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のぼうの城 (下) (小学館文庫 わ 10-2)

感想・レビュー
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ちゅうおうせん
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ネタバレ小田原城が落城した今、天下は関白の手中に落ちた。 このことしか知らなかったので、成田長親は石田三成の軍勢に滅ぼされたのかと想像していた。 北条家の支城で落ちなかったのは忍城だけ。 現在では城は取り壊され、湖のほとんどは埋め立てられた。 この忍城攻め、坂東武者の武辺を物語るものとして、百年の後も語り継がれるであろう。 長親の開城の案件。 百姓の田植えのための片付け。 降った百姓を切った者の首を刎ねる。 士分、領民が飢えるならば、城を枕に闘死する。 何かと世話を焼きたくなる。狙ってできる人はすごい。
0255文字
Waterflow
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ネタバレ昔テレビドラマ陸王(原作池井戸潤)を見て訪れた埼玉県行田。その時見た忍城と濠の風景が印象深く、城を一躍有名にした「忍城の戦い」を知りたくなり本書を手にとりました。時は戦国、小田原攻めの最中。北条方の忍城は、兵力15倍超の豊臣方石田三成の大軍に包囲、水攻めされ絶対絶命に。三成の拙攻もあるも城代成田長親や家臣たちの智恵、勇気、団結力が功奏し、忍城は小田原開城まで陥落せず持ちこたえました。長親と三成は対極のようで類似点(領民思い、コミュ力、理想家)もあり面白かった。木偶抜きのぼう様は決して木偶ではなかったです。
0255文字
ミミズク
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ネタバレ愚者なのか名将なのかとらえどころのない忍城城代成田長親。水責めに自らの命を張った田楽踊りを興じてみて、策謀を胸に秘めたのかどうなのか?魅力ある戦国絵巻の世界にどっぷりと浸れました。
0255文字
バリー
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ネタバレワクワクするような防御策はお見事でした。
0255文字
たいぱぱ
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ネタバレやっぱり良い作品だ…。ずっと両目のすぐ裏側に、石田堤で堰き止められた熱い涙が溢れそうだった。ダメダメ三成も最後にかっこいいところみせたな。「この城だけだ、落ちなかったのは」で石田堤が涙で決壊。正木丹波、柴崎和泉、酒巻靱負そして成田長親、みんなみんな漢であった。最後にその後の人生が記されているが、甲斐姫の人生が一番印象的だった。猿の側女にされながもしっかり父の領地を奪い返すなんて、天晴以外何者でもない。埼玉県行田市の忍城跡、是非訪れて彼らが戦った場所で歴史に思いを馳せたい。
ちょろこ

え〜、忍城跡、行ったことないからうらやましいです。まずはこの本で勉強してみます( ´灬` )ノ

12/08 16:18
たいぱぱ

ちょろさん、僕が住む富士見市というところから電車とバスで2時間弱みたいなんで、休日に訪れてみたいと思います。ちょろさんはこの作品は未読なんですか?面白いですから是非読んでみてください。読んだらたぶん行きたくなる(笑)

