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失はれる物語 (角川文庫)

感想・レビュー
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たかはし
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短編集。表題の作品はカフカの変身を思わせる絶望的な作品でひたすら暗い気持ちになる。 序盤の4作品が個人的に凄く面白かった。 特に「手を握る泥棒の物語」はそれまでとは違う、明かるい作風でほっこりとした。
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TRB
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事故で右手の感覚しか残らなくなった人のお話。 相手のために反応しなくなることってすごく辛いけど、心から幸せになってほしいからなんだろうな。
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オフィーリア
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圧倒的に粒揃いな珠玉の短編集。SF・ミステリ・コメディ、バラエティ豊かな作品群でどの作品も切なく美しい余韻を残す。誰が読んでも必ず一つは気に入る作品がありそうな守備範囲の広さ。万人にオススメ出来る短編集ってこんな作品を言うんだろうな。オススメの作品は全部です。
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いわもと
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短編集。どれも読み終わったあと、不思議な感じ、切ない感じ、心が温まる感じ。すべて心に残る作品。本当に読んでよかった。
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m
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ネタバレ図書館のリサイクル本。不思議な話の短編集。「calling you」は引き込まれたがハッピーエンドじゃないのかとへこみ、表題作は自分がこの二人のどちらかの立場になったらどうだろうと考え、「傷」は精神的にも肉体的にも痛々しく、「マリアの指」は最後がちょっと理解不足。「しあわせは子猫のかたち」が本書の中では一番かなぁ。
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あんパン
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SNSでおすすめ小説との事で初乙一へ挑戦。8話による短編小説集。1話目「calling you」からココロ震える切ない物語だった。初めて先を知りたくなくてページを止めたくなった。「失われる物語」では交通事故により右手膝先しか感覚が無くなった私の絶望感、家族愛による献身愛の葛藤感を出した物語。最後の「うそかの」では妄想の中の彼女、安藤夏との脳内での会話の中で前を向いて生きる術は微笑ましく感じた。どの作品も前に踏み出せない気持ちに背中を押してくれるような心温まる物語だった。
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fukudashi34
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良質な世にも奇妙な物語、という感じの内容の本。幽霊とかオカルトの類とを秀逸に物語に落とし込んだ作品が多く、大変面白かったです。1番好きだったのはcalling youかな。
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みに
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ネタバレその昔『ZOO』が刊行された頃、大注目の若手作家の作品として大変話題になっていたので即購入して読んでみた。想像と違って当時の私にとってはグロ過ぎと感じる作品が多く(特にSEVEN ROOMSはトラウマ級だった)2度と乙一は読まない‼︎と心に決めていた。が、たまたま貸してもらった本の中にこの本が。1話目、2話目と救いのない話が続くが3話目で微かに希望の光が。「しあわせは子猫のかたち」はタイトルを含め素敵な作品だった。こういう温かいお話も書かれるのね。黒乙一・白乙一という表現は知っていたが、なるほどと思えた。
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ゆきち
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『7点』 切ないけどどこか心洗われる感じがした
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友
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借りて読んでたけど忘れたので、要再読。
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うみうさぎ
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ネタバレ★★★★☆ 【失はれる物語】交通事故で植物状態となった主人公。意思の疎通ができるのが右腕のみ。長期に渡り献身的に支える妻。愛しているからこそ下した決断。とても切ない。【Calling You】【傷】【手を握る泥棒の物語】【しあわせは子猫のかたち】【ボクの賢いパンツくん】【マリアの指】【ウソカノ】全体的に生きるのって辛い苦しいと感じるお話が多いけど、最後は悲壮感残らず前を向いて行こうと思える短編集。
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chip
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乙一さんは、ミステリーというよりホラーに近いような印象があったので 読みながら毎回、いい話・美しい話…っぽいけど いや、でも乙一だからなぁ…とか、変に勘繰って常に最悪の結末を想定しながら読みましたが、取り越し苦労でした(笑) 読んでいくうちに 乙一さんってホラーっぽい展開や描写もあるのに"すごく美しい…"って感じる文章を書く方だったなぁと思い出しました。 それは全部に言えることだけど 特に5つめの『しあわせは子猫のかたち』は めちゃくちゃ鳥肌たったなぁ、なんか… あ、怖い方じゃなくてです♪
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たらちゃん
