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リーマン・ショック・コンフィデンシャル(上) (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

感想・レビュー
58

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J
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★★★☆☆ 結末は周知の内容ですが、そこに至る経緯を圧倒的な臨場感をもって味わえます。あっと言う間に追い詰められていく金融界の大物たち。世間からも厳しい評価を受けましたが、金もらい過ぎてたと思います、この人たち。続けて破滅へと向かう下巻を読みます。。
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なをみん
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もう少し知っておこうと読んでみたけれど、なんだか小説のような読味で、誰が誰だか覚えてなくてもなんとなく当時の生々しい雰囲気というか気分はなんとなく伝わったけど。会議や電話を再現してもらったりして取材で集めたとかで、そんな協力者も多いのもやっぱりアメリカならではなのかなとも思うけど、結末はわかっていても先を早く読みたいので上巻のレビューはこの辺で。
0255文字
蒼
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結果を知っていても、事態の緊迫感に一気読み。登場人物の名前と所属が覚えられず、メモを取りつつ読み終えると、なんと巻末に一覧。
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紺色
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’08年世界金融危機の概括ではなく、リーマンが潰れかけているところから始まる。危機の理由や全体を理解するのには向かないが(「世紀の空売り」を先に読んでおいて良かった)、差し迫った状況で著名な金融人が織り成すスリリングなドラマは小説ばりに面白い。でも、ゴールドマンサックスのCEOが財務長官になっちゃっう国というのはどうなのかね。ポールソンはその経歴のせいで投資銀行に甘い顔ができず、苦労することにもなるのだが…。投資銀行幹部の多くが自分の会社のヤバさを把握しきれていないことにも驚く。この程度であの給料か…。
0255文字
Red Dragon 🐉
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読了。参考資料、参考文献がたっぷりのこの一冊。登場人物の生い立ちから、リーマンショックに至るまでの経歴外国株経時的に書かれてある。下巻に続く。ありがとう!感謝!
0255文字
hidehi
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登場人物が多すぎて何がなんだか…ですが、まぁとにかくファルドを悪役だと思って読めば大丈夫かと。こんな破壊的な影響のある出来事について、これだけの範囲で起きている事象を俯瞰できることはまずないので、自分の知識の範囲や(疑似的なものにせよ)経験値を上げるのにとてもいい本だと思います。普通にエンターテインメントとしても面白いです。著者の取材力と構成力もすごい。
0255文字
NZM
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リーマンショック前後における関係者の言動が描かれたノンフィクション。上巻を読んだ上で、リーマンショックの要因は以下との結論。 ①米国における政策(超低金利政策、サブプライムローン・不動産バブル→グリーンスパン) ②過度なCDO、MBSに対する投資(→投資銀行、AIG、GSE、格付機関) ③救済に対する考え方(モラルハザード→FRB、財務省、NY連銀、議員、国民) ④リーマンの経営判断(評価減の反映、身売りの条件、CRO追放) また、メンターの存在がビジネスパーソンとして重要である点に気付かされた。
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にしのこ
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リーマン・ショック周辺に関わる人間たちの生々しいドラマで読みごたえがありました。巻末の人物名一覧をコピーして、座右に置きながら読みました。政府、連銀、各金融機関の関係者とも殆ど眠ることなく対応していた。日本のメガバンクに大至急連絡を取った際の、「もう寝てます」という日本側スタッフの対応がなんか緊張感なさすぎで恥ずかしい思い。時系列にもう少し分かりやすい構成だとよかったかな。ジャンルは違いますが、『日本のいちばん長い日』のような章立てで。
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とも豆
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臨場感溢れる舞台裏の様々な交渉など一気に読みすすめることができた。失敗の本質に近い箇所もある。感じたことは、何だかんだ言って世界の金融はゴールドマン・サックスが牛耳っているということ。GS退職後金融機関CEO、財務長官など。下を読むのが楽しみ。
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bookman0307
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「デリバティブは大量の金を生み出す。簡単に言えば、住宅ローンから気象条件に至るまでのさまざまな原資産から作られる金融商品である。映画『博士の異常な愛情』に出てくる最後の爆弾のように、デリバティブは爆発しうるし、実際に爆発した。ウォーレン・バフェットはデリバティブを大量破壊兵器と呼んだ。」(P251)
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バーニング
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株価が乱高下するリーマンがバンカメに買収される見込みを持つ辺で上巻が終わるのがとても熱い。あと全体的に危機感ってのはギリギリにならないと生まれなくって、それまでは総じて楽観的なんだなーと思った。これも一種の正常性バイアスか。
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S  K
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私には難しい本でした。当時の雰囲気は何となく掴めたと思います
