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本の顔 本をつくるときに装丁家が考えること

感想・レビュー
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穂積臣
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不採用案も書いてあるのが良い。デザインとして、どのようなことを優先させたかったらどうする、というのの指針になる本。
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お抹茶
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まさに「本の顔」をどうやって生み出しているかが明らかにされる。採用されたデザインだけでなく,候補のデザインも豊富に紹介し,どういう過程で選んだかも記す。あー,こっちの案の方が好みだなというものもある。著者は,原稿を読まずに編集者からのヒントやエッセンスだけで,商品として考えられるだけの距離感を維持してデザインをするらしい。
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booklight
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装丁家というのは、意外に中身にクール。ビジネスでデザインをやっているので、内容は編集者に聞くぐらいで、いくつか案を仕上げる。もうちょっと熱くてもいいような、このぐらいじゃないと客観的になれないような。でもデザイナーって、基本、ストーリーにあまり興味がないことが多い。ビジュアルが主体。人間が違うんだな。分業ってことでいいのか。結構村上春樹の装丁もやっていて、『スプートニク』や『Catcher』や『極北』の装丁は好きかも。『わたしを離さないで』もやっていた。これもいい。カセットテープはイラストなんだ、と驚く。
booklight

なるほど、装丁が好きというよりも、表紙のイラストが好きなのかも、と気づいた。

09/04 14:53
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 skye
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本屋や図書館で色々な本を眺めるのが好きで、装丁に惹かれて本を手にすることもしばしば。装丁込みで大好きな本は正にご馳走で、手にするだけで幸せだ。その大好きな本の装丁がどのような工程で出来上がっているのか、その手順を少し詳しく開示してくれているのが本書。実際に書店で目にする姿となるまでにどのような試みがなされているのか。表紙ひとつをとっても、題字・装画(写真)・レイアウト・紙質・色合い…膨大な選択肢の中から選び抜かれたものが「書物」となって書店に並ぶ。「本」を成立させているのは、中の文章だけじゃないのだ。
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Qfwfq
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★4.5
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正午
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ネタバレ装丁家が本の装丁について書かれた本。実際の作品や候補だった案がふんだんに掲載されており、見ていて楽しい。文字を活字にするか手書きにするか、大きさはどうか、どこに配置するか、載せるのはイラストか線描か、写真か、色合いはどうか、紙質は、コストとの兼ね合いは、など検討することがたくさんあることが分かる。素人にはデザインに正解はないと思うのだけど、その中でこれと「本の顔」を決めきる装丁家と編集者はすごい。合う作品を生み出すイラストレーターや写真家、文字を書く人もすごい。本の表紙を見るのがますます楽しくなりそう。
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しょうご
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装丁家という仕事があります。「本の顔」とも言える、カバーをつくる仕事です。話を聴き編集者や著者の思いを汲んでつくるところはクリエイターに必要な「聴く」という姿勢なのかなと思います。本が売れないと言われる時代だからこそ、眼を見張る、手に取ってもらえるデザインが必要なのかなと思いました。
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吟遊
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圧巻の装幀が、これでもかとぎっしり詰まっており、添えられた文章も簡潔ですばらしい。
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Sally
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書店で本を手に取る。本の手触り、表紙のタイトルや表紙絵、帯の色にカバーと本体のバランスなど。それら全てをデザインし作りこむのが装丁。吉本ばなな「TUGUMI」、「わたしを離さないで」、「にじいろのさかな」等々、二千冊以上を手掛けた装丁家が、装丁の一から十まで教えてくれます。本の完成までの流れ、表紙は文字をメインにするのかイラストそれとも写真か、はたまた色か、それぞれの切り口でそれぞれの「作品」を解説。圧巻は完成した一冊に対して、何点もの候補作を掲載したページ。坂川氏の頭の中を覗き込むようなドキドキ感です。
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ぼんた
