読書メーター KADOKAWA Group

イン・ザ・ミソスープ (幻冬舎文庫 む 1-9)

感想・レビュー
613

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
P Yo
新着
なんであんな外人が入国出来てん。どう考えたってヤバいやん。でもフランクの言ってる事も響く。外国がどうかは分からんけど日本の異常さが目立った。
0255文字
オッキー
新着
★★★★☆
0255文字
ななか
新着
フランク怖い。私がフランクに出会ってしまっていたら間違いなく殺されてる。もう30年くらい前の作品なのに、今と日本の話って言われてもそこまで違和感がないのがすごい。
0255文字
ʎ
新着
スロバキア人ニキに勧められた本。陰惨さと裏腹にずっと冷たい。ここまで感情と温度を感じられない描写もすごい。フランクの不気味さに満ちた第一部と第二部が好みだった。こんなん1発で購入しちまう装丁が良すぎる。
0255文字
おすぎたま
新着
日本人の無目的感や危機意識のなさに警告を発していそうな本。味噌汁=ぬるま湯。でも日本人は、あたたかいとも感じる。
0255文字
みーき
新着
フランクが生きるためには日本はかなり生きづらそう。曖昧でその時限りで生きてる。ぬるま湯に浸かって生きていたら楽なのよね。
0255文字
キョ
新着
ネタバレ「子どもは残酷だとよく言われる、子どもは昆虫や小動物をよくいじめたり殺したりする、玩具を壊す子どももいる、それは興味本位でやっているのではなく、想像力の不安を現実の中にスルーさせて逃すためだ」
0255文字
かりぐらし
新着
ネタバレ村上龍初読みだけど多分これは最初に読むべき本じゃなかった。風俗のアテンドを生業とする20歳のケンジと、フランクと名乗るアメリカ人男性。このフランクが連続殺人鬼なのだが、それとはっきり分かる前からフランクの台詞や描写は本能的な恐怖を煽ってくるのである。殺人犯と二人きりで過ごす、殺られるか殺られないか二択の大晦日。汗の匂いのする何が入っているかわからない、でも上品な飲み物であるミソスープを一緒に飲みたかったとは何の暗示なのか。難しい。
0255文字
サヨナラ
新着
ネタバレやっぱり嘔吐する村上龍。グロテスクが今、現実を生きていると感じた。
0255文字
veryveryprettygoodface
新着
フランクはちょっとわたしだからちょっと泣いた
0255文字
とみぃ
新着
主人公はナイトライフのアテンドとかいう字面からして浮ついた生業を身すぎとしているわけだけど、そのことは危うさすらも物憂く、とはつまり生き死という差し迫ったものとしてでなく、なんとなくやり過ごす弛緩した社会の気分と符合しているのかもしれない。発表が1997年ということで、現実には、その弛緩を切り裂く事件がいくつもおきていてそれなりに騒がれたはずだけど、たぶん作品の背後にあるのは、それ自体をも一種の狂騒として消費してかえりみない社会のロバスト性に対する認識なのではないか。
とみぃ

だから問題は、フランクの凄惨な事件がどうのこうのということではなく、それがいかに凄惨かを描く表現の問題であり、それを通して浮き彫りにされる人びとの呆けた姿であり、ケンジに迫られる認識の変容なのであろう。浮ついているように見えながらなんかぼんやりした気分に対抗するために、いかに内臓的なむかつきや、重苦しい不条理感を持続させるかに賭けた、その意味で文学の側からする警世の書なのかなと思った。

