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たんぽぽ娘 (奇想コレクション)

感想・レビュー
440

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とぶとり
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ヤングの日本オリジナル短編集。60年代から70年代にかけて書かれた古き善きSFの趣き。表題作はもちろん名作だが、印象に残ったのは「河を下る旅」(ウィリスの「航路」をちょっと思い出す)、「第一次火星ミッション」(火星と言えばあれ)。全体としてもレベルが高い作品集でした。ところで解説でヤングの長編は「すべて壊れている」との評だが、「時が新しかったころ」は面白く読めた思い出(短編の方が出来が良いのかな)。少女愛については、まあ、そうですが。
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Otherguy
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Interesting. Sweet, lovely and bit of nostalgic pieces of sci-fi stories.Fully written in easy to read and calm storytelling way, therefore think this book might be a good entrance or guidebook for beginners of sci-fi reading
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みやぎ
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ネタバレ表題作はアンソロかなんかで読んだが他は初。普通の話かと思いきやSFな『特別急行が遅れた日』、『たんぽぽ娘』、『荒寥の地より』、『第一次火星ミッション』。走馬灯的な『河を下る旅』。あとは『主従問題』あたりが好き。最後でどひっくり返されるような話が多いかな?
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loanmeadime
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ネタバレ訳者あとがきに、"ロマンスもの"という指摘がありますが、SF味とロマンと作品ごとにその軽重が変わっているようで、私は、ロマンの方が強い目の作品の方がお気に入りです。時をかける人妻、「たんぽぽ娘」が日本人の感性にあったと解説にありますが、納得です。Oゲージの鉄道模型で遊ぶ子供の精神世界の「特別急行がおくれた日」、NASAの宇宙飛行士が火星で子供時代になくしたナイフを見つける「第一次火星ミッション」あたりが良かったです。
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モブモブ男
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面白かったです!!この作品はSFではありつつも恋愛要素をしっかり踏まえていて、むしろSFの設定をもちいた恋愛小説と言えます。なので、多少単語や設定は困難なものが含まれるけどそこらへんはあまり重要じゃなく、純粋なストーリや心理描写に十分満足できるような作品になってます。SF初心者の自分でも楽しめました!
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稽子
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★★★- SF短篇集。あまり面白くなかった。観念的な話は好みのはずだが、物語展開にも文体にも独自性が感じられず、平凡でつまらない。「最後の地球人(略)」「11世紀エネルギー補給(略)」のようなSSに近い短編は比較的楽しめた。「ジャンヌの弓」はなかなか良かったが、オチの描写(少女が急に成熟した女になる)でイラつき、次いでこの本自体の印象が“オッサンの妄想SF”になってしまった。おえっ。
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みるく
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ネタバレ元々SFは苦手なのだが、短編集なので幾つかは面白く読めた。 表題「たんぽぽ娘」はタイムトラベルしてきた娘と恋に落ちるという話。 短編ながら上手くできている。 「河を下る旅」も良かった。 死の最終が滝というのも面白い。 結末も味があって良かった。 「主従問題」は更に良い。 コミカルでテンポも速く、映像化されればかなりの評価を得られるだろう。 しかし、その後の話は無駄に長かったり、SF感が強く意味が分からないため1頁2秒というスピードで飛ばし読み。 途中まで面白かったのに興醒めした。
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ダイク
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6/10 SF短編集13作品。  ほっこり系の世にも奇妙な物語って感じだった。  前半の作品はよかったけど、後半は宇宙系であまり好みではなかった。  「荒涼の地より」、「エミリーと不滅の詩人たち」が好み。
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青乃108号
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全13編のSF短編集。「たんぽぽ娘」は良かった。次いで「河を下る旅」も良かった。しかしながらその他は俺には理解しがたい作品群で、読んだんだけど意味がさっぱりわからない。そもそも用語がいちいちわかりづらく、今、いったい何が起こっているの?アンタは誰?おっかしーなー。俺ってこんなに読解力、低かったのかあ。で、何日も何日も寝落ちしながらようやく読み終えました。この様な私にはこの本をどうこう言うような事は出来っこありません。まあ、向いてなかった、って事かな!落ち込んでないで次、読みます。ありがとうございました。
るい

おはようございます🌞。以前書いた記憶があるのですが、【2023年・第21回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作】の「名探偵のままでいて」の中に、たくさんのミステリーの名作が出てきてこの作品がとても強調されていました。私も検索してサワリだけ読んでいい話だったなんて感想に書いてます。「たんぽぽ娘」は短編集だったのですね。もう一度検索してみたら、このヤング氏はミステリーというよりはSFだったのかと思いました。 とても参考になりました。ありがとうございます。m(__)m