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装丁・デザインについて、自身の考え方や作り方を細かく解説している。カタログのように眺めて参考にするもよし、文字を読み込んで勉強するもよし。深く読みこもうと思えばできるデザインになっているのがすごい。ボツ案と採用案を比べると、たしかにいま世に出ているもののほうがいいなあと思うのだが、これは作っている人間にとっては選ぶのに悩むだろうなあ……。
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カレーライス
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全てのページがデザインされていて、意識せずに読ませてくれる本でした。 読み終わってから気づきましたが、本文中に縦組みと横組みが混合しているのに、読んでいる時は違和感がありません。 普段はタイトルで本を選んだ気になっていましたが、確かに本の全体の雰囲気や始めの数ページで読むかどうかを決めているので、私も坂川さんの様な装丁家さんの掌の上で踊っていたんだと思いました(笑)。 最後のインタビューは出てくる人がみんな本が大好きだと言うことが伝わって来て何故か嬉しい気持ちになりました。
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Arc-4
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ネタバレ装丁の魅力を惜しみなく注ぎ込んだ本。まずこの本自体の出で立ちが素晴らしい。フルカラーで写真をふんだんに使い、カバー、本文共に肌触りのよい紙を使っている。どのような用紙をどのようなケースで使うべきなのか、表紙のデザインはケースバイケースでどのようなパターンがあるかなど、装丁のイロハが書かれており、とてもわかりやすい。自分は本をジャケ買いすることが多いため、この著者が装丁した書籍を何冊も手にとっていることだろう。見栄えというのは非常に重要であり、書籍の売り上げに大きく関わるという熱意を感じた。
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DataLame
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丁寧な解説本。造本の教科書としても見本帳としても読み物としても機能していて楽しい。坂川さんは天才かも
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だけど松本
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「装丁室のおしごと。」を読んだ時は、こんな極端な強烈な人、フィクションだからでしょ、と思ったのに、いた、ここに。見覚えのある本多数。ということは、売るための装丁を有言実行してるってことだ。でも時々、装丁から内容を考えた後で文章読むと全然違うものがあって、「売る」こと最優先だと内容と合わなくなる時もあるのかなと思った。そういう装丁は嫌なんだけど、本が売れない時代、しかたがないのかな。でも、タイトルからも想像できない本あるし、装丁までもがそうなると、どうやって本選べばいいのか。あらすじ書いてあるものしか!?
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しょうご
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本の表紙を見て本を買うことが多くなってきたので、どのように作られるのか知りたくて読んでみました。
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厩火事
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本の装丁のボツ案まで載っていて面白かった。正直どの案の表紙になっても読みたいと思う本は決まってるかな。本屋さんでジャケ買いならぬ表紙買いする人なら楽しめるかも。
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樂
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他の装丁についての本より、一つ一つの作品への意図や想いが繊細に綴られていておもしろく読むことができた。 編集者との対談も見どころが多く、ちょうど話題なっているカズオイシグロの『わたしを離さないで』『夜想曲集』の刊行前のやりとりなどもある。 普段は文庫派だけどハードカバーもほしくなる。読みたい本が一気に増えた。
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てながあしなが
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図書館本。装丁に関する本なら、鈴木成一の本の方が面白かったかな。
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sou
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「装丁とは何か」を知るための良い入門書でした。 教科書としても使えるし、著者の個性が出ているので読み物としても面白い。 編集者や作家とのコミュニケーションの重要性が前面に出ているように感じました。もちろん、文字や色などのデザイン論や、印刷や紙の材質の技術論についても。 また、採用案だけでなく不採用案も紹介されていて、装丁家と編集者がどのような戦略を立てているか分かって面白かったです。 「本が売れない時代に、どう本を売るか、そしてどう結果を出すか」(P9)
