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書かずにはいられない: 北村薫のエッセイ

感想・レビュー
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Lara
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沢山のエッセイ集です。ミステリー通になるための作品百冊、新聞書評▪ミステリーエンターテイメント、さらに落語にも造詣が深く、いろいろ論評されている。さすがに、沢山の本を読まれておられる。
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紺々
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昨年柳家喬太郎さんと北村薫さんの対談講座があり、その中で紹介されていた本も作品の中に出てきた。何度も推されている『死の接吻』『シャム双生児の謎』『三つの棺』は読まねばならぬリストに入れた、桜庭一樹さんの読書日記の中でもK島さんが推してた『悪魔に食われろ青尾蠅』も興味がある。帯に書かれている猫のイラストが北村さん直筆らしく、<読書熱>+<探索欲>+<日常>=書く愉しみと書かれた通りの本。まだまだ北村さんの文章を沢山読んでいたい…次の『愛さずにいられない』を引き続き読みます。
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阿部義彦
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北村薫さんの自由なエッセイ集です。本格推理度高いです。ミステリー通になるための百冊。国内編など、楽しく拝見しました。ジャンルの括りがいかにも北村さんらしいですね。とにかく、好きな外国ミステリーの著者はクイーンとチェスタトンが双璧らしいです。いかにもですね。読書に関するエッセイも、実にスリリングでウィットに富んでいて頁をめくるのが楽しみでした。「ブラウン神父の童心」を再び読みたくなりました。ではでは
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あきあかね
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 ミステリーを中心とした幅広いジャンルの読書をはじめ、落語や歌舞伎、映画など、著者の様々な対象への興味が垣間見られるエッセイ集。 40歳という少し遅めの作家デビューだった著者の内では、芳醇な美酒のように、こうした多様な経験の蓄積が醸成されていたのだろうー書かずにはいられない時の訪れを待って。 「日常の謎」の嚆矢であり、日常生活の中に潜む人間心理を描くのを得意とする著者らしい、ささいなことを見逃さない鋭い観察眼が感じられた。 例えば、戦時中の歌舞伎座で収録された『勧進帳』。⇒
あきあかね

⇒「これは、見事な恋愛劇で、義経と弁慶の不動の愛を見た富樫が、ーそれは終生、自分の手には入らぬものと思い、涙するように思えた。」 すべてを理解した富樫が、去っていく場面で、涙を呑んでくっと上を向くという仕草。見落とされてもおかしくないその一瞬を、北村薫は心に刻んだ。

06/22 19:19
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Aya Murakami
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図書館で借りた本。 作者さんのお父さんは折口信夫の教え子だったのですね。民俗学で有名な先生だったはずです。作者さんの言葉遊びの上手さや文章力は折口先生からお父様、お父様から作者様へと受け継がれたもの…なのかもしれません。
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さくらもち
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『朝目覚めた時にはすでに忘れられている夢のように、確実にあったものが、跡形もなく消え去るのである。だが、書けば残る。』
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noriko
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ネタバレさらば青春! などとは言うなああされど茶房「モン・シェリ」なき寒の暮  藤原龍一郎  一気に学生時代にスキップ。急な休講のときのたまり場だった「シャモニー」。コーヒーカップを持つ手が震え、心落ち着かせるために、流れていたシャンソンに聴き入った店は「古都」だった。店の調度も思い出せるのに向かいにいた仏文の学生だった人の表情も声も忘れてしまった。この本のたった一行の歌を知っただけでも大いなる収穫でした。
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ハコ
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北村薫のエッセイ1990~2005年。 今回興味深く読んだのは、 「身辺探索」から、 学生時代の古書店めぐりの話 お父さんとしての顔、愛猫「ゆず」の話。 そして「読書」から、 たくさんのベスト本のリスト。 読書家はきっとマイベストを考えてしまうものなのでしょうね。
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あきら
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北村先生のエッセイが読みたい!ということで、前回図書館で「読まずにはいられない」を借りて、3分の1ほど読んだのですが、「これは、面白そうだが読んだことのないミステリのネタバレ集だ!」と気づき(作品解説・紹介が多くのっていたのですね)やめて、こちらに借り換えました。「書かずには」ならば、北村先生の作品についてが中心かな?と思い。結果、ふつうのエッセイ的な部分がわりと多く、「作品についてが中心」ということもなかったですが、北村先生のお考えや日常に触れられるウレシイ本だったかなーと思います!
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まき
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ネタバレ気になる本があると出版社まで出向いて購入したり、 北村さんちの家の床は本の重さで抜けたりしないのかしらと心配になってしまいますが、 そうやって手に入れた本はきっと大事に読まれるだろうから、本としては幸せだ。 「鮎川哲也氏を悼む」尊敬の念がとても伝わってきて胸に迫る。
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ハルマル
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北村さんの目を通して、一緒に驚き、くすりと笑う。そして膨大な読書量!こういう人が作家なんだと思う。それから本当はお父さんなんだなあと。次の『愛さずに』も読もう。
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のほほん堂
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病気で集中力がなかったせいもあり苦戦しましたが、何とか読み切りました!/書評の再掲が面白いけど、20年前の連載なので、取り上げられた本の題名だけを覚えていて、内容を忘れているのがつらい。/北村薫さんが新聞や雑誌に書いた書評に取り上げた本が面白そう。多分、書評の方が実物よりも面白いと思う(笑)/小林信彦さんの『紳士同盟』が入っていて、思わず「やった!」と声に出してしまいました。/古今亭志ん生師匠『コンバット』/高野文子さん「わたし、ああいう人、嫌いなんです。」/グッバイ冬の航時機で逝く人よ
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ひさか
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2014年3月新潮社刊。1990〜2005年雑誌等発表のものを収録。本の紹介がお上手で、いくつか書名を抜き書きした。本、ミステリー、身の回りのことと、興味深い話が多く、楽しめた。
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ぶんぶん
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【図書館】北村薫の1990年~2005年までのエッセイ。 本とそれに纏わる事柄を淡々と記す。 万人向けとは言えないが北村ファン、本好きなら納得の一冊。 独特の語り口が良いんだよなぁ。 しかし、読書量は半端じゃないな、一体どんな生活をしているのだろうか。 書評などは好みと好まない本が混在しているのは仕方ない事だろう。 続編「愛さずにはいられない」も図書館に予約した。
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kei
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ネタバレ1990年〜2005年のエッセイを収録。 2005年がもう10年以上前ということに驚愕。。 この本の中の『ミステリー通になるための100冊 (日本編)』では「ベスト100作りは学生時代にも やりました。100というのは、好きなミステリを選ぶのには 多すぎず少なすぎず、ちょうどいい数なのです。」と どれだけの本を読んでこられたのだろうかとただただ 感嘆するのみ…。
kei

