Tout Petit Moineauを聞きながら。ニッチな歴史物を描いている方と作者を認識していたのですが、この作品も歴史物で欧州史に残る暗黒時代に使用された拷問、処刑に纏わる話をオムニバス形式で纏めた漫画である。拷問に掛ける人の狂気や残虐性もあるが、そこに辿り着くまでの葛藤や人間性を垣間見せる中に信仰に対して盲信的に熱狂的に呑めり込んでおかす狂いや狂った末の孤独や哀愁を見せる情景がより人を浮き彫りにさせ、そして、影を落とした闇が訴えかけに成功している。拷問が詳細に描かれているので興味がある方には良いかも