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「calling you」がなんか切なくて1番好きな作品。どの作品もミステリアスな感じで面白かった。
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尾
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短編集だからと軽い気持ちで読み始めたが、全体的に暗闇の中にほんの少し、見えるか見えないかの際どい程度の光がさすという感じの短編集だった。
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みすみ
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表題作がすばらしい。視覚も聴覚も嗅覚も失くした主人公視点のはずなのに、それを忘れるくらい鮮やかに病室の光景が頭に浮かんでくる。実際には鳴っていないピアノの音すら聞こえてきそうな描写力。ミステリー仕立てのストーリーや世界観より、実はこの描写力こそ著者最大の魅力なんじゃないかな。表題作以外はまずまず。ホルマリンで固定した生体試料は流しに投げたくらいじゃバラバラになんてならないはずで、そこは冷めた目で読んじゃったけど笑。
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やらい
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どの話の登場人物も苦しみや絶望、諦めを感じていて苦しんでいる。人との関わりの中で、それぞれが自分で考えて未来を掴む。それが良い未来ではないかもしれないけど、苦しみを抜けた悟りの境地を感じる。1作目のCallingYouですでに涙腺崩壊。泣ける。天才である。
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tomatotubusi
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手を握る泥棒の物語
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omidas
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一部の短編は再読で大体の流れは覚えていたが、それでも楽しめた。どれも喪失感を伴うが前向きになれる終わり方なのが良いし、予想外の展開が待ち受けているので、読み応えもある。
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はな
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全8話が収録される短編集。どれも現実と非現実が交錯する不思議な物語で、それぞれ読後の余韻はなんとも言えない。切ない恋愛物語や心温まる話、ミステリー要素の強い話まで、幅広いジャンルがバラエティ豊かに展開されたため、よく理解できなかった話や心に残る内容がはっきり分かれた。情景描写がかなりリアルで読んでいて顔を顰めたところもあったが全体的に面白かった。「ボクの賢いパンツくん」は急に出て来たのでびっくり。
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ILU
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短編集だが、乙一にしては長めの物語もあった。人間ホラーのイメージの作家であったが、本作では後味の良い作品が多かった。
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読書家ぴろきち
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妻に勧められて購入した乙一の短編集。手を握る泥棒の物語とcalling you、傷が個人的には良い作品だと思った。白乙一に当たるらしく、温かみを感じる作品だった。手を握る…は想像を膨らませていると面白い。そしてまさかの展開。
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ぺち
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初作家さん。とても面白かった。 色んな種類の短編集で、どれも読み応えがあった。 他の本も読んでみたい。
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さっち
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ネタバレこの作家さんの本初めて読んだけど、最初の読み始めから、若い子が夢中になって読むのわかるなーと思った。世にも奇妙な物語みたいな話だけど、孤独感とか自意識とかが絶妙に共感を呼ぶ。「マリアの指」だけが、結末が甘いと思ったけれど(加害者家族ってこんなにのうのうとできない)、他の話は全部納得感がありました。
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かしゃ
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ネタバレ懐かしい! 図書館で偶然手に取りました。もう、20年近く経つんですね。Calling Youは切なかったです。「傷」はつらくて。他にも、バラエティーに富んだ短編集でした。
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assam2005
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短編8作。それぞれ違うタイプの短編なのだが、どれも共通して胸が締め付けられ、なんとも言えないその余韻はしばらく残る。例えば、1話目のCalling You。自分の頭の中にテレパシーのようにかかってきた電話。同じ人からかかってくる電話に、お互い興味を持ち、実際に存在するのか試しに会ってみようということになる。二人は会えるのか。最初から最後まで独特な空気感であり、脆く、危うい。その先の展開も予測しつつも、思わずそうであってくれるなと願わざるを得ない。幸せを願う気持ちはこんなにも痛みを伴うものなのでしょうか。
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わん
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ネタバレ別れと、それからの短編集。本のタイトルにもなっている話が凄かった。あの状態で自死もできないなんて、考えただけでゾッとする。あの選択をしたのは、勿論妻のためではあるけれど、いっそ自分のためでもあったんだろうな。にしても、死なせてもらえないのは本当に辛い。
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イル
