読書メーター KADOKAWA Group

検事の死命 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

感想・レビュー
643

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
Kira
新着
ネタバレ図書館本。佐方貞人の本懐を実感できる四篇だった。「業をおろす」は前作の「本懐を知る」の完結編で、佐方の父は無実だったことが明かされる。その真相が明らかにされるくだりは、涙なくしては読めなかった。「死命」の二篇では、佐方の本懐がこちらの思っていた通りでうれしくなった。出世や保身に関心はない、罪をまっとうな裁きにかけるだけといい切る佐方に胸のすく思いがした。法廷シーンは圧巻だった。弁護側の証人の偽証を暴き、傲慢な弁護士を完敗させる。なんという面白さ。しばらく興奮が冷めなかった。
0255文字
Nick
新着
ちょうど大阪地検での元検事幹部の不祥事あり、また少し前にはいわゆる裏金事件での不透明な起訴、不起訴問題あり。検察が最後の正義でなければ、この社会はいったいどうなるのか。秋霜烈日の精神は健在であると思いたい。
0255文字
カムイ
新着
なんだ!面白いぜ🤩【孤狼の血】の衝撃を受けたが主人公の佐方が格好いい、しぶとさも並みじゃない。【最後の証人】から読むべきだったシリーズがもう楽しみしかないです😆
カムイ

【業をおろす】はシリーズを最初から読んでからじゃ読めないじゃないかぁ~

10/05 21:50
0255文字
たぬ
新着
☆4.5 なんという職業意識の高さ。正確を期すために率先して糞尿槽に入るなんて。私なら数百万円積まれても断るぜ? 相手が県下有数の名家だろうが家格と個人は切り離して扱う。これ言うのは簡単だけど心の底から実行できる人ってそんなに多くないんじゃないかな。いや本当頭が下がる。柚月さんこれで6冊目だけど安定して面白いわ。
0255文字
ichi
新着
【図書館本】佐方シリーズ。短編集といった感じですが、他の佐方シリーズと繋がる部分もあり。「死命」公判部編が怒涛な展開で読んでてスッキリ。いつまでも正義を貫いてほしい。そして権力に負けないでほしい。
0255文字
azuno
新着
シリーズ最新作(?)の「検事の信義」から1,2,3と読み継いだ。その中で本作、それも「死命」二部作が一番面白かった。じわじわと堀を埋めて来る圧力。大丈夫だろうと思ってはいるがハラハラする展開だった。上層部はこの後どういう処遇を佐方に与えたのか。「検事の信義」読んだのも随分前でなのでほぼ不明。早々に読み直さなければ。図書館本だけど。
0255文字
勇者よしっけ
新着
相変わらずあっという間の読了。この1冊も期待通り面白かった。佐方の父、陽世から息子の貞人が、世代を越えた恩義を繋ぐ。家族それぞれの想いが、読み手の涙を誘う。死命作品は、少女の真実を地検トップ、議員にも、揺るがず『まっとうに罪を裁く』。
0255文字
hiro
新着
中毒性のある内容で一気読み。このシリーズが面白くて仕方ない。この勢いのまま続編読みます。
0255文字
スターリーナイト
新着
2024-22
0255文字
たつや
新着
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
0255文字
つちのこ
新着
佐方さん有能。たぶん大丈夫なのを前提で読めるので安心感があるが、ただの勧善懲悪でないのがこのシリーズのよいところ。とても静かで、でも強い信念を感じる。
0255文字
HIRO
新着
このシリーズ、本当に好きです。 父の真実、痴漢は冤罪か?、読み応えがありました。
0255文字
笹森 雅弘
新着
久々に読み切りました。ドラマ観たことなくて、上川隆也が佐方を演じているとか。今回は、後半の長編?中編の井原弁護士は、片岡愛之助を想像したのは、キングダムを8月に観たらかかな?引き込まれて読んじゃいました。ファンなのに、今頃読むとは…。
0255文字
みどりむし
新着
佐方が有能すぎて安心して読める。アンパンマンのような安心感。検察官側の秋霜烈日に恥じない正義感も凄いけど、個人的MVPは7,000円のライブチケットを無駄にしてまで痴漢を告発した玲奈ちゃんだなぁ。高校生の7,000円なんて大金だし何ヶ月もバイトして頑張って貯めたのに、ダメなものはダメと言える正義感に惚れる。私ならライブの為に我慢して言い出せないかもしれない。
0255文字
YH
新着
臥龍梅、飲んでみたい。痴漢事件は佐方達検察チームも南波達警察チームも上からの圧力に屈せず、権力者の姻戚を裁く姿にカタルシスを感じた。
0255文字
Walhalla
新着
シリーズ3作目です。2話目の『業をおろす』が、前作の続きとなっていましたが、完結話としてはとても良かったです。胸が熱くなりますね。このシリーズ作品の良さがよく表れていたと思います。3話目からは佐方さんの真骨頂ですが、「罪はまっとうに裁かれるべき」と、相手が誰であっても決して芯がぶれない様子が格好いいですね。次も楽しみです。
0255文字
かさお
新着
人里離れた山奥の岩から滲み出る清水で顔を洗ったような気分。「心を掬う」の福村監察官、またひとり素敵な方が増えた。「業をおろす」手のひらの皮膚の中に残ってた子供の頃の鉛筆の芯がやっと取れた気分。誰もが苦しんでた、特に親としては堪らない。人を救う時の波紋で追い出され傷つく人もいたのだ。全てを掬ってくれてありがとう、英心さん、そして「検事の死命」いい。すごくいい。大好き、こういう全員集合的なの。南場さん、激アツ😭全ての出会いに意味があり、交わり、離れ、また集う。権力に屈しない男達のドラマに胸が高鳴った。
かさお

