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日本のいちばん長い日 決定版 (文春文庫 は 8-15)

感想・レビュー
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Sakura
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8月15日、終戦の日。ひたすら突き進んできた日本軍がなぜ終戦を受け入れられたのか、この本を読むまで考えたこともなかった。ひとつ歯車が狂えば今の新しい日本はなかったのだと思う。
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1d100
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ネタバレ日本の戦時中に生まれた武人や政治家の生き様がどのようであったかを学べる貴重な本だなと思いました。
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yooou
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☆☆☆☆★ 何に驚いたかというと登場する実在の人物たちの価値観や思想・信条というものが他の星の人であるかの如く自分とかけ離れていたこと。ここまで違う国であったということ。
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ぽんちゃん
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ネタバレ現場を知らない若い幹部達が妄想に明け暮れて節穴の作戦により多数の若者が痩せ細り死んでいった。作戦もあったものじゃない。衝動的な戦争だから、いつ終わらせるかわかる幹部がいなかった。天皇も決断が出来るわけがない。ウソばかりだから。原爆を落とされる情けない為政者たち。それが今もめんめんと続いている。誰かが何かをしてくれるのを待つ受け身の国になった。
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ゆずりは
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Audibleより。戦争について、後だから言えることに他ならないのだけど、もっとどうにかならなかったのかと思えてならない。けど、本作を読めば、まだまだ悲惨な結末もあり得たんだなぁと思うとそら恐ろしい。
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TANIZAKI
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学生時代、FSX(次期支援戦闘機:現在F2)と日米構造協議を絡ませた私的な論文を書いた。社会人になって「なぜ?航空機を日本の自前で作れないのか」。その要因が日米安保にあると想定。その後太平洋戦争と波及したがしっくりこなかった。日本が国際関係の中で大きな転換となったのが226事件。統制派と皇道派の対立で経済統制派でもある軍刀組が主導権を握る。統帥権干犯など軍の組織力を高め、政治力が衰退していく。戦中政治史にはこの陸軍の反乱はごく僅かしか登場しない。この反乱は陸軍が自ら策略とした統帥権干犯によって陥る。
TANIZAKI

なおさん、おはようございます。私は昨日放映のもの録画で観ました。2015年リメイク版も観ています。半藤一利さんは意外と読んでまして、結構視点が鋭い方です。映画の脚本としては、リメイク版が史実的に良いと思います。

03/04 05:04
なお

TANIZAKIさん、今まで半藤一利さんを読んでいませんでした(^^;映画、出来ればリメイク版を見てみたいと思います。教えて頂き、ありがとうございました(^^)

