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昨夜のカレー、明日のパン

感想・レビュー
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ぴちこ
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夫を亡くしたテツコさんと義父がひとつ屋根の下、淡々と日々を過ごしながら少しずつ前に進んでいく物語。傷を癒すというより赦すという感じ?現実的ではないけど、こんなふうに少しずつ喪失感を昇華させていくことができたら素敵だと思う。亡くなった一樹の人物像が最後の最後に見えてきて、上手にまとまったなぁと。不思議な時の流れを感じた作品でした。
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みき
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知人に勧めてもらって。死を重いものとして描かずほのぼのした空気感の中で描いていて、それがすごいと感じた。ギフとテツコの暮らしに岩井さんも加わって、その形が変わらないでいたらいいなぁと思った。
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しっかりあきべぇ
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ネタバレ義父、ムムム、テツコ…登場人物たちはみな、いろいろな顔を持ち、それぞれの世界で生きている。けれども一樹を通して繋がっている。それぞれが『一樹にとらわれている』ところから解放されていく過程が書かれているが、結局核には一樹がいる。そうしてみんな生きていく。きっとその時1番自分に必要な部分が刺さる本なんだろうなと感じた。『人はみな何かにとらわれている。とらわれると逃げるという発想を持てなくなる。それを解放する方法はいくらでもあるのに…』という趣旨の部分が刺さった。何度も読みたくなる1冊として勧められたが、納得。
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やすこ
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忘れる才能があって良かった。 ずいぶん前に読んですごく好きな本だったはずなのにどんな内容だったか思い出せなくて再読。 驚くほど覚えてなくて自分にびっくりしたけど、また一からこの本を読む感覚を味わえて幸せ。 この先もこうして忘れて、何度も初めてのように読みたい。一生読んでいきたい。本当に大好きなお話。
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ホークス今季はAクラス!
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 11年前NHK BSのプレミアムドラマでも放送されたドラマです。 7年前に死んだ亭主との出会いの事を思い出 しながら、亭主の父である義父と仲良く暮らす女性の生活 を描いたほんのりとした内容でした。
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海カーブ
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4回目。静かに心に残り続ける名作。言語化するのが難しい幸せ、一見すると素通りしてしまう幸せを描いている。当然+の感情の裏には-もあるのだが、それを愛おしく感じさせてくれる。
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ぴよ
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物語の雰囲気がすごく好みだった。素敵だなと思う言葉もたくさん出てきた。私も、座敷から銀杏の木が見えるその家に住みたい。
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ちゃさち
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夫が亡くなったのに、夫の父親と暮らす主人公。新しい恋人は、ちょっと騙されやすいし、義父もちょっと女の人に騙されちゃったりしてなんだか笑えてきましたね。周りの人達が、少しずつ夫の死を認めていくのもなんだか切なかったけれど、明るい未来が想像できて良かったと思います。
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りりー
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読みやすいなぁと思ったら脚本家夫婦の作品と知り納得。ドラマのように脳内に情景が浮かびやすかった。が、解説でかなり苦労されたと知り仰天。皆んなそれぞれ悩みがあり、葛藤しながら生きているが、ある日これでいいのか、と気付く。それが難しいんだけど、人生ってそれの連続。ギフとテツコの関係がすごく微笑ましいが、ずっと同じままではいられない現実が悲しい。この後3人の関係はどうなっていくのか、知りたいけど覗くのはここまででいい。ギフを見てると何歳になっても男って奴は、と思うが憎めない!笑
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bunca
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木皿さんらしい寂しい背景ながらも静かに面白い話。 本でもあて書きみたいに俳優さんの芝居を思い浮かべてしまう。 テツコは「家」と結婚したのかなぁ。
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ちゃーり
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7年前に死んだ夫の家で義父と暮らす主人公。ご近所さんや主人公の恋人、夫の従兄弟など身近な人たちの何気ない生活が、ちょっとしたきっかけにより腑に落ちて少し前向きに生きていけるようになる話。登場人物の少し抜けた感じが実在していそうな人物像で自分と似ていると思える部分があった。大きな事件が起きるわけではないが、普通に生活してるからこその寂しさや後悔、そこからのちょっとした救いから考え方を柔らかくもらえるようなお話だった。緩やかな人生でも目を凝らせばいろんな幸せがあるなぁと思えた。
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ざいたく
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さらさらっと読めるなぁと思ったら作者は脚本家なんですね
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子育て侍
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本を読むのは疲れる。あまり面白くないと思って我慢して読んで、結局面白くないことも多い。ただ、本作のように冒頭から掴まれ、最後まで面白い作品にたまに出会えるので、読書は好きだ。作品の空気感はギフの雰囲気がそうさせるのか、終始和やか。ただ、ベースには死があるので、心理の深淵に迫るような描写もある。テツコの過去(昨夜のカレー)は一樹の未来(明日のパン)と入れ替わった。テツコは過去を振り切り、これからを生きる。ギフと絶望の縁で感じた焼き立てのパンの香りは残酷にも暖かく、これからも続く日常の糧となる。