ポプラさん✨😳なんと😳そういう事もありますよね、私も読メ始めた5年前以降についてはレビュー無しです😁✨

04/22 19:46
ポプラ並木

かさおさん、自分は数年前読メをいったんやめたのですが、それまでの感想を別サイトにコピッペしておきました。今では別サイトとの二刀流です。世界の大谷のように頑張ります(^^♪

04/23 07:02
3件のコメントを全て見る
0255文字
KAT
新着
ネタバレ佐方シリーズ3作目。そんな昔でもないけれど、スマホもインターネットも普及する前の話で何だか新鮮。どれも勧善懲悪のストーリーでスッキリ。『心を掬う』手紙=人の思い。佐方の優しさ全開な話。『業をおろす』住職のおかげで真相が知られることに。職業倫理と正義の間で自らを裁いた。13回忌、この世で背負った業は消えた。めでたしめでたしな結末。『死命を賭ける』『死命を決する』“俺たちが権力に屈したらどうなる、世の中は、何を信じればいい?”佐方たち現場組は赤レンガ派の圧力に屈しない。“罪はまっとうに裁かれなければならない”
0255文字
プリン
新着
《佐方シリーズ3作目》4作からなる連作短編集「心掬う」は汚れ仕事に臆することもなく自ら挑む佐方の行動に驚き。「業をおろす」は「検事の本懐」で語られた罪の実刑を自ら進んで受け入れた佐方の父の行動の謎が解き明かされ真っ直ぐに人生に向き合う父の姿に心うたれた。「死命を賭ける」の痴漢事件は検察トップを敵に回しても真実を貫き「死命を決する」での見事な法廷劇。上司からの圧力にも屈せずどこまでも真実を追及する姿勢。痴漢にあった少女を信じる心と正義を貫く佐方の揺るぎない行動に心うたれた。シリーズ4作目にいきます。
かなえ

プリンさん、共読しました😊📚「死命を賭ける」「死命を決する」では佐方とは正反対の依頼人の利益だけを考える敏腕弁護士の登場で、より佐方の揺るぎない正義感が強く表現されていました。とてもかっこよかったです✨私も「罪は全うに裁かれなければならない」の佐方の信念に心を動かされました❣️

04/19 18:47
プリン

かなえさん、共読嬉しいです📚️🙆佐方の正義感に圧倒され名言もたくさんあり、楽しめたことを思い出します✨読み応えあるシリーズですよね😊シリーズ4作目も変わらぬ佐方を楽しめると思います🎵先を早く読みたいけれど読み終わってしまうことが勿体なく感じたことを思い出します📚️✨