03/04 06:12
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末の松山
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とんでもないもんを読んだなぁという感想。阿南陸相の自刃の様はどこまで本当の話なのか分からないけどこれが武人ってやつかと感銘を受けた。 義務教育だとこういう事件についてやらないけどそりゃ降参するってなったら抵抗する勢力はいるしクーデターの二、三個は起きてもおかしくないよなぁ
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ツーラン
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ネタバレ昭和二十年八月十五日をめぐる24時間の話。天皇、政治家、軍人、侍従、記者など膨大な人物が1時間ごとに動いて終戦に向けて動いていって緊迫感いっぱいの本でした。天皇の御聖断をあおいで終戦決定、陸軍の青年将校たちが近衛師団や東部軍、陸相をかついでクーデターを起こそうとするけど、玉音放送を隠してどうやって軍人の包囲を突破するのか考える侍従たちや自決する陸相や殺害される師団長に解決に動く東部軍司令官など。人物を覚えきれない個所もありましたが、エピローグでそれぞれが終戦の日以降どうなったかも描かれてました。
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くすりん
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ポツダム宣言受領を決定し、8月15日の玉音放送に至る24時間のドラマをあらゆる資料を元に、どういう事が起こったかについて、書かれた本。陸軍は最後まで本土決戦を主張する連中が多かった。降伏の受け入れと国体護持はどこまで可能なのか?交渉の余地は?など、正解の無い議論をひたすらするしんどさ。。しかし、冷静な戦力比較や自陣の負けないための戦略などは無く、神州不滅の気合いだけであくまで、日本を本土決戦に持って行こうとする陸軍の青年将校の危うさ。などが語られた本。しかし陛下のご聖断こそ、よくぞと思う。
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GELC
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絶対に読まなければならない一冊だと思いながら手に取れないでいたが、新年の区切りで気持ちを新たに取り組んでみた。終戦に対してすんなりと事が運んだことは無いだろうと考えてはいたが、具体的に何があったのか知らなかったので、宮城事件や阿南陸相の自殺には非常に驚かされた。また、宣言受諾に関しては、首脳たちはそれこそ不眠不休の勢いで取り組まれていたと思うが、「国体」維持にこだわり、原爆投下、ソ連参戦を招いたことは納得がいかない部分が多々ある。「国体」とは何だったのか…長い時間をかけて考えを深めていきたい。
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よっしー
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ポツダム宣言から玉音放送までの短い期間に数々のドラマが繰り広げられていた。そもそも逆境の中戦いに挑んでいた日本がそう簡単に負けを認めるはずがない。また国民に対し徹底抗戦を煽るマスコミの影響なども無視できず、やはり国として身を切らなければ最終決断ができない状況に追い込まれていたのだろう。阿南陸相のような優れた人格者や真摯に国を想う青年将校などがいても戦争を避けることは出来なかった。戦争に突き進む集団心理の恐ろしさを改めて感じた。それにしても、本作における作者の綿密な取材力は大変素晴らしい。後世に残る作品だ。
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kaarme
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ネタバレ映画新旧2作を観てから読んだこともあってイメージが引きずられたというか、特に67年版の映画化のうまさを感じた。 天皇の意向をもとに「終戦」の手続きを進めようとする国務と「敗戦」に反発する陸 (海) 軍、その狭間に置かれた陸相がやはり印象的だった。 宮中という場所の独特さや、堂々動いていた叛乱者を大勢が決まるまで傍観した軍人の存在を感じられたのは緻密に書かれた原作ならでは。 青年将校たちが10代、20代をほぼ「戦時」の中で過ごしたことを考えると、彼らの行動を単に愚かだと言い切ることもできないように思う。
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オイルドロップ
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ポツダム宣言受諾から玉音放送に至るまでの2日間の経緯を細密に追った労作。絶え間なく人が死んでいる最中であっても、国としての意思決定にあたっては途方もなく煩雑な事務手続きが必要であることは、後世からすると滑稽にすら見えるが、当事者たちは、ある者はこれ以上犠牲を増やさないために、ある者は己の理想に殉じるために、平時ではあり得ない極限の緊張感と集中力で状況に立ち向かっていたことがよく理解できた。阿南惟幾陸相をはじめ、人として尊敬すべき胆力を持つ人物が何人もいたことを知ることができたのもよかった。
オイルドロップ

追記。直後に中脇初枝『伝言』を読み、敗戦直後の満州での地獄のような状況を知り、宮城事件の茶番感が自分の中で増した。もちろん命懸けの出来事ではあったと思うが、争いの原因は基本的に思想の問題であり、無辜の国民がいままさに直面している困難は議論されない。御前会議の人たちは玉音放送にこぎつけてやれやれとホッとしているが、満州の悲劇はそこから始まる。とてもやりきれない気持ちになった。

11/06 22:19
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D・カルマさん
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教科書では数ページ程度で書かれているが、ポツダム宣言〜玉音放送のなかでこれほどまでのドラマがあったとはと思わせる一冊。 玉音放送が行われるまでの24時間を時間単位で切り取り、それぞれの思惑の錯綜、叛乱、混乱を描いている。 登場人物が多いため少し混乱はしたが、筆者が畏敬の念を込めて一人一人描写しようとしていたと伺える。
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ケイ
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阿南惟幾氏についての 本を読む前に再読。阿南氏だけでなく、自決ということで自分に幕を引いた人は何人もいたのだろう。納得できない者たちによるクーデターの試みが国内外でいくつもあっただろうに、ここで描かれる阿南氏が些か途中までは呑気にも思えたのだが、一つ一つ説得して回るわけにもいかず、陸相が自決することでその部下らに思い直させる、思いとどまらせるということも覚悟に至る理由の一つだったのだと納得する。天皇制の維持には、天皇がかわっても制度が維持出来ればいいのだと、制度とはそういうものだと改めて納得した。
ケイ

