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永遠の放課後 (集英社文庫)

感想・レビュー
209

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エル
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☆4.2
0255文字
バーナード緒方
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最初は表現が単調な気がしたけど、ストーリーの構成がすごく良くできてて最後まで読んでかなり感動した。
0255文字
不見木 叫
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青春小説三部作・大学編。親友の恋人を好きになってしまったことによる葛藤。活動停止中の人気バンドからのスカウト。2つのストーリーが重なり合う。簡潔ながら情緒の伝わる文章。
0255文字
はまやらわ
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ネタバレ●三田誠広の違う作品「僕って何」でも受けた印象だが、今作でも恵まれた男贅沢な悩みって感じた。 ●面白い構造だと思ったのが二つの三角関係が同時進行で展開されていて、面白く読めた。その分ラストは予想通りで肩透かし。 ●まず紗英と杉田の学生幼馴染み三角関係が主軸にありながら、ヒミコと都筑の大人バンド内三角関係がサブ要素として存在する。紗英と結ばれて小説は終わるのだけど、ヒミコ都筑の方は、結局解決に至らない。もっと続いても良かったのに。
0255文字
ゆ
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再読。最初に読んだのは高校の頃だっただろうか。過去を重ねる行為に少し寂寥感を覚えた。三田誠広先生の初期の小説を読んだ後ではまた印象は変わる。親友と想い人、両親、バンドメンバーと少ない構成でできており、サラッと読める。真っ直ぐな作品。
0255文字
かぴさん
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ネタバレいちご同盟から続き読み。主人公の「ぼく」は海辺の家で祖父と二人暮らしだったが、祖父の死をきっかけに母親の家に引き取られる。好きなものは、父親の影響ではじめたギター。転校先で音楽をきっかけに紗英.杉田と親友になるのですが、大学進学をきっかけにバラバラになります。 好きなことを仕事にするというのは、凄くありがたい事。だからこそ失敗を恐れずに前に進む。若い頃はいくらでもやり直しが効くのだから…この歳になると分かるんだけどなぁ、若い頃は考えもしなかった😅でも、今の人生に満足です😊
0255文字
あまね
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退屈な話だった
0255文字
みぃ
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中学生~大学生のお話。大人になっていってるのに、主人公と親友杉田とその幼なじみ紗英との3人の関係は中学校の放課後のまま閉じ込められてる。主人公は紗英へ気持ちをよせるが親友杉田の大切な人であり、親友への遠慮から紗英には近づきすぎないよう距離を保ちながら大学生となっている。高校・大学は別々になっており寂しさを感じる日々。主人公の孤独や将来の悩み、父や母いろんな人に対する悩みを一緒に感じながら心がキュッとなる。三田さんの描く青春物語すき。静かに爽やかな風が通っていく感じ。
0255文字
コロンブスの卵から孵った雛
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途中までつまらなかったが、終わりにかけて面白さが急増していった。芥川賞作家にしては、読みやすい淡々とした文章であるなと感じた。 杉田の苦悩の一部が私と酷似していて親しみを覚えた。
0255文字
73番目の密室
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再読。『いちご同盟』マイルド版。あちらの良一君と同じく本作の主人公もナイーヴ系音楽野郎だが、イケメンだし才能あるし周囲の人間にも恵まれているしおまけにヒロインはやさしい(笑)、こちらは随分イージーモードだ。発売当初は「内容軽すぎだろ」と思ったがその分とっつきやすいのも確かだし、これだけ多くの読者を獲得したのだからその戦略は正解だったのだろう(現在の登録数、三田作品中堂々の2位である)。そういえば本書をきっかけにサイモン&ガーファンクルのベストアルバムを買ったのを思い出した。「旧友」も入っていて名曲だった。
0255文字
だいぱぱ
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好きな女の子が親友の彼女だと思い込み、切ない青春を送り、プロ歌手になるという物語だけど、私は合わなかった。
0255文字
はぎ
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急にプロデビューするミュージシャン 親友は杉田 ヒミコとの関係性はしんどいなあと思う 杉田は医学部を受験せず井戸を掘り医学部を受験
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ねこミー
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同級生3人の関係性が一見シンプルなようで、実は複雑だった。自分の生い立ちと照らし合わせてみて、3人の内、誰とも一致はしないが、気持ちは深く共感した。 最後は切ない気持ちになった。
0255文字
amhon
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「いちご同盟」のやさしい文体と穏やかな空気感が気に入ったので、他の作品もそんな感じの雰囲気だったらいいなと思って探していました。さらっと読めちゃう本です。例えるなら、そよ風みたいな。今も今までもどこかで起こっていそうな、ありそうな、誰かの人生の一部分を垣間見るようなやさしい雰囲気の本で、わたしは好きです。途切れ途切れでも、たまにでもいいから、「ぼく」たち3人は年を重ねても音楽を通じて繋がっていてほしいなと思いました。女性ひとりを含む男女3人の話といえば、夏目漱石の「こころ」を思い出して読みたくなりました。
0255文字
しめじ
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人間関係とは本当に不思議なものだと思う。いつまでも切れない関係もあれば、ある日突然切れてしまう関係もある。転校を機に出会った親友と親友の彼女との3人の関係が刻々と変化していく心情が、丁寧に描写された一冊。
0255文字
原玉幸子
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三田誠広は『いちご同盟』以降、時に気にしていますが、本書は自身の友人の彼女に対する恋愛感情に悩む、在り来りのパターンでした。個人的な小説の好みとしては、もう少し内面的な心情の吐露や「深刻ぶった表現」が望ましいと思うものでした。(●2015年・秋)
0255文字
ゆず
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ネタバレ笹森、紗英、杉田、3人が幸せになるといいなと思います。そしていつか3人でまたギター弾いて歌ってたらいいなと思います。
0255文字
NADIA
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常に音楽の中にありながら、なんとも静寂間の漂う物語。そして登場人物のすべてが三角関係なのに、妙に清潔感が感じられる物語。プロの歌手を父親に持つ主人公が成り行きであっさりプロになる過程は「こんなに簡単なものじゃないよ!!」とミュージシャン志望の人は言いたくなるかもしれない。表には出ないけど猛烈に練習したのかもしれないが、その辺りはあまり感じられなかった。まあ、テーマはそこじゃないから別にいいか。読みやすく読後感も悪くない。
0255文字
nabebe
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素敵な本だった。親友の幼なじみ(恋人!?)の紗英に恋心を寄せる「ぼく」。中学時代3人で仲良くするもその距離感に悩む。動き出したのは大学時代。続けていた音楽の才能を買われ活動休止中のバンドのボーカルでプロデビュー。それをきっかけに紗英との関係に変化が生まれる。出来すぎなストーリーだが小説として読むと妙に良いなあと感じてしまったり。ただのドロドロな三角関係を描くのではなく、学生特有の周りが優秀に見えて自分に劣等感を抱
nabebe