12/08 17:33
0255文字
asatovsky
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ネタバレいやー、下巻は一気に読んだ。いままで石田三成に興味持ったことないけど、初めて「石田三成のこともっと知りたい」と思った。三成が軍使として城に行って長親と対話するシーンが良かった。次は石田三成の何かが読みたい!
0255文字
taku
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ネタバレ気持ちのよい終わりかた。 みんなが?ハッピーエンドで、それぞれのよさを出しているし、のぼう様たちは負けなかったし、石田三成たちは勝った側にいたし。 最後のやり取りもよかった。唯一甲斐姫の一件だけが心残りではあったが、それも秀吉を上手くたぶらかしたようなので◎。
0255文字
🍣
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ネタバレなんとなく進んで読むことがなかった時代小説なんだけと面白かった…!歴史に詳しくないので途中挟まれる解説も新鮮に楽しめたし、なにより登場人物のひとりひとり、アクの強い家臣団から敵方の大将まで魅力的でした。映画も気になる。
0255文字
KAT
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ネタバレ緒戦で寄手を大いに退けて気勢を上げた忍城だったが、28キロにもわたる堤を築いた石田三成の水攻めの反撃にあい士気が沈む忍城。そこで繰り出す長親の秘策、田楽踊り(笑)士気を上げるための単純な叱咤激励か?弔い合戦に持ち込み最後まで戦わせる残忍な深慮があるのか?どの場面も周りがあれこれと想像をめぐらしてるだけで、結局、長親自身は口答えと踊りしかしてないような…のぼう様の将器は最後までわからず。「負けた負けた、完敗じゃ」最後まで清々しい石田三成が強く印象に残った。
0255文字
白ねこ師匠
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ネタバレ[★★★★/◯]いよいよ石田三成の忍城攻略が開始。緒戦での家臣団の活躍、有名な水攻めと対するのぼう様の奇策、開城及び後日譚が語られる。弱小勢力によるジャイアントキリングは痛快で、上巻以上の一気読み。でも個人的には和睦の会議と後日譚が印象に残った。敵将を讃える三成の姿もさることながら、あの結束を誇った家臣団が「縁あればまた会おう」と未練なく解散した事に驚く。言われてみればそうなるしかないのだが、敗者のその後に思いを馳せた事がなかったのに気づいた。今や石田堤の一部が残るだけの古戦場に無常を感じる。
0255文字
piki
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ネタバレ史実に沿った話で、最高に面白いエンターテインメント。開戦から、忍城水攻め、開城まで行き着く暇なく物語が進み、一気に読み切ってしまった。開城における大広間での長親、三成、家臣たちの掛け合いが良かった。常識や私欲から発せられる言葉に対して、それにとらわれることない「真の想い」で応えるのぼう様長親(この場面感動して涙が出てしまった)。多くを語らぬのぼう様のなんと魅力的なことか。 開城=負け戦ではないことを初めて知った。酒巻靭負は本当に「戦の天才」だと思う。「所詮は、利で繋がった我らが勝てる相手ではなかったのさ」
0255文字
湯湖
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ネタバレ丹波、和泉、靭負たちの戦いぶりから目が離せず、下巻はノンストップで一気読み。結局のところ、のぼう様大人気の理由はハッキリとは書かれていないが、随所にヒントが散りばめられていたように思う。名君なのかバカ殿なのか。うーん、分からない…。
0255文字
こんぶ
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ネタバレ病院の待ち時間に読み始めて、あっという間に読了。開戦してからは丹波、和泉、靭負の活躍と策略から目を離せず、ノンストップでした。前に映画をワンシーンだけみたことがあって、どう田楽に結びつくのか不思議だったのだけど、長親の緩急というか、オンオフというか、すごかったわ…丹波は佐々木蔵之介をイメージして読んでいたので、前半は丹波目線によりがちだったけど、下巻冒頭からの靭負の様にも心惹かれました。映画版も観てみようかな。
0255文字
さっちゃん
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ネタバレ豊臣秀吉旗下石田三成軍との忍城攻防戦である。緒戦では圧倒的な石田三成軍に対し、士気旺盛な忍城軍が圧勝石田三成軍は総崩れとなる。石田三成は悲願であった水攻めを下知。しかしこれが後々仇となるとは夢とも知らずであった。利根川から荒川へかけての約28kmに長大な人工堤を造設し両河川から水を流し込む作戦である。これにより忍城は水没した。だが城が落ちることはなかった。小田原攻めで唯一抵抗を続け残った城が忍城だった。小田原城開城の後忍城も和睦に応じる。成田長親は家臣たちの仕官先斡旋に努めたという。そういう人なのだろう。
0255文字
ゆう
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ネタバレ最初の丹波、和泉、靱負の活躍はそれぞれの特徴が生かされていて頼もしかった。石田三成が一度ひいて、水攻めにすると決め、金に物を言わせて利根川と荒川を結ぶ堤を造るという突貫工事を進め、ついに忍城が本丸を残して水浸しになってしまった。その時、長親が舟に乗ってその上で踊るなどとは考えが浮かばなかった。敵味方を一つにしたこと、矢を打たれたことによって、味方の復讐心を煽り、外側から堤を壊して土手を決壊したこと、怒涛のごとくの展開でおもしろかった。
0255文字
Yutaka
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ネタバレこれは面白かった。リーダーとは。キングダムの信やワンピースのルフィーに通じるものがあるのかな。しかしこの二人は圧倒的な武があるんだよな。のぼう様は魅力だけで、水攻めを破ったんだからすごいな。丹波、和泉、靱負、甲斐姫、忍城のキャラが最高でした。もちろん歴史で学んでいてだいたいわかっている秀吉と三成も。和田さん他の作品も読んでみます。
0255文字
正午
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ネタバレ関白秀吉対北条家の構図の中展開される、忍城を舞台にした石田三成対成田家の戦。掴みどころのないのぼう様もとい成田長親が不意に発する一言。それで場の空気が一変する様がたまらない。■上巻p188「やるか」「やろう」p190「坂東武者の槍の味、存分に味わわれよ」■下巻p160「わしがその馬鹿者だからよ」p177「城中ニテ死スルニシカズ。再ビ城ヲ守リテ出ズ」p194「ちとも心に恥じることなし」■忍城@埼玉県行田市■高源寺@埼玉県行田市:丹波が開いた寺■さきたま古墳公園:駐車場から丸墓山までの一本道が人工堤の名残
正午