ダメさん、腹芸ですか。納得です。深い覚悟を決めた腹芸ですね。書いてもらった方達みんなを分かっているわけではないけれど、今後阿南惟幾氏についての作品を読む時に参考にさせてもらいます

10/23 16:42
ケイ

Majorさん、浅学の私の軽く読んだだけの感想に丁寧なコメントを頂き、ありがとうございます。私はこの作品を10年近く前に読み、映画も見ました。記憶では役所さんを米内に、渡辺謙さんを阿南となっていて……記憶とはいい加減なものですね。阿南氏には本当に惹かれますね。到底、真似できるものでは無い。立派な方でした。しかし、時代がこのような人物とその人物の自決をうんだのであろうし、現在のきな臭さは何を生み出すのか、怖くもあります

10/23 16:47
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hanamiko
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終戦の日の長い長い1日を綴った、リアル24。1時間ごとにイベントが刻まれる。歴史のifを色々とと思わざるを得ない一冊。
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陽之理
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日本の敗戦時に立派な指導者層がいた。この辺はヒトラーやムッソリーニとは全然違う。この当時の人にとってみればこれは美談だし、当人たちを責めるのは間違ってる。だが、歴史は常に見直さなければならない。子供の時に許された過ちを、大人になってから許されるものではない。これを美談とすることはできない。
陽之理

たかだか明治から始まった大日本帝国などという信仰宗教に陥った狂信者たちの過ちだ。それを反省する気持ちがこの本の中には無い。僕は特にこの青年将校らは戦場に行かなかった者たちからリンチで殺されたほうがよかったと思うのだ。彼らを苦々しく思っていた人たちの話が聞きたい。戦後もこの人たちを尊敬していたからいまのていたらくがあるんだとこの頃

10/12 15:00
陽之理

日本は若気の至りに甘い。

10/12 15:05
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すのす
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今更読んだ。スリリングなドラマのようだけど、間違いなく日本の歴史的転換点。事実は小説より奇なり。
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aponchan
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半藤一利氏作品、詳細なインタビューと時系列での記載は分かりやすく読めた。複雑な複数の動きを纏める力量に感動。
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FPLuxourYB12719
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日本は太平洋戦争によって没落してしまった。それを語った名作。だが、冗漫すぎるきらいがあり、日本から視点が出ないところも難か。
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ヒデ
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終戦(敗戦)に至る過程と政府中央にあった人々を追ったドキュメントであるが、その中にはほとんど市井の人々、あるいは前線で地獄を味わっている兵士に思いを馳せる言葉はない。むしろ唯一天皇だけが人民の苦難を哀れんでいるかのよう。 決断できない数日の間にどれだけの命が散っていったのか。無条件降伏を是としなかった陸相を美化し過ぎではないか。 青年将校達の自己陶酔的な反逆には同情する気にはならないが、彼らが現代の日本人を見てなんと言うのか聞いてみたいところではある。
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kojou
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ポツダム宣言から天皇の玉音放送まで、国の統率の責任を持った面々が大きく二つに割れて、各々が命をかけた戦いを過ごしたことがリアルに伝わってきた。玉音放送が終わっても、血気高く軍機を発進して無駄死にをした兵隊が何人もいたことが書かれていた。オジもこの中の一人だったようだ。
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Z@@Z
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終戦のことは授業で習ったことくらいしか知らなかった。ポツダム宣言受諾から15日までの出来事についてはほとんど認識していない。 明らかに日本が負けているのにまだ戦争を続けようとする陸軍の将校たちの気持ちは現代人には分からない。多分信念なんだろうけど。 その場にいるかのようなリアリティのある内容だった
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ume
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★★★☆☆ 8月15日正午の玉音放送が日本国民へ流されるまで、こんなにもたくさんの出来事が起きていたことを知らなかった。 ただ、これまでの使命や思想を考えると、起きて当然のやり取りの数々。 その後の日本の復興をわかっているからかもしれないが、どんな目にあうかわからないポツダム宣言の受諾は、それぞれの立場で想像以上の英断であったと思った。 日本の、世界の平和を祈ります。
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カペリン
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幕末、明治の黎明期は読んだことあるし、世界大戦による戦争の悲惨さというものを伝えた文章は幾つもあるが、最後の日を克明に刻んだのは初めてでした。登場人物とかよく知らない人ばかりでしたが、読んで良かったです。
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ももも
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夏の読書として。以前、会社の先輩が半藤一利さんの文章の美しさを語っていたのを聞いたことがある。それを思い出す、素晴らしい作品だった。
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源次/びめいだー
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昭和20年8月15日の日本をめぐる24時間を描いたノンフィクション。良かったです。
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Terry Knoll
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今年も読み返しました。
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南嶋人🏝️晴耕雨読
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『日本のいちばん長い日』読了📖 1945年8月15日、79年前の今日について想いを馳せた。その直後Youtubeで玉音放送も📻️ 感想はうまく言葉にできないが、 長らく人類の歴史は飢餓と戦争であり、 平和な暮らしが貴重であると再確認しつつ、 普段どおり畑で農作業頑張ろうかと🤠
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10$の恋
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無条件降伏か本土決戦か_。緻密な取材が極めて濃厚で激烈(過去に映画も観た)。1945年7月26日、ポツダム宣言発布=米英中の3国による『日本への降伏要求の最終宣言』。文中の「subject to」の意は管理下か隷属下か…和訳の解釈で政府と陸軍が紛糾する。『国体護持(皇室の安泰)』が存続されるか否かの一点だ。その後20日間でソ連の参戦、そして2発の原爆投下。全面降伏の日【八月十五日】までに何があったのか。青年将校たちの叛乱、玉音放送の危局…。凝縮された未曾有の大動乱は、人類全てへの教戒。今日は終戦記念日。
やどかり