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MGM0133
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ネタバレ読み応えハンパないっすわっ!サブプライムローンがどのように金融市場を崩壊させたかという『理論』ではなく、金融機関経営陣・政治家・官僚・弁護士など生身の『人間』の動きに焦点を当てて、リーマンショックが起きた舞台裏や現実が生々しく描かれた秀作です。時は2008年、米国5位のベアスターンズ証券はJPモルガンに救済合併され、次にヤバいと見られていたリーマン・ブラザーズは国内国外の金融機関と合併交渉を試みるも立続けに断られ、最後の頼みの綱バンク・オブ・アメリカと交渉の可能性を探り出そうとした処で上巻が終了。
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おにぎり
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ウォール街の金融大手リーマンブラザーズの破綻。それまでは成功の連続で、リーマン幹部は自家用のヘリで通勤するという裕福な生活。武勇伝を読むのも退屈になる。大きいから潰れない危機感の甘さが急落に至った。
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ニールキャサディ
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リーマン破綻時の政府系機関(財務省、FED)や主要銀行(リーマン、メリル、JPモルガン、バークシャー、バンクオブアメリカ)の意思決定の場面にいた人間がどのような考えでどのように行動したか、綿密に取材されていて面白い。上巻を読む限り、リーマントップだったファルドの特異なキャラクターがバンク・オブ・アメリカや韓国銀行からの救済案を破綻させたのが分かり、もし違う人間がトップであれば違う結果になったのかもしれないと考えさせられた。
0255文字
Barca
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「つまるところ、これは人間ドラマであり、自分たちは大きすぎてつぶれないと信じていた人々のあやまちの物語である。」(p.23)
MGM0133

まさに原題のToo big to failってことですよね📖

12/17 20:20
0255文字
sayanerin
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面白い。当時中学生だった10年前は「一体なにが起きてるんだ」という混乱しかなかったが、一通り経済や金融業界の背景知識を得た今改めて読むと非常に面白い。詳細かつ多角的に語られていて、学問的・歴史的価値もある資料になっていると思う。ただ、登場人物が多すぎる上に同じような名前の人も何人かいて、判別するのが大変。上巻を読み終えてから巻末に登場人物リストがあったことを知る。下巻は参照しながら読み進めよう……
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伊藤唯史
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金融に携わる人間は必読の書といえるのではないか。 再読しよう。
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karutaroton
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超面白い。事実は小説よりも奇やなー。くせのありそうなアメリカの政財界のトップの息詰まるやりとり。怒涛の勢いで下巻に〜
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なかむら
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いやぁ難しかった。何がって、登場人物が覚えられない。銀行、ファンド、政府…多くの組織の多くの人物が出てきて、しかも元々ここにいた人がこっちへいったり、といった流れも多く、誰が、どこの、何だったのか、後半からこんがらがってくる。自分は読書が久々なので、読書力が落ちているのかとも思ったが…同様の感想は多く見かけたので、やはり難しいのだろう。だが、起きている出来事はとても興味深いし、ノンフィクションなのでドラマチックな表現は薄めだが、ジリジリと崩壊へ向かう緊迫感は強い。いよいよ、という段で、下巻へ。
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Curus Persia
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 面白いです。リーマンショックを当時の経済状況ではなく、人間がどう動いたのかが中心に描かれています。人間は経済的合理性にのみ基づいて、かつ個人主義的に行動する、事もあるが感情に流される事もある事が良く描かれている。  また、主要な登場人物の生い立ち等も描かれています。アメリカンドリーム的な人物の登場して面白かった。  翻訳は、まれにこなれない日本語があるが意味不明なところはなかったです。読みやすい方だと思う。とにかく一気に読ませる。
0255文字
Jack Amano
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リーマンショックの中で、金融業界で働いていた人間として、リアルタイムで感じていたことを、再び思い出した。地面が崩壊していき、今後世の中はどうなってしまうのか、と本気で心配していた。その裏側も垣間見れた。解決の過程で、三菱UFJFGの存在感は大きい。裏で、取引があったという噂もあったが、その辺は触れられていない。直接会ったことのある人が(向こうは覚えていないだろうが)、それぞれ大きな役割で登場するので、リアル感が半端ない。ただ、その人たちを知らないと読むのが大変だろう。
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Kazuyuki Kuroki
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読む価値はない。まず登場人物が多過ぎて、それを整理するのに二時間ほど勉強が必要である。そんなこと誰がするか。さらに内容はといえば、リーマンやらゴールドマンやらメリルやらといった、詐欺師も同然の資本の外道たちが滑ったり転んだりする下らないストーリーだ。心が熱くなったりも一切しない。学問的に有用な示唆も得られないから、こんなもの読む暇があったら、ラノベでも読む方がまだマシである。
0255文字
