形式:文庫
出版社:東京創元社
ミルドレッド・クリンガーマン「緑のベルベットの外套(がいとう)を買った日」 優柔不断が売りのメイヴィス。着る機会が訪れそうもない緑のベルベット外套を大枚で購入、後悔しつつ自分への奮起のため馴染みの古本屋でピッタリの本を見つけたが、初めて見る店員に本を渡したとことから話が転がって最後までいってしまった。サクッと読め爽快感がある。
T・L・シャーレッド「努力」過去を見る装置を開発したが金儲けの方法が見つからなかった発明者。ひょんなことから彼と装置を知った主人公は計画的に金を調達し、映画を撮影し(テクニカルカラー……なんかでも見る考え方だが)、社会全体に強力なメッセージを伝え、最後まで突っ走った感じ。これうまく終わるかと思ったらそんなことなことなかったが、それが良かった。
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