恋さん、教科書と特番くらいで見る程度の知識しかありませんが、終戦へ向けて何が起きたのか詳しく知りたくなりました。😊

08/17 17:36
10$の恋

やどさん、普通の読書の2倍ぐらい時間がかかったけど😅、読んでよかったーって思た!だって、ポツダム宣言から全面降伏までの20日間にソ連が参戦・原爆2発……「日本は何を躊躇しててん💢」てモヤモヤしてたから😡でもね、この本を読んで当時の人はみんな日本のことを真剣に思ってたんやなぁって少し理解できた。「大和魂」、日本独特のアイデンティティを考えさせられた。

08/17 22:30
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miurin
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終戦記念日の近いこのタイミングで是非読みたいと思った。 極限状態で人間はどのような態度をとるのか。それぞれの人がそれぞれの立場や信条のもと、何を考えどう行動したのか。襟を正して読んだ。「国体」という、現代では馴染みの無く、抽象的な言葉。それまで「国体護持」のもとに一枚岩に見えたものが、敗戦という非常事態に際し、この言葉にまつわる認識の違いが明るみとなり、対立やクーデターが起きてしまったというのは興味深い。のみならず、教訓として心に刻まねばならないと思った。
miurin

本書において、「もしこの時○○ならば日本の将来は変わっていただろう」というようなシーンが複数出てきた。どんな要人であれ、たとえそれが一国を左右することであれ、本当に人の運命など紙一重なのだなぁとしみじみ思った。