個人的には、高野さんの絵じゃなかったら手に取ってなかったかもしれないので、「円紫さんとわたしシリーズ」のイラストを手がけた高野文子さんとの交流が読めたのが大きな収穫でした。本屋で見かけるたびにイラストの「わたし」に惹きつけられて手に取ったのを思い出しました。

04/19 11:23
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夏子
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北村薫さんの書評や日常のエッセイ。色々なジャンルの本を本当に沢山読まれていてそのエネルギーに影響されてこちらも本が読みたくなってくる。読みたい本が増えました。
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Matoka
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かなり流し読み。
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ikomuro
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北村さんてすっごい読書家で、なおかつジャンルが、ミステリ、古典芸能、詩歌など自分の苦手分野というのもあって、つい圧倒されてしまうのだけども、自分が歳を重ねるにつれて、ついていける部分も出てきて興味深く読めました。お父様も物を書かれる人だったんですね。折口信夫の教えを受けたとか、すごいな。折しも民俗学ミステリを読んでいるときだったので、ちょっとしたリンクににやりとする。
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KAZOO
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北村さんの1990年から2005年ごろまでに様々なメディアに書かれたエッセイや書評あるいはミステリー通になるための100冊などという、私の大好きな分野のコラムのようなものがいくつも収められています。最近はこのようなものを読んでメモを取っていると読みたい本がどんどん増えるので流し読みにしています。また子供の頃の思い出をつづっているエッセイも自分の時代を思い起こさせてくれる感じで楽しめました。
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aU
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一瞬のすぐに忘れてしまうことでも、書けば残る。本はタイムマシン。
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ふみ
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「読書はお金のかからない、しかも若さに似合う宝石」というくだりがとても素敵。北村薫、恩田陸の本にまつわる文章を読むと、「この世には私が一生かかっても全て触れられないほど多くの面白い本があるのか」という甘い絶望を感じる。
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横溝ルパン
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北村薫さんが、1990年〜2005年にかけて書かれたエッセイを集めた本です。 書かれている作品の雰囲気だと、原稿用紙に万年筆でというイメージがあったので、ワープロを使って創作されていたのが意外でした。
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遠藤三春
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エッセイ、書評など。北村さん、ゆったりした人なんだな。紹介される本が(自分があまりなじみのないミステリーのせいかもしれないけれど)マイナーすぎでは?本に関する本が面白そうで、阿刀田高の『夜の旅人』はさっそく借りてきた。(残念ながら職場の図書館にはこれしかなかった)他の本は読みたい本リストに入れておく。日常のエッセイは本当に些細なことが書かれているのにそれが面白い。一青窈の『もらい泣き』を遅く再生すると平井堅が歌っているように聞こえる、ということは平井堅の歌を早く再生させると…なんて即座に思わないよw
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今夜は眠れない
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なるほど。著者の講演も聞いたが、同じかな。雰囲気・立ち位置。同じ人なのだから当たり前だけれど。
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BJ
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1700
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はるき
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この人は本当に本が好きなんだなぁ。「円紫さんと私シリーズ」の生みの親であり、女性かと見まがう繊細な文章を紡ぐ著者による書評と随筆集。膨大な読書量と、尽きない好奇心があふれ出ている。日常の謎の先駆者であり、日常に潜む驚きを見つける天才でもある。本を読むほど本にスレテくるのも本当だろうけど、良書との出会いは永遠に続くと信じたくなる一冊だった。未読の名作が多すぎる(^_^;)
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きいろいの
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読みたい!と思わせられる本ばかり。ってことは、自分がいかに読めていないかってことで、北村さんの読書量の多さに驚かされる。また、書評が上手くって読書欲をそそられるんです。さて、何冊読めるやら。
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紺々
