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ドラフト外: 這い上がった十一人の栄光 (河出文庫)

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カノープス
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超二流……打撃・投手主要部門を獲ってこそ一流。それを積み重ねてこそ超一流。そう定義するならば、本書に収められた11のストーリーの主人公たちはほとんどが【超二流】のカテゴリーに属するように思う。そんな男たちが一流相手に打ち崩したり打ち取ったりする面白さ。ドラフト外というバックボーンが過去のものとなり、胸のすくような下克上が消えた今、想いは昭和プロ野球に馳せられる。職業野球 上等、である。プロ野球選手をアスリートと呼ぶことにどうしても馴染めない私は、門田の肉体や江夏のエピソードにこそロマンを見る。
0255文字
みや
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ドラフト外入団というマイナスのスタート地点から這い上がり、一流のプロ野球選手として成功した11人に取材したルポ。レギュラーの座を勝ち取ることができた過程はそれぞれ違えど、不遇を受け入れつつも「腐らず、怠らず、悲観せず」という前向きな態度を共通して感じる。これはどの世界でも大切な心のありように思う。無表情が印象に残っている加藤初の秘話を知り胸が熱くなる。
0255文字
ぼっこれあんにゃ
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☆ドラフト外と言う、ハンデを背負った上で、プロ野球界に名を残すかどうかは、チャンスを掴む能力にかかっている。チャンスを掴む能力とは、常に前向きな気持ちを持ち、成功のための作戦を練り、自分を磨き成長し続ける事が出来る能力なのだと、本書に登場した11人のエピソードに教えられました。
0255文字
Tak
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再読 尋常ではない努力とある程度の開き直りを持って頑張れば人間は報われると言う事 眠っている才能を見つけて来るプロのスカウトは凄い 広島ファンとしては長嶋、大野の項目は特に興味を持って読みました。
0255文字
西澤 隆
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平野謙、上川誠司といえば僕が中日ファンになった頃の人。平野から中尾へのバックホームは本当に「!」。平野はNHK「球辞苑」など他の媒体でもいろいろ語っているけれど本当に多くの引き出しを持ち工夫して外野を守っていたのだなと思う。とはいえ本書ではロッテでの上川とおなじく「移籍先で正当に評価され花開いた」扱い。中日ファンとしてはさみしい。死ぬほど練習しろ故障は隠すのが「やる気」というひと時代昔の「勝ち残った雑草組」の話し。この影にはチャンスも与えられず怪我もケアされずに消えていったひとがたくさんいたんだろうなあ。
西澤 隆

読了して痛感するのは、逆に「努力してもみてくれず、練習機会も与えられず、怪我もケアしてもらえない」だったらどうしてドラフト外とはいえ取ったの?という扱いのひとたちが山のようにいたということ。それでも入りたいひとがいっぱいくるほどに、野球は人気だったのだなあ。今でも僕は野球が大好きだけれど、素直に「昔のドラフト外の名選手の努力、凄い!」とだけ感動することができないのは、そろそろコドモの進路を考える年にさしかかってきているからなのかもしれないなあと思ったりもします。