■石垣山一夜城:秀吉が約3か月で作らせ、北条氏を圧倒した■小田原城:北条氏の居城

06/18 10:36
0255文字
ほりん
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ネタバレ三成は、高潔な人物だったが軍略の才がなかった。傍で諫める大谷吉嗣の言葉に耳を貸さず、秀吉の幻影を追いかけた。軍も利でつながった烏合の衆であった。一方、忍城城代・成田長親は、家臣からも領民からも「のぼう様」(でくのぼう)と呼ばれる得体のしれない人物だが、精鋭の家臣も、義侠心のある領民も、みなが「のぼう様」と領地を守ろうと一つになっていた。権勢をかさにきた大軍は敗れる運命にあるのだ。
0255文字
ちくわ
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ネタバレ忍城での籠城戦、最高に滾る展開だった!忍城側の戦略にも痺れるし最後まで読めなかった長親が魅力的すぎる。そして攻め手だった三成の人となりも最高に良い。戦国の熱さがあって読了感もさわやかで面白かった。
0255文字
yukiko.k
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ネタバレ面白かったー。 のぼう様も、その家臣方も、領民達も良い人ばかりで読んでて楽しかった。 石田三成に関しては、短慮なところがマイナスだけど、筋を通したり、戦が終われば敵を讃えたりという面が良い。 あー、でも、のぼう様の甲斐姫を救った出来事の詳細がわからなかったのが残念ー、のぼう様何したのかなぁ…
0255文字
mattari🐈
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ネタバレ吉継は、しきりに首をかしげていた。「わからぬ。なぜあの総大将が、ああも角の多い侍大将どもを指揮できるのか」「できないのさ」三成は、当然のようにいった。「それどころか何もできないんだ。それがあの成田長親という男の将器の秘密だ。それゆえ家臣はおろか領民までもが、何かと世話を焼きたくなる。そういう男なんだよあの男は」
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無名
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ネタバレ「どう思う」三成は、おもわず吉継にきいていた。「でくの坊と呼ばれて平然としておる男か」吉継は、深刻な顔でつぶやいた。「果たして賢か愚か」
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ko1先輩
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ネタバレいやぁ、痛快痛快!丹波、和泉、靱負、甲斐姫、かぞう。みんなイキイキとしている。こんな楽しい歴史小説ははじめて。それにしても長親の将器とは。これは人としての器なのか。まさしく底が知れない男である。
0255文字
よっしー
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ネタバレ下巻では冒頭から戦の場面となり、上巻に比べて躍動感があった。石田三成率いる軍勢に初戦で正木丹波、柴崎和泉らが完全勝利したのは痛快。天下の秀吉軍にこんなに敢然と立ち向かった者がいたとは。水攻めに対する成田長親の対応は本当に肝が据わっているなと感じた。ただの木偶の坊であればあのような振る舞いは到底できない。しかし全て計算ずくだったのかまではわからない。たとえ実際には大した考えが無かったとしても、家臣や領民が何とかしてあげなければと世話を焼いてしまうのは、人間的にとんでもなく魅力的な人物だったからだと言える。
0255文字
カレーラス
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ネタバレ上巻を読むのは時間がかかったけど、文体に慣れたことと単純に先が気になって下巻はすぐに読み終えた。日本史がホント無知だから石田三成がどんなことしたかとか全然知らないレベルで読んだけど、もっと歴史に詳しい人が読んだらもっと面白いんだろうと思いました。
0255文字
tsubomi
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ネタバレ2021.07.02-07.15:この小さな城がどうなってしまうのか?とドキドキしながら読み進め、何度も危機に直面しながらも各人が力を発揮し、みんなで盛り上がり団結して城と自分たちの生活を守りとおした結末に爽快感で満たされました。‘のぼう’と呼ばれた長親には強力なリーダーシップはまったくなく、それがかえって周囲の人を団結させているのが面白く、家臣たちや領民が比較的横並びの関係であるのが 、どこか縄文的なスタイルで忍城が持ちこたえられた要因でもあって、縦割り社会や資本主義社会にない強烈な魅力だと思いました。
tsubomi

