形式:単行本
出版社:河出書房新社
うわぁ、もうこの辺でアップアップです。次は宇治十条ですね。💖
「宇治十帖」ゆっくりしっかり読みたいと思います。角田光代さんの訳は、私にはとても良くて、作者の心の声などには思わず笑ってしまいます😆
相手をろくに見ていない柏木と夕霧の心理と行動は〈恋愛〉とは言えるだろうか?〈色欲をあはれに思って何とかしてくれ〉と言う〈あはれ〉の強要だろう。女の方はそれに応えても応えなくても評判を落とすらしい。評判のほかの規範はないのだろうか?紫の上の出家に際し仏教思想が出てくるが登場人物の普段の行動に内面化されていないので唐突な印象。落葉の宮、女三の宮と玉鬘は好きでもない男と通じることになるが、それは手引きする女房がいるから。何故もっとまともな人間を雇わないだろうか?この辺の緩さが鄙びていて不思議など。
上巻は疑問と不審で頭がいっぱいになりながら読んだが、この中巻は奥山景布子さんの『フェミニスト紫式部の生活と意見』に助けられた。現代の無知な読者の素朴な疑問に答えてくれる研究者がいるのは、本当にありがたい。
これが3冊揃ってる本棚はそれだけでめちゃくちゃカッコいいと思いますよ。俺は買ってないから、せめて読んだという実績だけは身に付けたいと思います。
あ。なでぃさんに返してない。失礼。もうね、ほんとそれ。何言ってやがるって唖然としちゃうよ。しかもなよなよしいし。こいつらの恨み言も嫌いすぎる。
よいことを教わりました^^ 大昔、田辺聖子の意訳版みたいのを読んだきりなのでいつか頑張りたいです。
田辺聖子訳も読みやすくて、かつ訳者らしいアレンジがしてあるので好きです。
紫式部、光と紫を称えすぎじゃない?うるさかったよ(笑)。普段女性の顔が見えないってシステムが男を余計バカにするんじゃないかね。この時代に生きるなら高い身分と強いメンタルは必須だね。
honさん、称えすぎでしたね。光源氏は結局紫が最愛の人だったんだなとほろっとしちゃいましたけど。出会いの少ない時代なので、なんとなくテキトーに結ばれちゃうのかな。高い身分は必須ですね。何はなくとも親の力。あと、気の利いた文を詠む才能。打たれ強く、マメな光源氏はメンタル最強だと思われます。
「光源氏物語」は見事に完結したわけだが、下巻は読む必要があるのか?普通の作家だったらここで筆を置くだろう。https://note.com/aoyadokari/n/n59f385aa29cd
人間らしいけどもね・・・。光に感情移入できたのかー(「君」を付ける気も起きない(笑))。でも雲隠はオシャレだよね。タイトルも良いし。
えぇ!光君いいじゃないですかー。
ちゃちゃさん、こんばんは。中巻は物語も佳境に入り、読み応えがありましたね。栄華を極めた光源氏の終焉、柏木と女三宮の苦悶、紫の上の孤独と憂愁のうちの死など無常感や諦念がしみじみと胸に迫る情趣深い巻だったと思います。いよいよ舞台は宇治ですね。浮舟を取り巻く登場人物たちの心理描写が面白く、紫式部の人間洞察の深さが感じられると思います。ちゃちゃさんが宇治十帖をどのように読まれるか楽しみにしていますね(^^)
都わすれさん、おはようございます。政治的な挫折はあったものの光君が栄華を手中に収めてゆく上巻とは異なり、登場人物がそれぞれの我執や罪業に苦しむ中巻は、しみじみと味わい深く無常の世を感じさせて読み応えがありました。今は早く下巻の宇治十帖を読みたいと思いつつ、逸る気持ちを抑えて6月に読む予定をしています。登場人物の心情に寄り添う読書ができる角田訳に感謝です。都わすれさんにも温かく見守っていただいているようで、とても励みになります。ありがとうございます。
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