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あう
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すごく良いお話だった!!最初、ムムムのところ意味がわからなかったけど2つ目のお話読んだら、そういうことかってなった。繋がっててすごい。正座が出来ない寺の坊主もあとからまた出てきて、そこ繋がるんだ!ってなった。 夕子のお話が一番好き!ちょっと泣きそうになった。
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pinopino
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初読みの作家さん。 ほかの作品も読んでみたくなった
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村人A
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1人の死に対しての、登場人物たちそれぞれの向き合い方が描かれている作品。 タカラと黒河内の関係が好きでした、最後にタイトルの意味も分かってとても読みやすい作品でした。
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もう猫だよ。
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古本屋さんで19円で売られているこの本を見つけ、タイトルと値段に惹かれて買いました。会話が読んでて心地よく、登場人物がみな明るさと寂しさを同時に抱えて生きていました。たぶん誰もがこの小説のキャラクターのようなチグハグで矛盾したような性質を持っていて、そこに人は惹かれあって友達になったり恋人になったりするのかなぁと思いました。 人間関係に悩むことは多々ありますが、それでも人と人が干渉し合い生きているのは「人は人が好きだから」なんじゃないかなぁとこの小説を読んでいると感じました。人っていいな。そう思えました。
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si
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サラッと読めます。穏やかなようでも人の生き死の上に生活って成り立ってんだなって思った。 設定や短編集のような構成は面白かった。
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水兎
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作中の居心地の良い穏やかな日常が続いて欲しいと願っていても、いつか終わりを迎える文面は考えさせられました。
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さたん・さたーん・さーたん
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大切なものを失った人、遺されたモノ、当たり前ではかなくて不意に訪れる生と死にまつわる連作。穏やかな暮らし、その下の黒々とした濁流のような世の中の流れ、ほのぼのとした会話と温かな食べ物、誠実に生きていく人たちの繊細な心の動きを描く。 しんどいときに読むと、どこから来たかどこへ向かうかゆっくり思い返しながら、「共に」生きていくための言葉にしみじみ浸ることができた。
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るなみん
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多分、又読みたくなる本だと思いました。
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やま
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短編集でよくある各話の繋げ方がとても上手だなと思ったら脚本家さんの本なんですね。グランドアテンダントの女性の話がすごく刺さりました。
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mikan
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登場人物の情景が想像しにくく、あまり印象に残らなかった。
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なも
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ネタバレ岩井さん、飄々としているっぽさがあったけれど、子どもみたいに喜んだり、小学生との約束を愚直に守ったりで無邪気でまっすぐな人だなと思った。 テツコが言うように、小学生に大金を渡してしまうのは、いくら助けたいと言う気持ちがあろうと、その後どうなるか思考が足りていないのかもと思ったが、そんな真っ直ぐさは彼の良いところだろう。 一樹はどことなく柔らかい感じの人なのかなぁという印象を持った。ドラマも見たい。 どことなく、瀬尾まいこさんの小説にある雰囲気を感じた。悪人が出てこないとことか。
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ハチコ
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ネタバレ実家の匂いがするようなタイトルに惹かれて手に取った本。少し特殊な設定ながら、主義主張の強くないフラットな日常話にまったり浸れました。同じエピソードを別視点で見られる形式がそもそも好きなのですが、この作品はさらにギフやカズちゃんなどの呼び名が繋がる瞬間のちょっとした気持ちよさもありました。個人的に、夕子さんの時代のOLの世界の描写が興味深くてもう少し見てみたかったです。
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だいふく
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ネタバレ登場人物みんなに人間味があってあたたかくて読んでいて幸せな気持ちになりました。 本の表紙に可愛い犬がいるな〜と思っていましたが、読んでいる途中で分かった名前があまりにこの子にぴったりで余計に愛着が湧きました。
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猿田彦
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私がおばさんなのか、設定に馴染めませんでした。まだ20代なのに夫を亡くした後、義父とそのまま住み続ける、山歩きの先生として嫁の友達と二人で登山をする。他にもあり得なさ過ぎる設定が幾つか有りました、脚本作家さんらしく、映像にしたら面白そうとは思いましたが、本で読むと安っぽく感じてしまいした。でも、年月の経った家に居続けたいとか、安らぐ気持ちにはとても共感できました。あり得ないと書きましたが、大いに笑い楽しめたので良い本かと思います。
ペルー

