形式:ライトノベル
出版社:KADOKAWA
「そういえば初めて『あの人』と出会ったのも、あの交差点だったかしら」食蜂操祈が初めて上条当麻と遭遇したのは、数多の魔道書を司る白いシスターが魔術の世界から逃げ出し空から振ってくる、ずっと前のことだった。今でも、食蜂操祈は覚えている。ツンツン頭の少年との想い出を。はじめは、新手のナンパかと思った。ある時は、水着を見られた。ある時は、バッグで頭をぶん殴った。ある時は、間接キスを経験させられた。そして、最後に――。命を救われた。それは、彼女の人生の中でも、一、二を争う『幸せな時代』。精神系最強の能力者『心理掌握(メンタルアウト)』の、大切な『記憶』だった。食蜂操祈の過去を紐解く物語が、今始まる。
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