まあ、少々不躾気味に軽い感想を言えば、俺に百合(GL?)は合わないなと、あのイノセントさに不気味さも感じてしまう。おまけに、その沖縄(「周縁」)と戦争、そして百合的なシスターフッドを読んで手塚治虫の『MW』を彷彿とした。尤も『COCOON』が周縁を守る事で中央(戦争)からの防衛を示したのに対し、『MW』は周縁の実態を突き付け中央の喉元に刃を突き付けるような作品だったが。個人的には手塚のアプローチの方が好ましいが、この世代の戦争観の表出は評価したい。
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