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思索の淵にて: 詩と哲学のデュオ

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明々後日
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茨木のり子さんのはじめにの中で、思索とは女性が頬杖ついて考え事している事でもある。的な事を書いていた。この時点で茨木のり子さんは長谷川さんに対して一本取っていた印象を受け、読後も変わらなかった。ただ、茨木のり子さんの詩はとにかく響く。
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hitokoto
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 茨木のり子&長谷川宏「思索の淵にて 詩と哲学のデュオ」、2006.4発行。茨木のり子さんの30篇の詩とそれぞれの詩に応じた長谷川宏さんの散文。詩は端的で、哲学はくどい感じが。茨木のり子さんの好きな詩が紹介されていました。フランスの詩人、ポール・エリュアールの詩:「年をとる それは青春を 歳月のなかで組織することだ」
hitokoto

(^-^)こかげさん(^-^)

07/27 15:14
hitokoto

コメントとナイス、有難うございます!

07/27 16:51
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tak hat
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忘れたけど誰かの著書で茨木のり子さんの詩が引用されてたので読んでみた。長谷川宏さんが詩に対して何かつぶやくという構成。読みやすいがその分、奥が深い。
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おかしないえ
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日経夕刊で詩人カニエ・ナハが、詩が苦手な人に推薦していたので読んでみた。詩の魅力の1つが、体験に芽生えた想像力を引き出すことだということを、長谷川宏の随想から学んだ。十分な教育を受けた後に市井の哲学者であることを選んだ氏の人生の断片が平易な言葉で散りばめられていて、自伝とも読める。他方、選ばれた茨木のり子の28編の詩は、長谷川の随想に縛られるような柔なものではない。「ぼんやりと考えごとをする中にも、思索は含まれている」と書く茨木からいえば、この本は思索の淵どころか「思索そのもの」だとボンヤリ思った。
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ともゑ
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茨木のり子さんの詩×長谷川浩さんの返答のようなエッセイ。同じ詩を読んでも感じる事は人それぞれ。個人的なエピソードだったり考察だったり。という事は詩×読者毎にそれぞれのデュオがある。私は茨木さんの思想は合わないのでちょっと不協和音かもしれない。それでも女性の強さを感じさせるようなあの作風が好きだ。長谷川さんのエッセイの方は優しげな感じ。もう少し哲学に足を踏み入れた話題が欲しかった。
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もりくに
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探している本を、本屋で見つけるのは、うれしいものです。ネットで注文すれば、翌日に届く時代だけになおさらです。そんな風にして入手した本は、未読のまま、しばらく本棚にありました。どうも、私は「読書」より「蔵書」に興味が・・・それでも、大分時間をかけて、少しずつ、大事に読んで、やっと読了しました。この本は、茨木のり子さんの詩に、哲学書の長谷川宏さんが文章を付けたものが、28篇収録されており、「詩と哲学のデュオ」という素敵な副題がついています。
ミッキー・ダック

絵画は好きなのに詩が苦手だった私ですが、詩も絵画と同じように、心で感じればいいんですね。

09/04 21:22
もりくに

ミッキー・ダックさん、コメントありがとうございます。絵画と詩では、感じる「心」の場所が、違うのかもしれませんね。昔、「全集・戦後の詩」(全5巻)を何とか読んだこともあったのですが、今は、やはり緊張します。理解できるだろうかと。

09/05 10:59
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ぐっちー
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茨木のり子の詩「自分の感受性くらい」を漫画「草子ブックガイド」で引用されてるのを読んで、興味を持った。その詩は収録されていないけれど、哲学者の長谷川さんが選んだ作品と、インスパイアされた文章を添える。茨木さんの詩は随分アグレッシブ。長谷川さんのエッセイは、鋭い刃でさえも包み込むような優しい文章。日本の詩歌はそもそも政治的な内容を含むことが苦手で、人の心の微妙な揺らぎや季節の移り変わりの情景を詠む方向に進化してきたという。しかし、茨木さんの言葉は戦後の日本の姿を猛々しく、しかし慈しみをもって叫ぶ。しびれた。
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