P192L10-12:「この忍城の者どもは、士分も領民も一つになっておる」 / 三成はそういうと、城をふり返った。 / 「所詮は、利で繋がった我らが勝てる相手ではなかったのさ」

08/09 22:38
tsubomi

「あの男に会いたい」という三成、皆朱の槍を持つ正木丹波守、をはじめとして、長親を巡る人物たちがみんなそれぞれ個性的で、人物像そのものが面白い群像劇。酒巻靭負(ゆきえ)、柴崎和泉守、甲斐姫、大谷吉継、長束正家などそれぞれのエピソードや人物同士の関わり合いが短い場面でもきちんと描かれ、一人一人がそれぞれの物語の主人公であるように。それにしても、長親の田楽踊りの場面には長親という人物の多面的で奥深い性質を感じましたし、「エイエイオー!」の「オー」は「Oh!」じゃなく「応!」だと初めて知りました。

08/09 22:48
0255文字
流離の来た狐
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ネタバレ丹波、和泉、靭負などの坂東武者たちの個性が際立っているのに対して「のぼう様」は結局のところ、どんな人間かわからずじまいなのである。そこは、ある意味、史実に忠実ということになるでしょうか。 何を考えているのかわからず「でくのぼう」のていを装っているが、人が思いつかない斬新なアイデア(戦略)を「ずばっと」実行してみせる。そんなところが、石田光成や徳川家康に興味と好意を持たれた所以なのだろう。 宮沢賢治の「雨ニモマケズ」に共通するような世界観を感じたのは小生だけだろうか・・・
0255文字
のんの
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ネタバレいよいよ開戦へ。 丹波、靱負、和泉の3人の戦いがカッコよかった。このまま、勝ち切るかと思ったら、石田三成側の水攻め。もう、どうしようもないじゃんと思ったら、堤が破れたのもあつかった。結局は、城を明け渡す。甲斐姫、切ない…和田さんの作品3つ読んだけど、その中でこの作品が、今のところ、一番好きだわ。
0255文字
チノ
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ネタバレ★★★★☆上巻読了後の期待を裏切らず、とても面白かった。家臣それぞれの戦い方が面白かった。特に靱負の戦い方は面白かった。長親が水攻めを破るために「悪人になる」と言った真意は何だったのか…二度目の総攻撃を受けた際、為す術がないと悟るや百姓には命を捨てるなと命じる丹羽はかっこいいなと思った。途中までは三成のことを嫌いだったが、和議交渉以降の三成は見直した!最後まで長親のキャラはつかめないままだったが、愛すべきキャラなことだけはわかった。
0255文字
おゆ
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ネタバレ下巻ではいよいよ合戦の火蓋が切られる。著者の戦の描写は読みやすく楽しい。 味方側のそれぞれの武将に見せ場があり、少人数で大軍を撃破する様は気持ちが良かった。 ただ、敵方の石田三成たちがあまりにも戦下手に描かれ過ぎて、緊張感がなかった点には物足りなさも。 のぼう様もとい成田長親は本当によく分からない。ものすごい切れ者なのか、何も考えていないのか。 解説にもあるように、あの躍りが計算のうえだとはとても思えないのだが…。
0255文字
masa
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ネタバレ「のぼう様」と言われていても反発せず、ある種懐の深さを感じさせるからこそ、身分問わず慕われる存在となり、一致団結することができた。長親の他にも個性豊かな武将が多く、楽しめた。
0255文字
のっとられた中二
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ネタバレ上巻に続き読了 上巻のほのぼのとした日常から一転 圧倒的な兵力差の石田三成の軍と戦うのぼう率いる成田軍の痛快な戦法が面白い。 なにより武士どころが、農民からも馬鹿にされていたのぼうが何も出来ないからこそ助けてやらなくちゃなという感情を抱かせる人柄、器は望んで手に入るものでもなく天性の才能とも言えるのではないか。 敵味方問わず登場人物の個性が強く魅力的なものが多いのがまたよかった。 歴史小説の中でも読みやすく面白い部類だと思う。