02/24 06:37
青乃108号

るいさん 考えてみれば「三体」シリーズは全巻面白く読めたし、「プロジェクト・ヘイル・メアリー」も楽しかったので、SFが苦手と言う事ではなくて単にこの作家が合わなかっただけかも、という気がしてきました。私も「名探偵のままでいて」から来たんですけどね。コメントありがとうございます(*´∇`)

02/24 10:01
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H_AY
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★4
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紫陽花
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ビブリアを読んで、たんぽぽ娘が読みたくて図書館へ。13編の短編集で、未来が舞台のSFものが多かった。「たんぽぽ娘」は、未来から来た少女に恋した中年男性のお話。結末が素敵で胸が熱くなった。自殺を図った男女の話「河を下る旅」と、宇宙と扉が繋がる話「主従問題」、死んだ直後に自分の過去を見ることができる部屋の話「失われし時のかたみ」が良かった。宇宙戦争でカミカゼ特攻隊が登場する話「神風」はまさに日本の回天をを題材にした話で、実はヤングは駐留軍として戦後の日本に来ていたとのことで、なるほどと納得。
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かたひろ
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他の短編集で読んだ「時が新しかったころ」がよかったので読んでみた。 boy meets girl物のプロなんだね。 「たんぽぽ娘」「荒寥の地より」「主従問題」あたりが好き。
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ジジ
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『たんぽぽ娘』を含むロバート·F·ヤングの短編集。  今読むと当たり前で古臭いで一蹴できてしまいそうな古典SFの短編集ですが、発表から50年くらい経った今でも、これは良いなと思える短編が何作かあって、なかでも『たんぽぽ娘』は今読んでも素敵な短編だと思えるだけでも本当は凄い作品なんだなと改めて思いました。
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okada-y
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う~ん。 自分には合わなかった。
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アスカ
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ネタバレ 私は海外の小説やSF小説をあまり読んだことがないため、難しいと感じる話が多かったです。その中で、『たんぽぽ娘』、『荒寥の地より』が面白かったです。たんぽぽ娘では、ヒロインがとにかく魅力的でした。思い出のマーニーを彷彿とさせるキャラクター性・物語で、このような設定でハッピーエンドになる物語は私には珍しく感じられ、心に残りました。『荒寥の地より』は、ローンの謎が解けるところが面白かったです。彼が実は未来から来ていたのは皮肉ですが、好みの終末感でした。
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黒い森会長
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伊藤典夫編。「特別急行がおくれた日」「河を下る度」「エミリーと不滅の詩人たち」「神風」「たんぽぽ娘」「荒寥の地より」「主従問題」「第一次火星ミッション」「失われし時のかたみ」「最後の地球人、愛を求めて彷徨する」「11世紀エネルギー補給ステーションのロマンス」「スターファインダー」「ジャンヌの弓」以上13編。特徴は、ファンタジーが多いこと、時間ものも多いようだ。結局、この短編集の評価は「たんぽぽ娘」というロマンチックSFの代表作が読めるだけで十分である、ということ。
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TN
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短編集。表題作の「たんぽぽ娘」は、若い娘(たんぽぽ娘)と長年連れ添った妻との間で葛藤する主人公。たんぽぽ娘の約束。妻の不安。 妻の不安が解き明かされたとき、涙が止まりませんでした。
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ish_774
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ロマンス+SF風味という感じの短編が多かった。「たんぽぽ娘」、「最後の地球人、愛を求めて彷徨す」あたりがタネが仕込まれてて物語の構成として面白いなと思った。
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臓物ちゃん
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栞子さんのおかげでハチャメチャに有名になったSF短編集。表題作目当てで読んだが「第一次火星ミッション」がエモすぎてもう……!筒井康隆「ベムたちの消えた夜」やジェイムズ・ラヴグローヴ「月をぼくのポケットに」もそうだが、俺は宇宙開発とノスタルジーを組み合わせた作品にとことん弱い。「神風」と「11世紀エネルギー補給ステーションのロマンス」もウワーッ!てなっちゃう。オススメ。
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めんち
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宇宙に行ったり宇宙人がやってきたりタイムスリップしたりする短編集。ラブストーリーが多め。あと「詩」がよく出てくるのが印象的だった。そんな中でもやっぱり表題作『たんぽぽ娘』がよかった。でも某ブログの補足解説がなかったらちゃんと理解できてなかったかも。
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まゆみ
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SF的な奇想天外作品は、初ジャンルなので脳内の想像力がフル稼働。その中でも死にさまよう中での出会いの話はロマンチックで読書ゾーンに入った作品があったり、詩人テニソンが登場し「赤毛のアン」の物語にもある、シャルロット姫の話が織り込まれている作品は、単純に楽しめました。タイムリープものが多く、不思議な感覚を体験。最後2編は、どうしても頭に入ってこなくて放置。再読したけど、結局飛ばし読みで断念。ロバート・F・ヤングの頭の中どうなってるのかしら。ドラマ『星新一の不思議な不思議な短編』のように映像化すると面白そう。
まゆみ

