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巨男の話(Kindle版)

感想・レビュー
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優希
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海外の童話になりそうな話でした。白鳥にされた姫のために命を断つ巨男。残酷です。
0255文字
夢追人009
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新美南吉さんの童話の41編目は西洋童話風の間違いない傑作ですよ!魔女とその息子の巨男(おおおとこ)がある晩に森の中の家で寝ていますと二人の女が一人の少女を連れて訪ねてきて、この方はこの国の王女様です。私たちは侍女です。道に迷ってしまいましたので一晩だけ宿をかしてくださいと頼みました。魔女は優しく泊めてあげましたが、翌朝になると三人は庭の黒い鳥と一羽の白鳥に変わっていました。魔女が魔法で変えたのでした。魔女は鳥を外に放ちましたが、夕方になると白鳥が泣きながら家へ帰ってきました。巨男は白鳥を飼ってあげました。
夢追人009

巨男が成長するにつれ魔女は弱っていき人を鳥に変える魔法を息子に教え遂に動けなくなりました。巨男は魔女が死ぬ前に魔法を解いて鳥を人間に戻す方法を聞きました。それはね鳥が涙を流せば元の姿にかえるよ。魔女の死後、巨男は白鳥に涙を流させようとしましたが、何度やっても駄目でした。巨男は白鳥を連れて都へ出てきました。都の者は巨男を殺そうと王様を説得し大理石の塔を建てる事を進言し巨男に南から石を運ばせ建てさせましょうと説得しました。巨男は足に鎖を繋がれ苦労して南の土地に行って石をもらい都へ帰って大理石の塔を建てました。

08/13 11:37
夢追人009

巨男はもう一度往復させられた後で思いつきました。私が死んだら白鳥が涙を流すに違いないと。そして白鳥にお別れを言い塔から身を投げると直ちに死にました。白鳥は滝のような涙を流し、元の王女の姿に戻りました。王女は王さまにこれまでの事情を話すと心から巨男に謝罪し感謝しました。同時に真実を知らされた都の人々も泣いて巨男にあやまりました。王女は王さまと妃に「私はいつまでも白鳥でいて巨男の背中にとまっていたかったわ」とよく言ったものでした。うーん、巨男が可哀想すぎますが、彼は死ななければならない運命だったのでしょうね。

08/13 11:38
0255文字
助作
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悲しく、残酷な童話。お姫様は一宿を求めたばっかりに白鳥にされてしまい、巨男は塔を作るという労役を課され、またお姫様を元に戻したいから命まで絶ってしまう。予定調和的な救いがあるより話としてはより示唆に富むのかな。
0255文字
今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
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これ( https://bookmeter.com/books/8944210 )で知りました。新美南吉の作品はどれも切なくて美しいけど、これは光景が目に浮かぶ美しさ。
0255文字
Frederick
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Kindle青空文庫。『張紅倫』と同じ年に書き上げ、後に代用教員となった小学校の子ども達に読み聞かせたとされる短編。ある森に住む恐ろしい魔女には心優しい巨男(おおおとこ)の息子がいた。ある日王女と二人の侍女が道に迷い辿り着くが、魔女は白鳥と黒い鳥に変えてしまう。年月が経ち魔女は死ぬ間際に、元に戻る方法は当人が涙を流す事だと息子に教える。もう早々に結末が予想出来てしまい辛かった。決して涙を流さぬ白鳥。想い合う二人。巨男の純真と挺身のとても美しいお話。星の美しい頃に。中学年くらいから。
0255文字
グレ
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背丈は人の10倍ほどもあるけれど、心優しき巨男(おおおとこ)。だがその母は怖ろしい魔女で、森に迷い込んだ王女を魔法で白鳥に変えてしまう。なんとか母の魔法を解いてお姫様を人間に戻してあげたい巨男だが、あの魔女の息子なばかりに都の人々から酷い仕打ちを受け・・・。 あの「ごんぎつね」の新美先生による、森と沙漠と夜の灯の切なくて悲しい童話。。 えあ草紙は ⇒ https://www.satokazzz.com/books/bookinfo/3313.html ※青空文庫でも読めます。
0255文字
かおりんご
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アンデルセン童話のよう。心優しい巨男(おおおとこ)と、巨男のお母さん魔女に白鳥にさせられたお姫様の話。お姫様のために、自分の命までも犠牲にする巨男が不憫でならない。
0255文字
AKIKO-WILL
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ネタバレ美女と野獣みたいな話だな。巨男の母魔女によって王女が白鳥になってしまう。白鳥があまりにも可哀想だと思って巨男は飼うが…心優しい巨男に懐く白鳥…どうにか元の姿に戻してやりたい巨男は…何か悲しいけど素敵な話だな。巨男の側に居たかったと言う王女も。
0255文字
オスカー
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魔女のお母さんに巨大な息子。まさかこんなかなしい最後になるなんて……(´;ω;`)
0255文字
花散里
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13:30
0255文字
ろびん
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巨男が死んでしまうのがとても日本的な感じですね……。
0255文字
多読多量連投が日課だった
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悲しいね
0255文字
めしいらず
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涙を堪えること、感情を内に秘めることが、日本人的な美徳だと信じてきた私たち。自らに科したその心の枷を外すのは、大切な誰かを失った時くらい。私たちはもっと感情に身を預けてみても良いのかもしれない。悲しみを前にして、涙をじっと堪える人も、素直に涙を流せる人も、どちらも美しい。
めしいらず