0255文字
taka masa
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ネタバレのぼう様のようになりたいと思ってなれるものではないし、のぼう様自体も自然体でしかない。のぼう様の晩年は残念だったようだが、爽やかに読了。
0255文字
里愛乍
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ネタバレ「これよ、これ」三成ではないが、出だしから合戦の展開にわくわくする。下人口で佐間口で長野口で、次々と場面転換しながら活躍する彼らのスピード感溢れる戦いぶり、命のやり取り、百姓や女子供もそれぞれの役割の中、しっかり描かれてて脳内映像が無理なく浮かぶ。後半の正家とのやり取りは爽快、ほんと読めない漢である。ぼーっとしてるようで実はかなりいい性格してるのかもしれない。解説にもあるように、のぼう様の内面は一度も明かされていないのだ。まさにキャラクターの勝利、最高のエンタメ時代小説でした!
0255文字
しょう
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ネタバレのぼう様と石田三成軍の全面戦争突入。有事の際にもいつもの調子の長親だが、所々みせるシリアスな場面は長としての胆力の強さを感じさせる。大敵の三成もダークヒーローぽいところも見せ、非常に魅力的だ。(上)の時に期待していた神算鬼謀とやらは、どちらかと言えば奇策の類だと思うが、それを実行に移してしまうあたり長親の人間性が垣間見れる。
0255文字
19720624
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ネタバレ水攻めで絶対絶命のピンチに立ち上がった主人公の殿様。結果的にビンチを救う事になったんだけど、どこまで計算しての行動だったのか、とても気になる。そんな細かい計算なんてしなくても咄嗟の判断で正しい決断が出来るのが真のリーダーなんだろう。コロナウイルスで世界が大ピンチの現在、正しい決断が出来るリーダーは現れるのだろうか。
0255文字
ブルちゃん
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ネタバレこの人を護ってあげなければ、自分達がいないとこの人は、、、と家臣達や農民に思わせる才能!計算なのか素なのか😙 この本を読んで一番感じたのはそんなのぼう様を助けてやらなければという成田家の団結力✊ その気持ちは時に大軍をも打ち負かす✨✨ 三成も潔くて良くてカッコ良かった!
0255文字
はんぶー
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ネタバレ水攻めが崩れた後、三成たちに最後の反撃をしようとした際、丹波が百姓に「長親なんぞに心を酔わせ、命を捨てるなど馬鹿者のなすことじゃ」と言っておきながら、丹波自身は「わしがその馬鹿者だから」と口にして敵に向かっていった場面に心打たれた。
0255文字
トモ
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ネタバレやっぱり良かった。本格的な忍城攻略戦が描かれる。成田勢の見事な強者への戦い。石田三成が行った壮大な水攻め。でくのぼう、成田長親の人間性に惹かれ、死力を尽くそうとする家臣や農民たち。見事に描かれている。登場人物それぞれが潔く爽やかに感じられた。小田原攻めで落ちなかった支城は忍城だけ。何百年も語り継がれる戦いになり、守勢は誉れ高いだろう。この戦いを有名にしたこの作品もとても優れていると思った。
トモ

石田三成が、島左近を召し抱えたくなった理由みたいなのも、すこーしだけ描かれているよ😁

02/13 07:15
ブルちゃん

なに? ヤバイヤバイ、興奮してきた。笑

02/13 07:33
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