップして、かなりその女性には残酷な過程を辿るし、二つ目も歴史ミステリ的な軍事からその後の発展と面白い要素が詰まってる。
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Shinichi Abe
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読了
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χ
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表題作のトリックは限定条件から考えるとわかる。科学の小話を絡めた謎の掲示が面白い
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まき
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ネタバレ短編集。 ハインリッヒが真相に気付いた不思議な事件「溺れる人魚」をはじめ「人魚兵器」「耳の光る児」と科学の暗黒面を見せられている気分。 科学技術の向上のための努力は道を間違えると大変なことになる。 石岡くんが御手洗に手紙で報告している「海と毒薬」 石岡くんの経験がこういう形で誰かを救うことになるとは。 作中でみなとみらい線が開通し、だいぶ今の風景とのタイムラグが少なくなってきた。 そういう新しさ真っただ中での老船ジロウ丸の引退は、時代の区切り、気持ちの区切りを一手に引き受けたのかも。
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なめこ
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先に『ロシア幽霊艦』を読んでいたので、表題作は既視感。悲しいねー、で終わるのかと思いきや畳みかける殺人トリック解明でした。「人魚兵器」と「耳の光る児」は歴史ミステリといえばよいのかな。かたやナチス、かたやロシアの非人道的所業。人体実験は科学者共通の夢、という「もやしもん」を思い出した。「海と毒薬」は、『異邦の騎士』ファンにはたまらないようですが、これだけ読んでも何が言いたいのか???
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さるさる
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あまり御手洗さんが登場しない… いままで読んだなかではいまいちな感じ。 御手洗らしい御手洗さんと石岡さんコンビがやはりいいなぁ。 結構残酷というか、人間の恐ろしさを感じます。
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seimiya
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表題作を含む4作。『溺れる人魚』『人魚兵器』は怖かった。この世界で一番残酷な生き物は、間違いなく人間だ。加虐者がいて被虐者がいる。p47「生きるためのあらゆる意欲が失われれば、人は急速に脂肪の塊に向かう」最期に収録されている『海と毒薬』が好き。美しい青色をした毒の誘惑。「異邦の騎士」を読まねば。
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Mu@仔羊堂
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御手洗ものの4つの話が入った短編集。なぜか人魚繋がりだ。話的には全て事件や謎は過去に起こっており、同時性がないのでもう一つ惹き付けられるまでは行かなかったかな。2つの話が分子生物学的仕掛けだったけど、個人的に専門が被るので早い段階である程度種がわかった。なんでもミステリーのネタになるんだなあ。そして最後の話は、世間的に人気の高い『異邦の騎士』絡みで、作者の中でも思い出深い話なんだなと再認識。なんだか読み返したくなった。
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Hiro
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御手洗が海外へ行ってからの御手洗シリーズは読みづらくなってきた
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hige
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たぶん再読。蘊蓄たっぷりで、読み物としては面白いんだと思う。でも私は御手洗さんの三人称が「キヨシ」じゃなくて「御手洗」だった頃の御手洗潔シリーズがやっぱり好きだなぁ…。占星術や斜め屋敷や暗闇坂のような物語がもう一度読みたいです。
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プリン
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購入時以来の再読です。本書所収の「人魚兵器」は、人間の狂気のもたらすおぞましさに満ち溢れていますが、それでも実物を「見たい」と一瞬でも思ってしまう自分がいました。怖すぎです。
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ソラ
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オリンピックで4つの金メダルを獲得した天才女性スウィマーが30年後、リスボンで拳銃自殺を遂げた同じ夜、彼女を破滅に追い込んだ医師が射殺された。2人の命を奪った弾丸は同時刻に同じ拳銃から発射されたものだった!?
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月守青蓮
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ロボトミーという言葉を知っていたが、まさかこんなことだったとは。この手術によっての悲劇。犯人が殺してしまう気持ち、分かる。ダメだと分かるけど、ついそう言ってしまいたい。それにしても、御手洗さんってすっかり外国暮らしが様になってるなあ。日本、戻ってくるのかな?最近の島田さん、片仮名が「?」となること多いです。アルコールとアルコホル、どれだけ悩んだか……。
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ホームズ
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御手洗シリーズとして期待して読んでしまうとかなり残念な感じになってしまうと思います。まずミステリではないですから・・・。島田荘司が書きたい物と「御手洗潔シリーズ」のファンが読みたい物が全く違うものになってしまっている感じでした。最近の御手洗シリーズの中でも一番ファンの期待とかけ離れた作品だと思います。
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キリ
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ミステリ以外の部分は面白かった。なんだろうこの中途半端な気持ち…。御手洗感薄めだし(名前だけとか過去の出来事を振り返ってる…とか)その分、みんなが御手洗頼みのアホという感じは無くて良かった。
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きりを
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御手洗シリーズ。といえば御手洗。ようやく新しいこのシリーズの形が見えたのかなという気もしつつ。まぁ、どちらかといえばシリーズよりも島田センセイらしいというか(笑)作家の興味を分かりやすく反映しているあたりが、近年の作風としては相変わらずというか。ただ、ミステリーという枠組みとしては相変わらず逸脱だよね(笑)まぁ、今更戻れないんだろうな…。
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tonkotsu69
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酷いというかおぞましい話が多い。推理はあっさり。ポルトガルの町の描写がとても魅力的。
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さくらんぼ(桜さんと呼んでね)
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御手洗シリーズ
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Small World
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なんだろ、力技が多かったような...w
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スズツキ
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後期御手洗シリーズを象徴する作品ですね。重厚なテーマなんだけど恐らくほとんどのファンは違和感を感じていると思う。自分が御手洗シリーズに求めているのはこういうのではないのです。というかこれは本当に“御手洗”シリーズなのかしら……。
mikoto721