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し、も、だ、
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本って読むのも見てるのも好きだわ〜ってしみじみ思わせてくれる本。 イラスト、文字、写真、素材、様々な視点から装丁の魅力に迫る。坂川さんのデザインは、何より目を惹かれるってのは凄くよくわかったけど、決定的にどうして惹かれるのかは説明できないところがまた惹かれる。読みたい本が増えてしまいました。
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ybhkr
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えっ、この本も?この本も?ってくらいたくさんの本を装丁している著者。正直、本のおもしろさって装丁関係ないんだなあ…って感じた。わたしが一番好きな装丁家さんは祖父江さんなのだが、本に対するスタンスが全く違っておもしろかった。高校卒業→印刷工場→デザイン、という、いわば叩き上げでやってきた方独特の職人気質というか厳しさがある。美大出でかっとんでいる祖父江さんの話しか知らなかったので、新鮮だった。わたしを離さないで、ぱっと見写真に見えるけどイラストにするこだわりがあったんだなあ…と、しみじみ。共同作業。
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かみのけモツレク
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装丁のはやりすたりの話が興味深い
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ハル
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「装丁」という仕事を知っていますか? 作者のイメージを盛り込んで本の文字、絵、紙、配色をデザインし、本をプロデュースする仕事。 実際に著者が手がけた本を紹介しているのだが、どれもこれも見たことのある表紙ばかり!! アノ本の表紙に込められた思いとは・・・?
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west32
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本を作るって色々な人の手に掛かっているんだ。 先日はフォントデザイナーさんだったけど、今度は装丁家、モノとしての本はこの人たちによってできるんだ。 でも作家や編集者さんと色々激論は戦わすんですね、特に出来上がった本の初めの案などが色々載っていて、こんな風に考えて考えた既に本が出来てるんだぁ!!!
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Keizy-soze
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【本の顔 本をつくるときに装丁家が考えること】 10月1日読了。 2016年86冊目。 本の「顔」である装丁師である著者の数千冊の中から180冊を 厳選して経緯やボツネタも交えて全編カラーで紹介。 毎週一回は本屋に行って、平置きの本は一通り見渡してるので 見たことある装丁はたくさんあったが、やはり、他のボツ品を見てると 選ばれたデザインはれっきとした理由があって選ばれたのだと感じた。 海外作品の原色でエグみのある装丁に対し、 日本で売るにはどのようなデザインに落とし込むか。 その結果のデザインを改
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おはぎ
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★★★★★装丁の世界で第一線で活躍している著者の手がけた本による、装丁ができるまでの本。装丁の仕事がカバー絵だけでなく、タイトルや本文の文字や本全体の色味まで手がけていたとは知らず、その影響力の大きさに驚き。敢えて本の内容を読まずに仕事に取り組む著者よ姿勢も面白い。一方で電子書籍だと、装丁家のこだわった表紙や扉の素材や手ざわりが感じ取れないのではと、ちょっと心配になった。本編で電子書籍のことについて言及がなかったので、とても気になった。
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ゆ
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第一線で活躍する装丁家が書いた、装丁のお仕事の紹介本。イラスト、写真、色、文字など要素毎に豊富な事例でイメージを解説するほか、採用案と不採用案を比べ採用に至った経緯なども載っている。 装丁家が出版物の顔を装うまでの編集者とのやりとりやデザインの面白み、難しさのほか業界の変遷なども散りばめられ、興味深かった。奥の深い紙質についての本も読みたくなった。 紹介されている本も面白そうなものが多数。本を見る目が変わりそう。
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emi
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その人は、直接絵を描くのでも、直接写真を撮るのでもない。けれど、その本を読もうとするあなたに、その本の世界を伝えている。装丁家・坂川栄治さんによる、装丁の教科書的一冊。30年以上第一線で活躍し装丁した数千冊の中から厳選180冊を例に詳細な図解が満載。もちろん表紙は重要ですが、私は紙やフォントや文字組み、花ぎれや扉を眺めることが多く、こういった事を決めるのも装丁のひとつで楽しい。私も著者と知らずに好きな装丁だなと思った本が何冊も。素材を組み合わせて編集する。その面白さと奥深さに益々夢中になりそうです。
emi

