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戦国自衛隊 (ハヤカワ文庫 JA ハ 3-4)

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活字スキー
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【悪い気分じゃなかったぜ。男と生まれてこの世界が気に入らねえ法はない。やろうじゃねえかよ】79年の有名SFアドベンチャー映画の原作。現代でも大人気の異世界転生や人生やり直し系の大古典とも言えるが、チャンバラ世界に降臨した近代兵器の一団が「歴史の力」に挑む物語がわずか200ページ足らずでテンポよく語られており普通に面白かった。映画は未視聴で、ストーリーにも変更が多く原作よりキャラクター描写や戦闘シーンでかなり盛ってるらしく、機会があれば確かめてみたい。
活字スキー

純粋に圧倒的火力で無双するより、どちらかというと機動力や近代的な戦術がアドバンテージになっていた印象。しかし物語のテンポを優先するにせよ、自衛隊員が日本人を殺すことにはもう少し葛藤があるべきじゃないのか。なんだかんだで皆さん超常現象に対して適応力ありすぎ。転移直後はそれなりに放心していたものの、いざ行動を開始するやそれこそなろうラノベの如き勢いで戦国日本を併呑してゆくが、最後はあっけなく「歴史の力」に呑まれてしまう無常感がとても良かった。

08/22 23:53
活字スキー

当たり前の話をすると、自衛隊の一人ひとりは「訓練された普通の人」でしかない。個人の能力そのものは戦国人であろうとそう変わるものではなく、優劣は生まれ育った環境と今現在置かれている環境の組み合わせ次第でどうにでもなる。何がきっかけとなって、ある者が表舞台へ躍り出る、あるいは逆に排除されるのか。歴史の妙味をマルチバース的想像と共に味わうことができた。こんな素晴らしい作品を古本まつりで200円で買っちゃってなんだか申し訳ないな〜、と思ったけど定価190円だった。

08/22 23:53
0255文字
negan1
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思ったより薄くて驚いたけど、元は短編集だったらしい。漫画版はよく話を膨らませて面白くしたよなぁと思った。
0255文字
たみ
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やろうと思えば隊員の心境を1人ずつ描写して600p位にすることだってできただろうに、全164pでまとめてしまうストイックさがとにかく見事でした。読みやすいし面白いし。戦国時代の日本に似て非なる世界に行ってしまった自衛隊員達が偶然に長尾景虎と出会い、天下統一を目指していく。国内で石油を発見したけど精製する方法を誰も知らずにスルー、というあたりでチクショー!と思ってしまった。
0255文字
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
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昭和50年 6月15日 初版
0255文字
6月屋
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登場人物のキャラクター性が今一つ薄い気がするが、これは作風なのか。もっと個性的な隊員がゴロゴロといた方が楽しめたと思う。最新鋭の軍備が大暴れする場面は思ったより少なかった。燃料が切れたらガラクタでしかない装備よりも現代人の知恵こそが真の武器という事か。むすびは世界の揺らめく味わいがある。
0255文字
錯乱坊
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最近自衛隊をモチーフにしたラノベをいくつも読みましたが、やっぱりこれが原点ですねぇ。 映画版は派手なアクションシーンが目立ちましたが薬師丸ひろ子の若武者だけが鮮明に記憶に残っています。
0255文字
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