【メモ】「ビブリア古書堂の事件手帖」で『たんぽぽ娘』が取り上げられ、評判になり再版された短編集。私も「ビブリア~」から影響を受け、読んだ次第です。

07/29 13:29
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そらら
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表題作品を含めた13編の短編小説。ボーイミーツガールが多く、読んだ後爽やかな気持ちになった。未来から来た少女が主人公に恋するたんぽぽ娘、死の淵の世界で男女が出会う河を下る旅、犬が出てくる主従問題、ある旅人との出会い荒寥の地より、ジャンヌダルクの再来かと思われる少女と青年の物語ジャンヌの弓が好みかな。文章も爽やかというか軽やかな感じでとてもよかった。
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樽
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ネタバレ面白かった。表題作の「たんぽぽ娘」のほか、「エミリーと不滅の詩人たち」「ジャンヌの弓」が特に好き。個人の感想だが、「すこし・ふしぎ」というような味わいの作品も結構あり、SFに馴染みの薄い自分でも楽しめた。
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サク
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ビブリア古書堂の影響で。海外の作品は苦手意識があってほとんど読まなかったけれど、「たんぽぽ娘」は良かった。これから何度も読み返したい作品になりました。その他の短編では、合うものも合わないものもあり、いくつかは斜め読みしてしまいました。
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徒花
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まあまあよかった。ボーイ・ミーツ・ガールもののsf短編集。表題作『たんぽぽ娘』は有名で、初めて読んでみたけれど、少女が出会って間もないおっさんに、なぜそんなに惹かれたのか、よくわからなかった。これは『夏への扉』のときも同じような感覚を覚えたけど。個人的には『主従関係』とか『ジャンヌの弓』あたりの、王道ラブロマンス(しかも最後はほっこりするハッピーエンド)がよかった。sf色は薄めだけれども。
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ふる
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読みにくい話もあったけど、おもしろかったです。たんぽぽ娘は素敵だけど、この旦那はどうだろうと、ちょっと思ってしまう。自殺者が、日本風に言うと三途の川を下ってる感じの「河を下る旅」はハッピーエンドっぽくてよかった。真面目で好青年に思えるタイムトラベラーの「荒廖の地より」、未来で彼がこの箱を見つければいいのにと思うのを止められない。
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小太郎
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再読。ビブリア古書堂の事件手帖で「たんぽぽ娘」が取り上げられてから評判になり再版された短編集。最初の読んだのは確か40年くらい前のコバルト文庫だと思いますが、ビブリアを読むまではほとんど忘れていて、そういえば昔読んだ記憶があったので蔵書探したんだけど見つからず、当時は絶版だったので図書館くらいしか読めなかった。なぜこんなに流行ったのか分からないくらい普通の抒情SF小説なんだけどね。ブラッドベリやフィニィのような日本人好みの作風のせいかもしれません。古色蒼然とした13篇、でもこういうの嫌いではありません。
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Fondsaule
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★★★★☆「特別急行がおくれた日」「河を下る旅」「エミリーと不滅の詩人たち」「神風」「たんぽぽ娘」「荒寥の地より」「主従問題」「第一次火星ミッション」「失われし時のかたみ」「最後の地球人、愛を求めて彷徨す」「11世紀エネルギー補給ステーションのロマンス」「スターファインダー」「ジャンヌの弓」13編の短編集。やはり「たんぽぽ娘」は出色のでき。
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樹皮の瓶
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『ビブリア古書堂の事件手帖』を読んで、手に取った。図書館本。表題作のみ読了。まだ、読むつもりだが、返却までに読むかはわからない。表題作「たんぽぽ娘」はSF感が薄めで読みやすく、内容もしっかりしていて面白い作品だった。ただ、突然出会った40代男性と20代女性が惹かれ合う形が短編では表現しきれてない感もあり、私の中では若干の奇妙な感じを拭いきれなかった。著者について詳しくないが、著者の嗜好性なのかと思わないでもなかった。どこか男性向けなのかも感じる。
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yabazo
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まあこれはSF短編集と言っていいのだろうが、この本を知ったのは(もちろん)ビブリア古書堂の事件手帖だ。ビブリアでたんぽぽ娘の話を読んだ時、奇妙な既視感がありどうしても思い出せずモヤモヤした。読んでみれば思い出すだろうと思い読んだのだが、既視感の理由は分からなかった。以前のビブリアのドラマで見たのかもしれない。 たんぽぽ娘以外では、河を下る旅が面白かった。
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ちゆきち
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ネタバレ短編が13作。評価の高い著者なのにどこか不快な気持ちで読んだ。成人男性向けでは?と感じた。巻末の『編者あとがき』に「著者は年を追って“少女愛”が強くなり、それとは対照的に成熟した女性への嫌悪が前面に押し出されて来た。他の作品では女性差別的な内容だという風評が立った。」とあり、中年女性である私が不快になるのも無理はないのであった。表題作で、初めてジュリーに会ったときマークが「おや?妻の若い頃に似ているな。親戚の子かな?」とでも思ったら許してやったのになぁ。
ぜんこう

