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その時は本当に怖かったし、世界が終わるような気がしていた。後に大学の哲学の講義で、印象的な体験を発表するみたいな時にそれを言ったが、外国ルーツの教授にはさらっと流されたな…という体験もセットで思い出す。 どのキャラクターにも自分もシンクロする部分がありつつ、読んでいるうちに「あれ?」という違和感があり絶妙にズラされている感じがなんとも言えず秀逸。
読み終わって、タイトルに戻る。 まずは、ノアが神を信じたように盲目的に何かを信じることが果たして良いのだろうか、という問いかけ。行動の指針を外部に求めずに自分で判断せよとのメッセージ。しかしこの作品の怖いところは、「自分で判断」した結果、取り返しのつかない後悔につながることもあるのだということが描かれている点だと思う。その時、その結果を何かのせいにすることはできない。その重圧に果たして人は耐えられるのか。耐えられずに何かにすがることは間違いなのか。どう生きていくのかということに直結するシビアな問いである。
本を綺麗に保存したい気持ちと、文庫本なんかはズボンのポッケに入れてしわくちゃになるまで読みたい気持ちと、両方あるなあ〜
新版が出ているのですね。以前、図書館で旧版(最初の版)を借りて読んだことがあります。奈倉さんの「解説」、読んでみたいです。シェアしていただき、ありがとうございます。
クァベギさん、私は今回文庫化でこの作品を知り、読めて良かったです。良い本は何度も蘇ってほしいです。
書店で見かけてオールタイムベスト立読みしました。意外にけっこう読んでいたのにちょっと驚いた。特に日本もの。「プロジェクト・ヘイル・メアリー」読もうと思いました。
きゃれらさん、既読が多くて素晴らしいです。次に読む作品を見つけるきっかけにもなりますし、お祭り感があって楽しいですね。
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東京ディズニーランドと同い年。
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その時は本当に怖かったし、世界が終わるような気がしていた。後に大学の哲学の講義で、印象的な体験を発表するみたいな時にそれを言ったが、外国ルーツの教授にはさらっと流されたな…という体験もセットで思い出す。 どのキャラクターにも自分もシンクロする部分がありつつ、読んでいるうちに「あれ?」という違和感があり絶妙にズラされている感じがなんとも言えず秀逸。
読み終わって、タイトルに戻る。 まずは、ノアが神を信じたように盲目的に何かを信じることが果たして良いのだろうか、という問いかけ。行動の指針を外部に求めずに自分で判断せよとのメッセージ。しかしこの作品の怖いところは、「自分で判断」した結果、取り返しのつかない後悔につながることもあるのだということが描かれている点だと思う。その時、その結果を何かのせいにすることはできない。その重圧に果たして人は耐えられるのか。耐えられずに何かにすがることは間違いなのか。どう生きていくのかということに直結するシビアな問いである。