10/31 19:08
0255文字
toshi
新着
小説を読む前の自分に戻れなくなる。そんな体験をした物語でした。二部の殺人のシーンが凄すぎた。こんなの読んだことないと思った。でも、三部で主人公と行動を共にするのは、リアリティという点で少し疑問が残った。
0255文字
うすしお
新着
なかなかのグロさゆえ、心が元気でないときには読んではいけない作品。相変わらず心理描写が秀逸なので主人公が感じる不安や恐怖心に説得力ある。下手に主人公に共感してしまうと、こちらの心も蝕まれてしまうような気がして怖かった。
0255文字
Geco
新着
ネタバレ一見ごちゃごちゃして、茶色く濁ったミソスープ。 でもよく見ると上品で洗練されて、絶妙なバランスでなりたっている社会を表しているのでしょうか。 異端で暴力的なフランクでさえも世の中の一部、ミソスープの中の一つの具に過ぎなかったのかもしれません。 もう少し読解力があればこの作品を通して感じ取れることが多かったのかなと思います。
0255文字
うどんまる
新着
ネタバレ外国人向けに歌舞伎町の店をアテンドしているケンジは、年末の3日間、アメリカ人の中年男性フランクとともに過ごすことになる。 お見合いパブでの凄惨な殺人、フランクの過去、文章からその風景が鮮明に思い起こされてめまいを起こしそうだった。今まで猟奇的な描写のある作品もいくつか読んだが、ここまで移入したのは初めてかもしれない。 これだけ嫌な展開であるにも関わらず、読後は暗い気持ちの中に不思議とすっきりした感覚が湧く。これは2人の奇妙な絆に対する気持ちなのか、はたまたフランクから解放された安心感なのか・・・
0255文字
読書家さん#oJZToU
新着
飛行機の中で
0255文字
どちゃくそ
新着
限りなく透明に近いブルーを読んで、その興奮冷めやらぬうちに、ずっとタイトルで気になってた今作を読む。実話をそのまんま書いたような印象。それが受ける人には受けるだろうし、そうじゃない人にはそうじゃないんだと思う。
0255文字
ペルシャ
新着
日本人は空気を読んだり、流れに身を任せたりしてその場を凌ぐのが上手だけど、自分の意思や意見をハッキリ述べることは少ないな、と思った。作中でフランクが、ホームレスはコミュニケーションを放棄した、退化している人間だと言い切るシーンがあるがそれにも頷ける。僕も上京してきた当時、ホームレスに驚いた記憶があるが、今では街の景観の一部に馴染んでしまっていて、普通に目の前を歩いている。そんな生ぬるい感覚で生きている僕らの前にフランクのような脅威が現れても、多分何も出来ない。村上龍なりの、現代の日本人への警鐘だと思う。
0255文字
ハッシー
新着
★★☆☆☆ 知人からもらった文庫本。村上龍の小説は以前から苦手だったのだが、読むのを途中でやめた小説は人生2冊目。2/3ぐらい読み進めたところで、殺人のシーンが凄惨すぎてギブアップ。途中までは村上龍作品の魅力である、社会的な矛盾や暗部を描き出す鋭い視点と、心理描写の巧みさなどに感心したが、殺戮シーンが生々し過ぎて生理的にこれ以上読み進めるのは無理だった。(涙)
ニッポニア

おはようございます。これは若い頃に読みましたが、内容はほとんど覚えていません、外国人の残虐な殺人者がいる話だったような・・・。では良い1日を。

08/25 09:02
ハッシー

ニッポニアさん、こんにちは。読んでいましたか。初版は1998年なので、もう26年も前の本なんですね。そうです、アメリカ人が残虐な殺人事件を起こす話です。ニッポニアさんも良い一日を。

08/25 12:38
5件のコメントを全て見る
0255文字
SD
新着
久しぶりの村上龍。私情だが、現在、彼の故郷である佐世保市に住んでいて(永住するつもりは毛頭ない)、彼の頭脳に思いをはせながらカフェーで読み進めた。流石の龍節。このグロさと混在する清潔さに改めて痺れた。「テレビや新聞や雑誌やラジオやつまりあらゆるメディアから、自分達は金とブランド品しか興味がないし、必要でもないという大人達のアナウンスが聞こえてくる。政治家から官僚、その辺の屋台で安酒を飲んでいる最低のリーマンのオヤジまで、欲しいものは金しかないのだと生き方で示している」。このように90年代に書き切っている。
0255文字
魚不足
新着
ネタバレ中々にグロい。そういうシーンは薄目で読んだせいか、何一つわからなかった。他の人の考察を読んでいるとなんか深い意図が隠されていそうだけども。
0255文字
のこたけのこ
新着
ネタバレ龍の文章、表現の最大の強みとして、自我の領域と現実世界が溶け合い、狭間がなくなるところにあると思う。この作品にもそれが強く出ていて面白かった。 残忍なシーンではあまり喰らわない方なのだが、龍の書くシーンはどれも気分が悪くなる すごい作家ですよ...ほんとに...
0255文字
いちごみるく
新着
"あいつらは、生きようという意志を放棄しているわけではない、他の人間とのコミュニケーションを放棄しているんだ、貧しい国には、難民はいるが、ホームレスはいない、実はホームレスはもっとも楽に生きている、社会生活を拒否するのだったらどこか他の場所に行くべきだ、何らかのリスクを負うべきだ、少なくともぼくはそうしてきた、彼らは罪さえ犯せない、退化している、ぼくは、ああいう退化している人間達を殺してきたんだ"
0255文字
しゅう
新着
この本を読んで、20年前から日本は何も変わってないんじゃないかと思いながら、学校帰りになんばを歩いた。
0255文字
たま
新着
よく小説の登場人物を俳優に当てはめてイメージするが、今回自分の中でフランクはロビン・ウィリアムズだった。
0255文字
コンドル
新着
全体的にじとっとした気持ち悪さがある。作中にあった煩悩の意味が興味深かったかな。
0255文字
タンタカタン
新着
言語化が難しいが、やっぱり刺さる。村上龍の中で(既刊を全て読破した訳では無いが)一番好きと言っても過言ではない小説。性と暴力に生と死。長生きすることと死なないことは、日本において異なる。日本は外国より明日突然死んでしまうというようなことの可能性が低いのだろう。本当に?命は脆く儚い。そんなことは言葉で分かっていても、きっと実感できない。死が目の前に立ちはだかるまでは。
0255文字
tomatotubusi
新着
不気味な質感の顔を持った外人フランクの虐殺行脚。本人曰く自分は地球の白血球。
0255文字
rmb
新着
高校生ぶりに再読。 こんなにワンシーン、ワンシーンの描写が手に取るように脳内に押し寄せて、眉間に力入りっぱなしで疲れるくらい怖かったっけ?! 社会風刺満載なのも好きだった
0255文字
ともみ
新着
なんとも言えず不気味なフランク。ケンジ早く逃げろと祈りながら読む。面白かった。解説によれば、ぬるま湯につかる日本人は外部の強力な侵入者にいとも簡単に殺される、ケンジはノーと意志を伝えたから助かった、と。ノーと言えない日本人て、なんかあったなあ
0255文字
ILU
新着
正直タイトルの回収については腑に落ちなかったが、ホラーをはじめとする世に残るスリル趣味?への考え方は面白かった
0255文字
もえぴー
新着
早く警察に行け
west wine red