record.160111
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GFCの構造や原因を分析するというよりは、当時をドキュメンタリーのように時系列毎に追っていく内容。いかに流動性が重要であるか、市場は参加者が耐えられなくなるまで十分理不尽でいることができる。担保管理が徹底され流動性規制、資本規制なども厳格化された今、業界は危機に耐えうるだけの準備ができたのか。大切なのは価値や規模の大きさではなく、必要なときに必要なものが手元にあるか、不要なときに不要なものが手元に無いか。GFCの構造的な部分は他書に譲るとして、雰囲気や切迫感は伝わった。
0255文字
roughfractus02
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当事者200人への500時間のインタビューと巻末の夥しい資料で、CDSを巡る2006年~2008年の世界金融危機をウォール街を舞台とした悲劇の中、ゴールドマンの「陰謀説」という言葉がさらりと記され、感情移入を旨とする悲劇に喜劇的人物として描かれるリーマンのCEOファルドが違和感を持たせる。邦題をコンフィデンシャル(内密)とした理由は不明だが(原題「Too Big To Fail」)、どのように金融危機が起こったかを描く悲劇の中、なぜそれが起こったかという問いが浮かぶと、物語はドタバタ喜劇へと反転しそうだ。
0255文字
グーテンベルク
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リーマンショックの渦中で、経営者達が会社と資本主義の崩壊を押し留めようと奮闘したエピソードを書き記したノンフィクション。デリバティブやサブプライムローンの仕組みについての解説を期待したが、金融危機に関わった人物があの時どのような行動を取っていた本なので期待はずれだった
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たすたす
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リーマンショック時の巨大投資銀行同士のやりとりが生き生きと描かれていた。登場人物がめまぐるしく変わるので誰が何の役職だったのかわからなくなった
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スプリント
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登場人物や企業が多いので巻末のまとめは非常に重宝しました。 企業トップの自分本位の甘い考えと、当局関係者の甘い見通し、放置され続けた不良債権などあらゆることが金融危機につながっていて読んでいて引き込まれました。
0255文字
psi_x
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売れる時にすぱっと売らないからどんどん状況悪くなってる...
0255文字
zero3up
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みんな頑張っているけど、ちょっと欲をかいたり、面子を保つために強がってみたりした結果のすれ違い等でどんどん状況が悪化していく様が酷い。リーマンショックを避けることはできないだろうけど、もうちょっとどうにかなっただろうという気にしてくれる上巻だった。
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奈良 楓
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【○】● 超一流といわれるバンカー達のあの時を、まるで現場にいるような生々しさで語るドキュメント。緊迫感があって面白かったです。 ● このショックの中、どのバンカーが顧客そっちのけで悪あがきをして、どのバンカーが慎重な判断で危機を最小限に抑えたか、数年たった今参考にしたいです。 ● あらためて見ると、各銀行のすさまじい損失額。あらためて100年に1度と呼ばれる危機だったのだなと思う。
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HM
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★★★★☆先の金融危機についてのルポ。内部の話が小説仕立てに書かれており、面白い。状況が悪くなっても大丈夫と言い続けるのだな。
0255文字
N0Z0Mμ.M
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リーマンブラザーズだけでなく、AIGやJPモルガン、バンカメと様々な主体から描かれており、2008年当時のアメリカ金融業界を俯瞰できる。あと、各社のCEOの生い立ちから取材しているのでイメージしやすい。
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わかちゃんさん
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専門的な金融表現は、難しくてわからない所が少なくないですが、右往左往する金融のプロたちの姿が面白いです。 頑張って下巻も読みます。
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神田川昌平
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リチャードファルドの不屈の闘志が良い。「まだ息の根を止められたわけじゃない。」
0255文字
tonaka47
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リーマン破綻の際の,アメリカ金融界のトップの行動が分かる。ただし,登場人物が多すぎ,巻末の「登場人物/組織一覧」を常に参照する必要がある。
0255文字
nur1202
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(上下巻共通) 結果としてどんなことがおこったかはわかっていたけれど、どんな経緯で事態が推移していったのかがわかって興味深く読めました。 何が正しい選択だったのかはわかりませんが、政治家がメンツにこだわらなければもう少し軟着陸の可能性が有ったんじゃないかと思います。 あと、経営者が事態をちゃんと把握できないのもおっかない感じでしたね。
0255文字
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リーマン・ショック・コンフィデンシャル(上) (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)評価60感想・レビュー58