11/06 10:46
0255文字
美味しい渋谷
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いよいよ2018ドラフト会議当日を迎えました。華やかな舞台と縁のなかったものの、ドラフト外で活躍された方々もおられた訳でした。
0255文字
ぷにすけ
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努力していれば、必ず誰か見てくれているということを実際に体験した選手たち。今では育成枠がそれにあたるのでしょうか。けっこう名前の知れた選手が実はドラフト外だったとは。この選手たちが各球団のコーチになり育成からもどんどん優秀な選手を1軍に上げてくれるに違いない。
0255文字
lop
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ドラフト以外でプロ野球に入れることがあったことすら知らなかった。。。育成でもドラフトだしね。しかしここに出てきた選手のたちは凄いの一言。それぞれが芯が強くて納得です。こういうのを読むとより野球が楽しくなりそう。
0255文字
サイエン
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随所になるほどと思わせる言葉があった。
0255文字
Ikuto  Nagura
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基満男「自分の考えが変わらないと、やることも変わらない。やることが変わらないと、結果が変わらない。結果が変わらないと、人生が変わらない。逆から言うと、人生を変えたかったら結果を変えないと駄目だよ。結果を変えたかったらやることを変えるんだ。そのためには考え方を変えることだよ」長嶋清幸「意外なところから自信は生まれる。そのために練習せなあかん。しかし練習して実戦で上手くなるか。それは別や。だけど実戦で上手くなるためには練習せにゃあかん。そこのところだけをはき違えないようにしてくれ」みんな良いこと言うなあ。
0255文字
Akosh
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電子書籍にて読了。 僕ら世代には懐かしい名前がいっぱいです。面白い。
0255文字
Koba
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一回のチャンスを生かし、必ず成功させるつもりでやれ。いつ呼ばれてもいいように、力をつけておけ。生半可な気持ちではなく常に勝負する気持ちで、真剣になってプレッシャーをかけながらやれ。清川栄治
0255文字
kumonosuke
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プロ入りしても脚光浴びる人とそうでない人の差はかなり大きい気がする。11人は本当に素晴らしい。
0255文字
ひゃく
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1/12~ 巨人ファンであるので、松本・加藤の話は興味を持って読めた。 あとはカープの大野。 槙原vs大野の投げ合いは、桑田(斎藤やったかな?)vs川口とともに、あの頃のハラハラする投手戦を代表するものだったと思う。 けど6試合しかなかったのね。 もっとやってる感じがしたけど。 全11篇ですがチーム別に分けてみると、カープ=3、中日・西鉄=2、日ハム・大洋・ヤクルト・巨人=1。 カープが3なのは分かる気がする。 セ・リーグで阪神がないのは、やはり若手を育てるのが下手なんかな。
0255文字
シブ吉
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ドラフトで指名され脚光を浴びて入団した選手とは別に、スカウトが見つけた原石たち。指名組と比較し、ドラフト外で入団した選手の期待値と待遇は低いもの。日の目を見る機会が少ない彼らの、ワンチャンスをモノにし、その境遇を「叩き上げ」で這い上がって行く凄さ。本書に出てくる11名の選手たちの物語に共通しているのは、ひたむきに努力している姿を「誰かが見てくれている」という、出会い。これはプロ野球選手に限らず、何にでも共通する事なのでしょう。中でも、島田誠選手と大沢啓二監督、大野豊選手と江夏豊選手の話が印象的でした。
シブ吉

心希さん、ドラフト外で入団した大野投手が、移籍してきた江夏投手と出会い、同じ名前という事で目を掛けてもらった話を読み、更に、それをきっかけに素質が開花した事を知り、改めて「出会い」の大切さを痛感した次第です。

01/03 12:33
シブ吉

thunderbirdさん、大野投手は本当に凄いですよね。軟式野球からのプロ入りと、初年度の天文学的な防御率からあそこまで這い上がって行くのは努力の賜物。しかも、四十過ぎまで現役登板には、もはや脱帽です。

01/03 12:38
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miki
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華やかなプロ野球の世界。大選手、スター選手、人気選手だが過去を遡ればドラフト外入団。ドラフト外ながら努力をし、結果を残した11人の選手たちを追った。私の世代以前の選手も出てくるが、名前や功績は知っているので面白い。島田、平野、石井、長嶋、基、上川、松本、野口、大野、加藤、清川。個人的には平野、石井、野口が特によかった。
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kikizo
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あまり期待されていなかった人たちの努力の跡。挫けない心を見せて貰いました。自分の武器を磨くことの大事さを再認識させていただきました。
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おくりゆう
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ドラフト1位で入ったスーパースター達とは正反対の、ドラフト外(と育成選手)というスタート地点から11人の選手達が生き抜くためにどう考え、どのように努力し、這い上がったのかを描いた一冊。我らがハムからは島田氏、野口氏ですが、そのいぶし銀のラインナップ(有名所もいますが)のお話は興味深かったです。
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若大将@コウノ
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プロ野球ドラフト会議。「ドラフト外」とは選手がテスト等で入団する方法で、平成2年度をもって廃止された制度。現在の「育成枠」に類似している。 石井琢朗や大野豊ら11人の野球ドラマは読みごたえがあった。安い年俸や契約金に加えて、コーチからの指導も均等には与えられない。己の可能性だけを信じてひたすら練習の日々。まさに雑草魂である。面白いのはこういった選手はプレイヤーとして成功しただけでなく、その後指導者としても成功している人が多い事。 姉妹版の『ドラフト1位 9人の光と影』と併せて読むと比較対照の意味で面白い。
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