ニヤリ( ̄∀ ̄)

08/12 23:44
ジム

むむっ(ΦωΦ)

08/13 00:03
7件のコメントを全て見る
0255文字
つばさ
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巨男と魔女と王女と侍女と黒い鳥と白鳥と都の人びとと王様と塔。「お前は、いったいどうしたら涙を流すのか? お前はいつ涙を流すのか? お前は涙を流さなくては、いつまでたっても、──」 あぁ、涙、涙……。 新美南吉にしては、長いお話。 なんかどこかしら、千夜一夜っぽいニオイがする。 どこが? わからん!
0255文字
Kawai Hideki
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新美南吉にしては珍しく、王道的西洋おとぎ話。巨男の母親の魔女の魔法にかかって鳥にされてしまった姫を人間に戻すため、巨男が苦心惨憺するお話。幸せとは何かについて考えさせられる。
0255文字
サト
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Kindle無料版にて。 新美南吉にしてはスッキリと起承転結。 オチのある話。 が、まあ新美南吉というよりは海外の童話、グリムとかアンデルセンとかそんな感じだな。 正直どっかで読んだな感がありすぎるので、まあまあ。
0255文字
tokkun1002
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ネタバレ1931年。魔法をかけられた姫。魔法をとこうとする男。
0255文字
アルテイピア
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新美南吉らしい、悲しくて切ない話。美女と野獣にも似ているが、こちらの方が美しく叙情的
めしいらず

んだ〜≧▽≦

01/21 20:24
アルテイピア

その点は私も男子かも?^^;

01/21 20:39
6件のコメントを全て見る
0255文字
愛理ちゃん88
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進撃の巨人を最近読んでいるのでつい、読んでしまった。南吉の話のテーマであると私が勝手に思っている「寂寥感」を感じた。ごんぎつねに通じるところを覚えた。
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ミラクロン・カエサル
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 悲しい結末だし、どうして・・・みたいなところはいっぱいあるんだけど、そういうことを抜きにして、ただひたすらに誠実な・・・っていう話はいいですね。
0255文字
ヘムレンしば
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これまた、いじらしく、切なく、悲しい物語です。新見南吉の代表作と言えば「ごん狐」ですけど、こちらの方が泣けます。ただ、子供達には「自殺がいいことだ」みたいに受け取られる可能性も無きにしもあらずといった所でしょうか。
0255文字
チョコ
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巨男の勤勉さ、誠実さ、健気さ、優しさとピュアな心…。白鳥の事を想うあまりに、自分の命さえ投げ出す事も厭わず、身を投げてしまうシーンに到達する所は心を打たれます。曇り空に潤んだ金星は男の心の灯火でもあり、涙のようにも感じられます。
0255文字
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