私も猿田彦さんが引っ掛かった点に同感です。でもそこはフィクションと割りきって楽しめるのはいいですね。

07/24 06:00
猿田彦

あー、こういう本もあったかとうれしい発見でした。

07/24 08:21
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レイコ
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5年前によんでたら「ふーんそうですか。」で終わってたように思う。身近な人の死や悲喜交々経験したからこそ、心の乾いた部分にじわじわと沁みる言葉たち。さりげない日常の中に生きる意味を問うこの作品、少しだけ吉本ばななを想起した。読み進むにつれ、これがこの作家の色なのかなあと。はっきりした結論は出ないが所々ププっと笑え、最後には暖かさで満たされる。穏やかで少しだけ前を向ける作品だった。
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サラマンダー
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大きな事件はないけれどゆっくり変わっていく日常、穏やかな本です。『夕子』の話だけは死を予知するように涙の出る夕子とか、ギフの周りの人間が早くに亡くなる(といった占い師)みたいな少し不思議なことが起こっていた気がする…。でも夕子の変わっていく様を見ることが出来るこの話が一番好き。『一樹』の話ではだいぶ豪胆で気丈な母になってて良い…。
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ツルコ
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亡くなった人を思い続けること、いくつになっても女性にトキメクこと、新たな道を見つけて進むこと、変わらないことの良さを感じられること…人間らしさがたまらなくかわいらしい。「動くことは生きること、この世に損も得もありません」
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remon
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ここ何冊か殺人の容疑をかけられ逃走する話や、重いテーマの話の本が続いたので、ほっこりするような本が読みたくて読んでみた。愛する人を失うが暗い雰囲気ではなく、悲しくないわけはないのにそれを見せずに自分の生活を送っているギフとテツコ。たまにこういう世界の話もほしくなります。
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まろさん
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小さい事件はあるけど淡々とした日常。ずっと読み続けられる。
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くぅ
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ギフとテツコさんの二人の間に流れる空気感が温かく素敵で癒やされました。 岩井さんとテツコさんのその後のお話(ギフも一緒の生活)もあったら楽しそうですね。
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ねこっち
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はあ〜好きな感じ〜、、永遠に出して欲しい続編を。岩井さんが好き。岩井さんがタイプ。私もこんな人と出会いたい、愛されたいし愛したい。いいな〜、この世界観。癒された。
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toshi🍏
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色々ちりばめられた小説。中心は一つで、線香花火のよう。
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愛犬家さん 読書家さん
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☆3 前回のさざなみのよるに続きまたガンで亡くなったあとの周りの人々のお話。
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八代
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少しずつ周りの人が繋がってくるとこはいいが、本屋大賞の2位となるとまだ私には良さが分かってないのかも。淡々と進む日常過ぎて物足りなかった。
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Yoshi(myu改)
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淡々と物語はすすんでいくのだけれど、心にすっと溶け込んでいく、悲しいのかと思えばそうでもなく爽快感もあって、短編がつながっていく。最近の本屋大賞はこの手の作品が多いけれど支持されるのも、わかる気がする。みんな短いスパンで物事をすすめてるから、長編ってよまれなくなってるのかなぁ
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buchi
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全然期待してなかったけどとても良かった!読み終えてからもじわじわ来るので2回目に突入。本屋大賞2位はさすが。テツコさんとギフを中心にした人間関係。不思議でちょっと変わっていて暖かい。根底にあるのは悲しみだけど、たまに『フフフッ』と笑ってしまう。意図せずに変わってしまう日常が不安な今日この頃、『人は変わってゆくんだよ。それは、とても過酷なことだと思う。でもね、でも同時に、そのことだけが人を救ってくれるのよ』この言葉が刺さった。不安や悲しみに襲われる日があっても力を抜いて変化に沿って柔軟に生きて行くのだー。
buchi

動物モノに弱い自分としては『愛犬パン』のネタも欲しかった。テツコさん19で結婚したなら一樹とパンも一緒に過ごした可能性があったんじゃなかろうか?

03/28 21:14
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hubble
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題名と装丁から勝手にゆるく優しい物語なのかと思ったら、いや、それも間違いではないんだけど、根底に大きな悲しみが横たわっていて、読むのがつらい。乗り越えていくのはいいんだけど、大切な人を亡くしたばかりの私にはつらい。一樹とテツコとギフ(義父)をとり巻く人たちの物語。だけど、感情移入はできなかったな。
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