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粋人粋筆探訪

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takao
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ふむ
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jinxixiuwen
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戦後、昭和20~30年代に登場した遊び心あふれた雑誌、本、文人、それらを彩るユーモアやエスプリ、とりわけお色気の散策書。カストリ雑誌系のエロ・グロ路線ではなく、「あまとりあ」「苦楽」や「漫画読本」といった艶笑・お色気路線というような雑誌とそこで活躍した粋人たちを、例によってそれらの表紙や挿絵等をふんだんにまじえて紹介してくれる。当節は随分と即物的な情報が溢れかえっており、ここで取り上げられているお色気とか艶っぽいといった味わいが失われつつあるようで、実に寂しい気分になる。
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Hatsumi Sakoda
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第二次世界大戦前からの抑圧的雰囲気から解放されたように種々取り混ぜた様々な本が一挙に出版された戦後を中心に、粋人と呼べる人々の随筆を文字どおり探訪しているが、当時は「本気で遊んでいる大人の文化」があったんだな、と感嘆。唯一困るのは、読んでいると読みたい本がどんどん増えていくことくらいか(苦笑)
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mawaji
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文藝春秋8月号の著者の一文を読んで手に取りました。敗戦後の軟派系随筆というのも確かにいまどき時代錯誤的で「お色気」なんていっても即物的情報が氾濫している昨今ほとんど死語ですが、「ホーデン侍従」みたいな文人同士の艶笑滑稽のやりとりは雅味にあふれていてどんどん深みにはまりそう。高田保「ブラリひょうたん」は学生の頃に神保町古本屋街で買って読んだ覚えがあるけど内容は覚えてないしそもそもどこで高田保なんて知ったんだろう。辰野隆、東郷青児、徳川夢声、獅子文六、池田弥三郎等々、どんどん積読本がたまってしまいそうな一冊。
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