04/19 20:41
5件のコメントを全て見る
0255文字
okada-y
新着
面白かった。
0255文字
ほたてん
新着
ネタバレ佐方シリーズ第3巻。 何故実刑をすすんで受けたのか、前巻の続編でもある獄死した父の核心を描いた「業をおろす」含めた全四話を収録。 面白いのに共感、推したい人物がいないのは何故だろう? そろそろ短編ではなく長編を読んでみたい。
0255文字
ばくちく
新着
短編4話からなる1冊で1話目はアンソロジー短編集「しあわせなミステリー」にも収録されていた話と2話目の「業をおろす」は前作の検事の本懐の完結編。3.4話目がタイトル名である検事の死命の物語。「業をおろす」は号泣必至の家族の絆の物語。死命の方は、最後にスカッとする法廷ミステリーでした。これだから柚月さん大好きです!
0255文字
Bフォレスト
新着
ネタバレ4編ともに良かったが、特に『業をおろす』はとても良い作品だと思う。佐方の父が巻き込まれた横領事件の解決編であり、その事件に関わった全ての人が救われたのが何よりだ。 この作品をはじめとして柚月作品の温かさを感じつつストーリーにも深みがあるので惹かれてしまう。無口だけど信念をもって人に向き合う佐方が魅力的であり、続編も期待したい。
0255文字
はやか
新着
佐方貞人3作目。最初の「心を掬う」から涙。皺くちゃのお札なんて、金額以上の重みがある。でも浄化槽を浚うなんてなかなかできることじゃない。「業をおろす」やっぱり「本懐を知る」から読んで正解だった!扉に注意書をありがとう、編集部さん。私もこのままじゃ不憫すぎると思ってた。「使命を決する」痴漢事件は冤罪か、それとも?権力に屈せず、まっとうに裁く。そうでないと一般市民が救われない。せめて法律だけは、裁判だけは万人にとって公平であってほしい。
0255文字
まっと
新着
佐方貞人シリーズ第3弾。前作「検事の本懐」の中の「本懐を知る」の続編「業をおろす」を含む全4話。中でも「死命を決する」は読み応えのある作品だった。日々回ってくる夥しい数の事案の中から痴漢事件になぜか食いつく佐方。被疑者と被害者への世間的な捉え方に惑わされず周囲の妨害に動じることなく真実を追求し、「真っ当に裁く」ことだけを目指す。佐方の信念を貫く姿と併行して彼を支える増田事務官の目線で語られる葛藤もいいアクセント。周辺人物達の真っ直ぐさに魅力を感じ進むとラストで待っていたのはドンでん返しだった。次も楽しみ。
0255文字
yomineko@ヴィタリにゃん
新着
ヤバイ💕佐方検事が好き過ぎる💕父親の陽世さんのまた違う理由も明かされる。負けが決まっている様な痴漢犯罪の強力な弁護士の壁をどうやって崩すのかとハラハラしながら読んだ。罪はまっとうに裁かれるべき。なのに世の中には殺人を犯しても罰せられず、罪を犯していないのに罰せられる人達が多過ぎる。佐方検事の様な人だけが検事になってほしいと願いながら読んだ。続きは単行本になるでしょうか。文庫は結構予約が入っています。柚木裕子先生🙌🙌🙌
yomineko@ヴィタリにゃん

ですよね~~~💕私達の愛の力でやめさせてしまいましょう!!!

