形式:新書
出版社:ベストセラーズ
健康と食の結びつきはいまに限ったことではなく、100年前から人々は自身の健康のために料理を摂ってきた。 その(悪い言い方だが)片棒を担いできたのがマスメディアだ。 本書ではどの健康法が間違いで、どれが正しいということを基本的には取り上げない。その点に難ありと思わざるを得ないのだが、メディアによってあれよこれよと右に左に揺れる”健康に正しい食べ物”の100年史が解説される。 なんにせよ一つわかることは、簡単に痩せる方法などないこと。 サプリやダイエット食品にお金を使ってしまいがちな人には最適な一冊。
yominekoさま、コメントありがとうございます。皮膚のコラーゲンが増えたら足の裏のような状態になるんですって。そもそも論として分解されて低分子化されたコラーゲンが再構成されることはないというのが科学の常識らしいのですが、各メーカーは色々と理論武装しているようですw
そうなんですか!!!コラーゲン、あやしいと思っていましたよ。飲んでも皮膚には届かない、その前に分子が大きすぎて吸収できないとか。肌に届いていたら足の裏状態!?衝撃です!
「森永ヒ素ミルクだって、乳質を安定させるために添加する第二リン酸ソーダに、コストを下げるために純度が低く、大量のヒ素を含んでいた工業用を使ったために起こったのである。」(p.57) 「もともと点滴のトップメーカーだった大塚製薬が、……」(p.172) 一九四〇年までは(※脚気は)一~二万人の死者をコンスタントに出し、特効薬のビタミンB1誘導体製剤『アリナミン』(一九五四年発売、武田薬品)の普及によってほぼ根絶したが、……」(p.27) 様々、興味深い知識が散りばめられている本だった。
アキさんのところでお見かけして気になってました!明治時代からの流れだったんですね(笑)
こういうのって、昭和に入って、食べ物が豊かになってからのことかな?って思ってたので、そんな昔から、こういう論争はあったのか!と驚きました。
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健康と食の結びつきはいまに限ったことではなく、100年前から人々は自身の健康のために料理を摂ってきた。 その(悪い言い方だが)片棒を担いできたのがマスメディアだ。 本書ではどの健康法が間違いで、どれが正しいということを基本的には取り上げない。その点に難ありと思わざるを得ないのだが、メディアによってあれよこれよと右に左に揺れる”健康に正しい食べ物”の100年史が解説される。 なんにせよ一つわかることは、簡単に痩せる方法などないこと。 サプリやダイエット食品にお金を使ってしまいがちな人には最適な一冊。