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面白い。callingyouが印象に残った。また読みたい。
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Tonzo
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★★★★☆ 表題作含め 切なく悲しい物語の短編 指・白猫・・・少しづつ繋がって
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はなまき
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ネタバレ「夏と花火と私の死体」以来の乙一作品。ハッピーエンドとは言い難いけども、それでもどこか暖かい気持ちになる結末のお話が多くて読後感はかなりいい感じ。「しあわせは子猫のかたち」「マリアの指」あたりが好きでした。
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toto
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ネタバレ表題だけ読むつもりだった。結果全て読了した。 短文で「~だった」「になった」等どんどん描写していく書き方が始めは気になった。でも結果ハマった。 「失はれる物語」には圧倒された。感覚は右腕だけの夫と通じ合おうとする妻。夫は「自殺」を決意した。離れていく妻、哀しかった。でも尊重したくもあった。 「しあわせは子猫のかたち」は泣いた。幽霊ものは苦手だけど、ミステリーとほんわかな要素が良かった。 ひどく古い家を「押せば向こう側に傾くかも」って表していた。やたら面白かった。 この作者の性格が好きだ。そんな気がした。
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いの
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8つのストーリーからなる短編集。どれも設定が珍しく感じた。失はれる物語が1番印象に残っていてそっち側の視点で描かれた物語は本当に闇の世界だと思った。
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硝子戸の中
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ネタバレ設定が強引すぎて頭に入ってこない。。どのストーリーもひとつアイデアを思いついて、話を構成するために後から無理矢理肉付けされた感じ。友達がいなくて頭の中にリアルな携帯ができた、とか、3週間前に殺人があった家に元家主の持ち物がそのままの状態で住む、とか無いでしょう。。自分の読み方が悪いのかな。。
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kierke
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ネタバレ音楽の話の印象が一番強い。読んだ直後は、主人公が救われてほしかった、悲しい結末だと憤った。けど、時間を置いて考えると、同じ状況に陥った時、自分も主人公と同じ選択をしそうな気もしている。いや、やっぱり怖くてできないかもしれない。閑話休題。元も子もないと承知ではあるが、こんな状況からハッピーエンドに行き着けるくらいに医療が発展してほしい。最早感想ではない気もするが、それがどうしようもない本音。
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ゆゆ
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短編小説。ちょっと不思議なはなしばっかり。 恋も愛も人が死なないと完璧に感じないのかな。完全じゃないものも大事にして生きていきたい。
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いちこ
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ネタバレ8つの物語短編集。どの物語も解決には至っていないからこそ、主人公たちのその後に想いを馳せてしまう。特に「しあわせは子猫のかたち」は人と関わることが苦手な人間の心の変化にあたたかく寂しい気持ちになったし、「マリアの指」はマリアの死の真相に迫る過程やホルマリン漬けの指を眺める主人公の不気味さや情緒の不安定さの描写がリアルだった。また書き下ろしの「ウソカノ」は紙の中で恋をしたことがある人なら誰でも刺さるんじゃないかと思う。どこにもいないけど辛い時寄り添ってくれた存在はずっと忘れない。
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B A
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☆4.0 久しぶりの乙一さん。切ない話やら不気味な話やらがいろいろあってジャンル別けが難しい、そんな短編集でした。表題作の5感を奪われた男の話が恐ろしくも悲しかったです。。しあわせは子猫のかたちが一番好きでした♪
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you
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短編集。全体的に設定が暗い。けどすごく嫌なわけでもなく、寂しくなったり切なくなったりちょっと救われたり。不思議な世界観。
0255文字
なっち
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けんごさんというユーチュバーの方のオススメで、まだ読んだことのない乙さんの作品だったので手に取る。表題作はすごく悲しい愛の話。このような雰囲気の話を創るのが乙さんは得意。
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え
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乙一の短編集。前に夏と花火と私の死体を読んでいたので、そういうネガティブ系の小説を書く作家であるという認識の基で読んでしまったので、特に最初のcalling you に実は何か裏が有るのではと疑って読んでしまった。しかし、読み進めて裏がないとわかると素直な気持ちで、それ以降は楽しく読めた。特に手を握る泥棒の物語と、マリアの指が面白かった。
0255文字
たくあん
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切なくなる物語が詰まった短編集。個人的には「しあわせは子猫のかたち」が好きでした。主人公の感情の変化など読んでいて楽しかった。ラストも良かったです。
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