08/11 12:00
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アナーキー靴下
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私はとりたてて愛国主義者ではないと思っているけれど「国体護持には自信がある」の言葉に泣いてしまった。戦前と戦後で何が変わったのだろう。御聖断だなんて、みんな背中を押してもらっただけではないか。「自分はいかになろうとも、万民の生命を助けたい」、この言葉に「閣僚の誰ひとりとして泣かないものはなかった」のは、皆が同じ気持ちであったからではないか。そんな風に自分の心を外に出して誰かに預けるのは狡いんじゃないのか。敗戦して天皇は神でなくなったのだから、日本人の心はまるごと返ってきたはずだ。誰かのせいにはできない。
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難波猛
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#読書 ◆1945年8月15日、ポツダム宣言受諾の玉音放送を巡る24時間の物語 ◆沖縄玉砕、本土爆撃、原爆投下、ソ連参戦と絶望的な状況下で「無条件降伏での終戦」という未曾有のプロジェクトに奔走する政府関係者 ◆玉音放送はスムーズに行われたわけではなく、最後の24時間に、陸軍の反発、陸軍大臣の自決、近衛兵の皇居内クーデターと玉音放送妨害、各基地による抗戦運動、青年将校や学生達による首相官邸焼き討ちなどが発生していた ◆断末魔の日本において、閣僚・官僚・天皇が一致団結して戦争終結の道を開いた努力が知れた
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おこめ
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昭和史のいちばん大事な24時間を見た気がした。
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空想人
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SNSの誰かの投稿で本を知る。ポツダム宣言の受諾まで日数があったことを初めて知り、玉音放送までの、様々な動きがあったのを知った。
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鯖
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再読。8月15日正午までの一日を描くノンフィクション。戦争は始めることよりも終わらせることのほうがずっと難しい。昭和帝、44歳だったんだねえ。今のゼレンスキーやマクロンと同年代。午前2時に始まる陸軍クーデター。ポツダム宣言受諾の録音盤を抱えて逃げ隠れる侍従たち。切断される宮城の電話電線。米内を斬れってこの期に及んで私怨に走り自決する阿南。その枕元に弔問に訪れ「惜しい人だったなあ」という米内。放火される首相官邸。やっと12時になった時の解放感たるや。
鯖

遅すぎたと思う。せめて東京大空襲の翌日であればと思う。それでもこれ以上遅くならなくてよかったと、朝ドラでこの日の昭和帝の声を聴くたびに思う。

07/24 22:25
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まると
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濃厚かつ良質なノンフィクションだった。玉音放送が流れた8月15日正午までの24時間に皇居周辺で政府と軍、宮内省、NHKの関係者が繰り広げた緊迫の動きを丹念な取材から綴っている。畑中らの叛乱は無謀という他なく、もともと成功の見込みは薄かっただろうが、録音盤が奪われていたら終戦は更に遅れ、空襲などで更に犠牲者が出ていた可能性はある。土壇場で天皇裕仁と阿南陸相が果たした役割がいかに重要だったかもよくわかった。読了後、大宅壮一による序を読み返し、歴史上の日本人の「平衡を取り戻す力」について再考せざるを得なかった。
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むにむに
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史実として知らなかった。この時代からまだ100年も経っていないのに、日本人の価値観は劇的に変わるものなのだなと思った。
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ポプラ並木
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ネタバレ日英中ソと対峙した日本、そして敗戦濃厚となる。その首脳陣(鈴木総理、東郷外相、阿南陸相、etc。)にはそれぞれの大儀がある。ポツダム宣言受諾か否か。一番の目的は天皇を中心とした国体護持だった。そしてエノラ・ゲイから落とされる原子爆弾(8月6日)、さらに長崎(8月9日)。日本はポツダム宣言受諾を決定した。8月15日の玉音放送の前日、一部の陸軍将校と近衛師団のクーデター、森中将を殺害、阿南陸相の自刃、本当に長い1日だった。youtubeで昭和天皇の詔書を聴いてみた。我がご先祖達は何を想ったのだろうか?⑤
ポプラ並木

ゆうママさん、おっしゃるとおり、残念ながら歴史は繰り返されています。学ばない人間。それぞれの思想も違うから難しいんだろうと思います。ウクライナ侵攻、ガザ問題はまた禍根を残してしまうので終わらないんでしょう。人類が一旦滅亡すれば清算できるんでしょうね。

06/28 05:58
ポプラ並木

shioさん、年に1冊は厳しい戦争ものを読むようにしています。海外の方と話しをする中でWWIIに関して話題になることがあります。日本の史実に向き合うべきかと思います。しかし、開戦に至った首脳陣の判断は間違っていたし、ポツダム宣言受諾が遅すぎました。原爆投下を防げたのではないか?と思えてなりません。

06/28 06:01
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アカサタナ
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☆3つ Kindle Unlimitedにて読了。 ポツダム宣言の受諾、そして昭和20年8月14日から15日正午の玉音放送に至るまでの1日を当時の関係者の証言やインタビュー、史料を通じて再構成した1冊。 1日保たずに鎮圧されたとはいえクーデター未遂があったとは露知らず。 一人一人にドラマがある。唯の一人も自己保身のもとに動いた者がいなかったこと(ある意味でそれが故に余計に始末に負えない感はあるが)。それだけは心に留めておきたい。
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