形式:単行本
出版社:小学館
形式:文庫
葬儀→費用誰が→自分で→妻口座へ見積費用移動。四十人か三百人か。通夜振舞会席か仕出し立食か。地方は妻が感謝巡り→食事会予約。墓か納骨、喧騒か田舎。斎場遺影死装束。妻と静かに死にたい。医師に死因相談→病名肺カルニチン広めたい。自宅死は救急車呼ぶな変死問題。自宅に侵入され騒がれたくない遺体はすぐ安置所へ。弔辞に注文。お礼とお詫び伝える。会葬礼状/公証人出張9万6千円/死ぬ直前まで仕事が本望。頭脳明晰のため仕事前は薬減らす/耐え難い苦痛。酸素毎分六リットル。ベランダ飛ぶ力ももうない/泣く涙から泣かない涙へ。
この本を残すことで治療費が払えない患者さんの治療費をドクターが個人負担している現状や0.01%もない奇跡の為に国の治療費を無駄遣いするのは本意じゃないと伝えながらも、正直自殺したい、という本音やネットでの心ない書き込みに鷹揚に構えられる懐の広さなど本当に凄い人だったんだなと思いました。質の良い高い物を長く使うというのがもてはやされているけど、高いアルマーニのスーツを買ってもずっと着ていると古く感じるからスーツは消耗品と考えて吊るしを買うなどはとても共感できた。→
『賢い選択、賢い消費をすることが、人生を豊かにする。』著者が何度も口にしてきたというセリフ、この本も最後の選択を間違えたくないし自分の経験を情報として私たちに教えてくれる為に書いてくれたのだろうと思います。深く信頼し合い献身的に支えられた奥さまには敬服の念。お疲れ様でした!( TДT)
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