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緑の模様画 (福音館創作童話シリーズ)

感想・レビュー
159

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藤月はな(灯れ松明の火)
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「小公女」がきっかけに仲を深めていったまゆ子、アミ、テト(汀子)。それぞれの事情を抱えた少女たちが3人いる時に現れる、優しげな茶色の目をした青年の正体とは・・・?そしてある老人が心を搔き乱す訳は一体なぜなのか。異性へのときめきとそれに対しての知らないが為の反発心とその結果としての残酷性、透さんの悔恨が大人になった今では胸を刺す。テーマは『時計坂の家』と同じだろうけど、「自分を過小評価するな」はやはり、希望の言葉だと思う。そして塔の幽霊譚が彼女たちの仲に影を落とさまいか心配したけど、何事もなくて良かった。
0255文字
Y
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★★★☆☆
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Lilly
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日本の物語なのに海外の海辺の街にいるかのような気分にさせてくれる一冊。「小公女」が鍵となってさまざまな出来事が起こる様子が温かいタッチで描かれていました。最後のなんともいえない切ない感じが余韻となって心から離れないです。
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にゃおこ
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ふりがな付きで児童書のテイだけれど、これは?おとな用児童書?
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KappaB
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『まあちゃんのながいかみ』の作者ということで興味を持って読んでみたのだけど‥ 何というお話! 分厚く読み応えのある本だけれど、一気読みしました。ネタばれになるので何も説明したくない。小学校上級以上と書かれていますが、大人が読んでも心揺さぶられる本です。日本(ちょっと昔)が舞台ですが、海外の物語を読んでいるような感じでした。
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ここあ
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ネタバレ表紙に惹かれて読み始めたら、想像以上に面白かった。図書館の児童書コーナーにあるのはもったいない! 女子中学生ならではの感情のゆらぎが、そうそうこんなんだよね、と忘れていたものを思い出して共感。中盤の透さんパートがまたいい。書体も文字の色も素敵。中学生目線でも、老人の透さん目線でも楽しめる。
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えんぴつ
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★★★★★
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まさ公
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なんかいい本読んだ。
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ksm
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ネタバレ繊細で、切なく、不思議な物語だった。子どもだけではなく、老人、森さん、母親たちなど、大人たちの繊細な部分も垣間見えるのがいい。少女3人と何度も出会う、不思議な青年のことについて明らかになる、老人の語りの章は、特にぼんやりと不思議な魅力と切なさがあった。
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さほ
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ネタバレ面白くって、一気読み。少女たち3人の様子が懐かしく眩しい。ミズネヅなど、お母さん世代にはとても共感できる。森さんたちは少し年上なので、共感というよりは「こういう大人、いいなぁ。」と思う。「逢魔が時」って表現が、すごくヒリヒリと刺さった。高楼方子さんの他の作品も読みたい。
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こくーん
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ネタバレ図書館本。ラストまでワクワクしながら読んだ。おばあちゃんは闇に落っこちてしまってたけど、フー子は映介に助けられて無事に戻ってこれた。映介的な存在の有無が運命を分けたのだろうか。リサさんの存在は謎すぎる。読後に気づいたけど、表紙をめくったところは作中のスカーフの模様(迷路)だった!面白い!!これ、アニメ化しても楽しそう。
こくーん

リーフレットがついていた。福音館書店で出版された三作について、作者が語っている。この中で、本作は「昭和42年の夏の、むんむんする蠱惑的な世界を出現させようと」していたと。確かになんか、古めかしい濃密さを感じる。