いてしまう感情、活動休止中のバンドの真相、3人組のそれぞれが葛藤を抱きつつ別々の進路を進んでいく様子なども描いておりそこがあったからこんなにも心地いい作品になったのだと思う。

10/03 00:02
nabebe

作中に出てくる楽曲も聴いてみようと思う。

10/03 11:23
0255文字
詩界 -うたか-
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好きな人を浮かべて、感情をぶつける。素直な感情を持ち合わせた大学生の主人公。ボーカル&ギターを弾いてると、あるバンドから声がかかり……恋と親子の話です。
0255文字
ペペ
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三田誠広さん初読み。親友と呼べる存在の杉田と紗英との距離、長く一緒に生活して来なかった母との距離。いろいろなものと一定の距離を保つことで心の平穏を保ってきたヒカルの、支えになってきたのが、音楽。
0255文字
きき
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大人になってもやりたいことを続けられている人ってどれくらいいるんだろう?大人になったとき、本当の友達と言える人はどれくらいいるんだろう。とても残酷な疑問だけど、この作品を読みながらふとそんなことを考えてしまった。環境の中で徐々に生じる変化が、数年後には大きな変化になって、人生を大きく変えたりする。主人公の周りもそんな風にどんどん変わっていく。けれど彼のすごいところは、それにうまく流されて、悩みながらも芯を持って生きていくところ。作品のその先の世界で、彼はどんな生き方をしているのか、とても気になる。
0255文字
saki
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かっちりした文体であまり抑揚なく淡々と語られていく恋愛小説。会話もあたしの頭には書き言葉でしか入ってこなかったためにそれぞれのキャラクターにはあまり寄り添えず。それでも読み進めるのが苦ではないし爽やかさがある。各世代3組の三角関係がありどの時代でも上手くいかないのは変わらないんだなぁと三角関係の難しさを改めて突きつけられた。音楽性や主人公の恋愛観、友情観からもどことなく昭和の香りがしてどこか懐かしさのある物語だった。恋×友情×音楽いろんな葛藤もあるなかでそれぞれが1歩を踏み出す爽やかな青春小説。
0255文字
ゆみ
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特に盛り上がりとかはなく、たんたんと進んでいく物語です。やっぱり、男女3人だと三角関係になりやすいのだろうか・・・ それぞれが自分の夢や希望ををちゃんと持て てるのが羨ましいと思う反面、少し両親に頼りすぎで、とんとん拍子だなと感じた。いちご同盟に続く二作目ですが、私の好みでは、ないかな
0255文字
zero1
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人は同じ所にはいられないし、いるべきではない。それは停滞を意味するからだ。でも友人を傷つけたくないし、今までの関係を壊したくない。二つの三角関係と疑似恋愛を描く、芥川賞作家による青春小説。歌手だったヒカルの父親は行方不明。転校した中学で音楽を通じて紗英や杉田と友人に。高校が別になり大学の軽音楽サークルで見出されたヒカル。あるグループの復活コンサートで出演することに。口に出せない想いがどう結実するのか?もし自分がヒカルや杉田なら何を選ぶ?
zero1