御手洗潔シリーズ、また昔みたいな重厚であっと驚くような長編が読みたいですよね……。

08/23 23:57
スズツキ

そうですね、やっぱり初期の方が断然よかったですね(『御手洗潔のダンス』までくらいかな?)。特に『暗闇坂の人喰いの木』からの連作群で完全に変わってきたように思います。たまには『最後のディナー』みたいなのもいいんですが、一ファンとしては『占星術殺人事件』『斜め屋敷の犯罪』のようなものを待望しております。

08/24 08:38
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mikoto721
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お話としては結構興味深かったんですけど、(ミュンヘンオリンピックとか、ついつい調べてしまいました)御手洗潔モノだと思うと何だか物足りないというか……。…っていうか、御手洗の出番少な過ぎ!(笑)果たしてコレは御手洗シリーズと考えていいのかどうか、ちょっと迷う1冊でした。
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いくっち@読書リハビリ中
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わくわくする御手洗シリーズのはずなんですが・・・ 人魚にまつわる連作短編ですね。「御手洗潔が隠された史実の謎に挑む! 」とあるんですが、これはここ何年かの著者のテーマですよね。読むものほとんどがそう。トリックそのものよりも、著者の語るウンチクに読者が付き合うという感じ。一番残念なのは、御手洗が自身の口で語っていないことです。今まで追いかけてきたファンならばこれくらい付き合ってあげるのは大したことないですよ。
いくっち@読書リハビリ中

この本の紹介分はこんな感じ <ポルトガル・リスボン。一人の女性が銃で心臓を撃ち抜き自殺した。彼女の名はアディーノ・シルヴァ。かつてオリンピック女子水泳で金メダルを獲得したスターだった。同日、彼女の家から二キロ離れた自宅でリカルド・コスタ教授が銃で撃たれ死亡する。奇妙なことに二人を貫いた弾丸は同じ銃から発射されたものであり、さらに死亡推定時刻も「同時」であった…。時空を超えた奇跡の弾丸。その軌跡を御手洗潔が追う。>

08/08 00:48
いくっち@読書リハビリ中

でね、「時空を超えた奇跡の弾丸」の謎解きは御手洗は出演なしなのよ。同僚のハインリッヒが謎を解きます。これが表題作の「溺れる人魚」です。「人魚兵器」と「耳の光る児」は御手洗が謎を解いているけれどハインリッヒが語っています。最後の「海と毒薬」はきっとグリコのオマケです。

08/08 00:51
0255文字
こう
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幻想的で壮大な謎を提示してくれるのはいつものとおり。でも表題作のトリック・・・バカミスぎりぎりじゃないかな。
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