12/08 00:11
0255文字
必殺!パート仕事人
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これ、私の少女時代ぐらいの話だと思う。いや、都会でならもう少し前、著者の少女時代か。懐かしい感じ。
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Keiko
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まさしく「たかどのワールド」 こんなに不思議であり得ないような話が、なんと美しく描かれてるんだろう。 3人という微妙な数をたかどのさんは、あっさりと確かなものにしてくれた。 『小公女』がキーワードってこともまた、いいんだなぁ~
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みほ
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「人はだれもみな、受け入れがたい老いに初めあらがいはしても、やがて屈服し、あきらめ折り合ってゆくにちがいないのだ。」 ドント・アンダーエスティメイト・ヨアセルフ 「自分を過小評価するな」 心を揺さぶられる本に出会えた。 感謝。
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錫
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春を感じる一冊。三人の少女が『小公女』をきっかけに不思議な出来事に巻き込まれていく。3人で出かけると会う茶色い瞳の青年。じっと見つめるその瞳にはどんな謎が隠されているのか。そして「ニガムシカミツブシジジイ」は誰なのか。小公女を引き合いに出しているので、少し古めかしい雰囲気があるけれども、ふわっとした優しいお話で引き込まれた。10代、40代、70代の女性たちの友人関係、そしてそれらを見つめる優しい眼差し。「自分を過少評価するな」そう、きっと全ての人は知らないうちに誰かを助けている。そう思えた。シャムシャム。
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ルート母
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高楼方子さんの初読みが「老嬢物語」で、その後一挙に若返って少女の物語を読んだ。海の見える坂の街、寮のある女子校、謎の古い洋館…なんとも雰囲気のあるシチュエーションで出会った3人の女の子が素敵です。
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檸檬
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ネタバレいまを生きる3人のこどもたちと過去の優しい思い出にすがる青年期の老人自身が交錯するお話。子供の読み物だけではもったいない。子供だましに感じることが多かった日本の話より、外国の読み応えのある話を思わせる。
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あおい
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3人の少女のキラキラした友情。時々見かける優しそうな青年への憧れ。秘密の場所と小公女。素敵と不思議がつまったお話でした。
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mina
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世界は不思議に満ちていて、何もかもが新鮮でワクワクしていた、あの頃。 3人の女の子達が不思議な体験を共有し、友情を育んでいく物語です。 雪どけの緑葉が香る季節に、度々読みたくなる一冊。 キラキラした若々しい感性を思い起こさせてくれます。そしてその感性は、今の自分の中に生き続けていることも認識させてくれました。
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Doris
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少女たちの、素敵な物語。というのをどこかで見かけて読んでみた。なんか急にファンタジー?になって驚きました。少女達は可愛いんだけれど、何かどこか古典的な? 懐かしい少年少女名作シリーズに出てきそうな雰囲気。そして、透さんの不思議は、ちょっとよく分からなかった。動機も仕掛け(?)も。悪い読後感ではないけれど、ああ、そうだったんだー。という落とし所がぼんやりしてる。繰り返しますが悪くはないんだけど……。 あと、長かったな。
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ゆき
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「時計坂の家」から2冊目の高楼さんの作品。時計坂もちょっとナルニア国を匂わせるような部分があったけど、今回はがっつり「小公女」をモチーフに進んでいくお話でした。3人の12歳の女の子たちの瑞々しい感性が出会って相互に作用し合う中、不思議な出来事が…。四十半ばでであったこのお話、主人公達には羨ましさと懐かしさを、ミズネズや森さんたちには共感を覚えながら読み進めました。大人になって読んだからこそ茶色の目の持ち主の気持ちを噛み締めて読めましたが、若い人はミステリー部分に重きを置いて読むかもしれませんね。
ゆき

それにしても最近の小学生で小公女を読んだことある子はどのくらいいるのかな??この本を読む前に小公女を勧めなきゃ…。

07/26 20:29
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海乃もずく
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図書館の展示用pop作成のため読んだ。その年頃の女子たちの微笑ましい部分をぎゅっと詰め込んだようなお話だった。最後は少し切なかった。
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Strawberry
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心が暖まるおはなしです。
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さーちゃまる
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ネタバレ高楼方子さんの本が好きで、図書館で借りましたが、あたたかく 優しいふんいきのお話でほっこりしました!!三人が、必ず町で会う人…そして、その人の秘密…毎回毎回ファンタジーのなかに?となるようなミステリーが入っていて、時間はかかるけど、本嫌いな人にこそオススメしたい一冊だと思います
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たるき( ´ ▽ ` )ノ
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春を全身で感じさせてくれるようなお話。ふわふわと夢心地なところもあれば、少女たちの等身大の悩みも描かれ、ハッとさせられた。過去に戻ることはできないけれど、懐かしい何かを思い出させてくれる素敵な作品。
0255文字
Rosemary*
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これからの季節に丁度ピッタリ。キラキラと輝くも、不安定なところもある少女たちの物語。「小公女」をモチーフにイメージを膨らませた微笑ましくも美しい世界でした。誰もが少なからず経験した事のある心情が丁寧に描かれてすんなり入り込める。装丁も飾り文字もとっても素敵な一冊でした*
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Aya
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中学で読めてよかった
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みなず
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5年ぶりの再読。どうにもならない、どうにもできない時期を経由しながら、まゆ子みたいな心持ちを、何歳であろうと、忘れたくはないと思う。文字の色や装丁と挿画にウットリ。
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ジム
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どの季節に読んでも、読めば体いっぱいに春を感じるような、そんな物語。海外の児童書を読んでいるよう。まゆ子、テト、アミ、出会った3人の少女はいつも一緒にいるのが楽しくて。自分たちだけの秘密の場所を見つけたり、淡い恋心に揺れたり、怖い噂話に盛り上がったり。楽しそうに笑いあう少女たちを、眩しいなあと眺めながら、私はどこか懐かしく思う。輝いていた時間を、誰でも心の中に持っている。どんなに歳をとり、今がどうであっても。失われてはいないんだなって。なんだか読んで救われた。とても良かった。10年後20年後と再読したい。
ジム

