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袋小路の男 (講談社文庫)(Kindle版)

感想・レビュー
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心士二人
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「離れてもいけないし、ぴったりくっついてもいけない。大事な気持ちがいつも、二人の間で子供のように遊んでいる。ぴったりくっついて窒息させてはいけない。」
0255文字
こどり
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ネタバレ有隣堂のバースデー文庫だったので。表題作『袋小路の男』からの『小田切孝の言い分』の流れが面白い。藪の中、というか。後者が小田切孝の一人称じゃないのは何故、と思ったが、後書きからすると答え合わせに近いのかな。『アーリオ オーリオ』が一番好きだった。星という共通話題を持った手紙のやりとりを「リアルタイムじゃないじゃん」から『3光日』と姪っ子の認識が変わる場面とか。受験後も関係性が続いてほしいような、蓋を開ければ『昔の輝き』だったような。姪っ子から主人公の微かな光を求めない限り見えなくなっちゃうんだろうな、と。
0255文字
みっちょん
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言葉の小川でサラサラと洗われたような3つの短編集。12年後もそのまた6年後も2人はお互いに両想いでそれぞれにこじれている。絲山さんの文章がここちよくサラサラしていて読後感はとてもすっきりしている。表題作は川端康成文学賞を受賞されているが、叔父と姪の往復書簡アーリオオーリオもすごく好き☆彡初読み作家さん好きになりました(⋈◍>◡<◍)。✧♡
0255文字
ヤスキ
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登場人物の何とも言えない距離感が良い。爽やかな読後感であった。
0255文字
bura
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絲山秋子3作の短編集。表題作と「小田切孝の言い分」は連作。高校の先輩、小田切孝を追いかける大谷日向子。日向子は小田切に指を触れる事も無く12年間(連作を入れるとそれ以上)ひたすら追い続けていく。この不思議な男女関係を最後まで読めたのも、作者の普通に生きる人間を愛おしく描いて行く描写力があるからなのだろう。うーん、ギリギリ理解の域に収まった。寧ろ3作目の「アーリオアーリオ」に心を動かされた。
0255文字
Tomoko Fujinami
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指1本触れ合わないのに純愛という印象は受けないのが不思議。小田切さんの言い分も読むことで、片側だけからの語りとは違う面が垣間見えるからかも。面白かった。
0255文字
もチャ
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わりとどうしようもない話なのに、爽やかさがある。読み返したくなる作品。
0255文字
石倉良の
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短編が3編。最初の2篇は繋がっていて、でも書き方、文体が違っていて、その視点による書き方の違いに戸惑った。だから3編目を読んだ時、とても読みやすく感じたのだけど…なんだろう、その3編目の最後の一文を読み終わった瞬間に他にも少し読んでみたいなぁって感じた。雰囲気的に好きなのは3編目の「アーリオオーリオ」だけど、ラストのぶった切り方が好きかも。この作品の中で切り取られた雰囲気の伝わり方がなんとも言えず好きでした。読み終わった後で来ました。
0255文字
オサム
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同一シチュエーションを一人称と三人称で2編の小説にするという意欲的な試みもさることながら、鋭敏且つ独特な言葉の選び方に感心する。作者は、小説を書くことが好きなんだなあと思う。しかし、ここまであけすけに書くかな、普通(笑)。太宰治は「小説を書くというのは往来を裸で歩くようなもの」と言ったそうだが、それを思い出した。3編とも決して私小説ではないのだが。素直に、凄いなと思った。
0255文字
chidoriashi
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すごく好きな小説だから滅多な事がないと読めない。もはや打ちのめされたくて読んでいる気がする。ああでもないこうでもないって理屈こねたところで結局ここに戻ってくるんだなぁ進歩ねぇなぁと笑う彼の姿を思い浮かべてしまう
0255文字
ゆうじ
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面白かった
0255文字
r_puputa
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煮え切らない男・断ち切れない女の12年以上(!)の交流(?)。思ったより面白かった。楽しい話ではないです。ずぶずぶと今の関係を続けたり、ずっと安定しない作家を目指したり・・・そういう人がいて、そういう人に惹かれる人もいるということが今は良くわかります。文章がうまくて読まされました。
0255文字
あすか
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電子書籍にて読了
0255文字
Kazuyuki Hasada
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日曜の夜、日本の小説が読みたいと思い、Kindleで購入。 読み始めるととても面白く、文章も軽快、読み飽きることなくあっという間に読み終えました。 読後感もとても良いです。
0255文字
cerise
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男と女の絡み合いとか、すれ違いとかってこんな感じじゃないかなと書かれていて、それぞれが勝手な事を考えていて、面白かった。 が、これも著者が女目線で「男はこんなだろ」って考えてる事が書かれてるんだと思うけどね。
0255文字
ギャグボール
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れはほ惚れる。
0255文字
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袋小路の男 (講談社文庫)評価45感想・レビュー16