ちゆきちさんの感想読む限り男性向きなんですかね。僕は違和感無く読めたのはF・ヤング化してるのかな(^^;)

12/02 12:44
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Jyn
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お気に入り:河を下る旅、たんぽぽ娘
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roco
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ネタバレ読書会の課題になり再読。SFは苦手という人も楽しめる1冊だったように思います。『たんぽぽ娘』のネタバレですが、20年くらいで、相手がわからないってことあるのかな?と話題になりました。男性が好きなタイプの話ではという意見も。『荒寥の地より』が好評で、SF的要素がなくてもいいくらい、という意見も。『河を下る旅』別々に自殺した男女が、死出の旅の途中で出会う。普通ではあり得ないことをSFの力技でハッピーエンドに。ジャンヌ・ダルクを下敷きにした『ジャンヌの弓』もそんな感じで、作者はいい人だったんだろうなと思います。
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Manari
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ちゃんとSFっぽさはそれぞれあるのだけど、情景を思い浮かべることができない作品は多かったし、どんな話があったかな?あまり覚えていない感じ。表題「たんぽぽ娘」は、長編小説を無理に2時間の映画にしたかのような消化不良感ある。全体的に「奇想」というのは言い得ている。 ドキドキハラハラわくわくは感じられなかったかなあ、へんてこ続きで途中、飽きが来てしまった…今はまだ時期では無いのかも。__あ、1つ笑っちゃうのはあった。爆笑。
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ミド
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ビブリア古書堂で知って気になっていた作品。「たんぽぽ娘」は短編集の中の1つだけど、これが1番良かった。とても短い話なのにタイムトラベルとロマンスがつまっている。ただ繰り返し回想するジュリーのセリフの意味が分からない。詩的センスがないからか、原文を見ればまた違うのかな。
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ナノ
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特に良かったと感じたのは「たんぽぽ娘」「荒寥の地より」「ジャンヌの弓」。奇しくも遺作となったという「荒寥の地より」では、古典的な家族像として描かれる主人公一家がこの上なく温かく感じられてしまった。ローンに語らせたように従来の家族観の崩壊を予見していた作者が、自分にとっての古き良き時代を作品の中に込めて未来に遺しておきたいという気持ちもあったのかな…などという想像も膨らんだ。
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鼠∞
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思いっきり楽しめたものもあれば、読解力不足ゆえピントが合わないうちに終わってしまったものもある13編。どこかカルヴィーノを読んだ時に似ていて、SFともファンタジーともつかない不思議な感覚があった。この時代珍しい、アスキーアートのような記号を使った「スターファインダー」が特に良かった。読了までに間が空いてしまったので、いつかまた一気に読んでみたいし他の作品も気になる。
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TB
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ネタバレC図書館本。娘のリクエスト本。再読。4年前は文庫本で読んだ。文庫より奇想コレクション版いいですね。ちゃんと読んだ気になる。今回一番良かったのは「荒寥の地より」。なぜ前回は気にも留めなかったのか不思議。最後のティムの優しさがすごくいい。「たんぽぽ娘」これは中年の大人の話。だからいいんですね。ところで、私にとって「たんぽぽ娘」は成井豊の「ミス・ダンデライオン」で、もっと甘ーい。調べてみたら、原作は梶尾真治の「クロノス・ジョウンターの伝説」。今度読んでみよう。「ジョナサンと宇宙クジラ」も読んでみる。
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な🈂️
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中学生の私には少し言葉が難しいなーと思いながら読みました。 世界観が儚くて不思議でとても素敵でした。 また大人になったら読み直したいと思っています。
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