07/30 07:01
ポロン

🥰🤣

07/30 07:08
7件のコメントを全て見る
0255文字
scarecrow
新着
ネタバレ地元有力者の関係者である男の痴漢容疑に関しての物語である。国会議員からも暗に不起訴にするようにと圧力がかかるが、使命感に燃えた佐方検事はそれをはねのけ、見事に有罪に持ち込む。だが、作中で井原弁護士が言っていたように、忖度せずに正義感だけで突っ走っていると、足下をすくわれるだろう。今回は佐方検事に運が味方したが、(というより、物語としてはご都合主義的だが)こんな戦い方でいると、すぐに飛ばされるだろう。正義を貫くことで、正義を全うできなくなる。佐方検事の父親も別の意味でその狭間で苦しんでいた。清濁併せ持たねば
0255文字
flounder2
新着
ネタバレ佐方貞人シリーズ3作目。 ①普通郵便のご祝儀を狙う郵便物紛失事件「心を掬う」②検事の本懐のその後。貞人の父:陽世が実刑を受けた理由「業をおろす」③④電車内の痴漢事件、地元の有力者VS補導歴のある母子家庭の女子高生「死命を賭ける(刑事部編)」「死命を決する(公判部編)」 罪をまっとうに裁かれなければならない、という正義を持つので、安心して読める。 2022-148
0255文字
ちょこまーぶる
新着
読後はスッキリとした一冊でした。今回もまた佐方検事の正義感に燃えて、真実を追求していく姿にページを捲るスピードが速かったですね。また、今回は佐方検事の父親の弁護士としての生き方や彼の心の柱が形成された過程を垣間見ることができた事が嬉しかったです。そして、名士・議員・地検のトップまでも敵に回し、その圧力にも決して屈することなく真実を追求していく彼の正義感には頭を下げたい思いもしますが、自分にはここまで出来ず、途中で妥協してしまうんだろうな~と強く思ってしまいました。60歳になっても強くなりたいですね。
0255文字
ドリル
新着
★★★★
0255文字
nonchi
新着
佐方シリーズ。4編。ラスト2編は痴漢容疑者となるが否認を続ける地元有力者の娘婿を追いつめる。
0255文字
りりあん
新着
ネタバレ☆☆☆☆☆ このシリーズ、どのお話も面白い。 佐方さんのお父さんの真実が皆に共有された。 本人の意志は尊いが家族に負担かけるのは違うと思う。
0255文字
Yosuke  Nishimoto
新着
シリーズ化してどれも傑作とはいかないもの。駄作ではないが、感動が少ない。
0255文字
gonta19
新着
ネタバレ2017/9/14 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 絶版本を発見出来て良かった(購入当時)。 2022/3/6〜3/12 約1年半ぶりの柚月作品。久しぶりであるが、佐方のキャラが立っているのですぐに作品世界に入り込める。「心を掬う」、「業をおろす」、「死命を賭ける」、「死命を決する」の4編。どの作品も素晴らしいが、佐方の父の死の謎を書いた「業をおろす」が一番か。とはいえ、佐方の検事としての矜恃をかいた「死命」の連続2編は、息詰まる法廷闘争が読み応え満点。
gonta19

いやあ、どれも優劣つけがたい素晴らしい作品集であった。

03/12 15:48
0255文字
みやこ
新着
一方を守る為に胸の内に封じてしまった真実は、その真実を知らされなかったが故にもう一方をひどく傷つける。陽世の両親が長年抱えてきた気持ちを思うと本当にやるせない。和尚の選択は英断。犯した罪をまっとうに裁くために、個々の話に耳を傾け、事実を一つ一つ拾い集めて検証していく佐方の姿勢は検事としてゆるぎなく、どこまでも正しい。だからこそ、後に彼が何を思って弁護士に転身したのか。辞める理由となった検察庁内の不祥事の処理と彼がどう対峙したのか。とても気になって仕方がない。いずれ明かしてくれることを期待しつつ、次巻へ。→
みやこ

4作目を読むために既刊3冊を再読。1作目は内容を鮮明に覚えていて、2作目、3作目とだんだん記憶が薄れていく……と言う現象が、私の中で起きていました(笑)

01/29 01:05
0255文字
みのかさご
新着
検事の本懐読んだ後で良かった。こっちから読んだら、分からなかったこともあると思う。おもしろかった。続きも読みたい。人間ドラマと裁判ものが合わさった良い作品。
0255文字
さみ
新着
刑事ではなく検事が主人公という珍しい小説。検事もこんなに現場で捜査するんだな~と思いましたが、フィクションだからかな。痴漢事件の裁判は、これまた珍しい証人尋問・証拠品で裁判中にどんでん返しが連続して、とても面白かったです。シリーズの他作品も読んでみます。
0255文字
まっつん
新着
短編で読み易かったです。父の話では、やっぱり親子だなと思う。法津に真面目に向きあっている姿が同じだ。検事と弁護士で役割が違うので、弁護士の方が矛盾がでてくるのだろうな。他の話も面白かったです。最後はスカッとする判決でした。罪の大小でなく、まっとうに罪を裁かせる。
0255文字
ko-sight
新着
順番通りではなかったが、シリーズ4巻を読んだ。どの巻も正義・信念を考えさせられた。それにと人としての倫理を守ることも。
0255文字
かいちゃん
新着
1年半あけての佐方シリーズ3冊目。佐方かっこいいわぁ。裁判のシーンはドキドキしました。
0255文字
全643件中 1-40 件を表示
検事の死命 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)評価92感想・レビュー643