<追記>本書に出てきた「明日に架ける橋」は間違いなく名曲。サイモン&ガーファンクルは70年に解散したものの、81年にNYのセントラルパークで無料コンサートを行った。何と53万人が集まった。私はこの中継を観ていたが、「すごいことが起きている!」ということだけは理解できた。彼らの曲は映画「卒業」でも用いられ、「サウンド・オブ・サイレンス」は日本でよく知られた曲でもある。よくわからない人は、上の年代の方に訊くといい。涙を流して解説する人さえいるはずだ。

02/21 16:00
zero1

<追記その2>本書は、前に「いちご同盟」のレビューを書いた際、コメントで紹介された作品。こうして読書の幅が広がる。

02/21 16:02
0255文字
きよぴ
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ピュアすぎる。でもさらっと読めるからいいよね。学生時代には純粋無垢な思い出は不可欠。俺はもうすぐそんな学生生活が終わるけど、こんな感じの三角関係はなかったなあ羨ましかったりする。
0255文字
メリモ
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読み易く平坦な文章が心地よい。ただ、こう言っては野暮かもしれないけれど、主人公のステップアップが少しとんとん拍子過ぎてあまり入り込むことができなかった。同級生との話やバンドメンバーとの話もよかったのだけれど、個人的にはもう少し母親や父親との話も読んでみたかった。とは言え、胸に少しのやさしさとせつなさをほんのりと残していく読後感はだいすき。
0255文字
あんくみ
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昔好きだった三田さんの作品を久しぶりに読んだ。ピュアすぎて、これはフォークソング時代の話ではなかろうか、と思ったくらい。時代の流れに流れに流され澱みきった今の自分には合わないくらいのステキな物語だった。
0255文字
あいか
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ネタバレ3つの三角関係があまりにも似ていて歴史は繰り返すってことかしら。主人公が自分の欲に負けることも、抜け駆けすることもなく、最後まで守り続けたからこそ、恋と友情と夢を手に入れることができたのかな。
0255文字
桜もち 太郎
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三角関係がたくさん出てきました。自分が何者かがわからない、何をしたいのか、何を目標にして生きていけばよいか、思い悩む三人の若者たち。そんな彼らが少しずつ人生の柱を固めていきます。物語は最後まで淡々と進みます。大きな山はありませんが、右肩上がりの人生が彼らを待っているような気がしました。歌手としての「ぼく」、紗英はNGOの活動、杉田は将来の目標を医師に置き大きく羽ばたいていく、そんな予感がする物語でした。
0255文字
Karin
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こんなにピュアな本は初めて読みました。電車の中で読み終わったのですが、思わず泣いてしまいました。 言葉に言い表せないくらい純粋で、輝いているのにどこか影のある、そんなお話でした。
0255文字
ぽんた
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三田さんの2作目。いちご同盟もだったけど読み終わるのが早かった。普通に面白かった。3角関係の本読みたくなった。
0255文字
さくら
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★★★
0255文字
るーぺ
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三田さんの作品2作目。物語に大きな山や谷はないのだけれど、文章で見せられたのか読み終わったら目頭が熱くなった。 学生の放課後がつらつらと描かれたような、そんな小説。
0255文字
メタボン
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☆☆☆☆ 久しぶりにピュアな恋愛小説を読んだ。登場人物それぞれの秘めた思いが、終盤になって炸裂する。中でも心を病んだヒミコが痛々しいが、放浪の末目の前に現れた笹森とのやりとりに再生の兆しを感じられた。全体的に切なさと温かさが交錯する良い小説だと思う。
0255文字
ツカモトカネユキ
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3つの三角関係を対比しながら、きれいなまとめ方がされています。それぞれに違った先があるのでしょうが、それぞれ希望に満ちた終わり方で心地よくしてもらいました。
0255文字
ぽん
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音楽と恋と友情。逃げるのかそのまま進むのか、人生には何度も悩む時期がある。自分で今振り返ってもこの道が正しいかなんてわからない。でもそうやってオトナになってきたんだ。きっとみんなそうやってオトナになっていくんだと思う。青春小説というには苦いかも知れないけどこういうのもたまにはいいね。
0255文字
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