それが一番現実的ですね

04/19 13:57
0255文字
kanabun48
新着
ハラハラした。 普段から匂い慣れてるから良いけど外国人は味噌をそう言うふうに感じるんだと思った。
0255文字
まぐ
新着
ネタバレあとがきに記載されている「日本的な共同体の崩壊」状態でなかったとしても、フランクは殺すし救われないはず。何らかの社会のひずみを確実に狙って利己的な粛清を遂行するだろう。とはいえフランクの不気味さと異様さは別の様相となりうるのか。いずれにしても、と思う。 それにしてもジャワティー懐かしい。あと、村上龍の描く汚物が好きだ、いつまでも記憶に淀むのだけれど。嘔吐、排水溝の汚れ、別作品で登場する腐敗。
0255文字
Nakagawa
新着
殺戮シーンが衝撃すぎて他が曖昧になってあまり覚えてないけど、フランクが言ったことも一理あると思った。 この物語が3日間の出来事だったと思うと壮絶すぎる。
0255文字
読書メーターJr.
新着
バッティングセンターの場面でできた登場人物たちのどれもが欠けてはならない存在だった。カップルもホームレスも真面目に打ち続ける人も博打をする人も、全員が同じ場所同じ時間で、互いに関わることなく点在していたけれど、規則正しく放たれるボールも、来たボールを打つだけというシンプルさも、すべてが歌舞伎町を表してるみたいで、その複雑さが、いくつかの調味料の微妙な配合によって生み出された日本の郷土料理のように繊細な味わいをバッティングセンターでの回想にもたらしたのだと思った。歌舞伎町はバッティングセンターが一番似合う街
0255文字
マッピー
新着
例えば世間の評価に自分をあわせ、自分の価値観、自分の思想、自分の生き様などにみじんも勝ちを見いだそうとしない現在の日本人に何か物申そうとした場合、こういう方向からアプローチしないと通じないものなの?それほどの絶望を自分は感じておりますという、作者の自己憐憫なの?平和ボケで生ぬるい日本はダメだという論調。だけど、平和ボケで真剣に生きなくても生き延びることができる世の中と、常に死と隣り合わせで真剣に生きようと思ったところで簡単に命が失われていく世の中とを比べた場合、圧倒的に後者が正解といえるのだろうか。
0255文字
なも
新着
ネタバレただただ、フランクが起こす殺戮場面がゾッとした。殺し方とか、人の様子とかの描写が生々しくも、現実味のない不気味な童話のような空気感だなと思った。 フランクは今後も人を殺すのだろうか。 最後の、最後に出てきたミソスープの中にいるというフランクの言葉。これをタイトルにした意味は一体なんだろうか。気持ち悪かっただけでは終わらないモヤッとするものが残った。
0255文字
manx
新着
小説の内容はえぐいが、引き込まれて最後まで読んだ。
0255文字
池千
新着
ずっと読みたかった本! 2章まではついていけたけど3章で置いていかれた。 時間を空けて再読したい!
0255文字
全613件中 1-40 件を表示
イン・ザ・ミソスープ (幻冬舎文庫 む 1-9)評価76感想・レビュー613