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書評も混ざったエッセイ、「あ、これ読みたい!」といくつも付箋を貼った。エラリー・クイーンは読みたいと思わされながらまだ読んだのは一冊しかない…読みたい、と思って本をとり頑張って読み終わっても世の中には何度も沢山の本に溢れていることか。きっとその一割も読めないのだから、読むからには良質な本を読みたい、自分にとって面白いと興味がわくような本を…そして読後は余韻に浸りたい…
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はつかん
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初北村エッセイ。野球や落語、ラジオのことはまったくわからず苦労した。これはもう世代の差? 飼い猫ゆずの話は、猫好きなので楽しめた。他にも「クサカリマサオ」が「マサカリクサオ」になるのは面白かった。実際に自分や知り合いの名前でやってみたくらい。読書の部分では、自らの読書の浅さと少なさを痛感。紹介された中で、読んだことあるのが1冊しかなかった。北村さんは日々こういった文章を書き綴っているのかしら。
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しんこい
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猫や音楽の話もありますが、やっぱり一番ひかれるのは本の話で、読みたいと思った本多数ですが、結局読まないか入手できないか。こんな本がでていたのか、と思っても書かれたのが90年代だとちょっと厳しいか。高野文子と初めて会った時のショートショート、は何かなぁ?
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kuriko
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『読まずにはいられない』は“読み”たくなる本だったから、これは“書き”たくなる本?と思っていたら、やっぱり(?)“読み”たくなる本だった。(^^;
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青縁眼鏡
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高野文子さんのお話がよかったです。
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Rie
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前半は面白く読め、中盤はメモを片手に。後半は兎に角外に出たくなった。色々な本との出会いや本だけでなく人やものとも。猫のあくびは移るのか私もやりたい。
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緒 真坂 itoguchi masaka
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北村薫さんのエッセイ集。「まとも過ぎるほどまともな私である」と冒頭のエッセイに書いてあるが、本当にまとも過ぎるほどまともな北村薫さんである。そのことは、このエッセイ集を読めばよくわかる。作家といえば変わった人種と相場が決まっているが、北村さんはそうじゃない。「火宅の人」にはなりそうもない。そういうひとが書いた、まともでやさしいエッセイ集。ミステリ好きには、強力なおすすめ書評、満載。
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ぽけっとももんが
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スマホとは便利なものである。手元に置いて、気になる本があれば検索し、図書館にあるかどうかを調べられる。パソコンではこうはいかない。だからなかなかページが進まなかった。北村氏の博識さには頭が下がるし、あふれんばかりの好奇心や、ところどころに現れる愛猫ゆずちゃんへの鼻の下が伸びているであろう飼い主ぶりもすべて含めて敬愛してやみません。
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さなごん
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あまりのボリュームにかなり斜め読み。本当にいろんな知識教養のある方なのだなあ。お住まいのところは母の実家のあるところなので聞いたことのあるお店の名前が出てきてクスリ。ラーメンズの片桐さんは教え子なんだな。などどうでもいいことばかり覚えてしまう
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yumiko
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「読まずにはいられない」に続く書評も含めた北村薫先生のエッセイ集。大好きな本への愛情が、温かみのある柔らかい言葉で、しっかりとこちらに伝わってくる。またまた読みたい本が増えてしまって嬉し悲し…(^^;;読書とはいかに能動的な行為なのか、国語の授業にはどんな意味があるのかを語る「楽しみの年輪」は、教科書に載せて多くの学生達に読んでもらいたい。
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korrya19
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本好き、ミステリ好き、猫好き、落語好きな北村薫さんのエッセンスがつまっています。 いつもながらの読み手にやさしい文体で、さらさらと読み進めていくと、時々、ドキンとするような硬質、苦味のある内容にぶつかったりしますから油断できません。勿論、そこもまた魅力です。
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Goto Nobuhito
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ようやく読了。やはり書評が中心で、愛猫「ゆず」の話などが少しずつ入ってくるという感じ。 ものを見る目のあたたかさとやわらかさが、北村薫という人物を表していて嬉しくなる。他の作家さんの、この類の本を読んだ時とはまた違う読後感。学生時代の読書経験、僕ももっと積んでおけば良かったなぁ(苦笑)
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