しかちゃん♪うん強面に見えて貫禄あるなぁって思ったね(つω`*)テヘ でも人の話をきちんと聴くとか、事務所の内装のこっそりサービスとか、あぁ素敵な思いやりにあふれてる方なんだなって思ったよ(*^o^*)

02/13 21:37
emi

アクアちゃん♪うんうん、すごい冊数だよね(*^o^*)坂川さんの本作りの姿勢も素敵なのでぜひぜひ(๑˃̵ᴗ˂̵)و

02/13 21:40
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しかちゃん@日日是好日
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面白かった♪装丁家坂川さんによる作品が生まれるまでを全編カラーで解説。「TUGUMI」「私を離さないで」「極北」などアレもコレもそうなのか!と手にしてる本多数。採用本とボツになった案の対比。本の内容を一瞬にして伝える為のイラスト、写真、タイトル、色の選定、また予算内で使える材料から技法etc。イマジネーションとマーケティングのせめぎ合いの結果から出来上がりる一つひとつの作品には本編以外に物理的に作品になるまでのアナザーストーリーがあるんだなと実感。コラムや編集者との対談も興味深かった!
岡村 直

これは読みたい!(実は本の装丁にメチャクチャ関心があるのです)

02/07 14:59
しかちゃん@日日是好日

岡村さん、そうでしたか!私も同じくです(^_^)v既読かもしれませんが鈴木成一事務所関係本も数冊出ていて楽しめましたよ〜♪

02/07 20:16
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羽
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☆☆☆☆ 装丁家という職業を知ったのは、実は最近になってからだ。著者で装丁家の坂川さんは、本の中身を読まずに編集者との会話と本のタイトルからイメージを固めるというからすごい。書体が違ったり、イラストか写真かで、手に取る人に与える印象が全く異なるということが採用案と不採用案を比べて見るとよく分かった。書籍の色は読者の年齢層や性別によって変え、海外文学の装丁は日本人の感性に合わせて変える。単行本のカバーに写真が使われるようになったのは20年ほど前からと歴史が浅いなど、へぇーな話が盛りだくさんでした。
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なおぞーちゃん
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坂川栄治+坂川事務所「本の顔 」(芸術新聞社)読了。私は装丁で本を買うことも多く、フォントも大好きで興味があり、それの本を読んだり講演に出向くことも。この本をめくるたび、「顔」を見てはワクワクが止まらないが、この本のジャケットを脱がせた時、肝心な一番のドキドキが味わえず残念。
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ozoz
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坂川さんの名前を知らずとも、その本を目にし手にとっていたようだ。吸引力ある本の「顔」を生み出す現場を知れば、本への愛情が増すこと請け合い。読書という共有できない個人的行為を、坂川さんの感性をまとった装丁が本を介して繋いでいく。装丁というお仕事が広げるコミュニケーションは深く、心地よい。
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魚京童!
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読了してた。一昨年か。完全に忘れてた。ブログの感想と違って嫌いだなーって思ったから何かかしらの進展があったのでしょう。
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mare
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楽しかった♪印象に残っていた装丁の本達とまたここでいっぱい出会ってびっくり。それらが何を計算し意図し作られたか。採用されたものと廃案になったものとの比較も面白かった。この人すごいなあ。/後日本の表紙の見方が以前と自然に変化していて、驚いた
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松宇正一
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ピース又吉と同じく、知らず知らずこの人の手掛けた装丁がお気に入り本となっていることに驚きながら読了。装丁とは何か、その守備範囲と装丁家の仕事ぶりを丁寧に解説した一冊は、会社の若手社員たちにも読ませたいと思わせるまさに「装丁の教科書」。★★★★つ。
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no6
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坂川さんがゲラを読まないというのにびっくり。でも打ち合わせノートを見て納得。
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ちーた
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自分の将来のひとつの可能性として参考にしようと図書館で借りてきました。 本というより小さい雑誌という感じの内容。写真が多く手がけた本の紹介と、その本の装丁をしたときの注意点などが書かれていて、装丁家の仕事とは?というのがわかりやすく説明されていました。
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