らぶさん、「十一月の扉」だね!高楼さん、とても良かったから、次はそれ読みたいなー(*^^*)これはまだ夏のような9月に読んだけど、春の爽やかさだったよ♪

10/16 22:26
ジム

ちえさん、ありがとー♪(〃ω〃)たかどのほうこさん、児童書のとこみたら、たくさんあるのね。これも、中高生向けのとこにあったけど、むしろ大人になってしまってからの方が、いろいろと感じるところがあるかも(*^^*)

10/16 22:30
8件のコメントを全て見る
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しょう
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高楼方子さんの描かれるお話が大好きになって、こちらも気になって図書館で借りてみました。 やっぱりすごくよかったです。 思春期の女の子達の微妙な心情描写がすごくリアルで生々しくて、よく大人になってからこんなものが描けるなぁと驚きがありました。 物語も、色々なヒントや要素が登場しつつ、最後にすべての伏線を回収しながら、独語の余韻もじいんと残って、本当に上手いなあと思いました。 好きな作品のひとつになりました。
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◌ふう◌
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まるで自分が子供に戻ったときのような気持ちになりました。テトとアミ、まゆ子の無邪気さや、女の子特有の心の揺れなど、共感できました。 子供にとってキラキラした宝物のような思い出を物語にしたようなストーリーでした。 高楼方子さんは少女の心理描写を書くのがとても上手で、わかるわかると読んでいて共感してしまうのでとても好きです。
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かたばみ
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ネタバレ不思議なお話。まゆ子の学校へ行けなくなる理由、たんすの前の洗濯物が邪魔で崩れてわんわん泣いた…何の脈絡もない理由だけどなぜだかすごくわかるのはなぜだろう。小公女セーラの気高さについて語れる友達っていいなあ。表紙をよく見ると左下にシャムロックののんきな番人さんがいた!かわいい。
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Sumire
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春になったら必ず読み返す。 お小遣いで生花や刺繍のハンカチを買うアミの「だってきれいなんだもの」という頑なな少女らしい憧れの心にいつもはっとする。
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みるこおら
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学校でも、家庭でも、何の問題もないはずなのに、もやもやと落ち着かない、漠然とした不安を抱えて過ごす時期。ある日突然、何もかも嫌になって投げ出したくなったまゆ子に、何だか自分を見ているようで、とっくに大人になってしまった今になって「あぁ、そうか・・・」と当時の私自身のもやもやに答えを見つけた気がする。
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Leo♌︎
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【母親に朗読】この物語をふまえた上で『小公女』をじっくり読み直すという、新たな楽しみができました。3人の少女の瑞々しさ、人生の不思議、清々しい読後感…中学生になる直前の12歳の春休みを、自分はどんな風に過ごしていただろうと思いを馳せながら読みました。
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Leo♌︎
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ネタバレ3人の少女の春休みは、ある青年をめぐる“謎と奇跡”の合わせ鏡、又はコインの裏表のような不思議さに満ちていた。謎だった点と点が一つに繋がった時、思わず涙がこみ上げてきてしまった。たとえ今現在がどうであろうと、誰もが光り輝くような、本来の自分らしさで生きた一瞬、思い出というものはあるのだよ…と言われたような、切なくも温かい気持ちに包まれた。《Don’t underestimate yourself 自分を過小評価するな…》心に残る作品。
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おれんじぺこ♪(16年生)
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【十一月の〜】を読んで気になった作家さん。ファンタジー。12歳の女の子3人のなんとも言えない可愛らしさ(つま先立ちでぴょんぴょんしてるような←わかりにくい)が本の中から飛び出して来そうだった(笑)ツインテール、じゃなくておさげ、って表現が似合う1冊←どんな1冊よ。
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みよちゃん
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小公女、小学生の頃読んだもの、中学生の入院していた時、貸して無くなった記憶が蘇った。セーラの他の人物はあまり覚えてなかったので、また違った印象を受けた。寮生との友情の記憶より、屋根裏部屋の秘密が驚きと身分の変化に態度が変わる大人のいやらしさに嫌気がした事は覚えている。当時友情の有難さより、自分の孤独感が強かった事がこの本が好きだった事の理由。もし気のおける友情があれば良かったのにと思った。
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