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月と海豹(Kindle版)

感想・レビュー
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オスカー
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いなくなった子どもを待ち続けるアザラシに「岸壁の母」を連想してしまった。アザラシの母さんより世間を知っているお月さま。月から渡された太鼓。最後に響く太鼓の音。未明もふたり子どもを亡くしているというし、そんな背景もあるのかもしれないと最初単純に「時間薬が効いたのか」と思ったけれど……この最後をどう受け取るべきなのか。いろんな人の解釈を読んだりしたのだけれど、悲しみを抱えている人に月のようにずっと寄り添い続けるのって難しい。
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山川欣伸(やまかわよしのぶ)
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ネタバレ北の海を舞台に、子を失った親海豹の切ない思いを描いた物語です。秋に姿を消した我が子を探し続ける親海豹の姿を通じて、親子の絆や自然の厳しさを静かに伝えています。 読み進めるうちに、親海豹の深い愛情と諦めない心に心を打たれました。厳しい自然環境の中で、なおも希望を持ち続ける姿には感動を覚えると同時に、自然界の冷酷さも感じずにはいられません。子海豹の行方は最後まで分からず、親海豹の思いは届かないままです。 単なる動物の話ではなく、家族の愛と自然界の神秘について考えさせられる物語でした。
0255文字
巨大猫 デブ猫 fatcat
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太鼓か。月と太鼓。エンドが謎。
0255文字
Sakie
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朗読を聴いたとき、子アザラシの皮でつくったかもしれない太鼓を母アザラシに渡すなど、なんてブラックな童話かと腰を抜かしそうになった。そんなうがった見方をする私のようなのは少数派らしく、調べてみた。小川未明自身が二人の子供を亡くしている。ならばこれは、自ら味わった子を失う悲しみ、その癒やしを描いた作品なのだ。氷の上を渡る太鼓の音、それが少しでも癒やしになるならば、よいではないか。と言いながら、その音は南の人間たちの楽しんだ音とは違って、寒々しい音、気紛らわしの手慰みであったのではないかと思ってしまうのだ。
0255文字
美穂
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アンデルセンの絵のない絵本のような感じのする月でした。
0255文字
SOHSA
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《kindle》青空文庫。母海豹の子を想う心は、哀しく憐れであるが、その慰めにと月が持ってきた太鼓は、果たして母海豹を癒やすことができたのだろうか。時が流れ、氷が溶け始め、それでもなお海豹の鳴らす太鼓の音は、相も変わらぬ母海豹の叫びのような気がしてならないのだが。
0255文字
かおりんご
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児童書。子供を亡くしたお母さんアザラシのお話。とても悲しみが伝わってくる。さらにアザラシを思いやる月の優しさが相まって、切なく美しい。
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浦島の亀@南メキシコ
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ネタバレ読友さんの感想で。小川未明はそこそこ読んでるつもりだったけど、これは知らなかった。子をなくした母あざらしの、冬の海での悲しみが美しく描写されてる。そしてその慰めになるものが、また意外ではありながら、心に染み入るように納得もできて、秀作。太陽と月の対比も、とても美しいです。
kaho

かめさん、絵本バージョン…なのですが この絵本とても素敵でした♪ https://honto.jp/netstore/pd-book_28933113.html

06/11 22:29
浦島の亀@南メキシコ

あ、これ、検索したとき出てきて、気になってました! なんとこちら、海外からでも買えるんですね! 送料とかどのくらいになるのか、ちょっといろいろ読んでみます♡ ありがとうございました~♪

06/11 23:10
4件のコメントを全て見る
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グレ
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いかにも小川先生らしい、銀色に凍った北方の海のお話。主人公は子を喪うたアザラシ。なんとも物悲しい話だが、結末は……いや、これでよかったのか!?!?
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Maki
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「さびしいか?」と月に声をかけられた海豹。どんなに救われたことだろう。
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多読多量連投が日課だった
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子供がいなくなってしくしくめそめそだったのに太鼓もらったら気に入って春になるまで叩いてたってなーんだそれ
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minchi
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太鼓は仔共の皮なのかい
0255文字
ミラクロン・カエサル
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海豹っていうのは、アザラシです。子どもが行方不明になって哀しい哀しいアザラシさんです。風さんや月さんが相手をしてくれますけど、お話としては盛り上がりません。
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